あやめ2nd

ｲｪｽｩｲｰ　ｶﾞﾝｶﾞﾝ　ｶﾞﾝｶﾞﾝ　ｶﾞﾝｶﾞﾝ　ｶﾞﾝｶﾞﾝ　ｶﾞｰﾝ！！



未央・茜「「デンデンデンデン デンデデンデンデン デンデンデンデン　デンデデンデンデン」」
未央・茜「「デン・デン・デン！」」

茜「太陽よりも熱く輝くのはこの私！」

未央「あっちゃんカッコイー！」

未央・茜「「デン！」」

未央「熱血ミツボシです！」

茜「お願いしますッ！」

未央・茜「「………………」」

未央「あっちゃんいつものやったげてっ」

茜「おぅ、聞きたいか私の武勇伝」

未央「そのすごい武勇伝をゆったげてっ！」

茜「私の伝説ベストテン！」

未央「Ｌｅｔ’ｓ　Ｇｏ！」

茜「ＲｏｃｋはＳｏｕｌと熱弁振るう！」

未央「信じただりーな韓国へ飛んだ！」

未央・茜「「武勇伝、武勇伝。武勇デンデンデデンデン！」」

未央「Ｌｅｔ’ｓ Ｇｏ！」

茜「本を開いてギコルと叫ぶ！」

未央「すごい、ホントにみんなが固まった！」

未央・茜「「武勇伝、武勇伝。武勇デンデンデデンデン！」」

未央「Ｌｅｔ’ｓ Ｇｏ！」

茜「電車で痴漢に鉄拳制裁！」

未央「すごい、病院送りで危うく御用！」

未央・茜「「武勇伝、武勇伝。武勇デンデンデデンデン！」」

茜「カッキーン！」

未央「すごいよぉ～茜ちん。すごすぎるよぉ～！」

未央「そうだ茜ちん、神社でお参りをしよう！」

茜「いいだろう！」

未央・茜「「…………」」

茜「未央ちゃん、何をそんなにお祈りしてるんですか？」

未央「そりゃあもちろん世界平和さ！」

茜「ばかやろぉーぃ！」

未央「うぎゃあああっ！？」

未央「なにすんだよぉ！」

茜「そんなもの祈らなくても私たちが歌い続ければいつか必ず叶うだろ！」

未央「カッコイー！」

茜「カッキーン！」

茜「ケンタのサンダーにメイクを施す！」

未央「すごい、マックじゃないの！？ とクレーム爆発！」

未央・茜「「武勇伝、武勇伝。武勇デンデンデデンデン！」」

未央「Ｌｅｔ’ｓ Ｇｏ！」

茜「バスケットボールでダンクシュート！」

未央「目測誤り頭がズボッ！」

未央・茜「「武勇伝、武勇伝。武勇デンデンデデンデン！」」

未央「Ｌｅｔ’ｓ Ｇｏ！」

茜「小梅のあの子とコンタクトをとる！」

未央「すごい見事にあの子の仲間入り！」

未央・茜「「武勇伝、武勇伝。武勇デンデンデデンデン！」」

茜「カッキーン！」

未央「すごいよぉ～茜ちん。すごすぎるよぉ～！」

未央「そうだ茜ちん、星を見に行こう」

茜「いいだろう！」

未央「でも、都心じゃあ明るすぎて、綺麗に星が見えないよね」

未央「どこか山でも行こうか？」

茜「いい場所を知ってます！　ついてきてください！」

未央「ホント？　じゃあ、そうするよ」

茜「ここですよ」

未央「って、私らの事務所じゃん！　ここ屋上出れないし、結局都内だから窓からだってろくに……」

茜「しゃらくせぇーぃ！」

未央「うぎゃあああっ！？」

未央「なにすんだよぉ！」

茜「お前には見えないのかこの世の何よりも輝くトップスターアイドルたちがよぉ！」

未央「カッコイー！」

茜「カッキーン！」

茜「パンチマシーンで高得点！」

未央「すごい、華麗なキックがマシーンを襲う！」

未央・茜「「武勇伝、武勇伝。武勇デンデンデデンデン！」」

未央「Ｌｅｔ’ｓ Ｇｏ！」

茜「女子力鍛えて手料理をつくる！」

未央「すごい、苦渋と辛酸リアルに味わう！」

未央・茜「「武勇伝、武勇伝。武勇デンデンデデンデン！」」

未央「Ｌｅｔ’ｓ Ｇｏ！」

茜「交差点で百円拾った！」

未央「いつだって自分に正直さ！」

未央・茜「「武勇伝、武勇伝。武勇デンデンデデンデン！」」

未央・茜「「意味はないけれど、ムシャクシャしたから」」

未央・茜「「ドヤ顔幸子にモザイクかける」」


未央・茜「「デンデンデデンデン」」


未央・茜「「まるで天使のように、ひらり舞い降りた」」

未央・茜「「ドヤ顔幸子にモザイクかける」」


茜「カッキーン！」

未央「あっちゃんカッコイー！」

茜「Ｌｅｔ’ｓ Ｇｏ！」

未央「デンデンデンデデンデンデデンデン！」

茜「デンデンデンデデンデンデデンデン！」

未央「デンデンデンデデンデンデデンデン！」

未央「デンデンデンデデンデンデデンデン！」

茜「カンカカンカンカカッキーン！」

茜「恋がかなう伝説の木の下で張り手の稽古する！」

未央「ペケポン！」

未央・茜「「どーも、ありがとうございましたー！」」

茜「この漫才はフィクションです！」

未央「茜ちんは百円拾ったら交番へ行く子だからね！」

茜「未央ちゃんはどうなんですか？」

未央「えっ！？　そそそそりゃあ……ねぇ？」

茜「？」