菜々「だからですねー、別にナナもイヤだって言ってる訳じゃないんですよ?」クドクド
奈緒「…」
杏「」
菜々「ただもうちょっと考えて対応して欲しいっていうかー」クドクド
奈緒「…」
杏「ぐげっ」
菜々「あ、だからって嫌いとかっていうことじゃなくって」クドクド
奈緒「…」
杏「」
菜々「そもそも私達の関係って微妙なんですからそこも考慮してー」クドクド
奈緒「…」
杏「ん…ん…んぐぅ」
奈緒「…」
奈緒「…」
奈緒(めんどくっせええええええええ!!!!)
奈緒(なんでアタシは菜々さんの愚痴を延々聞かされてるんだよ!)
奈緒(そもそもプロデューサーに対する愚痴とか皆持ってるだろ!)
奈緒(もっと言いやすい人とか居たでしょ!?二十五歳児とか婚姻届さんとか!)
奈緒(わざわざ十七歳の女子高生に言ってどうするのさ!)
奈緒(しかも唯一の味方であろう杏は…)
杏「けばぶぅ…」zzz
奈緒(畜生)
奈緒(いやさ、別に良いんだよ?女同士が集まったら愚痴大会になるのは分かるよ?)
奈緒(たださー、今日はアニメ見るって話だったじゃん、さっきからアタシが持ってきたDVDプレステに入ってるだけじゃん)
菜々「それにこの前だってあの人は…奈緒ちゃん?聞いてます?」
奈緒「へ!?あ、ああうん!そーいうとこあるよなー」
菜々「分かりますっ?全くそんなんだからこの前も~」クドクド
奈緒(聞いてないよー!聞きたくないよー!)
奈緒(っていうか聞いてないってのなら杏が一番聞いてないだろー!?)
奈緒(あー、どうしてこうなった)
菜々「大体ほぼ毎日会ってるのに大してレスポンスがないってのも~…」クドクド
奈緒(あー、今日の晩飯どうしようかなー)
杏「」zzz
奈緒(アニメ見ながらダラダラする予定だったから適当に菓子かなんかで済ますつもりだったけど…)
菜々「そーいえば!この前なんて言ったと思います!?」
奈緒(晩飯作るから~って言ったら帰してくれるかなー無理だろうなー)
奈緒(もし「じゃあ菜々もお手伝いしますよ☆キャハッ」なんていわれた日にゃあ…)
杏「…!」zz…!
奈緒(朝まで愚痴コースだろうしなあしかも二人きりで…うわキツ)
菜々「いつまで経っても~」クドクド
杏「ふぁ…」ボー
奈緒「!!」(杏起きた!さあ!さあ早くこの空間をお開きに!)
杏「…」
杏「…」
杏「…ぐぅ」zzz
奈緒(ちっくしょおおおおーーーーー!!!)
菜々「ですから波動拡散の観点から見てもウォーホルの作品は~…」クドクド
奈緒(もおおおー!期待させるだけさせといて!頼むよー、誰でも良いからこの場を…!)
奈緒(そうだ!誰かを呼んでうやむやにしちゃえば!そうと決まれば…!)
菜々「プロデューサーの手の感触ってハクトウワシの頭にそっくりで~」クドクド
奈緒「あ、ちょ、ちょっとトイレ行って来るわー」
菜々「そうですか?でー、肉体が放つメルヘン指数を観測するとー」クドクド
杏「」zzz
奈緒(杏でも良いのかよ!もう壁にでも話してろよ!)
トイレ
奈緒「さ~て、この場を一番解消してくれそうな人に…」
奈緒「やっぱり年長組か…?でも酔っ払いモードだと面倒臭い人が増えるだけだし…」
奈緒「そうだ!きらりに来てもらって全てをうやむやにしてもらおう!」ピポパプペ
prrrr prrrr
奈緒「…」
prrrr prrガチャ
奈緒「あ!もしもし!?きら」
きらり『んー?だれー?もうきらりオネムだから寝るよー?』
奈緒「へ?」
きらり『こんな時間に電話しちゃメッだよー…グゥ』
ツーツーツー
奈緒「…」
奈緒「二時やないか」
奈緒「集まったのが八時…キレ気味菜々さんが来たのが九時」
奈緒「あの人もう五時間喋りっぱか…ホントにシラフなのかよ…」
奈緒「そりゃ杏も寝るわ…いや、あいつは来た時から寝てたか…」
奈緒「っていうかアタシは誰に言ってるんだ!」
奈緒「はぁ…」ジャー
奈緒「戻りたくないなあ…アニメ見てたい…」ガチャ
杏「だからーそーいう所が問題だって分かってる?」
菜々「はい…ヒック、はい…ごめんなさい…」グスグス
杏「いや杏に謝っても仕方ないんじゃない?」
菜々「はい…今度きちんと謝ります…グス」グスグス
奈緒「」
奈緒(状況を整理しよう)
奈緒(杏に菜々さんが説教されてる、菜々さん泣いとる)
奈緒(深夜二時に、汚い部屋で、アイドルがアイドル泣かせとる)
奈緒(…)
奈緒(あ、これさっきより面倒だ)
菜々「うぐっ…じゃあ、じゃあ今電話して…」グスグス
杏「いや、こんな時間に電話しちゃ駄目でしょ」
菜々「あっ…そうですよねっ…ご、ごめんなさい…ヒック」グスグス
杏「やっぱそういうとこがさー」
奈緒(うわー、このまま帰りたい)
奈緒(でも放っておいたら絶対変な事になるよなー…)
奈緒(そうなった時の不条理過ぎる罪悪感と今の苦痛…)
奈緒(仕方ない…ちょっとだけ頑張ろう…今度美嘉に八つ当たりしよう…絶対しよう)
奈緒「ど、どうしたんだー?(棒」
菜々「あっ…ヒック、い、いえ、ヒック、にゃんでも…」グスグス
奈緒(うーわー菜々さん結構化粧してたんだなー)
杏「んー、なんでもなーいよー」
奈緒(杏は杏で…完全にキレてるテンションじゃん…)
奈緒「な、なんでもないって事はないだろー、何かあったんだろー?」
杏「…」ムッスー
菜々「ヒック…」
奈緒「…」
奈緒(めんどくせええええええ!!!!)
奈緒(なんだこの空間!アタシはアニメ見に来ただけだっていうのに!)
奈緒(っていうかなんで友達と楽しく遊ぶはずなのにイライラさせられなきゃなんないんだよ!!!)
奈緒(杏も!菜々さんのメンタルについてなんて分かってるんだから止めろよ!)
奈緒(正直年少組の方がマシな位の紙メンタルなんだから!)
奈緒(何言ったんだか知らないけどどうせ毒電波受信しただけだって流せよ!)
奈緒「そ、そっかー、でもー、菜々さん泣いちゃってるしさー…」
杏「…」
菜々「…ヒクッ、ご、ごめ…」
奈緒「あ、ああ!いやっ、いいんだよっ?泣きたいときは泣いて良いんだよ!」
杏「泣いたからって許されない事もあるけどねー」
菜々「うえええええええぇぇぇん」グスグス
奈緒「んもおおおおおお!!!」
奈緒「あー、もういい、もうしらん!」
杏「?」
菜々「ヒック…?」
奈緒「まず菜々さん、あんた話長い、ついでに内容が主観入り過ぎててよう分からん」
奈緒「それに皆感じてる事だよね?今日する話じゃなくてもいいよね?」
奈緒「あの人にもどかしい感情持ってるのは皆一緒なんだし、不文律みたいのも出来てきてるわけだし」
奈緒「そんなこと始めたら皆やっちゃうでしょ?違う?」
菜々「ひ、ご、ごめ…」
奈緒「杏も杏で好きなときに寝るだけ寝といてトイレから出たら面倒な状況にし過ぎ」
杏「い、いや、だって「シャラップ!」 ひっ!」
奈緒「せめて何があったかを説明しろよ、アタシ蚊帳の外じゃん、五時間耐えたのに部外者って」
奈緒「そもそも泣かしちゃ駄目でしょ、仮にも女の子でしょ?」
奈緒「何があったか説明をせず、挙句に煽りまくるって全く解決する気がないよね?」
奈緒「折角アニメ持ってきて楽しみにしてたのに最悪だよ!もう!」
杏「…」
菜々「…」
菜々「ご、ごめんなさい…」
奈緒「…うん、杏は?」
杏「…」プクー
奈緒「…」
菜々「…」オロオロ
杏「…杏悪くないもん」プクー
奈緒「…いやさ、泣かした時点で杏も悪いじゃん」
杏「…」
奈緒「何言ったかは知らないけどどうせ感情に任せて逃げ場潰すような事言ったんでしょ?」
菜々「…」オロオロ
杏「…」
奈緒「別に知らない人とかなら良いけど友達にやる事じゃないよね?」
杏「…べつに…」
奈緒「じゃあアタシとかが同じ事してもいいわけ?杏がちょっとずれた発言したら追及したり」
杏「ヤダ…」
奈緒「だろ?アタシだってそんなのイヤだし、仲良くしてたいし」
奈緒「だったらもう謝ってこの場は終わりにしようってアタシももうこれ以上聞かないからさ」
杏「…」
杏「…菜々さん」
菜々「ひゃっ、ひゃい!」
杏「…」
杏「…さっきは言い過ぎた…ごめん…」
菜々「あっ…な、ナナもその…杏ちゃんの気持ちも考えず…ごめんなさい…」
奈緒「はい、二人ともよく言えました…ふぅ」
菜々「…ふふっ、奈緒ちゃんお母さんみたいですね」
杏「あー確かにw」
奈緒「お前らのせいだろー…あー、疲れた」
菜々「お詫びに肩でも揉んであげましょうかー?」
杏「じゃあ杏は背中に乗ってあげるよ」
奈緒「いやいいから…ってか杏は絶対寝るだろ」
杏「これがホンマの肉布団やー」
奈緒「最低だよ…」
菜々「どっちが布団なんでしょうね?」
奈緒「ん?そりゃアタシじゃないの?」
杏「でも確かに杏が掛け布団って形にもなってるね」
菜々「じゃあナナが間に挟まりますよ」
奈緒「潰れるだろ」
杏「失礼な!欠食児童を疑われた事もある杏が重いだと!」
奈緒「いや別にそこまでは…ってそんなに軽いのかよ!」
杏「よく虐待を疑われてたねー」
菜々「きらりちゃんの隣とかにいるの見てると色々とヤバいですもん」
奈緒「確かに、後雫さんの隣とかもヤバイよな」
杏「おおっと身長はともかくそこについては許さないぞ、泣くぞ、泣いちゃうぞ、杏が泣いたらきらりが来るぞ」
奈緒「ボンって懐かしいな…あ、そうだよ!アニメだよ!」
菜々「あー、そういやそういう趣旨でしたねー」
奈緒「誰のせいだと…まあもういいや、とりあえずお腹空いちゃったよ…」
菜々「あ、じゃあ何か買いに行ってそのまま鑑賞会します?」
杏「えー、今から行くのー?面倒くさーい」
奈緒「食料品を何も貯蔵してないお前が悪い、…そういや用意しておくって言ってなかったっけ?」
杏「んー?そうだっけ?…はあ、まあ我慢するか…」トボトボ
菜々「杏ちゃんが動いてるの久々に見る気がしますねー」テクテク
奈緒「っておい!杏!下!せめてスパッツでも良いから履けって!」
杏「あー?…あー、そういやさっき布団入るとき脱いだんだっけ…」
奈緒「お前一人の時とかやってないだろうな…?流石にアイドルなんだから…」
杏「一人の時はそもそも出掛けないからセーフ」
奈緒「17歳女子としてはアウトー」
菜々「っ!」
杏「奈緒ー、安部さんじゅうななさい苛めるのやめなよー」
菜々「な、なにがですかっ?ナナも十七しゃいですからかんけいないですよっ?」
奈緒「はいはい…」
菜々「んーどっちにしようかな…」
奈緒「…菜々さん、普通の17歳は塩辛とモロキュウで悩まないよ…」
菜々「へぁっ!?」
奈緒「はぁ…あれ?杏は?」
杏「ぐぅ…」zzz
奈緒「いやあいつ何してんの?何でコンビニで寝れるの?」
菜々「杏ちゃーん?そんな所で寝てると誰かに買われちゃいますよ?」
奈緒「いやそこじゃないだろ」
杏「うぅ…杏はもう駄目だ…後は任せた…」
奈緒「寮の一階にあるコンビニだろ?何なの?体力常に1とかなの?縛りプレイなの?」
菜々「え…杏ちゃんそんな趣味が…」
奈緒「いやいや違うから、分からないけど多分違うから」
菜々「へ?あれじゃないんですか?ドラクエ3一人旅的な」
奈緒「合ってた!」
杏「奈緒はエッチいなあ…菜々さん、今時の子は多分やってないよ?3」
菜々「え!い、いや、あれですよ!GB版ですよ!?」
奈緒「いやそれも世代違うし…杏ーあんまり馬鹿な事言ってると置いてくぞー」
杏「うえええぇぇぇ…仕方ない、頑張る…」
奈緒「ほら、飴買ってやるから…うわ、なんだこれ、スタドリ飴…?」
菜々「本当だ…多分5%回復位ですかね?」
杏「それ結構美味しかったよ?」
奈緒「食ったのか」
杏「体力回復はしなかったけどねー」
奈緒「結局さっきの話ってなんだったんだ?」テクテク
杏「ん?ん~…」ズルズル
菜々「杏ちゃん歩いてくれませんか?」ヒッパリ
杏「ん~…ん~…」ズルズル
奈緒「いや、さっきはああ言ったけどやっぱ気になるしさ」テクテク
杏「ぐうぐう」ズルズル
奈緒「流石に騙されんぞ」テクテク
菜々「い、い、か、ら!歩いて下さいって!」テ…ク、テ…ク
奈緒「どうせ大した事じゃないんだろ?」テクテク
杏「もう食べられないよー(棒」ズルズル
菜々「んもう!」
ガチャ
奈緒「ふう、ただいまー」
杏「つかれたー」ボフン
菜々「杏ちゃん後半殆ど動いてないじゃないですか」ゼエゼエ
奈緒「ホントだよ、菜々さんがギックリ腰になったらどうするんだよ」
菜々「なりませんよ!?」
杏「その時は仕方ないから置いて行くよ」
菜々「ヒドイ!もっと心配してくださいよ!いや、ナナは17歳だからなりませんけどね!?」
奈緒「んで、結局なんだったの?」
杏「うおぉ…珍しくしつこいなー…」
奈緒「冷静になったらイライラしてきたからさ、まあいいじゃん、もうすんだ事だし」
杏「それこっちの台詞じゃない?…まあいいけど」
菜々「あー…あなた達はいい立ち位置ですよねー…って」
奈緒「?…あー…きらり?」
杏「そ」
菜々「…」
奈緒「まあ杏だけならあんなに怒んないか…」
菜々「いや本当ごめんなさい…」
杏「もう良いって、杏の事だけなら間違ってはいないし」
杏「ただほらきらりはさ、そーいう損得無視して動いてるからさ」
奈緒「ま、他の子達から見ると羨ましく見えたりもするだろうなー」
菜々「で、ですよね!?」
奈緒「っても口には出さないけどねー、まゆですら年少組と同じ目線で見てるっぽいし」
菜々「はう!?」
杏「殆どの年長組なんかは完全に微笑ましいものとして見てるのにねー」ジトー
菜々「ふぐっ!…いや、ナナは17歳ですから関係ないですよ?」
杏「はいはいじゅうななじゅうなな」
奈緒「メルヘンメルヘン」
菜々「もうっ!」
奈緒「あー、でもやっぱそんな感じの事かー」
菜々「? コーヒー淹れますよー」
杏「んー、 って言うと?」
奈緒「だってさ、杏ってあんまり自分の事じゃ怒らないじゃん、Pさん以外には」
杏「あー、まあ面倒だしね」
奈緒「Pさんの場合も怒るっていうより駄々こねてるだけって感じだしw」
杏「ぐぬぬ、結構本気でイラっときてる事とかもあるよ?」
奈緒「そういう時どうしてんの?」
杏「気づくと寝て忘れてる」
奈緒「www」
杏「あと飴貰ってなかった事にしたりねー」
奈緒「あー、前にも話したっけ、儀式的な?」
杏「そそ」
菜々「入りましたよーナナ特製ブレンド!」
奈緒「んー…うん!インスタントだ!」ズズー
杏「可もなく不可もなく!」ズズー
菜々「嘘でも良いから褒めましょうよ!」
杏「…年季が入ってる味だね!」
菜々「その褒め方はやめてください!」
奈緒「十代の小娘に出せる味じゃないな!」
菜々「それもやめて!」
菜々「もう…ナナもたまには怒っちゃいますよ?…うわ、ふっつー」ズズー
奈緒「自分で言ってんじゃんw」
菜々「まだ働いてた喫茶店の方が…で?何の話してたんですか?」
杏「杏の愛しさと切なさと心強さについて」
奈緒「アベノミクスについて」
菜々「嘘ですよね?」
杏「実は杏はアンアン星人だったという事実を」
奈緒「なんだそのいかがわしい星は」
杏「フタフタ成人でもいいよ?」
菜々「それはそれでいかがわ…字が違う!」
奈緒「りゃめー」
杏「おしごとしちゃいまひゅー」
菜々「偉いじゃないですか」
奈緒「ミ、ミミ、ミミミン出ちゃうにょー」
菜々「止めてください!」
杏「にょわあぁぁ★きらりはぴはぴしちゃうにょおおおおお★」
菜々「止めてあげてください!」
杏「まあきらりシコシコ出来る人は限られてるよね」
奈緒「いや…そんな詳しく知らないから」
菜々「一般化してるから元ネタ知らないって人多そうですよね」
杏「 [瓶詰妖精] 双葉杏 」
菜々「やめましょうよ!」
杏「 [ヒキコモリ健康法] 双葉杏 」
菜々「なんで自分で自分を貶めるんですか!?」
奈緒(わかんねえ)
杏「まあ多分生きていく上で必要の無い知識だよ」
杏「ホントは杏も知ってちゃあかんけどねー」
菜々「そうですよ、えっちいのは18歳過ぎてから」
奈緒「まあそうなると何故菜々さんが知ってたのかって話になるけど」
菜々「い、いや、ウサミン星から地球に来る際の参考資料として…」
杏「エロ同人参考資料にするような星は滅んでしまえ」
奈緒「しかも相当ニッチだしなー、いや、読んだ事無いからしらんけど」
杏「比奈とかもってんじゃない?」
奈緒「あら?そっち系も網羅してんの?」
杏「さあ?」
菜々「アイドルの会話じゃないですよね」
杏「あー、おっぱいほしー」
奈緒「唐突だなー」
杏「いやいや、エロ同人の流れからね?」
菜々「せき止めたい、その流れ」
杏「あー、でも重いかー」
奈緒「雫さんとか、あんなのぶら下げてよく生活出来るよなあ」
菜々「失礼すぎますよ…まあ分かりますけど」
杏「この前同じ事プロデューサーに言ったらさー」
奈緒「いや何言ってんだよ、困るだろ」
杏「妊娠すれば大きくなるよって」
奈緒「あの人も何言ってんだよ!マジで!」
菜々「そうですよ、吸われたらしぼんじゃいますよ!」
奈緒「そこじゃないから!」
杏「そうだねー、この前も話したけど多分杏の体は母体には適さないよねー」
奈緒「いやっ、それもなんか違う!」
菜々「?」
杏「?」
奈緒「あっれえ…?おかしいのアタシか?」
杏「奈緒はたまに分からん」
菜々「電波受信しちゃいましたかー?」
奈緒「菜々さんが言うなよ…ってかそろそろ飯食おうよ」
杏「あ、忘れてた」
菜々「杏ちゃんは一日位忘れてそうですよね」
杏「なにをー!無礼なー!」
菜々「え、そんなに?」
杏「杏は大変傷ついた!賠償としてお湯を作って注ぐ事を命じる!」カップラーメンドーン!
菜々「無理やりすぎる!」
奈緒「まあまあ、どうせ杏の分はアタシ達でやる事になったんだし」
菜々「ちぇー、…カップラーメンカモーンってどうでしょう?」
杏「は?」
奈緒「は?」
菜々「な、なんでもないです!」
杏「そーいや奈緒何のアニメ持って来たの?」
奈緒「んーいくつか迷ったんだけどとりあえずこれ」
杏「…カイジときたか」
奈緒「加蓮とかは一緒に見てくれなさそうだしさー」
杏「まああんま女の子受けする感じじゃないよね、絵柄もストーリーも」
奈緒「一回Pさん誘ったんだけど」
奈緒「俺漫画派だから」
奈緒「って言われちゃってさー」
杏「原作知ってるとアニメ見ないって人いるよねー」
奈緒「あたしはむしろ逆に入る派だから分かんないけど」
杏「まあ色々と悲劇があったりするからね、福本作品は概ね評判悪くないみたいだけど」
奈緒「ゼノグラシア?」
杏「忘れよう…杏達関係ないけど忘れよう…」
奈緒「そーいやカイジってゲーム化してるんだって?」
杏「あー、クソゲーだけどねー」
奈緒「まあ心理戦をゲーム化って無茶だよなー」
杏「ゲームなんて最終的には効率とランダム要素で固まっちゃうし」
奈緒「AIが進化すれば…そもそもギャンブルって時点でキツイか」
杏「ソリティアゲーで面白いってあんまないよねー」
奈緒「まあ最近のAIもかなり進化してきてるんだろ?」
杏「んー、多分ねー、正直MMOが最も進化したAIだと思うけど」
奈緒「まあ現実の人間だしなー、…それはAIって言うのか?」
杏「そこに実像を感じられない段階なら差異はないでしょ」
奈緒「オフ会で初めて存在が観測される的な?」
杏「そもそもそんな物に出るはずがない杏に隙はなかった」
奈緒「ってか杏オンゲとかやるんだな」
杏「たまにねー、ソロでチクチクやる位だけど」
奈緒「それ楽しいか?」
杏「まあ対人関係とか作っちゃうと面倒な事もあるんだよ」
奈緒「あー、向いてないなー」
杏「あんまりド嵌りしてなければお互い良い関係でいられるんだけどね」
菜々「はーい☆ナナ特製ウサ麺ですよー☆キャハッ」
奈緒「ぶふっwwwww」
杏「…っくwwww」
奈緒「あwwwあんた突然何言ってんだよwww」
杏「っくwwwwっくwww」
菜々「はぁ…なーんでこんなキャラにしちゃったんだか…」
奈緒「ちょwwwテンション変わりすぎだろwwww」
杏「wwwwww」
菜々「あー…年収2000万位の旦那ほしー…専業主婦なりたーい…」
奈緒「だから何いってんのwwww」
杏「wwwwひっwwwwひっww」
菜々「いや何となくナナに分からない話してたんで」
奈緒「だからって無理に入りすぎだろw」
杏「wwwwwっくふぅwwww」
奈緒「そんでお前はいつまでウケてんだよww」
杏「いwwwいやwwwさwwww」
杏「ぶふぅwwwww」
奈緒「あー、ちょっとそっちで横になってろ」
菜々「うわぁ…ナナが言うのもどうかと思いますけどここまで笑ってる人ってちょっと引きますねぇ…」
奈緒「いやあんたのせいだからね?ホントにどうかと思うよ?」
杏「wwwwwwww」バンバン
奈緒「はぁ…いただきまーす」
菜々「いただきウッサミーン☆」
杏「いただぶふぅwwwwww」
奈緒「やめろってwwww麺が伸びるwwwww」
菜々「ねるねるねるねの亜種でミンミンウサミンってのどうですかね?」ズルズル
菜々「ナナがCMやりますよ?テーレッテレりますよ?」ズズー
菜々「ミンミンウサミンは(歳を)とればとるほど…キャハッ☆みたいな」
奈緒「何言い出してんのwwww」
杏「っくふwwwwじゅうwwwwななwwww」
奈緒「お前はどんだけツボに入ってんだwwwww」
菜々「あー上がっちゃったわー…」
奈緒「なんでそんな体張ったギャグ言ってんのwwwww」
杏「最低だwwwwwウサミン星人下世話過ぎるwwwww」
…
奈緒「はー…やっぱり伸びちゃってんじゃん」ジュルジュル
杏「もー菜々さんのせいだからねー」ジュジュー
菜々「ごぬんれ」
杏「何故煽る」ズー
奈緒「ちゃっかり自分の分だけ食べ終わってるし…」ズルー
菜々「ごれんめ」
杏「原型ないし」ズビズバー
奈緒「はぁ…」ズズズー
菜々「で?何の話してたんですか?」
杏「ん?んー…なんだっけ?」ズズー
奈緒「忘れたよ…ってか忘れさせられたよ」ズー
菜々「あー、分かります人の名前とかとっさに出なくなりますよねー」
杏「だからやめてってw」
奈緒「なんなの?w今日なんかおかしいw」
菜々「へ?」
杏「あれ?」
奈緒「え?」
杏「あー…素だったか…ごちそーさま」
奈緒「菜々さん…なんかごめん…」
菜々「いやいや、ちゃうねん、ちゃいますねん」
杏「さっきからウサミン星人キャラぶれすぎじゃない?」
菜々「いやほんまさ、ウチあれやん?あの…あれやん?」
奈緒「あーそうだねー、アニメ見るよー」
杏「ういぃー」ゴローン
菜々「やめて、放置は一番へこむからやめて」
杏「今日の菜々さんはどこをとってもめんどくさい」
奈緒「なんかすっごい構ってちゃんっぽいよなー」ポチー
菜々「いやぁ…///」
奈緒「照れる要素ないからね?」
杏「酔ってるの?」
ミライハボクラノテノナカー
杏「」ボー
奈緒「」ボー
菜々「」ボー
杏「そーいや原作既読者はー?」
奈緒「アタシ見てない」
菜々「沼編まではー、杏ちゃんは?」
杏「一応全部ー、単行本化してないのは見てないけど」
奈緒「あれ?そんな好きなの?」ボー
杏「いや好きっていうか…前に持ってきた子がいてさー」ボー
菜々「比奈ちゃんとかですかー?」
杏「いやレナさん」
奈緒「マジで?」
杏「マジマジ、なんかアカギと天も持ってきてた」
奈緒「あの人麻雀もするんだ」
菜々「ナナも出来ますよー」
杏「杏も読んだら大体ルール分かった」
奈緒「アカギかよ…あたしはまだよく分かってないなー」
杏「今度やる?誰かしら持ってるでしょ」
杏「しかしマダオだなー」
奈緒「現時点では一ミリもかっこよくないよなー」
杏「菜々さんこういう人と付き合ったことある?」
菜々「あー…昔何人か…ってないですよ?ナナ17歳ですからね?」
杏「77歳?」
奈緒「婆じゃねえか…腐ってやがる、早すぎたんだ…」
菜々「いやいや、いやいや、そもそも付き合った事ないですし」
杏「…そもそも菜々さん処女?」
菜々「へぁ!?何言ってるんですか!?」
奈緒「あー、確かに気になるかも」
杏「後学のためにねー」
菜々「処女も処女!バーズバージンバージニアですよ!」
杏「何言ってんだこいつ」
奈緒「ウサミン星の文化はよう分からん」
菜々「ぐぬぬ」
杏「でも実際気になるんだよねー」
菜々「ええ…まだ続くんですか?」
奈緒「そりゃ17歳ですから」
杏「でも付き合った事ないって事はないでしょ」
菜々「いや…まあ…」
奈緒「で、殆どダメ男だったでしょ」
菜々「確かに…今まで出会った男の人は殆どダメ男だったような…」
杏「ある意味プロデューサーもダメ男だしねー」
奈緒「仕事熱心で済ましちゃいけないレベルまで来てるよなー」
杏「美玲いるじゃん」
奈緒「うん」
杏「こう道端で話しかけて逃げようとしたから方向進行にディフェンスし続けて疲れ果てた所を担いで事務所につれて帰ったって」
奈緒「一歩間違えたら犯罪じゃねえか」
菜々「いや普通に誘拐ですよそれ、犯罪ですよ?」
杏「で?どんな男だったの?」
菜々「ええ…まだそれ引きずるんですか?」
奈緒「まあJKだし?」
杏「恋に興味津々丸だし?」
菜々「誰ですか…って言ってもそんな変な人じゃなかったですよ?」
菜々「結構夢を追ってる感じで…まあお金は持ってなかったですけど」
杏「お、おぅ…」
奈緒「うわぁ…」
菜々「それにあんまり殴ったりしてきませんでしたしね、優しいんですよ」
杏「」
奈緒「」
菜々「なーんちゃって…あれ?冗談ですよ?」
杏「…いや、なんかごめん…」
奈緒「…」
菜々「いや、冗談ですって」
杏「う、うん…飴食べる?」
奈緒「あ、菜々さんコーヒー淹れてあげるよ!」
菜々「いやいやいいから、ね?ちょっと落ち着こう?」
杏「いやあ…なんか生々しくて…」
奈緒「菜々さんダメ男捕まえそうだしなー…」
菜々「いや捕まえませんから、結構しっかり者ですから」
杏「じゃあ仮にプロデューサーが一生養ってくれるなら結婚しようって言ったら?」
菜々「………菜々はアイドルとしてそれなりに売れてます?」
杏「そりゃもう、一般家庭を保たせる位には」
菜々「…いや、でも…多分…しちゃうでしょうねぇ…」
奈緒「うわぁ」
杏「ほらー」
菜々「いや、違いますよ?あんなに働きっぱなしだから少しくらい休んでもって…」
杏「その発想が既にねー」
奈緒「まあしっかり者だから逆にって感じなのかなー」
杏「んでさ、結局ベベさんって何歳なの?」ポリポリ
菜々「ベベさんって呼ばないで下さい!…17歳ですよ?」
奈緒「まあ見た目はなー」モグモグ
杏「確かに、日下部さんと二人で鯖読みコンビ作れそうだし」
菜々「いや、17歳ですってぇ」ゴクゴク
奈緒「知ってる?菜々さん」
菜々「?」
奈緒「最近のJKってつまみに塩辛と漬物は選ばないんだよ?」グニュグニュ
菜々「!」
杏「あー、前から思ってたけど菜々さんの趣味趣向って親父臭いよねー」
菜々「!!」
奈緒「まあ楓さんがいるから誤魔化されてる感があるしなぁ…」
菜々「いいじゃないですかー、塩辛と漬物で一杯やる17歳がいたってぇ…」メソメソ
奈緒「いやそもそも17歳は一杯やんないから」
杏「まあ普段買わない物とか買ってきてくれるから助かるけどねー」モグーン
奈緒「あ、分かる、アタシ絶対しめ鯖とかの味知らなかったもん」
杏「ほらほら、ベベも役に立ってるよー」
菜々「ベベって呼ばないで下さいぃ…はぁまあいいか…」
杏「ん?呼んでいいの?」
菜々「そっちじゃないです!」
奈緒「まあ親父臭い17歳ってのも需要あるんじゃない?」
菜々「!」
杏「それって完全にギャップ狙いだから現実の年齢が重要になってくるよね」
菜々「…」ドヨーン
奈緒「杏まだ怒ってる?」
杏「え、そう見える?普段通りなんだけど」
菜々「なお悪いですよー…」
奈緒「まあまあ菜々さん、杏の弄りは甘えてるようなものだし」
杏「え、何その認識」
菜々「まあそうですけど…」
杏「ちょ、ちょっと何この空気、やめてよ杏そーいうんじゃないから」
奈緒「はいはい」
菜々「杏ちゃんは皆の事大好きですもんねー」
杏「違うから、杏はお布団と不労所得を愛する孤高の存在だから」
菜々「じゃあ一緒に寝てあげるしか…」
杏「なんでそうなるの?」
奈緒「3人入るかなー」
杏「いやいやなんでこっち寄って来るのさ、ここは杏の聖域だから」
奈緒「いいじゃねえかよ、きらりとかとはもう何度もこうしてるんだろう?」
杏「いやそれはきらりが無理矢理」
菜々「もうウブなネンネちゃんじゃねえんだろー」
杏「…?」
奈緒「…?」
菜々「あ、あれ!?」
杏「ネンネ?…寝ぼすけの事?」
奈緒「聞いたことない表現だなー」
菜々「うそぉ…」
……
…
…
杏「と馬鹿やってる間に朝日さんこんにちわ」
奈緒「うおぉ…マジかー…」
菜々「」zzz
奈緒「この人布団で見始めて直ぐ寝たなー」
杏「やはり体力が衰え始めて…」
奈緒「それ本人に言ってやるなよ?ってか体力は杏も大概じゃん」
杏「まあまあ」
奈緒「んー…でも結局殆ど見れなかったなー」
杏「結局限定ジャンケン終わってすらいないしね、誰が悪いわけでもない…ベベが悪かったんだ」
奈緒「菜々さんが悪いんじゃんw」
菜々「ふがっ…」zzz
奈緒「ふぁ…んじゃアタシもそろそろ帰るわー…」
杏「うぃー…」
奈緒「菜々さん置いてって大丈夫?」
杏「今日仕事無いって言ってたし…まあ大丈夫じゃない?」
奈緒「別に起こして一緒に帰ってもいいけど」
杏「いいよ、このまま起きた後化粧落とし忘れて洒落になってない事実を突き付けられるベベも見たいし」
奈緒「酷いな」
杏「このまま一時間電車に乗るよりは良いと思うよ?」
奈緒「まあ確かに…んじゃまたなー」
杏「んー、お疲れー」
菜々「くふぅ…」zzz
杏「ふぅ…んじゃ杏も寝ようかな…」
菜々「…」zzz
杏「…」
杏「…」
杏「ぐぅ」ギュ
菜々「んん…んぐぅ」zzz
杏(…ほんまの肉布団やー…)
杏「…」
杏「…違うか」
杏「…」
杏「…」zzz
ベベ「…」zzz
終わり
48 : VIPに... - 2013/05/21 23:10:31.19 3u4u4bm50 44/44以上です
オチなし意味なし闇に飲まれよですが見てくださってありがとうございました
あと菜々さん結構騙せてるのね…デレラジ勢も騙されてたし
一応
杏「だらだら」
http://ayame2nd.blog.jp/archives/21906066.html
の続きのような違うような
改めてありがとうございました