1 : ◆6QdCQg5S.DlH - 2016/06/13 17:03:11.11 X9JvsEhc0 1/19

※遊戯王要素は一切ありません

元スレ
モバP「藍神ィ……お前らホント可愛いなァ……」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1465804990/

2 : ◆6QdCQg5S.DlH - 2016/06/13 17:03:39.35 X9JvsEhc0 2/19

モバP「藍神ィ……お前らホント可愛いなァ……」

モバP「こいつでお前らを世界の人気者にしてやるよ」

モバP「今回のテーマは……」

モバP「『散歩』だ!」



………………

…………

……

3 : ◆6QdCQg5S.DlH - 2016/06/13 17:04:06.72 X9JvsEhc0 3/19

藍子「~♪」

藍子「……あら?」

奈緒「――」

藍子「……奈緒ちゃん?」

藍子「こんなところでなにして――あっ」

奈緒「よしよし……ふふっ可愛いなぁ、お前?」

奈緒「どうしたんだ、一人か?」

奈緒「それとも誰かと一緒に来たのか?」

藍子「……ふふっ」

奈緒「……ノラだったらこんなに人懐っこくはないよなぁ」

藍子「……」ソロソロ

奈緒「首輪はついてるし……お前のご主人様はどこいったんだー?」

藍子「……」ソロソロ

奈緒「……わっ!」

奈緒「おいおい舐めるなよー、あたしはお前のご主人さまじゃないぞー♪」

藍子「……」パシャリ

奈緒「ん……?」

奈緒「あ――」

藍子「あっ……」

藍子「……こんにちは、奈緒ちゃん」

奈緒「――よ、よぉ」

4 : ◆6QdCQg5S.DlH - 2016/06/13 17:04:46.16 X9JvsEhc0 4/19

藍子「その犬は?」

奈緒「あ、いや……なんとなく散歩してたら見つけちゃって」

奈緒「結構懐いてくるし、かわいいし……へへ」

奈緒「……!」

奈緒「な、なぁさっきのカメラの音って……」

藍子「あ、はい、これですよ」

藍子「素敵な光景が見えたので……つい、パシャリって♪」

奈緒「そ、そっか……」

奈緒「なあ、それってもしかして……いや、もしかしなくても……」

藍子「奈緒ちゃんです♪」

奈緒「やっぱり……」

藍子「とっても素敵な表情をしてましたよ?」

奈緒「……そうかもしれないけど」

奈緒「でもさ、他のやつには絶対見せるなよ!」

奈緒「何言われるかわかんないし……」

藍子「みんな素敵な笑顔ですねって言ってくれると思います♪」

藍子「ほら、見てください」

奈緒「……うっわー……あたし、こんな顔してたんだ……」

藍子「可愛いと思いませんか?」

奈緒「かっ、かわ……!」

奈緒「って、本人に聞くなよ、そういうの!」

藍子「あ、そうですね……」

藍子「じゃあ、やっぱり誰かに……」

奈緒「わああぁっ、それもやめてくれぇっ!」

5 : ◆6QdCQg5S.DlH - 2016/06/13 17:05:15.93 X9JvsEhc0 5/19

藍子「うーん……でも、本当に素敵なんですけど……」

奈緒「そうかもしれないけどさぁ……」

奈緒「あたしは恥ずかしくて仕方ないんだよ……」

藍子「……そうですか」

藍子「そこまで嫌なら……わかりました」

奈緒「あっ、本当か!」

奈緒「ありがとな、藍子」

藍子「いえいえ」

藍子「ふふっ、私たちだけの秘密ですね♪」

奈緒「あ……そ、そうだな」

藍子「……奈緒ちゃん?」

奈緒「いや、なんでもない!」

奈緒(二人の秘密ってワードに過剰反応しかけたなんて言えない……)

奈緒「……」

藍子「……?」

奈緒「……ひゃっ!」

奈緒「なんだよー……またお前かよー……」

奈緒「舐めやがって、このー♪」

藍子(……ふふっ)

藍子(内緒でもう一枚、撮っちゃお♪)パシャリ

6 : ◆6QdCQg5S.DlH - 2016/06/13 17:05:44.45 X9JvsEhc0 6/19

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


モバP「藍神ィ……お前らホント可愛いなァ……」

モバP「こいつでお前らを世界の人気者にしてやるよ」

モバP「今回のテーマは……」

モバP「『趣味』だ!」



………………

…………

……

7 : ◆6QdCQg5S.DlH - 2016/06/13 17:06:12.54 X9JvsEhc0 7/19

奈緒「……」ポチポチ

藍子「……」ジー

奈緒「……」

奈緒「なあ、何見てるんだ?」

藍子「あ、いえ」

藍子「そのかばんについてるキーホルダー……」

奈緒「ん……あ、これか」

奈緒「……」

奈緒「もしかして、これが何か知ってるのか……!?」

藍子「あ、いえ……ただ、可愛いなぁって」

奈緒「あ、そっか……まあ、そうだよな……」

藍子「……」

藍子「何かのアニメのキャラクターですか?」

奈緒「あ……うん」

奈緒「あたしの好きなアニメのマスコットキャラなんだ」

藍子「へぇ……」

藍子「私、アニメとかは疎くて……」

奈緒「あー……うん、そんな感じはする」

藍子「……やっぱり、そう見えますか?」

奈緒「ああ」

奈緒「……もしかして、気にしてたか?」

藍子「いえ、そんなことはないですけど……」

8 : ◆6QdCQg5S.DlH - 2016/06/13 17:06:42.35 X9JvsEhc0 8/19

藍子「……」

奈緒「……それならさ」

奈緒「よかったら、今度一緒にこのアニメ見ないか?」

藍子「……いいんですか?」

奈緒「ああ」

奈緒「あたし、このアニメ好きだからDVDも持ってるし……部屋にテレビもあるし」

奈緒「……それに、気になるだろ?」

藍子「……はい」

藍子「じゃあ、あの……お言葉に甘えて」

奈緒「ああ」

奈緒「……で、いつなら都合つくかな?」

藍子「私は……えっと……明後日がオフですね」

奈緒「……お、あたしもだ」

奈緒「奇遇だな……じゃあ、その日に見よう」

藍子「はいっ!」

藍子「ふふっ、楽しみです♪」

奈緒「そだな……じゃあ、あらすじだけでも教えとくか」

奈緒「もしかしたらそれで合わないかもしれないし」

藍子「……あ、そうですね」

藍子「……友達から聞きましたけど、可愛い絵柄でも怖いアニメってあるみたいですし……」

奈緒「ははっ、そのキャラのはぜんぜん怖くないから大丈夫だよ」

奈緒「えっとな、そのアニメは――」

9 : ◆6QdCQg5S.DlH - 2016/06/13 17:07:10.96 X9JvsEhc0 9/19

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


モバP「藍神ィ……お前らホント可愛いなァ……」

モバP「こいつでお前らを世界の人気者にしてやるよ」

モバP「今回のテーマは」

モバP「『勉強』だ!」



………………

…………

……

10 : ◆6QdCQg5S.DlH - 2016/06/13 17:07:37.44 X9JvsEhc0 10/19

藍子「……」カキカキ

奈緒「おはようございまーす……っと」

藍子「……あ、奈緒ちゃん、おはようございます」

奈緒「おう、おはよう、藍子」

奈緒「……ん、勉強か?」

藍子「はい」

藍子「今度小テストがあるので、復習です」

奈緒「あー……なるほど」

奈緒「大変だな」

藍子「はい……結構難しくて……」

藍子「……って、奈緒さんもテストありますよね?」

奈緒「いや、あたしはまだないな」

奈緒「だから気が楽だよ」

藍子「……今のうちに勉強しとかないと、後で大変なことになると思いますけど……」

奈緒「うっ……まあ、そりゃそうだけど」

奈緒「でもさ、遊べるうちに遊んでおきたいだろ?」

藍子「……そうなんですよね」

藍子「だから、今、ちょっとピンチで……うぅ」

奈緒「……」

奈緒「よかったら、あたしが教えようか?」

藍子「……いいんですか?」

奈緒「ああ……まあ、あんまり役に立つかどうかはわかんないけど」

藍子「……いえ」

藍子「奈緒ちゃんがいたら百人力です♪」

奈緒「さすがにそんな力はあたしにはないって……」

藍子「ふふ」

藍子「……でも、ありがとうございます」

藍子「それじゃ、よろしくお願いします」

11 : ◆6QdCQg5S.DlH - 2016/06/13 17:08:42.26 X9JvsEhc0 11/19

藍子「……ふぅ」

藍子「ここで、テストの範囲は終わりですね」

奈緒「ん、そっか」

奈緒「お疲れ」

藍子「お疲れ様です」

藍子「……それと、ありがとうございます」

藍子「奈緒ちゃんの教え方、とってもわかりやすかったです」

奈緒「そ、そうか?」

奈緒「へへ……役に立ったなら嬉しいよ」

藍子「はい、とっても助かりました」

藍子「これで、今度の小テストモバっちりです♪」

奈緒「よかったよかった」

奈緒「……まあ、あたしも一年前に勉強したところだしな」

奈緒「これくらい教えられないと」

藍子「……あ、そっか」

藍子「奈緒ちゃんって、一年先輩なんですね」

奈緒「そうだよ」

奈緒「……そんな風には見えなかったか?」

藍子「はい」

奈緒「即答かよ!」

藍子「ふふっ、奈緒ちゃんってとっても親しみやすいので」

奈緒「……うー」

藍子「またわからないところがあったら教えてくださいね、奈緒先輩♪」

奈緒「その呼び方はやめろよぉ!」

奈緒「なんか恥ずかしいだろ!」

12 : ◆6QdCQg5S.DlH - 2016/06/13 17:09:08.32 X9JvsEhc0 12/19

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


モバP「藍神ィ……お前らホント可愛いなァ……」

モバP「こいつでお前らを世界の人気者にしてやるよ」

モバP「今回のテーマは」

モバP「『ゆるふわ』だ!」


………………

…………

……

13 : ◆6QdCQg5S.DlH - 2016/06/13 17:09:38.29 X9JvsEhc0 13/19

藍子「奈緒ちゃん、散歩に付き合ってくれてありがとうございます」

奈緒「ん、いいよ」

奈緒「あたしもちょっと歩きたかったしな」

藍子「ふふっ」

奈緒「今日は空がきれいだなぁ」

藍子「そうですね……雲ひとつない……お散歩日和……」

奈緒「だなー」

奈緒「……ひなたぼっことか、気持ちよさそう」

藍子「そうですねー……」

奈緒「えっ!?」

藍子「ひゃっ!?」

藍子「ど、どうしたんですか……!?」

奈緒「いや……急に心読まれたからびっくりして……」

藍子「心……?」

奈緒「今あたしの心の声に返事しただろ?」

藍子「いえ、普通に言葉に出してましたけど……」

奈緒「……マジで?」

藍子「マジです」

藍子「確かに今日ひなたぼっこしたらとっても気持ちよさそうですよね」

奈緒「……うわー」

奈緒「くっそ……恥ずかしい……」

藍子「別に恥ずかしがることではないと思いますけど……」

藍子「あ、ほら、あそこに広場ありますし、せっかくだからひなたぼっこしてきませんか?」

奈緒「……」

14 : ◆6QdCQg5S.DlH - 2016/06/13 17:10:05.54 X9JvsEhc0 14/19

藍子「ふわぁ……気持ちいいですねー」

奈緒「そうだな……」

藍子「このまま寝ちゃいそうなくらい……」

奈緒「だなー……」

奈緒「こんな気持ちいいんだったら、弁当とかもってくればよかったかもなー」

藍子「ふふっ、ピクニックですね」

奈緒「そうそう……きっと楽しかっただろうなぁ」

藍子「今度機会があったらしましょうか」

奈緒「あー、いいかもなー」

奈緒「事務所のみんなを連れてさ」

藍子「ふふっ、ピクニックというよりパーティみたい」

奈緒「……確かに人数多いからなぁ」

奈緒「今はここ静かだけど、全員連れてくることになったら……」

奈緒「……絶対ひなたぼっこできないな」

藍子「ふふっ」

奈緒「……」

藍子「……」

藍子「ふわぁ……」

奈緒「……なあ、ちょっと昼寝するか?」

藍子「ん……いえ、大丈夫ですよ……」

藍子「ふぁ……」

奈緒「いや、すごい眠そうなんだけど……」

藍子「んー……」

奈緒「……ふぁ」

藍子「……奈緒ちゃんも眠そう……」

奈緒「まあ……気持ちいいからな……」

奈緒「……」

藍子「……」

奈緒「……」

藍子「……」

奈緒「すー……」

藍子「すー……」

15 : ◆6QdCQg5S.DlH - 2016/06/13 17:10:53.40 X9JvsEhc0 15/19

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


『すー……』

『すー……』

『……藍神ィ……お前らホント可愛いなァ……』

『今回のテーマを変更する』

『今回のテーマは『寝顔』だ!』

『……』

『すー……』

『すー……』

『藍神ィ……お前らホント可愛いなァ……』

「……」

奈緒「……」

「……何これ」

奈緒「あたしが聞きたいよ!」

奈緒「なんだよ、これ!」

奈緒「いつ撮ってたんだよ!」

「奈緒達が昼寝してる時じゃない?」

奈緒「そりゃ見ればわかるって!」

奈緒「そうじゃなくてさ……ってか、あたしこんなの許可してないぞ!」

「えっ、そうなの?」

「いろいろな動画サイトにアップされてたけど」

奈緒「はぁ!?」

「どれもすごい再生されてたよ」

奈緒「ちょっ……え、ええぇっ!?」

「で、コメントには」

『藍神ィ……お前らホント可愛いなァ……』

「とか」

『二人は付き合ってるんですか?』

「とか、そんなことばっか書かれてるけど」

奈緒「付き合ってるわけないだろぉ!」

16 : ◆6QdCQg5S.DlH - 2016/06/13 17:11:33.01 X9JvsEhc0 16/19

モバP「おはよう」

「あ、おはよ、プロデューサー」

奈緒「おい、Pさん!」

モバP「ん、どうした藍が――あ、藍子はまだいないのか」

モバP「どうした、奈緒?」

奈緒「どうしたじゃないよ!」

奈緒「なんだよ、この動画!」

奈緒「撮ったのPさんだろ、これ!」

モバP「ん……ああ」

モバP「藍子と奈緒が可愛かったからな、世界の人気者にしてやろうと思ったんだ」

奈緒「せめてあたしたちに一言伝えろよ!」

モバP「一言伝えたら自然な藍神ィ……が撮れないだろ?」

モバP「自然なままの藍神ィ……を世界に伝えることで、お前らを世界の人気者にしてやろうと思ったんだ」

奈緒「だからってなぁ……」

奈緒「……ってか、藍神って何だよ!」

モバP「いや、普通に、藍子と神谷だから」

モバP「藍神ィ……」

奈緒「なんでそんなねっとりした言い方になるんだよ!」

奈緒「というか、なんであたしだけ苗字なんだよ!」

「名前で呼んでほしかったの?」

奈緒「はぁっ!?」

奈緒「あ、いや、別にそういうわけじゃ……」

「じゃ、藍神でいいんじゃない?」

モバP「そうだよなあ、凛」

「うん」

モバP「藍神ィ……」

「藍神ィ……」

奈緒「凛までそう呼ぶのはやめろぉ!」

17 : ◆6QdCQg5S.DlH - 2016/06/13 17:12:01.56 X9JvsEhc0 17/19

「で、藍子と奈緒は付き合ってるの?」

モバP「付き合ってるぞ」

奈緒「なんでPさんが答えるんだよ!」

奈緒「……ってか、付き合ってるわけないだろぉ!」

「そうなの?」

奈緒「そうだよ!」

藍子「……みなさん、どうしたんですか?」

「あ、藍子、おはよ」

藍子「おはようございます」

藍子「プロデューサーさんも、おはようございます」

モバP「おう、おはよ」

藍子「それで、何の話をしてるんですか?」

「『藍子と奈緒が付き合う?』って話」

奈緒「まだその話してるのかよ!」

藍子「あ、はい」

藍子「今度付き合いますよ」

奈緒「はぁ!?」

「……へぇ」

奈緒「ちょっ、おい、藍子、どういうことだよ!」

藍子「え……あの、買い物に付き合ってくれるんですよね?」

奈緒「え……あ、うん……そうだな」

奈緒「その約束はしたけどさぁ……」

「……ふーん」

「ふふ……」

奈緒「な、なんだよ?」

「ううん、別に」

「ふふっ」

奈緒「だから、なんだよぉ!」

藍子「……ふふっ」

奈緒「藍子まで!」

奈緒「もう、なんなんだよぉ!」

モバP「……」

モバP「藍神ィ……お前らホント可愛いなァ……」







おわり

18 : ◆6QdCQg5S.DlH - 2016/06/13 17:13:08.90 X9JvsEhc0 18/19

劇場版遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS欠乏症にかかったので、つい
非力な私を許してくれ……

ちひろさんに「鬼、悪魔ではない、神だァ!」とか言わせたかったけど場所がなかった


誤字脱字、コレジャナイ感などはすいません。呼んでくださった方ありがとうございました

20 : ◆6QdCQg5S.DlH - 2016/06/13 17:14:01.37 X9JvsEhc0 19/19
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