1 : ◆i/Ay6sgovU - 2016/10/01 22:27:57.10 gDvT5FWK0 1/26


--------------------事務所--------------------


渋谷凛「……」ギロッ

佐久間まゆ「……」ジーッ


ガチャ
早坂美玲「おはよー……ってうわ、またか……」トコトコ

星輝子「フヒ……また……だな」

美玲「まったく……、そんで、ソファまで輝子は逃げてきてるんだな」

輝子「さ、さすがに……机のとこでやられると……な」



元スレ
佐久間まゆ「絶対に譲りません」渋谷凛「私だって」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1475328476/

2 : ◆i/Ay6sgovU - 2016/10/01 22:28:53.13 gDvT5FWK0 2/26


「まゆもわからず屋だね」

まゆ「その言葉、凛ちゃんにそっくりそのままお返ししますよぉ……?」

「確かに、まゆが人気アイドルであるって事実は認めるよ。でも、隣に立つのはまゆじゃなくて私の方が適任。言うまでもないよね?」

まゆ「あら、まゆのことを褒めてくれるんですねぇ。でも、凛ちゃんといる時より、まゆといる時の方が楽しそうだとは思いませんかぁ……?」

渋谷凛「……」

佐久間まゆ「……」


美玲「あいつらも、毎日毎日、よく飽きないな……」

輝子「いつも……お、同じようなことを言いあってる……」

美玲「で、肝心の本人は椅子に座ってダンマリか」

輝子「で、でも、どうせ後々……」

美玲「な、意見を聞かれて困るってパターンだもん」

輝子「あ、あの2人の間で……椅子に座るのは……それだけで疲れそう……フヒ……」


3 : ◆i/Ay6sgovU - 2016/10/01 22:29:42.48 gDvT5FWK0 3/26


美玲「で、今回の引き金は? 最初から見てたんだろ?」

輝子「た、たしか、次のオフに……どっちと遊びに行くか……」

美玲「その話題もオフの度にやってるだろ……。昨日はなんだっけ?」

輝子「どっちのクッキーが、美味しかったか……だったはず」

美玲「あー、そうだそうだ、凛のやつ、わざわざ卯月に教わりに行ったって聞いてビックリしたもんな」

輝子「わ、私も食べたが、なかなか美味しかったぞ」

美玲「そうだったなー。しかし、本人が煮え切らないのも問題だよなッ」

輝子「ま、まあ、難しいと思うけど……」


4 : ◆i/Ay6sgovU - 2016/10/01 22:30:34.18 gDvT5FWK0 4/26


「まゆはいつも私の邪魔をするよね」

まゆ「凛ちゃんこそ、まゆのお邪魔をして、楽しいですかぁ?」

「はあ……、話にならないね」

まゆ「お互いさまですねぇ」

「やっぱり、本人に聞くしかなさそうだね」

まゆ「そうですねぇ、まあ、まゆが選ばれることは明白だと思いますけど」

「そういうの、言ったあとで後悔することになるよ」


5 : ◆i/Ay6sgovU - 2016/10/01 22:31:03.99 gDvT5FWK0 5/26


「さて……、じゃあ、どっちと遊びに行きたい?」ジーッ

まゆ「正直に答えてくれていいんですよ?」ジーッ

「もちろん、私だよね?」

まゆ「もちろん、まゆですよねぇ?」

「ねえ」
まゆ「ねえ?」


6 : ◆i/Ay6sgovU - 2016/10/01 22:31:35.91 gDvT5FWK0 6/26



「乃々」

まゆ「乃々ちゃん」


森久保乃々「ひ、ひうっ!!!!! も、ももももりくぼは……え、えっと……」ビクビク



7 : ◆i/Ay6sgovU - 2016/10/01 22:32:48.64 gDvT5FWK0 7/26


美玲「あの『ひうっ!』っていうの、何百回聴いたかわかんないよな」

輝子「た、助けてあげたいけど……」

美玲「あそこに入ってノノを奪ってくるのか? 死にたいの?」

輝子「そ、そんな過激なことはされない……と思う」

美玲「そりゃいじめられてるなら助けなきゃだけど、過度な愛情だし……」


乃々「……」ジーッ


輝子「『助けて』って目が……」

美玲「ウチらもまだ死にたくないから、耐えてもらうしかないな……」


8 : ◆i/Ay6sgovU - 2016/10/01 22:33:27.72 gDvT5FWK0 8/26


「ほらまゆ、そんな怖い顔してるから乃々が怖がってるじゃん」

まゆ「まゆの目には、凛ちゃんが睨んでるから怖がっているように見えますねぇ」

「は?」

まゆ「どうかしましたか?」

乃々「あ、あの、お、落ち着いてほしいんですけど……」アワワワ


9 : ◆i/Ay6sgovU - 2016/10/01 22:34:08.04 gDvT5FWK0 9/26


「ほら、また困ってる。これ以上困らせるのは見過ごせないな」

まゆ「凛ちゃん、自分に向かって言ってるんですか? 鏡で見れば、自分の怖い目つきに気が付きますよぉ?」

「まゆこそ、その今にも呪いを掛けそうな表情をどうにかしたら?」

まゆ「乃々ちゃん……まゆの顔、怖いですかぁ……?」

「あ、ズルいよまゆ! 乃々、私の目つき、怖くないでしょ?」

乃々「え、ええ……!? え、えっと……、ふ、2人とも、とっても素敵なお顔で……あ、憧れます……」

「ふーん」ニヘラ

まゆ「……」ニヘラ


美玲「ああいうこと言うから……」

輝子「ふ、2人共、あの顔はテレビでは映せない……」


10 : ◆i/Ay6sgovU - 2016/10/01 22:34:36.74 gDvT5FWK0 10/26


「まあ、乃々が褒めたものを否定したくはないからね、この話題はおしまいにしよう」

まゆ「そうですね、凛ちゃんの、まさに凛々しい表情、まゆ嫌いじゃないですよぉ」

「ありがと、まゆも、魅力的な顔だと思うよ」

まゆ「うふふ……」

「ふふ」


美玲「あの2人、仲いいだろ」


乃々「では、後はお2人で……」イソイソ

まゆ「待った」ガシッ

乃々「むーりぃ……」


輝子「息ピッタリだな……フヒ」


11 : ◆i/Ay6sgovU - 2016/10/01 22:35:28.10 gDvT5FWK0 11/26


「まあいいよ、そんなことより乃々、昨日のラジオ収録、楽しかったね」ドヤァ

まゆ「!? ふ、2人でですかぁ……? 聞いてませんでしすしよぉ……?」


美玲「まゆは動揺が露骨に出るよな」

輝子「表情は変わらないけど……ね」


まゆ「乃々ちゃん、どういうことですか……?」

乃々「ひうっ」

「嫉妬? 見苦しいね」フフッ

まゆ「ぐぬぬ……」


12 : ◆i/Ay6sgovU - 2016/10/01 22:35:58.19 gDvT5FWK0 12/26


「この前のラジオが好評だったみたいだからね」

まゆ「……」

「"2人だけ"でやったんだよ」

まゆ「……」

「乃々も、私とはずっと喋ってても大丈夫って言ってるし」

まゆ「……」

「これはちょっと差をつけちゃったかな」フフン

まゆ「……」

「まあ、まゆといても落ち着かないもんね」

まゆ「……」


まゆ「……グスッ」

(あっ)


美玲「あっ」

輝子「あ……」


13 : ◆i/Ay6sgovU - 2016/10/01 22:37:07.20 gDvT5FWK0 13/26


まゆ「……」

乃々「あ、あのっ……! も、もりくぼは、まゆさんといても安心するというか……。えっと……」

乃々「まゆさん、とっても優しいですし……、で、ですから、えっと、げ、元気出してほしいんですけど……」

「……」ドキドキ


美玲「……」ドキドキ

輝子「……」ドキドキ


まゆ「……はぁい」ニヘラ


美玲「ちょろすぎないか」

輝子「ボノノちゃんのセリフは……強いな……」


14 : ◆i/Ay6sgovU - 2016/10/01 22:38:10.22 gDvT5FWK0 14/26


乃々「凛さんも、あんなこと言うのは……、あんまり……よくないと思います……」

「ごめんねまゆ」ドゲザー

まゆ「いえいえ、いいんですよぉ」

「許してくれるんだ……。ふふ、まゆの優しさに嫉妬してたのは私の方だったのかもね」

まゆ「凛ちゃんも、本当は優しい人だってこと、まゆ知ってますよぉ……?」

「ふふっ」

まゆ「うふふ」


美玲「やっぱり仲いいだろ」


乃々「丸く収まったようなので……もりくぼはこのあたりで……」イソイソ

まゆ「待った」ガシッ

乃々「むーりぃ……」


輝子「フヒ……天丼だ」


15 : ◆i/Ay6sgovU - 2016/10/01 22:39:09.28 gDvT5FWK0 15/26


まゆ「でもそんなことより乃々ちゃん、一昨日のアンダーザデスクでの撮影、楽しかったですよねぇ……?」

「え!? き、聞いてないよ? WHY!?」


美玲「凛もわかりやすいな」

輝子「いや……あれは……動揺なのか……?」


「乃々、どういうことなの?」

乃々「ひうっ」

まゆ「嫉妬は見苦しいですよ?」フフフ

「ぐぬぬ……!」


16 : ◆i/Ay6sgovU - 2016/10/01 22:40:06.22 gDvT5FWK0 16/26


まゆ「いつも、まゆ達の撮影は好評なんですよぉ……?」

「……」

まゆ「なんといっても、ユニットを組んでますから……」

「……」

まゆ「それだけ一緒にいられるんですよ?」

「……」

まゆ「これは、差がついてしまったかもしれませんねぇ」フフン

「……」

まゆ「まあ、凛ちゃんはユニットでもなんでもないわけですから、この気持ちは"一生"わからないかもしれません……」

「……」


「……」グスッ

まゆ(あっ……)


美玲「メンタル」

輝子「ふ、2人共、煽るのに……煽られると弱い……」


17 : ◆i/Ay6sgovU - 2016/10/01 22:40:58.13 gDvT5FWK0 17/26


「……」

乃々「え、えっと、り、凛さんはユニットは組んでないですけど、いつも気にかけてくれて、す、すごく嬉しいですし……、えっと……」

乃々「凛さんに勇気をもらうこともたくさんありますし……、その、えっと、げ、元気出してほしいんですけど……」


まゆ「……」ドキドキ


美玲「……」ドキドキ

輝子「……」ドキドキ


「……ふぅん」ニヘラ


美玲「似た者同士すぎるだろ」

輝子「確かに……」


18 : ◆i/Ay6sgovU - 2016/10/01 22:41:50.61 gDvT5FWK0 18/26


乃々「まゆさんも……ちょっと、言い過ぎなんじゃないかと……」

まゆ「凛ちゃんごめんなさい」ドゲザー

「ううん、気にしないで」

まゆ「凛ちゃんは優しいんですねぇ……、まゆ、恥ずかしいです……」

「気にしないで、まゆもちょっと焦っちゃっただけで、普段は優しいってこと、知ってるからさ」

まゆ「ありがとう……。うふふ……」

「ふふっ」


美玲「どうなってるんだあいつらの頭の中」

輝子「根は……いい人……」


乃々「じゃあ、もりくぼは」

まゆ「待った」ガシッ

乃々「まだ逃げてないのにぃ……」


19 : ◆i/Ay6sgovU - 2016/10/01 22:42:32.31 gDvT5FWK0 19/26


「まだ、最大の議題が残ってるからね」

まゆ「ええ、次のオフに、どっちが一緒に遊ぶか……」

「こればかりは譲れないよ」

まゆ「まゆもですよぉ」

乃々「あ、あの……」

「どうしたの?」

まゆ「なんでも言っていいんですよ……?」

乃々「ええと……、もりくぼ的には……3人で遊びたいな……と」

「!」

まゆ「!」


20 : ◆i/Ay6sgovU - 2016/10/01 22:43:28.80 gDvT5FWK0 20/26


乃々「3人の方が楽しいですし……」

乃々「だ、ダメ……でしょうか……?」

「……」

まゆ「……」

「しょうがないなぁ」
まゆ「しょうがないですねぇ」


美玲「……この結末、何回目だっけ?」

輝子「多分……38回連続の38回目……」

美玲「もうちょい伸びそうだな」

輝子「目指せ……100回……! フヒ……」

美玲「ノノの心臓、もたないんじゃないか?」


21 : ◆i/Ay6sgovU - 2016/10/01 22:44:55.65 gDvT5FWK0 21/26


「じゃあ、私がお弁当を作ってくね」
まゆ「じゃあ、まゆがお弁当を作っていきますねぇ」

「は?」

まゆ「は?」

乃々「あわわわわ……」


美玲「この話題も見飽きたな」

輝子「いつも……じゃんけんになる」

美玲「確か、まゆがちょびっとだけ弱いんだよね」

輝子「そ、そう……」


22 : ◆i/Ay6sgovU - 2016/10/01 22:46:04.81 gDvT5FWK0 22/26


「今日はパーを出したい気分かな」

まゆ「そうやっていつも心理戦にもっていくんですから……」

「いくよ?」

まゆ「はい」

まゆ「じゃーんーけー」

乃々「ま、待ってほしいんですけど……!」

「?」

まゆ「?」


美玲「……あれ?」

輝子「?」


23 : ◆i/Ay6sgovU - 2016/10/01 22:47:09.61 gDvT5FWK0 23/26


乃々「あの……えっと……」

「乃々、ゆっくりでいいよ」

乃々「は、はい、ありがとうございます……」

まゆ「どうかしましたか?」

乃々「じ、実は最近、料理を……ちょっと……べ、勉強……と言えるほどのものでもないんですけど……」

まゆ「へぇ……!」

乃々「いつも優しくしてくれる2人に、な、何か恩返しをしたいな……と思ったり思ってなかったりで……その……」

「私たちに……?」

乃々「こ、今回は、私がお弁当を作りたい……んですけど……」

乃々「ど、どうでしょうか……?」


美玲「こ、この流れは見たことないぞッ!?」

輝子「お、落ち着いて……。レアイベントを引いたゲーマーみたいになってるぞ……」

美玲「そのツッコミもどうかと思うけど」


24 : ◆i/Ay6sgovU - 2016/10/01 22:47:52.66 gDvT5FWK0 24/26


「生きててよかった」

まゆ「神に感謝」

乃々「へ、返答になってないんですけど……」

「楽しみで眠れないね」

まゆ「体調を崩しちゃダメですよ? 3人でというのが乃々ちゃんの希望なんですから」

「まゆこそ、しっかり体調を整えてきてね」

まゆ「では、必ず、その日に」トコトコ ガチャ

「うん、勝利をこの手に」トコトコ ガチャ

乃々「……」ポツーン


25 : ◆i/Ay6sgovU - 2016/10/01 22:48:31.52 gDvT5FWK0 25/26


美玲「ノノ! ……なんというか、お疲れ」

輝子「お、お疲れ様……」

乃々「あ、2人共……。あの……」

美玲「ん? どうしたんだ?」


乃々「凛さんとまゆさんの好物って、知ってますか……?」


美玲輝子「健気……!!!!!」キュン

乃々「?」



おわり




26 : ◆i/Ay6sgovU - 2016/10/01 22:48:58.34 gDvT5FWK0 26/26




SSRまゆ&輝子を引いた記念

こういう雰囲気はあまり書かないので難しいですね


普段はもっとコメディ書いてます


過去作


橘ありす「教育実習フレデリカ?」
http://ayame2nd.blog.jp/archives/6763217.html

双葉杏「詳細病」
http://ayame2nd.blog.jp/archives/6591812.html

野々村そら「がーるず・びー・すまいる!!!」
http://ayame2nd.blog.jp/archives/6763274.html

渋谷凛「スポーツ選手を」本田未央「目指したい?」
http://ayame2nd.blog.jp/archives/6796880.html


などもよろしくお願いします




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