1 : 以下、名... - 2018/05/10 07:18:30.75 4bUMaSRA0 1/16

真乃「はい。めぐるちゃんが、楽しそうだからって持ってきたんです」

灯織「め、めぐる……足が邪魔……!」プルプル

めぐる「しょうがないよー。こういう指示なんだもん」

「それで今ちょうどやってるところか」

めぐる「えへへ、楽しいよー! 体を柔らかくできるし」

灯織「こんなので柔らかくなったら苦労は……きゃっ!?」

バタンッ

めぐる「はい灯織の負けー!」

灯織「今のは、めぐるが体重をかけてきたせいでしょ。上から降りて」

めぐる「ごめんごめん」ササッ

真乃「これで優勝はめぐるちゃん! さすがだねっ」

(トーナメント戦だったのか……)

めぐる「優勝っていい響きだねー!」

めぐる「あ! ねえねえ、プロデューサーもやらない?」

「は?」

めぐる「やろうよ! シード枠で、私と対戦しよう!」

元スレ
【シャニマス】P「ツイスターゲーム?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1525904310/

2 : 以下、名... - 2018/05/10 07:21:09.44 4bUMaSRA0 2/16

灯織「ダメ」

めぐる「なんで灯織が答えるの?」

灯織「冷静になってめぐる。プロデューサーは男の人だから」

真乃「そうだよ。その……恥ずかしくないの……? 体が触れ合うんだよ?」

めぐる「別にいいじゃん! プロデューサーだし!」ニコニコ

(信頼されてるのか、男として見られてないのか。後者だったらへこむ)

(まあそれは置いといて)

「俺もやめた方がいいと思う。灯織と真乃は遠回しに言ってるけど」

「つまり、めぐるの胸とかが俺の体に密着するかもしれないんだ。そんなの嫌だろう?」

めぐる「嫌じゃないよ? プロデューサーだもん」

(どういう奴だと思われてるんだ俺)

灯織「……!」ピコーン

灯織「プロデューサー、もう無駄です。めぐるは今、何が何でも押し通すモードに入ってます」

「そんなモードがあるなんて初耳だ」

灯織「こうなった以上、プロデューサーが折れるしかありません」

真乃「……!」ピコーン

真乃「そ、そうですよプロデューサーさん。スタンバイしてくださいっ」

(真乃と灯織の頭上に電球マークが見えた気がする)

「本当にいいのか? あとで後悔するなよ?」

3 : 以下、名... - 2018/05/10 07:24:35.00 4bUMaSRA0 3/16

めぐる「大丈夫っ! 始めよっか!」ササッ

灯織「ええ」ササッ

真乃「楽しみ!」ササッ

「……なんで真乃と灯織も位置についてるんだ」

めぐる「2人もやりたいの?」

真乃「う、うん。楽しそうだから……」モジモジ

灯織「やりたいわけじゃないけど、イルミネの2人がやるならチームワーク強化のため私も参加する必要があると思って」

「そんな必要ないと思うぞ」

めぐる「まあまあ、みんなでやった方が盛り上がるって!」

めぐる「ここにツイスターゲームのスピナーを回すボタンがあるから、私が押していくよ!」

「そんなものツイスターゲームに付属してたか?」

真乃「手で握れるくらい小さいし、ゲームに支障は出ないねっ」

灯織「もしキツければ私が代わって持つから」

「なあ、スムーズに事が進んでるけど俺は4人でやるの反対だぞ」

めぐる「じゃ、スタート!」ポチッ

「聞けよ!」

4 : 以下、名... - 2018/05/10 07:27:13.47 4bUMaSRA0 4/16


ピタッ

めぐる「止まった! 右足を赤だね、えいっ」スッ

めぐる「次は真乃だよー、スイッチオン!」ポチッ

ピタッ

真乃「左手を赤……むんっ」スッ

「気合を入れるような位置か」

灯織「次は私。お願いめぐる」

めぐる「オッケー」ポチッ

ピタッ

めぐる「右足を緑だって」

灯織「簡単」スッ

めぐる「プロデューサーの番だよ、それっ」ポチッ

ピタッ

めぐる「左足を赤に移動させて!」

「あのさ、やっぱり俺は離脱するよ」

真乃「えっ」

灯織「一度やると決めたのに、今更言葉を曲げるんですか」

めぐる「男らしくないよ!」

「だって4人でやるとは思わなかったし……分かった。分かったから潤んだ瞳で見つめるな」

5 : 以下、名... - 2018/05/10 07:29:16.91 4bUMaSRA0 5/16

「左足を赤だっけ? 楽勝だな」スッ

めぐる「最初は簡単だよね! でも、ここからが大変だよー」

――――

めぐる「プロデューサー、右手を緑だよ!」

「ぐぐぐ……!」スッ

真乃「ほわっ……届いた……!」

「な、何とかギリギリ……」

めぐる「プロデューサー体固いね」

「まあな。3人はさすがだ、軟体だな」

灯織「柔らかいと体を上手く使えますし」

真乃「次はめぐるちゃんだよ」

めぐる「うん!」ポチッ

ピタッ

めぐる「出た! 左足を黄色!」

「!」

めぐる「まだまだいけちゃうよ。それっ」グイッ

「ま、待て! 足をそこに置いたら……!」

めぐる「え?」

6 : 以下、名... - 2018/05/10 07:30:47.47 4bUMaSRA0 6/16

(ス、スカートの中が見えそうだ)

めぐる「なにプロデューサー? どうしたの?」

「……何でもない」

(俺が見ないようにすればいい話だな)

めぐる「次は真乃!」ポチッ

ピタッ

真乃「右手を黄色だね」スッ

めぐる「灯織どうぞー!」ポチッ

灯織「左手を緑……」


灯織「失礼しますプロデューサー」スッ

「!?」


(か、顔が近い!)

灯織「……」ドキドキ

めぐる「……」

「め、めぐる。早くボタンを押して俺に指示してくれ」

めぐる「……」

「めぐる?」

7 : 以下、名... - 2018/05/10 07:32:16.41 4bUMaSRA0 7/16

めぐる「左手を青だよ」

真乃灯織「!?」

「え? ボタン押したか?」

めぐる「押した」

「そうか。それじゃ、よっと」スッ

(これで灯織との距離が離れた)ホッ

灯織「……」

めぐる「次は私の番だね♪ 左手を青かー」

「おいボタンは?」

めぐる「押した押した。えいっ」スッ

「!!」

(今度はめぐるの顔が……!)

めぐる「♪」ニコニコ

真乃「……つ、次は私の番だね」

真乃「左手を赤……むんっ」スッ

めぐる「!?」

灯織「私の番。左手を青」スッ

グイッ

めぐる「!?!?」

8 : 以下、名... - 2018/05/10 07:34:11.51 4bUMaSRA0 8/16

(俺とめぐるの間に割って入ってきた)

めぐる「ちょっと灯織!」

灯織「なに?」

めぐる「それに真乃も、ちゃんと私の指示通りに動いてよ!」

灯織「なに言ってるの。私たちはしっかり、『めぐるみたいに』動いてるけど」

真乃「そ、そうだよめぐるちゃん」

めぐる「うぐ……!」

めぐる「へ、へぇー……そっか。そういうつもりなんだね」

真乃めぐる灯織「……」ゴゴゴゴゴ

(争いの炎がメラメラと燃えている……何故だ)

灯織「次、プロデューサーの番でしたよね」

「ん? ああ」

灯織「右手を赤ですよ」

「え」

めぐる「……この状況だと仕方ないか……」ボソッ

めぐる「早くしてプロデューサー」

「なあボタン押してないよな? 嘘の指示だろこれ」

真乃「ほ、本当ですよ……私の位置から見えるので……」

(真乃が言うなら本当なのか。えっと、右手を赤)スッ

9 : 以下、名... - 2018/05/10 07:37:59.55 4bUMaSRA0 9/16

めぐる「私のターンだね。右手を青……ほっ!」スッ

真乃「私は右手を青。むんっ」スッ

(今度は真乃が近づいてきた)

真乃「えへへ」ニコッ

灯織「左手を青」スッ

めぐる「さあプロデューサー、左足を赤だよ!」

真乃「ち、違います……! 左手を黄色です……!」

灯織「真乃の指示に従ってはダメ。めぐるの言うとおりにしてください」

「お前らやっぱり自分勝手に動いてるだろ!?」

めぐる「そんなわけないじゃん」

真乃「ボタン、押してますよ?」

灯織「信じてください」

「……。で、どっちなんだ」

灯織「左足をあk…」

真乃「左手を黄色ですっ!」

めぐる灯織「!!」

真乃「そうだよね、めぐるちゃん灯織ちゃん?」

灯織「先手を打たれた……これ以上言い返したらまた疑われる」ヒソヒソ

めぐる「ここは仕方ないね」ヒソヒソ

10 : 以下、名... - 2018/05/10 07:39:55.52 4bUMaSRA0 10/16

(この裏の読み合いみたいな空気は一体……)

「じゃあ左手を黄色に置くぞ」スッ

真乃「ほわっ……近い……♡」ドキドキ

(あぶな……! まさかこんなに近くなるとは)

灯織「マズい……!」

めぐる「何とかしなきゃ……!」

(数分後)

「……」プルプル

(こ、この状況は……)

めぐる「むむむ……!」プルプル

真乃「ほわわ……っ」プルプル

灯織「くっ……!」プルプル

(ブリッジ状態の俺の頭はめぐるの太ももに挟まれ、顔面は真乃の胸に埋まり)

(灯織はそれらを押しのけようとして無理やり顔を近づけてくる)

(男としてかなり羨ましい状況に置かれているが……俺はこの娘らのプロデューサーだ)

(喜んでる場合じゃない!)

11 : 以下、名... - 2018/05/10 07:41:44.26 4bUMaSRA0 11/16

「ほ、ほぐほうほがが! ほひへふへ!!」
 (も、もう降参だ、負けた! どいてくれ!)

めぐる「なに言ってるか分からないよプロデューサー」

灯織「真乃、胸をどけて」

真乃「そんなことしたら灯織ちゃんの顔が……!」ムニュ

めぐる「させないよ!」ギュム

(うっ! 胸と太ももで圧迫されて……!)


ガチャ


はづき「プロデューサーさん。さっき言ってたレッスンの件ですけど」

「!!」

真乃めぐる灯織「あ」

(は、はづきさん……ヤバい……!)

ツルッ

「うわっ!?」ドサッ

真乃めぐる灯織「きゃっ!?」ドサドサッ

「痛たた……尾てい骨を打った」


はづき「……プロデューサーさん……?」

「!!」


「あ、あの……はづきさん、これには訳が……!」

はづき「……」

(ゴミを見るような目で見下されてる!!)

12 : 以下、名... - 2018/05/10 07:43:30.51 4bUMaSRA0 12/16

はづき「イルミネのみなさん」ニコッ

真乃めぐる灯織「はいっ!」ビクッ

はづき「これからレッスンですよね? 早く行かないと怒られちゃいますよー」ニコニコ

灯織「そ、そうですね」

はづき「それと。休憩中に遊ぶのはいいですけど、相手を考えてくださいね」

真乃「はい……」

めぐる「プロデューサーは悪くないんです! 悪いのは、はしゃぎ過ぎた私たちで……!」

「3人とも、レッスンに遅れるぞ」

めぐる「で、でも」

「俺は大丈夫だから。ごめんな」

真乃「謝らないでくださいっ」

灯織「……では、行ってきます」ペコリ

スタスタ

ガチャ パタン


「ぎゃああああああ!!」


真乃「ひぅっ……!?」ビクッ

めぐる「プロデューサーの悲鳴……! 助けないと!」

灯織「待って」ガシッ

灯織「プロデューサーにはあとで謝ろう。今はレッスンが優先」

めぐる「そ、そうだね……」

13 : 以下、名... - 2018/05/10 07:44:53.33 4bUMaSRA0 13/16

真乃「……生きてるかな……」

灯織「……」

めぐる「……」


そのあと数分間にわたり、プロデューサーの悲鳴はレッスンルームまで響き続けた


おわり

14 : 以下、名... - 2018/05/10 07:45:42.16 4bUMaSRA0 14/16


おまけ


「すみません! もうしません! 身分を弁えます!」ペコペコ

はづき「本当に反省してるんですか?」プンプン

「それはもう心から!」

はづき「本人たちがいいと言っても、あなたはプロデューサーさんなんですから」

はづき「立場をしっかりと理解して慎重に行動してくださいね?」

「はい!!」

はづき「では、お説教はここまでです」

はづき「……楽しかったですか?」

「え?」

はづき「可愛い女の子たちとツイスターゲーム、楽しかったですか?」

「……」

はづき「正直に言わないと…」

「楽しかったです! 男の本能が表に出る時もありました!」

「すみませんでした!」

はづき「そうですか」

15 : 以下、名... - 2018/05/10 07:46:27.45 4bUMaSRA0 15/16

はづき「じゃ、やりましょうか」

「へ?」

はづき「ツイスターゲームです。アイドルの女の子たち相手はダメですけど」

はづき「私なら何度でもお付き合いしますよ」

「え……えっと……」

はづき「ふふ♪」ニコニコ

「は、ははは……」


この後めちゃくちゃプレイした


おわり

16 : 以下、名... - 2018/05/10 07:47:45.41 4bUMaSRA0 16/16

めぐるのスタイルは凶器
特に太もも

キャラの喋り方、呼称違いがありましたらすみません
読んでくださりありがとうございます

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