1 : 0820 - 2018/05/15 00:02:15.16 FmIK8Trv0 1/12

こんばんは。

アイドルマスターシンデレラガールズのSSになります。

元スレ
安部菜々「ガラスの靴は」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1526310134/

2 : ◆CS7uVfQgX. - 2018/05/15 00:03:15.61 FmIK8Trv0 2/12

事務所の屋上・夜

菜々「……」ボーッ

ガチャ

菜々「?」クルッ

モバP(以下P表記)「こんなところにいたんですか菜々さん」

菜々「プロデューサーさん…」

「どうしたんですかこんな時間に、こんな場所で。冷えますよ」

菜々「いえ…ちょっと、夜空が見たくなって」

「そうですか」

菜々「はい」

「……」

菜々「……」

3 : ◆EvbvEj89F6 - 2018/05/15 00:03:54.13 FmIK8Trv0 3/12

「お隣、いいですか?」

菜々「はい。もちろん」

「失礼します」

菜々「失礼されます」

「なんですかそれ」ハハ

菜々「なんでしょうね」クスクス

4 : ◆EvbvEj89F6 - 2018/05/15 00:04:34.13 FmIK8Trv0 4/12

「俺のジャケットで悪いですけど。どうぞ」スッ

菜々「いっ、いえ!お構いなく」

「大切なアイドルなんですから構いますよ。何を言ってるんですか」

菜々「…えへへ。じゃあ、お言葉に甘えて」

「はい。甘えてください」

5 : ◆EvbvEj89F6 - 2018/05/15 00:05:25.11 FmIK8Trv0 5/12

「星と月。どちらがお目当てでした?」

菜々「はい?」

「いえ。夜空を見に来た、と言っていたので」

菜々「…どちらでしょう」

「決めてなかったんですか」ハハ

菜々「なんとなく。一人になりたかっただけかもしれません」

「…そうですか。本当に失礼しちゃいましたね。すみません」ペコリ

菜々「…とか言って。この場を離れる気もないんですね」クスクス

「はい。今は菜々さんと一緒にいたい気分なので」

菜々「…ズルいですね。プロデューサーさんは」

菜々「そんなこと言われたら、もう、一人になりたい、なんて言えないじゃないですか」

6 : ◆EvbvEj89F6 - 2018/05/15 00:06:02.46 FmIK8Trv0 6/12

「あ、そういえば」

菜々「はい?」

「下でココアと紅茶買ってきたんでした。どっちがいいですか?」

菜々「じゃあ、紅茶をいただきます」

「どうぞ」

菜々「ありがとうございます」

「……」カシュ

菜々「……」ゴク

「…ちょっと冷めちゃってますね」

菜々「そうですか?温かいですよ」

「菜々さんがいいなら良かったですけど」

菜々(あなたが買ってきてくれた。その気持ちが温かい、なんて乙女すぎですかね)

7 : ◆EvbvEj89F6 - 2018/05/15 00:06:35.93 FmIK8Trv0 7/12

「…さ、そろそろ戻りましょうか」

菜々「……」

「菜々さん?」

菜々「プロデューサーさん」

「…はい」

菜々「ナナは、夢でも見てるんでしょうか?」

「……」

菜々「ずっと憧れ続けたアイドルになれて、そして、そして…」

8 : ◆EvbvEj89F6 - 2018/05/15 00:07:10.66 FmIK8Trv0 8/12

「安部菜々さん」

「あなたが、ガラスの靴を手にしたこの瞬間を、心から嬉しく思います」

「第7第シンデレラガール。本当におめでとうございます」

9 : ◆EvbvEj89F6 - 2018/05/15 00:07:45.82 FmIK8Trv0 9/12

菜々「!! プロデューサーさんっ」ダキッ

菜々「ナナっ、やりました!ついに…ついにっ…」ボロボロ

「はい」ギュッ

菜々「ぷろでゅーさぁさん、ナナ、ナナっ」ギューッ

「はい。頑張りましたね」

菜々「やった…やったよっ…」

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10 : ◆EvbvEj89F6 - 2018/05/15 00:08:44.37 FmIK8Trv0 10/12

「落ち着きましたか?」

菜々「はい、見苦しいところをお見せしました」

「いえいえ」

菜々「シャツも、濡らしてしまってすみません」

「俺の胸なんかでよかったら、いつでも貸しますよ」

菜々「…プロデューサーさんは優しいですね」

「普通ですよ」

菜々「普通なんかじゃないですよ。ナナにガラスの靴を用意してくれちゃう魔法使いさんです」

「それはナナさんが自力で手に入れたものです。俺はせいぜい舞踏会へ導くカボチャの馬車を手配した程度ですよ」

菜々「カボチャの馬車…」

「はい。その程度です」

菜々「…じゃあ、そんなプロデューサーさんに用意してほしいものがあるんですけど、お願い聞いてくれますか?」

「はい。シンデレラの願いとあらば」

菜々「今すぐじゃなくていいんですけど、いつか、いつか…」















菜々「ナナとプロデューサーさん用の、ガラスの指輪を…!」

11 : ◆EvbvEj89F6 - 2018/05/15 00:09:57.20 FmIK8Trv0 11/12

短いですがこれにて完結です。

日をまたいでしまったのが心残りです…

12 : ◆EvbvEj89F6 - 2018/05/15 00:12:29.92 FmIK8Trv0 12/12

安部菜々さん。

貴女が努力を続け、ガラスの靴を手に入れたことを、心の底から祝福致します。

第7代シンデレラガール、本当におめでとう!!!

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