『はい!はい!』ピッピッ
『はい!はい!』ピッピッ
『はい!はい!』ピッピッ
春香「……うーん、小鳥さんに教えてもらったけど、これ何がおもしろいんだろう?」
春香「ただかけ声出して手拍子してるだけだよね、これ……」
ガチャ
千早「戻りました。……あら、春香だけ?」
春香「あ、お帰り千早ちゃん」
千早「……何してるの?」
春香「これ?シャイニーフェスタなんだけどね」
千早「ええ」
春香「一通り遊び終わったんだけど、小鳥さんがハンドクラップ用のボイスでまだまだ遊べるって言ってたんだ」
千早「……どういう意味かしら」
春香「私もよく分かんない」
元スレ
春香「シャイニーフェスタの新しい遊び方かぁ」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1355150671/
『はい!はい!はい!』
千早「それは?」
春香「私」
千早「……それぞれの声をボタンの音に割り当てることができるのね。そんな機能があるなんて……あまりやってないから気がつかなかったわ」
春香「千早ちゃんだと、こんなのがあるよ」カチッ
『わん!わん!』
千早「……わん?」
春香「わん」
千早「犬の鳴き真似?」
春香「いや……1の方だと思うけど」
千早「あ、そっち……そうよね」
春香「犬の鳴き声なら、別ではじめからあるよ」カチッ
ガチャ
雪歩「ただいま戻りましたぁ」
ワンッ!
雪歩「えっ!?」
春香「あ、雪歩おかえりー」カチカチ
ワンッ!ワンワンッ!
雪歩「い、いぬぅ!?た、たすけ……!!」
千早「萩原さん、これよ。落ち着いて」
春香「そうそう」カチカチ
ワンッ!ワンッ!
雪歩「……あ、それかぁ……良かった、本物がいなくて……ふぅ」
春香「雪歩もシャイニーフェスタやってるんだよね?」カチカチ
ワンッ!ワンッ!
雪歩「うん。最近は一緒の時間が多い亜美ちゃんとよくやってるよ」
千早「…………ん?」
春香「へえ、亜美も持ってるんだ。まあ真美もやってたから普通か」カチカチ
『はい!はい!はい!』
雪歩「……えへへ、そのボイス面白いよね」
春香「そうだねー、みんなの声をこうやって聞くことってあんまりないし」
千早「……ねえ春香、そういえばどうして電源を繋いでないのに動いてるの?」
春香「えっ?」
雪歩「えっ?」
千早「えっ?」
千早「…………電池式だったのね」
春香「ま、まあそういう勘違いもあるよ!ね、雪歩」
雪歩「う、うん……」
千早「この間亜美と真美が事務所であのゲーム機やってたときは、きちんとコンセントに刺さってたから……」
春香「(あれはXbox360なんだけどなあ)」
雪歩「(違いが分からないのかな……?)」
千早「ごめんなさい、私このピーエスピー?買ったの今回が初めてで……」
春香「い、いいよいいよ気にしなくて!」
千早「今日も電源コードごと持ってきてしまったの……私機械のことはよく知らないから」ゴソゴソ
雪歩「ええと……それはある意味正しいから問題ないよ、千早ちゃん」
千早「……そうなの? まあ、どちらにしろここでやっても問題ないなら……春香、一緒に遊んでも構わない?」
春香「うん!じゃあお隣にどうぞっ」
千早「失礼するわ」ストン
雪歩「で、春香ちゃんは何をしてたの?曲で遊んでたんじゃないんだよね?」
春香「そうなの。小鳥さんが教えてくれた遊び方を研究してるんだけど……」
雪歩「どんな?」
千早「……」カチッ パローン♪
春香「なんかね、私たちのボイスを組み合わせたら面白いらしいんだけど」
千早「…………」カチッカチカチ
雪歩「組み合わせるって、どういう風に?」
春香「それが分からないから、どうしようかって考えてるところ」
千早「………………」カチカチ…カチカチ
/
アイドルマスター シャイニーフェスタ
ハニーサウンド!
\
春香「あっ、千早ちゃんは準備万端?」
千早「ええ。いつでもかかってきなさい」
雪歩「対戦ゲームじゃないと思うけど……」
春香「うーん……」カチカチ
ワンッ!ワンッ!
千早「ショップ……なるほど、ここで色々な物を買い揃えられるのね」カチカチ
春香「うん、色々探してみて……で、何かこう楽しみかたのヒントみたいなのがあればいいんだけど……」カチカチ
『うふっ、うふっ』
『それ!それ!』
『でや!でや!』
千早「……あずささん、律子、高槻さんね」
春香「おお!正解だよ千早ちゃん!」
千早「さすがに同じ事務所の人だもの、それくらいわかるわ」カチカチ
雪歩「わ、私もやってみようかな」ゴソゴソ
雪歩「ええっと……」カチカチ
『るんっ♪』
春香「……ん?今のは?」
千早「水瀬さんでしょう?」
雪歩「正解。よくわかったね」
春香「……なんて言ったの?」
雪歩「えっ?」
春香「だから、今の伊織。あれ何て言ったのかな?」
雪歩「……ええと……もう一回聞いてみるね」カチカチ
『るんっ♪るんっ♪』
千早「……確かに、いまいちよくわからないわね」
雪歩「そうだね……調べたらなにか分かるかも。ちょっとパソコン借りてみる」スタスタ
春香「…………」カチカチ
『よっ!よっ!』
千早「我那覇さん」
春香「うん、正解」
雪歩「…………ああ……わかったよ、二人とも」
春香「何だった?」
雪歩「『るん』だった」
千早「『るん』……いわれてみれば……聞こえなくもないかしら。ちょっと変だけど」
雪歩「そうだね……でも一応攻略サイトにはそう書いてあるから、やっぱり『るん』なんだと」
春香「待って」
雪歩「?」
千早「?」
春香「私には『れろっ♪』って聞こえる」
雪歩「れ、れろ?……って何……?」
千早「……んん……そう言われれば聞こえなくもないような……いいえ、少し無理があるんじゃないかしら、春香」
春香「だって、そう聞こえるんだもん!百歩譲って『れうっ♪』だよ」
雪歩「……『れうっ』……何の音なのかな……?」
千早「『れうっ』……難しいわね……」
春香「ちょっと何回も聞いてみて!絶対『れろっ』って聞こえるんだから! ほら!」カチカチ
『るんっ♪』
春香「…………」カチカチカチカチ…
『るんっ♪』
千早「…………」
『るんっ♪るんっ♪』
雪歩「…………」
『るんっ♪るんっ♪るんっ♪るんっ♪』
『……れうっ♪れうっ♪れうっ♪』
千早「!!」
雪歩「!!」
春香「ほらあ!」
春香「今『れうっ♪』って言った! 言ったよ!」
千早「…………そうね、これは『るんっ♪』じゃなくて『れうっ♪』だわ」
春香「確かに『れろっ♪』は言い過ぎたかもしれないけど、それでも聞こえなくはないレベルだよ!」カチカチ…
『れうっ♪れうっ♪れうっ♪れろっ♪れうっ♪』
千早「ええ……すごく想像力を働かせながらだと、10回に1回くらいは『れろっ♪』って聞こえる気がするわ」
雪歩「うう……そ、そうだね……」
春香「ちょっと疑惑を確信に変えてくるね」カチカチ
雪歩「よ、よくわからないから私他のを探してみる……」カチカチ
千早「……音無さんが言っていたらしい楽しみかたって、こういう変なのを探せってことなのかしら」
『わんっ♪』
千早「いまのは……真美、いえ亜美だわ……」
雪歩「す、すごい……さすがだね」
千早「それも怪しいわね。何て言ってるの?」
雪歩「待ってね、ええと……」カタカタ
春香「…………」カチカチ
『れうっ♪れうっ♪れろっ♪れうっ♪』
千早「……春香、それはもうわかったから」
春香「だ、だって気になるんだもん……」
雪歩「……亜美ちゃんは『わんっ♪』って言ってるね」
春香「……やっぱりたまに『れろっ』って聞こえるよ……おかしいのかな」カチカチ
千早「……『わんっ』?まさか。全然聞こえないわよ、これじゃせいぜい……」カチカチ
『れろっ♪』
『はうっ♪』
「「「!!??」」」
春香「…………今『はうっ♪』って言ったよね」
千早「…………言ったわ」
雪歩「……言ったかも……」
千早「……れろっとか、れうって……」
春香「こう……何かを舐める音? かな……」
千早「…………」
春香「…………」カチカチ
雪歩「…………」カチカチ
『れうっ♪』
『はうっ♥』
春香「…………」
千早「…………」
雪歩「……ひいぃ……これは……」
春香「…………」カチカチ
雪歩「…………」カチカチ
千早「……その下の真美のボイス1は……」カチカチ
『はい♪はい♪はい♪』
『れうっ♪れうっ♪れろっ♪』
『はうっ♪はうっ♥』
千早「…………」
春香「千早ちゃん……それ、合いの手?リアルすぎるよ」
雪歩「……こ、こんなやらしいのダメだと思いますぅ!も、もとはと言えば春香ちゃんが伊織ちゃんのボイスのことを……」
春香「……あ」
雪歩「……な、何?春香ちゃん」カチカチ
春香「思ったんだけど、そういえば雪歩も似たようなボイスだったなあって」カチカチ
『れうっ♪』(雪歩)
『はうっ♪』
雪歩「まっ、まってよ春香ちゃん!?」
千早「…………」カチカチ
『よっ!』カンッ
雪歩「『よっ!』じゃないよ千早ちゃぁん!」
春香「ご丁寧に拍子木まで……」
千早「……クスクス……ごめん、なっさい……ブフッ……」
春香「まあまあ雪歩落ち着きなって。内容はともかくこれ結構楽しいよ」
雪歩「えっ……た、楽しいかな……」
春香「千早ちゃん、もっといろいろ見てみない?」
千早「良いわよ」
雪歩「……わ、悪乗りが加速していく……」
千早「萩原さんも協力して、ほら」
雪歩「……うぅ…………あ、そうだ」
春香「ん?」
雪歩「この前亜美ちゃんに……じゃない、亜美ちゃんが教えてもらったのを聞いたんだけどね」
雪歩「真美ちゃんのボイスが…………」
──────
雪歩「いくよ……」
春香「…………」ゴクリ
千早「…………」ゴクリ
雪歩「…………」カチッカチッ
『ぃんぃんっ♪』
春香「わぁお」
千早「格が違うわね……」
雪歩「で、でしょ……」
雪歩「たぶん、小鳥さんが言ってた楽しみ方ってこういうことなんだって……」
春香「なるほど……なるほど……」
千早「…………これは……」
雪歩「……でね、これといろんなボイスを組み合わせて……その……あの……」
春香「へー……」カチカチカチカチカチカチ
『ぃんっいんぃぃぃんっ♥』
雪歩「…………」
千早「……それで、これをどうしましょうか」
春香「とりあえず、片っ端から混ぜてみようよ」カチカチカチカチ
『ぃんっ♪ぃんっいんっ♥』
千早「春香のボイスは?」カチカチカチカチッ
春香「どうかなー」カチカチカチカチ
『はい!はい!はい!』
『いんっ♪ぃんっいんぃぃぃんっ♪』
春香「……んー、これはちょっと微妙かも」
千早「じゃあ、私のを試してみたらどうかしら」カチカチッカチカチ
春香「はいはい」カチカチッカチカチ
『わん!わん!わん!』
『ぃんっ♪ぃんっいんっ♪』
春香「…………」
雪歩「これも、あんまり合わないかな……」
千早「そうね、次のを……」
春香「待って」
千早「?」
春香「私ね、この千早ちゃんのボイスにも疑問があるんだ」
千早「そうなの?」
雪歩「どうかしたの?」
春香「これさ、攻略サイトには『わん!』って言ってるって書いてあるけど……」
春香「私には『ぱん!』に聞こえる」
雪歩「ぱ、ぱん?」
千早「言われてみれば……」カチカチ
『ぱん!ぱん!』
千早「……そうね、『わん!』よりも『ぱん!』に近いかも」
春香「でしょ、千早ちゃん。それでね、不思議なことにそう考えながら同じことをやると……」
千早「…………?」
春香「聞こえ方が全然変わってくるんだ」
春香「千早ちゃん、テンポよくお願い」カチッカチッカチッカチッ…
千早「……え、ええ。わかった」カチッカチッカチッ…
『ぱん!ぱん!ぱん!ぱん!』
『ぃんっ♪ぃんっ♪ぃんっ♪ぃんっ♪』
春香「すごいの一言だよ」
雪歩「」
千早「……春香、これはさすがにダメだわ」
春香「それでね……それでもってね……」
千早「春香……これ以上は……」
雪歩「ぅ、うぅ……」
春香「そもそも…………」
千早「春香……だめよ」
雪歩「ひいぃっ……!」
春香「この…………『ぱん!』って」
千早「春香! 早まっちゃダメ!止められなくなるわっ!!」
雪歩「わ、私……わたひっ……!!」
春香「最初からあるから組合わせ何でもありなんだ」
春香「例えば律子さんなら……」カチッカチッカチッ
『それ!それ!それ!』パンッパンッパンッ
『ぃんっ♪ぃんっ♪ぃんっ♪』
春香「美希なら……」カチッカチッカチッカチッ
「えいっ!えいっ!えいっ!えいっ!」パンッパンッパンッパンッ
『いんっ♪ぃんっ♪ぃんっ♪ぃんっ♪』
春香「真なら……」カチッカチッカチッ
『でりゃっ!でりゃっ!でりゃっ!』パンッパンッパンッ
『いんっ♪ぃんっ♪ぃんっ♪』
千早「」
雪歩「」
春香「更に更に……」カチッカチッ…カチカチ
『ぃんっ♪…………ぃんっ♪』
/
パシャッパシャパシャッ
\
千早「今のは……!?」
春香「今のもハンドクラップ音だよ。シャッター音」
/
ハイ!ハイ!ハイ!
\
『はむっ、はむはむ』
『ぃんっ♪ぃんっ♪』
春香「もしかしたらこういうのが好きなのかも……」
千早「」
雪歩「」
春香「それでもってもうごちゃごちゃにしたらこうなるんじゃないかな?」
『れうっ♪れろっ♪』(伊織)
『ぃんっ♪ぃんっ♪』
『れうっ♪れろっ♪』
『ぃんっ♪ぃんっいんぃぃぃんっ♪』
『あら……うふ、うふ……』(あずさ)
『ね!』(律子)
『えへへっ』(雪歩)
『でや!でや!でや!』パンッパンッパンッ(やよい)
『ぃんっ♪ぃんっ♪ぃんっ♪』
千早「……春香、あなたはどうしてしまったの」
──────
春香「……小鳥さん……私分かりました! シャイニーフェスタの新しい遊び方が!……」
千早「春香」
春香「……私これからも頑張ります! きっと、まだまだ可能性があるはずです!……」
千早「春香」
春香「……でもこの真美ボイスはさすがにちょっと……恥ずかしいような気がします、えへへ……」
千早「……春香」
春香「ん?どうしたの千早ちゃん」
千早「いいえ、ただ真美が帰ってきたから一言いっておこうかと思って」
春香「えっ」
真美「…………グスッ……はるるんまで真美のソレからかうんだぁ~……ぅぁぅぁ~っ……グスッ」
真美「うあ~っ!! はるるんなんか嫌いだぁ~っ!!」ポカポカ
春香「うわっ!?ご、ごめん真美、つい……」
真美「はるるんの変態!インカン!エロエロ大魔神!!」ポカポカ
春香「い、いんらんかな……ごめんって真美、本気で考えてた訳じゃないから……ね?」
雪歩「ま、真美ちゃん落ち着いて……ほら、ゲーム一緒にしよ?」カチッ
『ぃんっ♪』
雪歩「あ」
真美「ゆきぴょんもだよ~! もうやだやだ~! うわーん!」ダッ
千早「…………」カチッカチカチカチッカチッ、カチッカチッ
『くっくくくっくっ、くっくっ』
千早「…………プフッ……クスクス……」
──────
小鳥「なんてこと………どうやら私は恐ろしい才能の開花を手伝ってしまったようね。春香ちゃん……」
小鳥「私のたった少しの情報から、私ですら思い付かなかった方法すら編み出すとは……将来有望よ!!」
小鳥「…………でも、『○○が~~に聞こえる』と決めつけて自らの選択肢を狭めてしまうのは二流のやることなのよ……ふふ」
小鳥「『わん!』が『ぱん!』に聞こえる? いいえ、答えはノーよ」
小鳥「なぜならそれは『どちらにも聞こえるから』!!」カチカチ
『ぱん!ぱん!ぱん!ぱん!』
『ぃんっ♪ぃんっ♪ぃんっ♪』
小鳥「こうなってる一方で……」カチカチカチカチ
『はい!はい!はい!』パンパンパン
『くっ……わん!わん!わん!』
小鳥「攻守交代って素敵じゃない?」
小鳥「ふぅ……やっぱりシャイニーフェスタは神ゲーだわ」
小鳥「………私、音無小鳥とお付き合いしたい方は手をあげてくださ~い」カチカチ
/
ハイ!ハイ!ハイ!
ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!
ハイ!ハイ!ハイ!
\
小鳥「……………………」
小鳥「仕事しよ」
おはり
97 : 以下、名... - 2012/12/11(火) 03:07:44.27 kaj7B+/c0 33/33
※シャイニーフェスタに隠された究極の楽しみを見つけるのは君だ!
・お友だちを誘ってキャラボイスを駆使し、
真美総受けをはじめとする色んなシチュエーションを演じてみよう!
・お友だちのいない君はPSPをあと4台買おう!!
ステマじゃないの
きっともっといろんなことができると思うの
お付き合いありがとうなのもう寝るの