藍子「せーの」
「「こんばんはー」」
元スレ
高森藍子のゆるふわラジオ 小日向家
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あやめ速報の姉妹サイト。 本家でまとめていないジャンルのSSをまとめます。 主なジャンル(予定):「アイドルマスター」シリーズ,「ラブライブ!」,「アイカツ!」
藍子「せーの」
「「こんばんはー」」
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高森藍子のゆるふわラジオ 小日向家
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藍子「『高森藍子のゆるふわラジオ』のお時間です」
藍子「みなさん、こんにちは。高森藍子です」
藍子「今週も『ゆるふわラジオ』のお時間がやってきました」
藍子「今日もゲストが二人来てくれました」
藍子「それでは早速始めていきましょう。この二人です!」
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高森藍子のゆるふわラジオ☆(スター)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469374373/
「おっはよーあーちゃん!」
「おはようございます!!!! いい天気ですね! 藍子ちゃん!」
「おはよう。未央ちゃん、茜ちゃん」
全員が夏休みに入って最初の日。私達は朝から事務所に集まっていた。
場所は私がいつも居るところと違って、今日は未央ちゃんの部署。
「おう、揃ったか。おはようさん」
「おはよ、ヤーさん!」
「おはようございます!!」
「おはようございます」
私が来てすぐにドアが開いて、厳つい男性が入ってきた。
真黒なスーツを着て、スキンヘッドにサングラス。名前は原里司。通称ヤーさん。
この人が未央ちゃんのプロデューサーにして、CGプロのパッション部門担当だ。
このあだ名は最初はどうかと思ったけど……原さんは本人曰く「ワイングラス片手に脚組んでるような女と一緒にされてたまるか」という理由で却下。
名前呼びもモ○スターボ○ルを持っていそうだから駄目らしい。
他の呼び方に比べたらこっちのほうがマシだからということで、ヤーさん呼びに落ち着いている。
「今日はなにがあるの?」
「ポジパの夏の予定だ」
「えーなにそれ私リーダーなのに聞いてない!」
「大したことじゃねぇからいいんだよ」
「そっかー、んじゃいいや」
ヤーさんが未央ちゃんとやり取りをしながら、私達の正面のソファにどかっと座り込んだ。
「さて、お前達の夏の予定だが……」
未央ちゃんと茜ちゃんが身を乗り出して――
「新曲と学園祭。以上」
「「……へ?」」
簡潔に告げられた内容に、肩透かしを食らったような反応になった。
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藍子「Summer days rhapsody」
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「おはようござい、まー……す」
とある冬の日。
ドアを開けながら元気よく挨拶をして……その声は段々萎んでいった。
ゆっくりと中に入って、静かにドアを閉める。
「すぅ……………………」
今日はそれなりに早く来たつもりだったけど、美穂ちゃんのほうが早かったらしい。
ドアの方を向いてソファに座って、熊のぬいぐるみを抱きしめながら眠っていた。
私が近づいて向かいのソファに座っても起きる気配はない。
「美穂ちゃんの寝顔、久々に見たなぁ……そうだ」
音を立てないようにバッグの中に手を入れる。
お目当ての赤いカメラは取り出しやすい場所にしまってあるから、すぐに見つかった。
「はい、美穂ちゃん。起きないでくださいねー……」
パシャ、と静かな部屋にシャッター音が響いた。
「…………ふみゅ」
これくらいでは起きないみたい。
「それじゃあ、もう一枚――」
「おはようございます♪」
写真を撮ろうとしたところで、ドアの開く音と共に明るい声が聞こえた。
「んぅ……」
「ちょ……卯月ちゃん」
少し身じろぎをする美穂ちゃんを見て、勢いよく振り向いてしまった。
「どうかしたの? 藍子ちゃん?」
そのまま無言で後ろを指差す。
「あっ、美穂ちゃんがお昼寝中だったんですね。ふふっ、かわいいです♪」
卯月ちゃんがそのままそっと歩いて近寄ってきた。
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藍子「ある日の昼下がり」
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三月半ば。
都内のある会議室は、いつもよりたくさんの人で埋まっていた。
「本日はお集まりいただきありがとうございます」
私が話し始めると、一斉にフラッシュが焚かれた。
今まで経験したことがないくらいの量で、かなり眩しい。
隣にいるプロデューサーさんと社長は目を開けているのも少し辛いようだ。
「重要な発表があるとお話していましたが……」
知っているのは、プロダクションの上層部と、凛ちゃんと未央ちゃんくらい。
たぶん、すっごく驚かれるんじゃないかな。
だってその内容は――
「私、島村卯月は半年後に行われるドームライブで、結婚を期に引退します」
年明けの仕事も終わって、高校は始まったけど慌しさは落ち着いてきた頃。
以前から話していた旅行の打ち合わせをするということで、芽衣子さんの部屋に来ていた。
座卓の上には色々な雑誌が積まれていて、その向こうでは芽衣子さんが目を輝かせてそわそわしている。
「それじゃあいくよっ!」
緑茶の入ったコップをテーブルに戻したとき、待ちきれないといった様子で芽衣子さんが話し始める。
「旅行計画ぅ――――!」
「……?」
右手を突き上げての宣言に、反応ができなかった。
「も~、藍子ちゃん?」
「……あっ、ごめんなさい」
「じゃあもう一回! せーのっ――」
「「旅行計画っ!」」
上げた右手でハイタッチ。
腕を組んで満足そうに頷く芽衣子さんを見れたから、これが何なのかは深く考えてはいけない。
パッションではよくあること。たぶんきっとそのはず。
「よーし、まずは大まかな方向から決めてこっか!」
みく「……ねぇ、どこまでついてくるの?」
志希「ん~? お家まで?」
みく「志希チャンの部屋は階が違うでしょ。じゃあまた明日ね」ガチャ
志希「お邪魔しまーす♪」バタン
みく「…………」
志希「あれ? 間違えた? じゃあ、ただいま~♪」
みく「なんで、みくの、部屋の、玄関に、入って来るにゃあああああああ!?」
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みく「大きなネコに懐かれた」
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続きを読む1 : ◆8dLnQgHb2qlg - 2016/03/09 19:59:04.19 suuQ1k0v0 1/49
以前書いたものの続きになります。
菜々「怠け者のお姫様」
http://ayame2nd.blog.jp/archives/1878267.html
「杏ちゃん! まって! まってよ!」
「ん? ごめんね、きらり」
道を歩く小さな子供達を眺めていて、これは夢なんだと気づいた。
「杏ちゃんは速すぎだよ!」
「あー、気づかなかったよ。次から気をつける」
私がまだ北海道にいた頃。
まだうさぎのぬいぐるみが綺麗だった頃。
「お願いだよ? 杏ちゃんはほんとうに……あっ」
「どうしたのきらり? ……あれって、アイドル?」
うさぎを抱いた女の子と、鞄や服にかわいい飾りを少しだけつけた女の子がビルのモニターを見上げた。
「ふーん、まぁいいんじゃない? でも疲れそう」
「またそんな事言って。ダメだよ?」
「はいはい、わかったよ。きらりはアイドルが好きなの?」
偉そうな物言いに笑ってしまう。
あの頃の私は自分が天才だと本気で思っていて、事実運動でも勉強でも負けたことはなかったけど、所詮は十で神童十五で才子二十過ぎれば只の人。
早々に並ばれ、追い抜かれ、いつしか追いかけることも嫌になるくらいの差ができていた。
残った才能は頭の回転だけ。結局、やればできるのにやらない子って言われるようになったっけ。
「だって、とってもかわいいんだよ!」
「……へぇ。確かに、きらりがそこまで言うからにはいいものかもね」
「ふふふ、今度いっぱい見せてあげる」
「え、それは……はぁ、わかったから。今度ね」
「えへへ、ありがと!」
これは本当に小さかった頃の、昔の話。
私の隣で笑ってたこの子は、今はどうしているんだろうか。
……………
………
…
周子「んー、甘味が足りないかったるーい」
ありす「またごろごろしてお菓子食べてるんですか? 太りますよ?」
周子「ん? ああ、これ? だいじょーぶ、消費してるのあたしのカロリーだしプラマイ0、むしろマイナス。ほら」
ありす「……手品ですか? いきなり手のひらに和菓子が……」
周子「魔法だよまほー。ま・ほ・う」
ありす「信じられません。非科学的です」
周子「いや、魔法が科学なわけないっしょ」