1 : VIPに... - 2014/11/26 00:47:41.93 WTKGlcoB0 1/75

「知ってるんだよ、あいつらは人の目を盗んでは俺の私物で何かしてることを」

「小物ならまだいい。どうして俺は今年になってスーツを何着も紛失してるんだろう」

「下手すりゃ用意してきた弁当すら箱ごと持っていきやがる。俺の昼飯を何だと思ってるんだ」

「この鬱憤を晴らすには俺もあいつらのようにあいつらの物で何かするしかない!」

「というわけで、まずは>>2のバッグから漁ってみよう」

元スレ
モバP「俺もアイドルの持ち物を物色したい」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1416930451/

2 : VIPに... - 2014/11/26 00:48:18.99 TbJJGL5jO 2/75

しぶりん

5 : VIPに... - 2014/11/26 00:54:01.94 WTKGlcoB0 3/75

「まずは凛のバッグからだな。思えばこの仕事を始めてからすぐに少しずつ物が減っていった」

「当然付き合いの長いアイドルを疑わざるをえない。なんということでしょう」

「すまんな凛、俺が一矢報いるためにもお前の物は俺の物だ!」

「どれどれ……」ゴソゴソ

「こ、これは――」

「>>6じゃないか!」

6 : VIPに... - 2014/11/26 00:54:44.96 TbJJGL5jO 4/75

Pのパンツ

9 : VIPに... - 2014/11/26 01:02:05.81 WTKGlcoB0 5/75

「どうしてなくしたと思っていた俺のパンツが……凛のバッグに……」

「くそっ、いきなり犯人を一人特定してしまったが仕方ない。もとより俺の物だ、返してもらおう」

 Pは 自分のパンツを 取り戻した!

「凛はどこでどうやって俺のパンツなんかを入手したんだ? いや、考えるのはやめよう。知りたくない」

「うーん、これじゃあマイナスがゼロにしかなってないな。次行ってみようか」

「>>10のバッグを漁るぞ!」

11 : VIPに... - 2014/11/26 01:02:37.15 HDRJ6NIf0 6/75

しゅーこ

12 : VIPに... - 2014/11/26 01:06:36.01 WTKGlcoB0 7/75

「周子に決めた。あいつどんな物持ち歩いてるんだろう」

「下手するとまた俺の私物が出てくる可能性あるんだよな……いきなり当たり引いたせいで漁るのが怖い」

「でも周子なら面白いものが出てくるかもしれないし、やってみよう」

「ふーむ……」ゴソゴソ

「こ、これは――」

「>>13じゃないか!」

13 : VIPに... - 2014/11/26 01:07:52.49 QbPYshmxo 8/75

モバPのぱんつ

17 : VIPに... - 2014/11/26 01:17:56.66 WTKGlcoB0 9/75

「また俺のパンツかよ! どうして持ち歩いてるんだよ! どこから持ってきたんだよ!」

「くっ、だんだん家の戸締まりが気になってきた……! 帰ったら大家さんに相談するとして」

 Pは 2枚目の自分のパンツを 取り戻した!

「自分の物を取り返してばかりで何一つやり返せてないな……」

「もっとこう、大人しそうなアイドルのバッグに照準を定めるか? 完全に濡れ衣になりそうで申し訳ないが」

「次は>>18のにしてみるか」

19 : VIPに... - 2014/11/26 01:18:45.58 YhpiFmb2O 10/75

ふじとも

20 : VIPに... - 2014/11/26 01:25:45.13 WTKGlcoB0 11/75

「朋かー。あいつの趣味が占いだけあってどんなものが出てくるか期待できそうだ」

「そろそろ俺は一矢報いたい、頼んだぞ朋!」

「……とかいいながらまた俺の物出てきたらと思うと、うーん。さすがに?」

「さてさて……」ゴソゴソ

「こ、これは――」

「>>21じゃないか!」

21 : VIPに... - 2014/11/26 01:25:59.85 xdEzalX1O 12/75

Pの全裸盗撮写真

24 : VIPに... - 2014/11/26 01:34:33.73 WTKGlcoB0 13/75

「お、俺の全裸写真……だと……?」

「どこだ、これをどこで撮った! むしろなぜ撮った!?」

 Pは 自分の全裸を盗撮された写真を 修繕不可能なまでに破り捨てた!

「教えてくれ朋。お前はこんなものを持ち歩いてどんな運勢を良くしようとしてたんだ、そもそも占いとか関係ないのか……?」

「怖い。担当アイドルが怖い。でもここで逃げたら負けだ。次いこう」

「>>25のバッグなら大丈夫かな」

25 : VIPに... - 2014/11/26 01:35:15.30 HEO8h8e4O 14/75

輝子

28 : VIPに... - 2014/11/26 01:40:52.84 WTKGlcoB0 15/75

「輝子ならまあ、キノコ関連以外に変な物は持ってなさそうだな」

「ほんの数分前ならさあどうしてやろうか意気揚々と手を突っ込むところなんだが、期待して裏切られ続けてるからな……」

「いやーでも輝子だぞ? 今度こそ何とか一矢報えるんじゃないか?」

「ほうほう……」ゴソゴソ

「こ、これは――」

「>>29じゃないか!」

29 : VIPに... - 2014/11/26 01:41:13.52 NWLXwZ4zo 16/75

Pの署名・押印済み(にしか見えない)婚姻届

34 : VIPに... - 2014/11/26 01:52:17.23 WTKGlcoB0 17/75

「書いた覚えのない俺のサインと判入り婚姻届、か」

「……輝子。悪かった、お前もいっぱしの女の子だったんだな」

 Pは 偽造された婚姻届を そっと丸めて懐にしまった!

「好意は嬉しい、トモダチの域を二段も三段も飛び越えてるが気持ちだけ受け取っておこう」

「しかしこの調子じゃまた偽造されそうだから、輝子が16歳を迎える前日にまた没収するとしよう。今度は許さんがな!」

「ふぅ、なんだかやり返した気になれない……今度こそ、>>35こそ!」

36 : VIPに... - 2014/11/26 01:52:24.18 fCmtL2/SO 18/75

よしのん、

38 : VIPに... - 2014/11/26 01:59:02.09 WTKGlcoB0 19/75

「芳乃……うん、比較的付き合いも短いしそんなにアクティブなことはしてない、よな?」

「んー、でも不思議度数でいえばトップクラスだから何が飛び出てくるやら」

「っていかんいかん、さっきからこの場にいない相手に気圧されてるぞ。俺は復讐しに来てるんだからもっと横柄にいくか」

「ではでは……」ゴソゴソ

「こ、これは――」

「>>39じゃないか!」

39 : VIPに... - 2014/11/26 02:00:48.65 pRo7kkeK0 20/75

法螺貝

44 : VIPに... - 2014/11/26 02:07:20.74 WTKGlcoB0 21/75

「法螺貝……」

「あれっ、なんだろう目から潮水が……。きっと法螺貝のせいだな、こんなもの持ち歩いてる意味もわからないけど全然ありだな!」

「もちろん吹くしかないだろ。放課後にひと気のない教室で好きな子のリコーダーを舐める、みたいなシチュエーションであれだが」

「……」ブオオォォォー

 ガラッ

(!? まずい、誰か来た!)

 >>45が あらわれた!

45 : VIPに... - 2014/11/26 02:07:41.57 11jJD7q8O 22/75

飛鳥

47 : VIPに... - 2014/11/26 02:19:55.23 WTKGlcoB0 23/75

飛鳥「……P?」

「あ、飛鳥、か。どうしたんだよ、まだレッスンしてる頃だろう?」

飛鳥「少し気分が優れなくて、仮眠室で休ませてもらおうとしていたところに法螺貝の音色を聴けばそりゃあ、ね」

「……」

飛鳥「見たところその法螺貝は――いや、法螺貝なんて持っているのは一人しかいない。そんなものをキミは陰でこっそりと、ふぅん」

「すまん、ここで見たことは黙っててくれないか。俺にはまだやるべきことが……!」

飛鳥「別に構わないけど、もちろん無料とは言わないよね?」

「わかってるよ。……何が望みだ?」

飛鳥「>>48、かな」

48 : VIPに... - 2014/11/26 02:20:36.88 xvJYBPaGO 24/75

間接キスなんかより、ボクとキスしてみない?

49 : VIPに... - 2014/11/26 02:34:04.01 WTKGlcoB0 25/75

「今、なんて?」

飛鳥「だから、そんなので満足してないでボクとキスしようよ。そうしたら黙っててあげてもいいけど」

「背に腹はかえられないな……でも本当にそれでいいのか?」

飛鳥「あぁ、こんなこと冗談で言わない。それで、どうするんだい?」

「わかった、するよ。他に誰も来ないうちに早く、ほらっ」

飛鳥「ふふっ、賢明な判断だね。些かロマンには欠けるが、今だけはキミを独り占めさせてもらうとしよう――」

50 : VIPに... - 2014/11/26 02:41:16.92 WTKGlcoB0 26/75

「――あー、なんかいろんなものを吸い尽くされた気分だ……今時の中二って怖い」

「口を封じて口封じとはこれいかにって感じだが、俺はまだ引き下がらないぞ!」

「とりあえずこれは貰っておくとしよう」

 Pは 芳乃の法螺貝を 手に入れた!

「さあ、気を取り直して次は>>51のバッグを漁ってみよう」

51 : VIPに... - 2014/11/26 02:42:17.84 8p/UDLv5o 27/75

森久保

56 : VIPに... - 2014/11/26 23:25:05.35 WTKGlcoB0 28/75

「乃々は普段何を持ち歩いてるんだろう。少女漫画とかか?」

「案外見てはいけない何かを隠すように持ってたりしてな、ははは」

「……。既に見なければよかったものの方が多く見つかってるんだよなあ」

「さあさあ……」ゴソゴソ

「こ、これは――」

「>>57じゃないか!」

57 : VIPに... - 2014/11/26 23:25:56.78 um+5J5tdo 29/75

かなり過激な少女漫画

58 : VIPに... - 2014/11/26 23:39:18.95 WTKGlcoB0 30/75

「エロ本かと思ったら一応これ少女漫画なのか……」

「え、これほんとうに18禁とかじゃなく? マジで? こんなの読んでたらそりゃー同年代の男子よりよっぽど耳年増になるよなあ」

「せっかくだから後学のためにも読んでみよう。内容によってはこれをネタに乃々をいじり倒してやる」

「……」ペラッ

 ガラッ

(はっ、誰かの気配がする!?)

 >>59が あらわれた!

59 : VIPに... - 2014/11/26 23:40:36.12 UlTjEX7AO 31/75

ほたる

61 : VIPに... - 2014/11/26 23:55:57.65 WTKGlcoB0 32/75

ほたる「Pさん?」

「ほたるか、ど、どうしたんだ?」

ほたる「タオルを忘れてしまったので取りに来たのですが……」

「そうなんだ。じゃあ俺はこれで」

ほたる「あ、あの……それ」

「ん? な、なにかな?」

ほたる「少女漫画、ですよね。どうしてPさんがこんなところで……?」

(くそっ、逃げられなかった。しかしほたるも知ってるのか、まさかこれ中学生に流行ってたりしてないだろうな?)

「これはだな――そう、>>62なんだ!」

62 : VIPに... - 2014/11/26 23:58:55.95 mvKUXo2oo 33/75

落し物

64 : VIPに... - 2014/11/27 00:19:29.91 FsmCyN810 34/75

ほたる「おとしもの?」

「そう、落し物。たまたま落ちていた物が漫画だったから、つい中身がどんなものかを確認したくなってな。なんかおかしいか?」

ほたる「いえ、そうだったのならいいんです。……その」

「ん?」

ほたる「私は読んだことないから詳しくはわかりませんが、男子が集まってこっそり読んでるのを見かけたことがあったので……」

(完全にエロ本扱いじゃねーか!)

ほたる「そんなに……凄いんですか?」

「まあ……凄かったな」

ほたる「……」

(……例えるなら家族と一緒に映画を鑑賞してたらHシーンが流れてきた時のような気まずさだ)

ほたる「落とし主、見つかるといいですね。お手伝いしたいけど私が関わると見つからなくなりそうですし……」

「お、おう。気持ちだけ受け取っておくよ。タオル取りにきたんだろ? もう戻ったらどうだ?」

ほたる「はい、それでは行ってきますね」

65 : VIPに... - 2014/11/27 00:25:13.44 FsmCyN810 35/75

「ふぅ、何とかごまかせたか?」

「しかしまあ、こんなのが中学生の手に渡るような世の中なんだなあ。今はもう学校の帰り道に偶然捨てられたエロ本を見つけることもないのかもな」

「うん、これは落ち着いた場所で読みたい。いただいていこう」

 Pは 今夜のオカズを 手に入れた!

「流れがきてるな。次は>>66のバッグだ」

66 : VIPに... - 2014/11/27 00:26:07.89 HDZpodGDo 36/75

きらり

71 : VIPに... - 2014/11/27 00:35:04.48 FsmCyN810 37/75

「きらりのバッグ、きっと魔境に違いない。もしくは杏の餌付け用のお菓子とかにまみれてファンシーかも」

「ちょっと中身漁るの楽しみだな。きらりんぱわーの詰まった物が出てきて欲しいところ」

「でも期待すると裏切られるから期待せずに期待しよう。……俺は何を言ってるんだ?」

「はぴはぴ……」ゴソゴソ

「こ、これは――」

「>>71じゃないか!」

73 : VIPに... - 2014/11/27 00:36:24.70 PE4+CCvSO 38/75


77 : VIPに... - 2014/11/27 00:52:46.84 FsmCyN810 39/75

「……」ジーッ

「ちょっ、待って閉めないで! こっから出してよ、お願い!」

「無断で休んだかと思えばこんなところでサボってたとはな。そんな悪い子は閉まっちゃおうね~」

「違うってば! きらりにお持ち帰りされてたの! 杏は被害者なんだって!」

「おいおいいくらきらりでも……」

「助けてよぉ……暗いし身動き出来ないしお腹は空くし、助けを呼んだらはぴるとか言われるし……」

「はぴるって何だよ、ってそんなことはどうだっていいな。マジなのか?」

「……」コクッ

「そうか……きらりんぱわーの深い闇を垣間見てしまった気分だ。仕方ない、今日はこのままこっちの俺のバッグに隠れてろ」

「えっ? な、なんで?」

「考えてもみろ、お持ち帰りするぐらいのものを簡単に手放せられるならこんな杜撰な管理はしないだろ? 逃げられてもいいよう、何重もの網を張ってる可能性が高い」

「そうなの!?」

「ああ。だから俺が匿ってやるって言ってるんだ。もう少しの辛抱だ、わかってくれるな?」

「うん……恩に着るよ、プロデューサー。じゃあ仕事終わるの待ってるからね?」ゴソゴソ

「ああ、それまで大人しくしてろ。大丈夫、すぐ出れるさ」ジーッ

81 : VIPに... - 2014/11/27 01:01:58.15 FsmCyN810 40/75

『……ああ、俺だ。杏がお前のとこから逃げようとしていたから捕らえておいた』

『報酬? いつものところに振り込んでおいてくれ。それと大量のはぴ粉もな。それじゃ、切るぞ』

「ふぅ、藪をつついたら蛇が出たってやつだな。すまない杏、この業界を生き抜くためには仕方ないのさ」

「さて続き続きっと。>>82のバッグにしよう」

82 : VIPに... - 2014/11/27 01:02:41.85 PE4+CCvSO 41/75

つかさ

85 : VIPに... - 2014/11/27 01:17:04.94 FsmCyN810 42/75

「つかさは社長だしやっぱリッチなもの持ってるんだろうか」

「となるとガチな窃盗になる恐れがあるな……いや、これまで随分盗られてきたのは俺だ。俺には権利があるはずだ」

「これまでの損害がお釣りの帰ってくるほど高価な物とかないかなー、さすがにそこまでのものは持ち歩かないか」

「どきどき……」ゴソゴソ

「こ、これは――」

「>>86じゃないか!」

86 : VIPに... - 2014/11/27 01:17:40.21 HM3RUpwso 43/75

漬物石

98 : VIPに... - 2014/11/27 23:42:34.79 yhp1PTIr0 44/75

「漬物石? なんか重いなと思ったらなんでこんなもん……」

「待てよ、若くして社長になるぐらいだ。何か意味があってのことかもしれない」

「もしくはありがた~い漬物石とかで、肌身離さず持ってたら良いことがあるみたいなそういういわくつきなのか?」

「正直重いしいらないっちゃいらないんだけど、どうしよう」

>>99

99 : VIPに... - 2014/11/27 23:43:40.60 LOaG8N7B0 45/75

のあ

102 : VIPに... - 2014/11/27 23:54:24.03 yhp1PTIr0 46/75

「どうします、のあさん?」

のあ「……そうね。この漬物石からは何か感じるものがあるわ。それが何かまでは……わからないけれど」

「なるほど。ますます気になるな……のあさんならどうします? 目の前のオーパーツ、このまま見なかったことにできますか?」

のあ「……興味はあるわね。貴方こそ、どうしたいの?」

「やっぱりここは――>>103」

103 : VIPに... - 2014/11/27 23:54:54.01 ozepG1JMo 47/75

叩き割って中身をみる

104 : VIPに... - 2014/11/28 00:02:05.81 LINuRvBe0 48/75

「叩き割って中から何が出るか見てみたいですね」

のあ「……そう。止めはしないけど」

「早速行ってきます。それとのあさん、あなたレッスン中じゃなかったですか?」

のあ「呼ばれるような気がしたから……」

「あとでお尻ペンペンですからね、それじゃ」

のあ「……。望むところよ」




「ビルの屋上からアスファルトに向かって投げつければさすがに割れる、よな?」

「人がいないのを見計らって、それ!」

どうなった?
>>105

105 : VIPに... - 2014/11/28 00:02:52.12 JCzN9ztj0 49/75

割れなかった

108 : VIPに... - 2014/11/28 00:10:06.94 LINuRvBe0 50/75

「あれっ、割れないのか」

「となると生半可な衝撃じゃ無理だな。ひとまず回収して考え直そう」



「……無い。この辺のはずなんだけど」

「たしかにくぼんでるしここに落ちたんだから近くにある、よなあ? んー」

「まあいっか、見なかったことにしよう。漬物石なんてなかったんだ」

 ズシッ

「ん……なんだか肩が重いな。気のせいか? 何もついてないし……」

「……気のせい気のせい! さあ戻って>>109のバッグでも漁ってみるぞ!」

109 : VIPに... - 2014/11/28 00:10:35.57 +s1ZddgSo 51/75

とときん

110 : VIPに... - 2014/11/28 00:16:14.30 LINuRvBe0 52/75

「愛梨のバッグ、何が入ってるんだ?」

「大学生だし参考書とかそういった類のものがあったりして。それとも暑がりだからタオルとか着替え多めに入ってるとか」

「開けてみればわかるか。何かいいもの出てきますように」

「うーむ……」ゴソゴソ

「こ、これは――」

「>>111じゃないか!」

111 : VIPに... - 2014/11/28 00:16:47.00 dpQqdPfjo 53/75

ケーキのレシピ本

113 : VIPに... - 2014/11/28 00:24:13.08 LINuRvBe0 54/75

「なんだこれ、ケーキのレシピ本?」

「そういやあいつの趣味ってケーキ作りだった。レシピって持ち歩くものなのか? まあいいや」

 Pは ケーキのレシピ本を 手に入れた!

「ケーキならともかくレシピじゃ腹は膨れないしなー……あんまりいらないけど貰っとこう」

「さて次はっと、>>114のバッグに決めた」

114 : VIPに... - 2014/11/28 00:24:53.42 3eG73mISO 55/75

雪美

117 : VIPに... - 2014/11/28 00:33:06.97 LINuRvBe0 56/75

「雪美かー。雪美は普段何を持ち歩いてるんだろう? 想像つかん」

「まあでも10歳の女の子なんてそんなたいしたもん持ってないよな、ある意味安心」

「……安心? 俺は何を言ってるんだ、ここはうちの事務所だぞ」

「………………」ゴソゴソ

「こ、これは――」

「>>118じゃないか!」

118 : VIPに... - 2014/11/28 00:33:30.44 LMH/29/tO 57/75

Pと自分のへその緒

122 : VIPに... - 2014/11/28 00:43:19.12 LINuRvBe0 58/75

「えっ? これ、えっ?」

「…………えっ? へその緒……? えっ?」

「……本物だ。なんでこんなもの、そもそも俺のは実家にあるはずなのに……。なにこれ」

「黒魔術めいた妖しさ満点の雪美の奇行に俺はこれからどうしたらいいんだろう……」

 Pは 自分のへその緒を 取り戻した!
 Pは 雪美のへその緒を 手に入れた!

「とりあえず出方をうかがってみるか。こんなものでも世界に二つとないわけだし、何らかのアクションを起こすだろう」

「……あとで実家にセコムしてるか聞かないと」

「それはそれとして>>123のバッグを漁って気を落ち着かせるとしようか」

123 : VIPに... - 2014/11/28 00:44:07.98 y9BpLZ8AO 59/75


125 : VIPに... - 2014/11/28 00:48:42.02 LINuRvBe0 60/75

「聖、か。うーん……」

「前回のインパクトが強すぎて滅多なものじゃ驚かなさそうだ。そもそも滅多なものを持ち歩かないでほしいものだが」

「聖ならそんな心配はないだろうけど、だからこそ心配にならざるを得ない」

「ざわざわ……」ゴソゴソ

「こ、これは――」

「>>126じゃないか!」

126 : VIPに... - 2014/11/28 00:49:09.94 WJRG6oN0o 61/75

スノーグローブ

127 : VIPに... - 2014/11/28 00:54:16.86 LINuRvBe0 62/75

「これは……えっと、何て言うんだったか。そうそう、スノーグローブだ」

「ああ、イメージ通りの物を持っててくれて心が安らいだよ。ありがとう、聖」

 Pは 聖のスノーグローブを 手に入れた!

「それを容赦なく懐におさめる俺はきっと特別な存在なんだと思う」

「ふぅ、だいぶかっぱらったぞ。>>128のバッグで今日のところは終了かな?」

128 : VIPに... - 2014/11/28 00:54:28.09 KbdJFOTJO 63/75

岡崎

130 : VIPに... - 2014/11/28 01:01:42.77 LINuRvBe0 64/75

「泰葉のバッグか。必要以上の物は持ち歩かないイメージだけどはたして」

「これまで有象無象いろいろ見つけてきたからなあ、もう何が出てきてもおかしくない」

「俺のパンツが入ってて沈んだ頃が懐かしい……さあ、いこう」

「はあはあ……」ゴソゴソ

「こ、これは――」

「>>131じゃないか!」

131 : VIPに... - 2014/11/28 01:02:10.70 MqF80iX+0 65/75

あげたネックレス

134 : VIPに... - 2014/11/28 01:08:39.20 LINuRvBe0 66/75

「……これは俺があげたネックレスじゃないか。安っぽくてもいいからって珍しくねだられたんだっけ」

「ははっ、こんな子供だましを大切に持っててくれるなんてな。泰葉……」

「俺があげたものが出てくるのは初めてか。あげたもの取り返したってなんだかなあ、どうしたもんか」

 ガラッ

(!? こんな時に限って……!)

 >>135が あらわれた!

135 : VIPに... - 2014/11/28 01:10:04.89 slilcH14o 67/75

お嬢

138 : VIPに... - 2014/11/28 01:29:39.23 LINuRvBe0 68/75

「少々おいたが過ぎたようじゃの、Pよ」

「巴か……何のことだ?」

「しらばっくれる気か? 人の大切にしとったもん勝手に持ち出して」

「……」

「悪いが、そればっかりは見過ごせん。往生せいや、P」

(くっ、どうする? 俺が今持ってる物といえば……)


1.パンツ(凛から取り返した)
2.パンツ(周子から取り返した)
3.自分のサインと判入り婚姻届(くしゃくしゃに丸めてある)
4.法螺貝(芳乃の)
5.過激な少女漫画(乃々の)
6.杏の入ったバッグ
7.ケーキのレシピ本(愛梨の)
8.自分のへその緒
9.雪美のへその緒
10.スノーグローブ(聖の)


(なにか、なにか武器はないのか!? 巴がこの場を見逃してくれそうな物は……!)


何を差し出してみますか?
>>139

139 : VIPに... - 2014/11/28 01:31:12.15 R1+UygCCo 69/75

8

140 : VIPに... - 2014/11/28 01:42:27.00 LINuRvBe0 70/75

「まあまあ、ここは一つこれで手打ちを」スッ

「ん? 何じゃこれは?」

「わたくしめのへその緒にてございます。何卒どうかこれで」

「へその緒? へその緒じゃと!?」

「え、ええ……(なんだ? へその緒に何か意味があるのか?)」

「聞いたことがある。幾日の間、自分のと異性のへその緒を昼も夜も絶えず所有し続けた者は――」

(えっ、なにこれ)

「>>141……らしい。それを差し出すと言うんじゃな?」

141 : VIPに... - 2014/11/28 01:45:39.03 UlYVzFB4o 71/75

死ぬ時まで一緒

148 : VIPに... - 2014/11/29 20:39:36.30 3BWwb5i70 72/75

(死ぬ時まで一緒? 雪美……俺と死ぬまで一緒にいたかったというのか?)

「……あ、ああ。男に二言はない。だからここで見たことはどうか」

「わかった、そういうことなら話は変わってくる。まずは頂くとしようかの」

 Pは 自分のへその緒を 巴に差し出した!

「ほう、これが……」

「なんだか感慨深そうだな」

「いや、これでうちとPは晴れて一蓮托生かと思うとつい、な」

「……意外だ。噂か迷信か、何かは知らないけど巴がそんな不確かなものに執着するとは」

「ふん、言っとれ。そんなもんにすがってでもうちはPが欲しい。断ち切れぬ縁が欲しい。そう思っとっただけじゃ」

「……」

「なに悪いようにはせん。うちはアイドルで、お前はプロデューサー。一生続く縁があるというなら、うちのアイドル道はしばらく安泰じゃろ? 縁担ぎとでも思っとればええ」

「そういうもの、なのか?」

「さあてな、なるようにしかならんじゃろ。それよりP、うちは今日この時間、こんなところに来なかったし何も見とらん。それでええんじゃな?」

「え? あ、ああ……」

「まっ、うちが出しゃばらんでもPはそのネックレス、どうこうしようとは思っとらんかったんじゃろ? そういう男のはずじゃからな」

「……」

「恨んでくれてもええ、じゃがこれはもううちのもんじゃ。どれ、願掛けばかりに頼らんようしっかりレッスンせんとな」

「……」

「……俺の負け、か」

149 : VIPに... - 2014/11/29 20:57:24.68 3BWwb5i70 73/75

それからしばらくして――



「おはようございます、ちひろさん」

ちひろ「おはようございます。最近いつも始業10分前にきっちり事務所へきてますね?」

「ええまあ、毎朝黒い車が迎えにきてくれるもので」

ちひろ「は、はあ。それより凛ちゃんと周子ちゃんがまたパンツがどうとかでケンカしてるみたいなんですが、何とかなりませんかねぇ」

「生理かな?」

ちひろ「それから朋ちゃん、カメラ趣味ができたみたいですね」

「カメラを持ってたら俺の半径50m以内に近づかないよう言っておいてください」

ちひろ「そういえば輝子ちゃんがプロデューサーさんと同じ苗字の判子を持ってましたよ。どうしたんでしょうね?」

「見つけたら随時ボッシュートで」

ちひろ「それと芳乃ちゃんのことですけど」

「ええ、今日も俺の背後を無言でついてきてますね。また何か探し物でもしてるんでしょうか」

ちひろ「乃々ちゃん今日も事務所に来ませんね」

「新しいの買ってこっそり渡すか……あ、いえ何でもないです」

150 : VIPに... - 2014/11/29 21:14:35.45 3BWwb5i70 74/75

ちひろ「きらりちゃんと杏ちゃん、一緒にいるところを見かけなくなりましたね。むしろ杏ちゃんを見かけなくなったような」

「杏は犠牲になったのだ……はぴ粉の犠牲にな……」

ちひろ「つかさちゃん、新しいビジネスを思いついたとかで」

「知りません。漬物石なんて知りません」

ちひろ「あっ、愛梨ちゃんのケーキのレシピ本見ませんでした? 今度のパーティーに用に使わせてもらう予定だったのですが」

「タイムリーエラーってやつですね。おお怖い怖い」

ちひろ「雪美ちゃん、大事にしていたものを無くしてしまったみたいでずっと落ち込んでるみたいなんです。励ましてあげてくれますか?」

「禿げそうなので今度でいいですか?」

ちひろ「聖ちゃんも大切なものを無くしてしまったらしくて、最近多いですねこういうこと。もしかして――」

「それ以上はいけない。大丈夫ですよ、俺がなんとかしておきますから」

ちひろ「お願いしますね。いつも頼りにしてます、プロデューサーさん!」

「任せておいてください。さあ、今日も一日頑張りましょう!」








「――げへへ、今日は誰のバッグからいこうかなあ」

「……身内の手癖の悪さを躾けるくらい罰は当たらんよな、のうPよ?」

「ひいっ!?」


おわれ

151 : VIPに... - 2014/11/29 21:18:23.78 3BWwb5i70 75/75

久し振りにシリアスなSSを書けたと思います!

それではHTML出してきます

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