4 : ◆4.FEXT.UOhq0 - 2015/05/29 23:41:32.59 Mj9C8xmBO 1/29

グリP(※以下P表記)「どうした翼?」

「今度の土曜って暇?」

P「今度の土曜日? えーっと……あぁ、暇だな」

「ほんとっ?」

P「うん」

「じゃーあー、今度の土曜日デートしよ?」

P「デート?」

「デート」

P「何言ってんだよ……駄目に決まってるだろ」

「良いじゃないですか~。デートしましょうよ~」

元スレ
伊吹翼「ね?ね?、プロデューサーさーん」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432910046/

5 : ◆4.FEXT.UOhq0 - 2015/05/29 23:51:50.53 Mj9C8xmBO 2/29

「ダメ?」

P「ダメ」

「え~、ダメぇ?」

P「うん、ダメ」

「むっ、そんなダメぇ?」

P「……そんなダメ」

「えぇー!? そこまでダメぇー!?」

P「ぐ……そこまで、ダメ」

「……ぅ……どうしても……ダメぇ?」ジワァ

P「ぅぐ……どうしても……ダメ……」

「……ひっく……ダメ……?」ポロポロ

P「」

6 : ◆4.FEXT.UOhq0 - 2015/05/29 23:55:51.73 Mj9C8xmBO 3/29

「……ふえ」ブワァ

P「あーもう!わかったよ良いよ!」

「やったー!」

P「」

「それじゃ、今度の土曜ね~」テテテッ

P「やられた……」

8 : ◆4.FEXT.UOhq0 - 2015/05/30 00:09:08.52 isZkBM2eO 4/29

─土曜日─

P「翼ー」

「あ! プロデューサーさーん」

P「悪い、待たせたか?」

「ううん、平気」

P「良かった。それじゃどうしようか?」

「おなか空いたから、ごはん食べに行こ?」

P「良いな、よし行くか」

9 : ◆4.FEXT.UOhq0 - 2015/05/30 00:17:04.68 isZkBM2eO 5/29

───

「んー、おいし~」モグモグ

P「うん、美味しいな」モグモグ

「……ねぇプロデューサーさん」

P「ん? なんだ?」

「プロデューサーさんが食べてるの、一口もらっても良い?」

P「おぉ良いぞ。じゃあ取り皿と……」

「あー」

P「……何やってるんだ?」

「ん? あーんだよあーん。食べさせて?」

P「は? いやいや何言ってんだよ。周りに人もいっぱいいるのにそんな事……」

「良いでしょー食べさせて~」


11 : ◆4.FEXT.UOhq0 - 2015/05/30 00:17:55.46 isZkBM2eO 6/29

「ダメ?」

P「ダメ」

「え~、ダメぇ?」

P「うん、ダメ」

「むっ、そんなダメぇ?」

P「……そんなダメ」

「えぇー!? そこまでダメぇー!?」

P「ぐ……そこまで、ダメ」

「……ぅ……どうしても……ダメぇ?」ジワァ

P「ぅぐ……どうしても……ダメ……」

「……ひっく……ダメ……?」ポロポロ

P「」

12 : ◆4.FEXT.UOhq0 - 2015/05/30 00:19:53.63 isZkBM2eO 7/29

「……ふえ」ブワァ

P「あーもう!わかったよ良いよ!」

「やったー!」

P「」

「あー」

P「やられた……」

14 : ◆4.FEXT.UOhq0 - 2015/05/30 00:38:45.54 isZkBM2eO 8/29

「早くはやく~!あ~ん」

P「はぁ……しょうがない。ほら、あーん」

「あー……ぁむ! んー! これもおいし~」

P「それは良かった」

「ねねっ、もうちょっと貰っても良い?」

P「あぁ、良いよ。それじゃ後は自分で……」

「ダメぇ!」

P「え」

「まだ食べさせて? あー」

P「いやいや、それは流石に……」

「ダメぇっ!」

P「えぇー……」

「はーやーくー! あ~」

P「……はい、あーん」

「あー……ん……んぅーおいしぃ~」

15 : ◆4.FEXT.UOhq0 - 2015/05/30 00:53:43.20 isZkBM2eO 9/29

「半分以上食べちゃった……えへへ」

P「まぁ、翼が気に入ってくれたなら何よりだよ」

「でもプロデューサーさん、それじゃ足りないよね? お詫びに私のも少しあげるね!」

P「良いのか? 確かにちょっと足りないし少しもらおうかな」

「それじゃ……はい、あーん!」

P「え? いや俺はいいよ、普通に食べるよ」

「ダメぇ!」

P「えぇ……じゃあ食べなくていいよ」

「ダメぇ!」

P「えぇー……いや、仮に百歩譲って俺がしてあげるのは良いとして……いや勿論そっちも駄目だけど……」

P「アイドルの翼にしてもらうなんて、それだけは駄目だ」

「ええ~、これくらい良いでしょ~?」

16 : ◆4.FEXT.UOhq0 - 2015/05/30 00:54:34.09 isZkBM2eO 10/29

「ダメ?」

P「ダメ」

「え~、ダメぇ?」

P「うん、ダメ」

「むっ、そんなダメぇ?」

P「……そんなダメ」

「えぇー!? そこまでダメぇー!?」

P「ぐ……そこまで、ダメ」

「……ぅ……どうしても……ダメぇ?」ジワァ

P「ぅぐ……どうしても……ダメ……」

「……ひっく……ダメ……?」ポロポロ

P「」

17 : ◆4.FEXT.UOhq0 - 2015/05/30 00:55:44.49 isZkBM2eO 11/29

「……ふえ」ブワァ

P「あーもう!わかったよ良いよ!」

「やったー!」

P「」

「はい、あーん」

P「やられた……」

23 : ◆4.FEXT.UOhq0 - 2015/05/30 21:06:37.57 snLdimjf0 12/29

「ほらぁ、あ~ん」

P「あ……あーん……」モグモグ

「おいしー?」

P「ん……うん、美味しいよ」

「えへへ、良かった~。それじゃもっとあげるね!あーん」

P「え、いやもう良いよ充分だよありがとう!」

「ダメぇ!」

P「いやぁ、翼にあーんしてもらったおかけで胸もお腹もいっぱいに……」

「ダメぇ!」

P「いや──」

「ダメぇ!」

P「……あーん」

「はい、あーん。えへへ~」

24 : ◆4.FEXT.UOhq0 - 2015/05/30 21:25:09.91 snLdimjf0 13/29

───

「おいしかったね~」

P「あぁそうだな。さて、それじゃどうしようか?」

「ん~……そうだ! 服見に行きたい!」

P「おっ、良いな。じゃあ行こうか」

「うん! プロデューサーさん、可愛いの選んでね?」

P「頑張る」

「じゃあ行こっ?」ギュッ

P「わっ!? こら、腕に抱きつくな」

「えぇ~、デートなんだから腕を組むくらい良いでしょ~?」

P「ダメダメ。いくらなんでもそれはダメだ! 翼が男と腕を組んで歩いてるのがバレたりなんてしたら……」

「ちゃんと変装してるから大丈夫だよ!良いでしょ~?」

25 : ◆4.FEXT.UOhq0 - 2015/05/30 21:26:11.76 snLdimjf0 14/29

「ダメ?」

P「ダメ」

「え~、ダメぇ?」

P「うん、ダメ」

「むっ、そんなダメぇ?」

P「……そんなダメ」

「えぇー!? そこまでダメぇー!?」

P「ぐ……そこまで、ダメ」

「……ぅ……どうしても……ダメぇ?」ジワァ

P「ぅぐ……どうしても……ダメ……」

「……ひっく……ダメ……?」ポロポロ

P「」

26 : ◆4.FEXT.UOhq0 - 2015/05/30 21:42:21.55 snLdimjf0 15/29

「……ふえ」ブワァ

P「ぐ……!」

P(いや駄目だ! ここで許したら今までの二の舞だ。ここは心を鬼にして……)

「……ふえぇぇぇ~~!!うあぁ~~ん!」ボロボロ

P「ちょっ、そんな泣かなくても……」

「良いでしょぉ~~~!?うえ~~~!!」ボロボロ

  エーナニアレー オンナノコナカセテルー サイッテー

   アンナカワイイコヲ…  クズダナ…… ゴミイカダロ…

 イキテルカチネェナ  トットトシネヨ

P「!? な、なぁそれ以外だったら良いから泣き止んで──」

「ぶわぁぁぁん!!!ぶろでゅぅざあざんのばぁがぁ~~~!」ボロボロ

P「わかったわかった!好きにして良いよ!良いから──」

「やったー!」

P「」

「ほらっ、早く行こっ!」ギュッ

P「……やられた」

27 : ◆4.FEXT.UOhq0 - 2015/05/30 21:56:58.02 snLdimjf0 16/29

───

「ん~、これ良いなぁ。あっ、こっちも可愛い! むぅー……ね~ね~プロデューサーさん! どっちが良いかな?」

P「うーん悩むなぁ……どっちも翼に良く似合ってるしなぁ……」

「そう? えへへ……あっ! プロデューサーさん、あっちも一緒に見てもらっても良い?」

P「んー? えっ!? あっちは下着売り場だろ!? それはちょっと恥ずかしいから駄目」

「えー? 私は全然恥ずかしくないよ?」

P「俺が恥ずかしいから駄目」

「えぇ~、良いでしょ~?」

28 : ◆4.FEXT.UOhq0 - 2015/05/30 21:57:50.86 snLdimjf0 17/29

「ダメ?」

P「ダメ」

「え~、ダメぇ?」

P「うん、ダメ」

「むっ、そんなダメぇ?」

P「……そんなダメ」

「えぇー!? そこまでダメぇー!?」

P「ぐ……そこまで、ダメ」

「……ぅ……どうしても……ダメぇ?」ジワァ

P「ぅぐ……どうしても……ダメ……」

「……ひっく……ダメ……?」ポロポロ

P「」

29 : ◆4.FEXT.UOhq0 - 2015/05/30 21:58:45.59 snLdimjf0 18/29

「……ふえ」ブワァ

P「ぐ……!」

P(いや駄目だ! ここで許したら今までの二の舞だ。ここは心を鬼にして……)

「……ふえぇぇぇ~~!!うあぁ~~ん!」ボロボロ

P「ちょっ、そんな泣かなくても……」

「良いでしょぉ~~~!?うえ~~~!!」ボロボロ

  エーナニアレー オンナノコナカセテルー サイッテー

   アンナカワイイコヲ…  クズダナ…… ゴミイカダロ…

 イキテルカチネェナ  トットトシネヨ

P「!? な、なぁそれ以外だったら良いから泣き止んで──」

「ぶわぁぁぁん!!!ぶろでゅぅざあざんのばぁがぁ~~~!」ボロボロ

P「わかったわかった!好きにして良いよ!良いから──」

「やったー!」

P「」

「ほらっ、早く行こっ!」ギュッ

P「……やられた」

30 : ◆4.FEXT.UOhq0 - 2015/05/30 22:15:10.26 snLdimjf0 19/29

──

「あー、楽しかった~」

P「……そうか……良かった……はぁ……」

「あれ? プロデューサーさん、どうかしたの?」

P「ん……久しぶりに1日中遊んで、ちょっと疲れたかな……ははっ……」

「そっかぁ。確かにもう夜だもんね」

P「さて、そしたらそろそろ夕飯でも食べて、お開きにするか?」

「え……あ、うん……そうだね」

P「ん? どうしたんだ?」

31 : ◆4.FEXT.UOhq0 - 2015/05/30 22:24:15.90 snLdimjf0 20/29

「あの……ね……? その……今日、色んなことしてもらったでしょ……?」

P「……あぁ、そうだな」

「それで……私も、誰にでも……あんな事してる訳じゃなくて……その……」

P「……」

「プロデューサーさんだから……プロデューサーさんの事が……す……す、好き…! だから……デート……してもらったんだよ……?」

P「……」

32 : ◆4.FEXT.UOhq0 - 2015/05/30 22:31:48.84 snLdimjf0 21/29

「……ねぇ、プロデューサーさん」

P「……どうした?」

「ほんとは、こんなこと聞いちゃダメってわかってるけど……」

「アイドルとか……プロデューサーとか、そういうのじゃなくて……一人の女の子と……男の人として考えて……」

「私の事を……一人の女の子として考えて、答えて欲しいんだけど……」

「ひ、一人の男の人として……私、プロデューサーさんのことが好きだから……大好きだから……!」

P「……」

「だから……! 私と……つ、付き合って……下さい……!!」

P「……」

「……ダメ……?」

33 : ◆4.FEXT.UOhq0 - 2015/05/30 22:34:43.08 snLdimjf0 22/29

P「……」

「……」

P「……駄目」

「……っ!」

P「……なんて、言う訳ないだろ?」

「プロデューサーさん!」










HAPPY END

34 : ◆4.FEXT.UOhq0 - 2015/05/30 22:56:22.34 snLdimjf0 23/29

おまけ

「久しぶりだね~、こうやって遊びに行くなんてね」

静香「そうね。最近は忙しくなってきたしね」

「あーあぁ~、未来もいればなぁ……久しぶりに3人で遊べると思ったのになぁ」

静香「しょうがないじゃない、急に仕事が入ってしまったんだから」

「……まぁ、そうだよね。いつまでも文句言っても意味ないし、今日は2人で思いっきり遊ぼっか~!」

静香「ええ、そうしましょう」

35 : ◆4.FEXT.UOhq0 - 2015/05/30 23:03:21.80 snLdimjf0 24/29

静香「それで、今日はどうするの?」

「ん~……まだお昼食べてないし、まずはお昼ごはん食べない?」

静香「そうね。私もまだだし、そうしましょう」

「決定~! それじゃ何食べよっかぁ」

静香「そうねぇ……」

「この辺、おいしそうなお店がいっぱいあるんだよね~! あっ、あそこのパスタのお店おいしそー!」

「む、でもあっちのハンバーグもおいしそーだな~……何食べたい?」

静香「それじゃあ……」

36 : ◆4.FEXT.UOhq0 - 2015/05/30 23:05:00.32 snLdimjf0 25/29

静香「うどんで」

「え?」

静香「うどんで」

「うどん?」

静香「うどん」

「うどんで良いの?」

静香「うどんが良いの」

「……」

静香「……」

「そっかぁ」

静香「ええ」

37 : ◆4.FEXT.UOhq0 - 2015/05/30 23:11:19.72 snLdimjf0 26/29

───

「ん~! この親子丼おいし~!!」

静香「そう、良かったわね」ズルズル

「卵がフワッフワのトロトロで、お肉も柔らかくて……んー!」

静香「確かに美味しそうね」ズルズル

「おいしーよ~? 一口食べる?」

静香「ううん、大丈夫よ」ズルズル

「そう?」

静香「ええ。ありがとう」ズルズル

「……ねぇ、そのおうどんおいしー?」

静香「ええ、とても美味しいわ」

「ほんとっ!? 一口ちょーだい!」

38 : ◆4.FEXT.UOhq0 - 2015/05/30 23:15:23.46 snLdimjf0 27/29

「ダメ?」

静香「ダメ」

「え~、ダメぇ?」

静香「ええ、ダメ」

「むっ、そんなダメぇ?」

静香「そんなダメ」

「えぇー!? そこまでダメぇー!?」

静香「そこまでダメ」

「……ぅ……どうしても……ダメぇ?」ジワァ

静香「どうしてもダメ」

「……ひっく……ダメ……?」ポロポロ

静香「ダメ」

「そっかぁ」

静香「ええ」

「……」

静香「……」ズルズル









39 : ◆4.FEXT.UOhq0 - 2015/05/30 23:24:52.35 snLdimjf0 28/29

という訳で終わり

先日、とあるssで『翼の「ダメぇ?」は溶ける』というようなコメントを見て実際に聞いてみましたけど
あれはいけない……ダメ……本当に溶ける
あんな風に「ダメぇ?」なんて言われて、ダメと言えるPなんているんですかね?

そんな訳でこんなコピペssが出来ました

今回もコピペを読んでくれた人達、ありがとうございます

41 : ◆4.FEXT.UOhq0 - 2015/05/30 23:28:26.38 snLdimjf0 29/29

あっ!画像支援ありがとうございますー!


あとついでに、おまけのコピペに使った前作です↓
グリP「静香、昼ごはん何食べる?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432295895/
http://ayame2nd.blog.jp/archives/3497944.html

こっちのコピペも読んでくれたら嬉しいです

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