1 : 名無しさ... - 2017/12/07 15:46:45 iJR 1/40アニメ終了後に専務になっているMJは千川グループによって作られたクローン体ってマジ?
元スレ
久々にアニデレ見てんだけどさ
http://open.open2ch.net/test/read.cgi/onjanime/1512629205/
2 : 名無しさ... - 2017/12/07 15:56:30 WqZ 2/40マジやぞ
2では未来から来た大量のクローン美城常務がアイドル界を牛耳るのを防ぐ話やぞ
もしもアニデレ14話でみくにゃんがクビになったらってSS書いても怒られなさそうなくらいMJの存在って邪魔
みく「クビになったのにゃ」
李衣菜「えっ」
みく「今日、方針に合わないってたくさんクビになった子がいたの、みくもダメなんだって」
李衣菜「そんなっ、そんなのおかしいよ!アスタリスクだってこれからもっと……もっとすごいアイドルになれるはずじゃん!それじゃ、プロデューサーは!?」
みく「プロデューサーも反対したんだけど……シンデレラプロジェクトにはまだクビ候補がいるって言われて……みくから受け入れたの」
李衣菜「そんな……それじゃ、みくちゃんこれからどうするの?」
みく「とりあえず……寮は出ることになるかにゃ」
李衣菜「そうじゃなくて!アイドルとしてだよ……」
みく「どこか……また、オーディション受けてみるよ。346プロではもう無理だと思うけどね……」
李衣菜「そ、それじゃあ……また、会えるよね?実家に帰ったりとかしないよね?」
みく「李衣菜ちゃん……と、当然にゃ!みくは猫アイドルとして、また李衣菜ちゃんの前に……前に……」ウルッ
みく「きっと戻ってくるにゃ!」ゴシゴシ
李衣菜「みくちゃん……きっとだよ、美城常務を後悔させるくらいビッグになって、戻ってきてよ!」
みく「うん、うん!」
みく「とは行ったけど……どうすればいいんだろ……」トボトボ
???「どうすりゃあいいんだ……」
どん
みく「あ、すみません!」
???「ご、ごめんなさい!……って、ひょっとして前川みくさんですか?」
みく「え、あ……はい、そうです」
???「あの……僕、961プロのアイドルプロデューサーなんです」
みく「く、961プロって、あのジュピターがいた……」
961P「はい、もう辞めてしまいましたが……あ、あの、どこかで話せませんか?引き抜きというか……」
みく「引き抜き!?……そう、ですね。みくも、話したいです」
961P「本当ですか!?それじゃあちょっとあそこのファミレスででも……」
……
みく「それで、クビになったんです……その!できたら961プロでみくを雇ってくれませんか!?」
961P「大歓迎だよ~実は僕が担当してたアイドルが961プロへの悪評を気にして辞めちゃって困ってたんだよ~!」
みく「え、悪評……?」
961P「ああ、実はうちの事務所がライバル社に圧力を掛けたり妨害をしたりっていうね……それを社長が認めてしまったんだ」
みく「そんなことが……」
961P「でも、社長も心を入れ替えたらしく、961プロはまた新しくスタートするんだーって意気込んでたところで多くの所属アイドルが辞めてしまって……」
みく「それは大変だったにゃあ……あ、でしたね……」
961P「本当にネコの語尾つけてるんだね、僕にそんなに畏まらなくてもいいよ」
みく「そ、そうかにゃ?まあ、これはみくのアイデンティティだからね!」
961P「それじゃあ、早速961プロに行こうか!時間、大丈夫だったかな?」
みく「うん!まだ夕方だしね」
961P「いや~でも本当に助かったよ、僕の責任問題にされそうだったからね……」
みく「みくも、またアイドルできるんだって……うれしいにゃ」
黒井「なんだお前か、アイドルをスカウトしたと言ったから来てみたが……彼女は他社のアイドルとして活動しているはずだが」
961P「それがですね、彼女、ちょうどクビになったとこらしくて快くここに来てくれたんです!」
黒井「何?前川みくには実力もあったし特にクビになる要素はないと思うが」
みく「常務の方針に合わないってかなりの数のアイドルがクビになったんです、そこでちょうどこのプロデューサーに拾ってもらえて……」
黒井「ふーむ、その常務は無能のようだな。このアイドル戦国時代にこの貴重な尖ったキャラクターのアイドルを手放すなどと……ところで、君は猫口調ではなかったかね?」
みく「えっ、いいのかにゃ?」
黒井「私はアイドルの個性は大事にしたいとおもっている、それが売れる道だと信じているからだ。だからたとえ私の前だとしてもバンバン猫口調を使ってくれて構わない」
みく「なんだかPチャンみたいだにゃ……」
黒井、961P「Pチャン?」
みく「あっ、前のプロデューサーをそう呼んでたのにゃ……」
黒井「ふむ、なら前のプロデューサーは中々わかっている奴だったようだな」
みく「うん、いい人だったにゃ……怖い顔だったけどね」
黒井「まあ、もう前のことはいい。大事なのはこれからだ。君にキッチリ聞いておくぞ?ここでやっていくという覚悟はあるかね?」
みく「みくには、もう戻るところはないにゃ……ここで、がんばらせてください!」
黒井「うん、わかった。君はもうすでにある程度知名度がある。金も機会も惜しみはしない。ついでに、そこの男をプロデューサーとしてこき使ってくれ」
961P「い、いいんですか?僕なんかで……」
黒井「お前が見つけた宝石だ。キッチリもっておけ」
みく「黒井社長って、噂ほど悪い人じゃないみたいだにゃ……なんだか、信念の人って感じで」
961P「あの人はね、765プロさえ絡まなければまともないい社長なんだよ」
みく「765プロって、あの有名な765プロ?そこが絡んだらどうなるの?」
961P「黒井社長は765プロの高木社長と因縁があるらしくてね、実は妨害してたライバル社って765プロのことなんだ」
みく「へえー、あんな人でもそういう風になることがあるんだねー」
961P「あ、ところで、みくちゃん。今どこに住んでるの?」
みく「え?あー、346プロの女子寮だにゃ……もうすぐ出なきゃいけないけど」
961P「それじゃあうちの寮に引っ越すといいよ、これから手続きしに行こうか」
みく「うん、わかったにゃ!」
蘭子「あ、みくちゃん……その……」
アーニャ「あー、みく……出て、いくのですか?」
みく「うん、クビになっちゃったからね……」
蘭子「あの……これから、どうするの?」
アーニャ「もしかして、元の家に、帰り、ますか?」
みく「……今は内緒!でも、近いうちにきっと会えるにゃ!だから、待っててよね!」
蘭子「もしかして他の事務所に?」
アーニャ「もう、受かった、ですか?」
みく「すぐにわかるよ、李衣菜ちゃんに、みんなには心配しないでって言っといてほしいにゃ!」
蘭子「みくちゃん……」
アーニャ「あー、さみしく、なりますね……」
みく「大丈夫だよ……大丈夫だから、安心して」
……
みく「結構広いんだね~」
961P「たくさん空いてたから、いい場所が残ってたんだよ。……寂しかったりしないかい?」
みく「大丈夫にゃ、これからがんばらなくっちゃ」
961P「荷物置き終わったら、961プロを案内するよ」
961P「ここが僕のプロジェクトルーム、と言っても今は君1人だけど……」
みく「これから、増えるかにゃ?346プロクビになった子とか……」
961P「正直、君と出会えたことは奇跡に近いからね……僕のスカウト力はそんなにないからオーディションとか開くかな……」
よっしオリジナル事務員でもぶち込むか、961プロ全然知らねえし
961P「ここがレッスンルーム、いくつかあるけど、奥から、ボイス、ダンス、表現力、トークなどなどいろいろなレッスンが受けられるんだ。専属のトレーナーさんもいるよ」
みく「なんだか、すごいね。346プロと同じくらい……ひょっとしたら以上かも」
961P「うちの会社は設備が優れているからね、346さんのとこはまだアイドル部門が発足して間もないし、負けはしないと思っているよ」
みく「うん、なんだか前くらいアイドルできそうな気がしてきたにゃ!」
961P「うんうん、がんばろうな……あ、おはようございます、のぞみさん」
清水のぞみ「あ、おはようございますプロデューサーさん……って、隣にいるのはひょっとして……」
961P「ああ、新しく961プロに所属することになった前川みくさんです」
のぞみ「ほ、本物ですかぁ~!?私、ファンなんですよぉ!サインください!」シュバッ
みく「わぁっ、ぷ、プロデューサー、この人は?」
961P「ああ、紹介するね。この人は僕のアシスタント兼プロジェクトの事務方担当をしていた清水のぞみさんだよ」
のぞみ「し、清水のぞみです!宜しくお願いします!!」
みく「事務員さん、ちひろさんみたいなもんかにゃ……サインはするから少し離れて……」
のぞみ「あ、す、すいません!私、アイドルが大好きで……特にみくにゃんみたいにおもしろい子は大注目してるんです!」
みく「はい、サインだにゃ。というかこれから結構顔合わせる機会あると思うんだけど……」
のぞみ「そ、そういえばどうしてみくにゃんがうちのプロダクションに?」
みく「実はかくかくしかじかで……」
のぞみ「なんですとぉ~!?こんな素晴らしいアイドルをクビにするなんてそこの常務は頭が鉄かジュラルミンでできているんですね!!」
みく「あはは、確かに鉄みたいな人かもしれないにゃ」
961P「のぞみさん、今暇ですか?なんなら一緒に961プロの案内をしようかと……」
のぞみ「い、いいんですか!?ぜひご一緒させていただきます!ていうか暇なのはあなたが一番知っているのでは……」
961P「そうでした……」
みく「今所属しているのってみくだけだったり?」
のぞみ「いえいえ、このプロデューサーさんのところがゼロ人になりましたけど、全体では半数は残っているんですよ~」
みく「本当にたくさん辞めちゃってるんだね~」
のぞみ「でも、社長がいい人だって知ってる人も多いんですよ。765プロさえ絡まなければ……」
みく「さっきもそれ聞いたにゃ~」
……
961P「これくらいかな、結構広かったけど大丈夫?」
みく「大丈夫にゃ、前もかなり広かったしね」
のぞみ「346プロ、ですよね?今話題ですよ、大幅な方向転換で大変だって……」
みく「鉄の常務の方針だね……」
961P「でも、そのお陰で君に会うことができたから、僕は少しだけ感謝かな……少しだけどね!?」
みく「あはは……みくはまだちょっと寂しい思いもあるけれど……」
みく「おはようございまーす」
961P「ああ、おはよう」
みく「プロデューサー、今日は何か出来ることあるかにゃ?」
961P「まだレッスン予約はしてないから……そうだな、オーディションを開くから立ち合ってみるかい?」
みく「そ、それってみくが審査員として?」
961P「僕のプロジェクトのオーディションだから、人が僕と部長しかいないんだ……別に審査とかしなくても、なんか知ってる人とかいたら教えてほしいしさ」
みく「なるほど……じゃ、行ってみるにゃ」
……
アイドル部門部長「君が346の前川さんだね、今日はよろしく……いやあ助かったよ、うちのアイドルベテランが多く抜けちゃってさ……」
みく「よろしくおねがいしますにゃ!」
961P「それじゃあ、始めますか」
部長「そうだな、よし最初の人、どうぞー」
……
部長「次、3番の方どうぞー」
安部菜々「さ、3番!安部菜々です!よろしくおねがいします!」
みく「あ、菜々チャン!?」
菜々「え、みくちゃん!?どうして……」
部長「えっと……ひょっとして346プロの安部菜々さんですか?」
菜々「あ、は、はい!クビになってしまいましたが……」
961P「へえー!そういえば天気予報とかで見たことあるなぁ」
部長「いやぁ、私実はファンなんだよ。……採用していいかな?」
961P「色々すっとばしてますよ?大丈夫なんですか?」
部長「彼女の実力は私が保証するよ!彼女は素晴らしいアイドルだ、私がまだ若い頃立ち寄ったメイド喫茶で出会ったのが最初で……」
菜々「え、もしかしてあの時の……私の歌を聞いてくださった方ですか!?」
部長「お、覚えててくれたのかい?うれしいなぁ、あれからもうじゅ」
菜々「ああっと!そこら辺はウサミンシークレットですので……」
部長「おっとそうだそうだ、永遠の17歳だもんな。ごめんよ……とにかく、私が保証するから採用していいよね?」
961P「部長がそう言うなら間違いないでしょうね」
みく「みくも、菜々チャンのアイドルへのひたむきな姿勢は知ってるにゃ!」
部長「というわけで、ウサミン!これからうちでアイドル活動してください!」
菜々「は、はい!ありがとうございます!!」
……
菜々「というわけで、よろしくおねがいします!」
のぞみ「うおぉ!!ウサミン!やったぁ!!」
菜々「え、あの……この人は……」
みく「清水のぞみさん、ここでのちひろさんだにゃ」
菜々「事務員さんですか、よろしくおねがいしますね、のぞみさん」
のぞみ「さ、サインください!」
菜々「ええ!?な、なんだか照れますねぇ……はい、どうぞ」
のぞみ「いやっほぉーい!」
……
961P「社長、安部菜々さんが僕のプロジェクトに参加しました」
黒井「うん、報告ご苦労。中々の成果だな……あのウサミンまでもクビにしていたとはいよいよ346の常務とやらの底が見えるな」
961P「正直ラッキーでした、オーディションに来てくれるとは彼女のアイドルへの姿勢に感動しました」
黒井「ウサミンには私も若い頃に会ったことがある……おっと、これは本人には言うなよ」
961P「社長が若い頃って……まあ、深くは聞かないことにします」
黒井「フフフ、大分いいメンバーが揃ってきたな……これで真っ当にあの765プロを叩き潰す日も近づいてきた……ジュピターがいなくともやってやるぞ」
961P「は、はぁ……」
黒井「とりあえず、みくちゃんにいい機会があるのだ、挑戦するか意思を聞いてきてくれ」
961P「は、はい!」
……
みく「これ、結構大きい番組の仕事にゃ……ほんとにみくのなの?」
菜々「すごいですね!テレビ東〇って!」
961P「いい機会だよ、ここから新しいスタートとしては最高だと思う」
みく「うん!みく、やるよ!」
961P「よし!それじゃあ登録しておくよ」
……
大物芸能人「というわけで今日は罰ゲームなのにご褒美みたいですが、刺身の盛り合わせを用意いたしました~」
みく「なんでにゃあ!」
大物芸能人「そらまぁ罰ゲームだからね~ではみくにゃん、どうぞー」
みく「あ、あう…」パク
大物芸能人「いったぁー!でもなんだか様子がおかしいぞぉー?」
みく「ぐにゃぁ~」グニャア~
大物芸能人「こ、これは、形容しがたいことになってますねぇ~……今日はジュピターチームの勝利となりました、それではまた来週~!」
北斗「チャオ☆」
……
大物芸能人「いやーいいリアクションだったね~」
みく「今日はありがとうございましたにゃ!」
大物芸能人「また、よろしくね~。ところで今日は李衣菜ちゃんいないんだね。これも346プロのアイドル改革の一つなのかな」
みく「あ、それは……」
大物芸能人「言いにくいことだったかな……ま、いいや。色々大変だっていうし、あえて聞きはしないよ」
みく「す、すいません……」
大物芸能人「これからも頑張ってね、私自身君の曲は聞いてるから。結構好きなんだよ」
みく「あ、ありがとうございます!」
……
黒井「フハハハ!346プロから楽曲の権利を買い取ってやったわ!」
961P「おお!それはひょっとして……」
黒井「みくちゃんと菜々ちゃんの曲だ。ユニット曲は無理だったがソロ曲はこっちのものになったぞ」
961P「やった!これでみくちゃんたちも歌の仕事が出来ますね!」
黒井「そうだ、新曲も作るか……よし、これはプロデューサーのお前の仕事だな。やれ」
961P「新曲ですか!いいですね、やります!」
黒井「任せたぞ、半端な出来は許さんからな」
961P「もちろんです!」
……
李衣菜「みくちゃんから連絡が無い」
卯月「みくちゃん……どうしているんでしょう……」
アーニャ蘭子「……」(内緒って言ってたけど……李衣菜ちゃんにも伝えてないんだ……)
武内P「多田さん……」
李衣菜「プロデューサー……プロデューサーはみくから何か聞いてたり……」
武内P「いえ……本人からの連絡はありません。しかし、最近辞めさせられたアイドルの楽曲を買い取られていると噂を聞きました」
李衣菜「そ、それって……みくちゃんの曲も?」
武内P「まだ、分かりません……しかしその買い取っていった会社というのが、961プロであるということを聞きました。正確な情報かどうかは分かりませんが……」
李衣菜「961プロ?あのジュピターがいた……」
武内P「はい、961プロは悪評がありそれを気にして辞めていったアイドルも多くいたそうです。もしかすると今回346プロをクビになったアイドルが吸収されている可能性もあるかと……」
李衣菜「それじゃ、みくちゃん頑張ってるのかな……」
武内P「まだ、不確定ですが……」
杏「(うちの部署、こんな暗かったっけなぁ……)」
テレビ『うにゃあ~答えは三毛猫にゃ!……はい、正解です!……』
杏「あれ、これみくじゃん」
李衣菜「えっ!?」 武内P「えっ」 卯月「えっ」
杏「なんかテレビ出てるし、これほんとに961プロってとこでアイドルしてるんじゃない?……あ、魚食わされてる」
李衣菜「……よかった、元気そうだぁ……」
卯月「李衣菜ちゃん……みくちゃん、またアイドルできてるんですよ!」
武内P「えぇ、よかったです……しかし……」
李衣菜「シンデレラの舞踏会……ですよね」
武内P「前川さんがあの日のうちに寮の部屋を引き払ってしまったので彼女に話せないままでしたね……」
……
みく「新曲~!?みくたちの!?」
961P「ああ、早速聞いてみてよ!すごく君たちのイメージにあってるからさ!」
菜々「そ、それって菜々にも……?」
961P「もちろん!」
菜々「う、うれしいです~!久しぶりに新曲……!」
みく「どれどれ~?うんうん…………いい曲にゃぁ~!」
菜々「おお~素晴らしい曲ですねぇ~」
961P「そしてこの曲を披露するイベントも企画進行中なんだ」
みく「どんな感じなの?」
961P「販促ミニライブとCD手渡しをやるって具合かな。まあまだ先だから、今日からはこの曲をしっかりマスターするためにレッスンをがんばってくれ!」
みく「わかったにゃあ!」 菜々「わかりましたぁ!」
……
???「え、私が……クビに……?」
MJ「そうだ、君のような灰かぶりはこの城に相応しくない」
???「そ、そんな……」
武内P「待ってください!それではこのシンデレラの舞踏会は……」
MJ「社の決定だ、君にどうこう口出しできることではない」
???「そんな……わたし……わたし……」
MJ「渋谷凛はトライアドプリムスに、本田未央はソロ活動にシフトしていっている。……ニュージェネレーションズは解散だ」
畜生村卯月「……ふざっけんじゃねーぞゴラァ!!」
説明しよう!島村卯月はストレスが溜まると畜生化してしまうのだ!
卯月「このクソババァ舐めやがって!いいでしょう!テメーみたいなクソカスの下で働く気はサラサラねぇや!!辞めてやらァこんなプロダクション!!」
武内P「し、島村さん!?」 MJ「なっ、何を」
卯月「……プロデューサーさん、凛ちゃんと未央ちゃん、そしてみんな……感謝はしています。でも!常務、テメーはダメだ
そもそもみくちゃんたちをクビにした時点で私達全員辞めるべきだったのだ!こんな常務がいたんじゃこの社に未来はねぇ!!」
MJ「い、言わせておけば……」
卯月「へっ、怒るか?怒ればいい、私はそれ以上に怒っているからなぁ!!」
武内P「島村さん、落ち着いてください。まずは冷静に」
卯月「プロデューサーさん」
武内P「はい」ビク
卯月「もう一度……言わせていただきます……感謝、しています、本当に……ありがとうございました……」
武内P「そんな……あなたまでいなくなってしまったら……」
卯月「そんなことを言ってもこのババァは決定を覆すつもりはないでしょう」
MJ「ぐぬぬ、当然だ!私に向かってよくもそんな暴言を……」
卯月「ならば私は961プロに行こう!(恐らく)そこにはみくちゃんもいる!希望はそこにあるはずさァ!」
……
武内P「島村さんまでも……」 凛「卯月……卯月……」 未央「しまむー……しまむー……」
杏「空気重スギィ!」 きらり「うにゅぅ……ハピハピじゃないにぃ……」
凛「卯月ィ!今私もそっちに行くよぉ!!」シュバッ
未央「私も961プロに移籍しまぁっす!!」シュバッ
武内P「やはり私はプロデューサーには向いて……あれ、笑顔ってなんだろう」ブツブツ
MJ「渋谷凛、君にはトライアドプリムスがあるだろう。本田未央、君も辞めさせる気はない」
凛「うるさい!卯月がいなきゃ意味なんてないんだ!!」 未央「そうだ!しまむーがいない346プロなんて考えらんないよ!!」
MJ「ええい!私に従った方が身のためだぞ」
凛未央「くっそう、大人ってずりぃや」
武内P「どうしてこんなことにどうしてこんなことに」 杏「舞踏会……無理じゃね?」
……時間が経って
歌番組司会「というわけで、三社対抗アイドル歌合戦のお時間です!それでは早速イカレたメンバーを紹介するぜ!まずは346プロよりシンデレラプロジェクト!!」
CI、凸、ミナミィ、ダリーナ、ルァンコ、凛未央「うぇーい」
司会「続いて765プロオールスターズ+エイプリル!」
765ASと卯月「いえーい」
凛未央「あれ?卯月(しまむー)?なんで765プロに?」
卯月「目に入ったので!ぶい!」
バネP「え、そんな理由でうちに来たの!?」
美希「でもなんとなくらしいって思うな」 春香「何ていうか破天荒だもんね、卯月ちゃん」 千早「ええ、でもアイドルとしての姿勢はすごいのよね」
卯月「いえーい!高評価です!」
凛未央「くそぉ!あの765プロが相手じゃうちに取り戻すのが厳しすぎる!!」
司会「おっと早くもトークバトル勃発かぁ!?最後はもちろん961プロだぁー!一時期評価が下がっていたが最近新メンバーを加え大復活を遂げている今一番熱いアイドルプロダクションであります!!」
961プロのアイドルたち「うっしゃあ」 みく「がんばるにゃあ!」 菜々「ウサミンパワーでがんばります!」
卯月「あ、みくちゃん!私も346プロクビになったんですよぉ!」
みく「えぇ!?みくが辞めれば卯月チャン達は辞めさせないって言ってたのにあのくそ常務!」
菜々「ひ、酷すぎます!これ以上クビにはしないと言っておきながらいけしゃあしゃあと!」
司会「おおっとどうしたことだァー!765プロと961プロのメンバーが寄り添っていくぅ!」
卯月「力を合わせてあのババァブチのめしましょう!」
みく「もちろんにゃ!舐められたままではいられないにゃあ!」
菜々「菜々も流石にキレそうですよ今回ばかりは!」
司会「なぜか『あのババァ』という人に対してヘイトが向かっているゥー!」
黒井「……765プロめ、いつの間にみくちゃんと菜々ちゃんを懐柔していたのだ……」
961P「あれ多分そういうのじゃないですよ」
バネP「……武内くん……その、なんというか……」
武内P「……」ブツブツブツブツ
346部長「また臆病な車輪に自分を変えてしまったようだね……まったく、彼女のやり方も目に余るな……」
司会「さぁー次は発表されたばかりの新曲!「ニャンと☆スペクタクル」と「メルヘン∞メタモルフォーゼ!」続けていくぜえ!」
みく「みんなは前のイベント来てくれたかにゃー!?」
卯月「私はライブも手渡しイベも行きましたよ!」貴音「私も同行いたしました」響「自分もだぞ!」
司会「おぉーっと!まるで友達感覚!バトルという感覚は全くありません!」
みく「正直バッチリわかってたにゃ」
司会「でしょうね!特徴バリバリで隠しきれないもんね!」
……
菜々「それでは、菜々歌います!正直スタミナ的に辛いですが……」
961プロのアイドルS「菜々パイセンー!頑張ってください!!」
961プロのアイドルK「そうよ!終わったら居酒屋で奢ってあげるから!」
司会「なんだか問題発言があった気がしますが気のせいでしょう!ウサミンさんじゅうななさいですからね!」
菜々「な、なんでしょう、言い方が少し気になりますね」
司会「気のせいでしょう!」
……
司会「さぁ!いよいよ結果発表ォー!!勝利はどのプロダクションのものになるのかぁ!」
武内P「正直765さんに勝てる気がしません」 バネP「何ていうか武内のとこは様子が変っていうか……」 武内P「自分が不甲斐ないばかりに……」ウジウジ
黒井「上々だな、これで勝利はうちのはず」 961P「どうでしょうか、765プロの方々はますます力をつけてこられたようでしたが……」
黒井「ウィごもっとも、確かにあのプロデューサーが来てからというもの生意気にも成長している。高木が選んだアイドルという点も大いに評価できる
だが、今の961プロの勢いを止められる者などいない!みくちゃん菜々ちゃん以外にも多くの優秀な才能あるアイドルを偶然にも獲得できたからなぁ」ニヤニヤ
武内P「くっ……やはり346プロのアイドルは多くが流れていったようですね……」 黒井「おお、346の。君の決定ではないようだからな、さぞ悔しかろう。無能な常務にこの961プロの素晴らしさを伝えてやれ」
バネP「黒井社長もなんだかんだウチが絡まなければいい人ですよね」 黒井「な、何を言う!私はトップアイドルを育てるためならどんな事でもするぞ?一応そこら辺の自覚はあるからな!」
バネP「丸くなったと思うんですよね、アイドルのことはちゃん付けで呼ぶし」 黒井「これは癖だ!」 バネP「え、前からなんですか!?」
司会「優勝はぁ……悪評なんてなんのその!新体制を取り急成長を遂げている!961プロだぁ!特にみくにゃん凄かったですね!346プロにいた頃より輝いてたようにすら見えました!」
みく「吹っ切れたからかにゃ……」
司会「ほう!その心は?」
みく「常務にキャラを否定されて……それで意地になって、このキャラを貫き通してやるぅって頑張ったら、自分がもっとネコチャンとしてステップアップできたって……そう思うにゃ!」
李衣菜「みくちゃん……そっか、しっかりキャラ確立できてるんだ……それってすごく、ロックだね!」
みく「李衣菜チャン……」
司会「はい、ロックだねいただきましたァん!それではまたいつかお会いしましょう!さよなら、さよなら、さよならー」
……
菜々「ほんと!みくちゃんすごくいい表情でしたよ!」
みく「えへへ、そうだったかにゃ?」
黒井「もちろんだとも!」
みく「わぁ!社長!」
黒井「やはりみくちゃんは私が見込んでいた通り猫アイドルのカリスマだ!ウィ、これからもがんばってくれ」
961P「ほんと、よかったよ。あの時の顔からは考えられないくらいだ」
みく「あの時……?」
961P「初めて会ったとき、この世の終わりみたいな顔をしてトボトボ歩いてたからさ。その時の表情から今の笑顔は想像出来なかったね」
みく「そう……みく、ちゃんと笑えてるかにゃ?」
武内P「いい、笑顔でした」 李衣菜「そうだよ」
みく「Pチャン、李衣菜チャン……」
961P「話してくるかい?」
みく「う、うん!」
黒井「まあ、今の346に戻る気はないだろうし、いいか」
李衣菜「みくちゃんはすごかったよ……急に辞めさせられて、でも諦めなくって、今は違う環境でもこうして成功してて……私は、みくちゃんがいなくなってからどうしても調子でなくて……」
みく「李衣菜チャン……それならさ、李衣菜チャンも一緒にこっちに来たり……なーんて」
李衣菜「それもいいかもって、思い始めてるんだ」
みく「えっ?ほんまに?」
李衣菜「正直、今の346プロは私に合ってないというか、息苦しいんだよね。常務のおめがねに叶わなければ切り捨てられていくなんてさ」
みく「……そうだよね。みくも……早々に切り捨てられちゃったし……」
武内P「私も、努力しようと対案を作ったのですが……要となる前川さんや島村さんを失い……」
みく「……対案?」
李衣菜「うん、シンデレラの舞踏会って、パワーオブスマイルっていう企画をね。常務の考えとはまるっきり正反対だし、こうもメンバーを欠いちゃあもう……」
みく「ちょ、ちょっと待ってて……黒チャン!」
黒井「ウィ?どうしたんだみくちゃん。そう呼ばれるのもなんだか久々だが……」
みく「CPの企画をさ……961プロとの合同企画ってことにできないかな」
李衣菜「!」武内P「!前川さん……!」
黒井「ふむ?どんな企画かな?うちの資金力をもってすれば大概のことは実現可能だが……」
武内P「これです」ゴソゴソ
黒井「ふむ?シンデレラの舞踏会……パワーオブスマイル……一人一人の個性を活かす……ほうほう、武内君とやら、なかなかいい企画を出すじゃないか。そちらの常務はこれを見逃そうというのか?」
武内P「はい……そうなりそうです……」
黒井「ウィ気に入った。うちにも元々この企画に該当しそうな者がたくさん入ったからな。協力してもいいぞ?ただし条件がある」ニヤァ
武内P「条件、とは……」
黒井「CPの移籍とかな、このままでは居づらくなるばかりだろう。悪い話ではないつもりだ」
武内P「CPの……!な、なるほど……しばらく、考えさせてください」
黒井「うむ、私もこの企画は捨ててしまうのは惜しいと思っている。いい返事を期待するよ。フッハッハッハ!」
武内P「ありがとう、ございます……!」
……
みく「やっぱり黒チャンは優しいのにゃ」
李衣菜「うん、見た目すっごい悪そうな感じなのに……」
黒井「そんなに悪そうか?けっこうお人好しに見られるかと思っていたが……」
961P「ははは、765プロさえ絡まなければいい社長ですからね」
黒井「お前もなかなか言うようになったな、減給か?減給を食らいたいか?」
961P「何卒お慈悲を……」
李衣菜「でも、みくちゃんがあんな風に言ってくれるとは思わなかったな……」
みく「みくは自分を曲げないからね。こうだって思ったら突っ走るのみにゃ!」
……
武内P「……常務は、私を、どうお思いなのでしょうか」
MJ「えっ?それは、その……」
武内P「私のことは気に入りませんか?CPのことはどうお思いなのでしょうか?」
MJ「なんだそんなことか。確かに君とはそりが合わないし、CPもことが済めば解散させる気でいる……が、結果次第では」
武内P「わかりきったことでしょう、主力を減らされては結果は……」
MJ「君は自分のアイドルを信じられないのか?」
武内P「そうではありません!あなたの期待以上の成果を出すのは難しいだろうということです」
彡(゚)(゚)「昔々……一人の男がいた。男はとてもまっすぐで糞をするのも早めに切り上げていた。しかし早めの糞は尻穴には息苦しいものだ
尻穴はブチ切れてしまった。それ以来彼はとても糞をするのに臆病になった。自分をロダンの考える人のように変えてしまったんだ」
(´・ω・`)「お、お兄ちゃん……それって……」
彡(゚)(゚)「ワイにかかった魔法は解けるだろうかね……?このボ〇ギノールで……」
彡(゚)(゚)「ああああああああああああああ!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュリュ!!!!!!!ブツチチブブチチチブリリィリブブブブゥゥゥッッッッ!!!!!!!)」
武内P「私は、彼女達を信じています。しかし、それはここでのことではないかもしれないとも思っています」
MJ「な、なに?」
武内P「私は、ここを辞める覚悟もできています……そして、私を支持してくれる者も大勢いる、ということをつたえておきます」
MJ「……君もなかなか強かになったものだな……」
武内P「もう一度、改めて聞きます……あなたはCPのアイドルたちをどう思っていらっしゃるのですか」
MJ「渋谷凛、アナスタシア、新田美波……等々、我社のイメージに見合うアイドルはいるが……大半は切り捨てる対象と見ている」
武内P「わかり……ました……」
……そして冬がやってくる
街の空気も冷たくなったが、人はいっそう騒がしくなってきていた……
モブ「い、いよいよ346プロのイベントが近いんだな」
モブ「CPの露出が最近減っていたからここで出てくれることを期待するんだな」
武内P「常務は、もはや我々にはなんの期待もかけていないと言っていいと思います。……私はこのイベント後346プロを辞める覚悟でいます」
みんな「……」 みりあ「プロデューサー、辞めちゃうの?」 莉嘉「そんな……」
きらり「……」 かな子「……」 智絵里「……」
李衣菜「ねぇ、プロデューサー……961プロとは……」
杏「え?961プロ?」 未央「なんで今961プロのことを……」
武内P「私個人として、961プロとの提携イベントとすることを……受け入れようと思っています。しかし黒井社長の提案した条件については、皆さんの意思を尊重したいと……」
美波「961プロと提携……」 蘭子「定められし魂の契り……?(提案された条件……?)」
武内P「CPの皆さんの……961プロへの移籍です……」
みんな「!!」
杏「それ……マジで?」 アーニャ「い、移籍……ですか」 凛「……卯月……1人だけ765プロに行っちゃったけど……」
武内P「!……島村さんについては……その、皆さんはこのイベントの成功か、現状の維持か……どちらを選びますか」
みんな「……イベントの成功」 杏「と、言いたいけれど……すぐに移籍となると……」
美波「でも、このまま常務の下にいたのでは常務主導の、常務らしいイベントになって……」
李衣菜「それってさ……ロックじゃないっていうか……CPとしては終わり……だよね」
武内P「このままいくとCPは解散となるのは避けられないかもしれません……もちろん、私は皆さんを信じています……しかし……」
智絵里「あの……961プロと提携すれば、みくちゃんや菜々さんとも……」
かな子「クビにされたみんながいれば……常務の方針の真逆をいくことができる……」
杏「人が多ければ杏の出番を減らすことも出来るよね」
……
卯月「……」ウヅウヅ
バネP「……舞踏会のこと、聞いたよ……行きたいんじゃないか?」
卯月「で、でも……961プロとの提携だって……」
バネP「うちも乗ればいいのさ、巨大なアイドルフェスとするように346プロや961プロと交渉しよう」
卯月「ぷ、プロデューサーさん……!」
バネP「君たちの笑顔のためなら苦労は惜しまないさ」ニコッ
卯月「ありがとう、ございます……!」
765AS「……(邪魔できない雰囲気……)」
……
346部長「彼が勧めている舞踏会……おもしろくなってきているが……君にとってはどうかね?」
常務「この企画は彼の企画です。私が邪魔するとでも?」
部長「……意外だね、三社合同企画として動き出したところで君ならストップをかけると思っていたが……」
MJ「……」
部長「魅力を感じたかい?」
MJ「……そうかも、しれません」
部長(どうやら彼はあの条件については言ってないようだね……)
……
武内P「それでは……合同企画についてですが……」
バネP「うちからは、こちらのゲームコーナーに亜美と真美、実技的ブースに雪歩と春香…(なんだかんだ)…そしてステージの時間も頂きたい」
961P「(なんで僕がこの場に……)え、ええと、961独自アイドルにライブステージや個性に合わせた各ブースへの参加を、元346のアイドルに舞踏会の各ブースに合わせた参加とメインであるCPとの合同ライブができるように各部署と話を進めています」
武内P「その進捗の方は……」
961P「全ての部署でオーケーをいただきました。346アイドルだけでなくうちの元々のアイドル達も参加に乗り気です」
武内P「分かりました。我社のアイドル達も準備を進めております」
バネP「正直うちをすぐに入れてもらえて助かったよ……961プロとの合同企画と聞いてて難しい交渉になるかと思っていたよ」
武内P「ここまで来たら、私もいけるところまでやってみたいのです」
961P「あの黒井社長が簡単にOKを出すとは思いませんでした……あの人も随分変わられたようです」
バネP「昔は本当に……765プロを目の敵にしていて妨害工作を結構していましたもんね……」
961P「目の敵というのは今でも……ですが、妨害を行う気は多分ないと思います。この前に……」
黒井『ふん!今までは妨害なんていう回りくどい手段を用いたからあの765プロにしてやられたのだ!これからは961プロ本来のやり方、多くの金と機会を投入したアイドルで叩き潰すのみだ!』
961P「って言ってましたからね……」
バネP「最初っからそうしてほしかったですかね……」
961P「確かに……」
武内P「本当に、大変だったんですね……」
……
バネP「卯月!クリスマスにニュージェネライブが決定したぞ!」
卯月「本当ですか!?それって私も……」
バネP「もちろん!ニュージェネとして卯月に出てもらうぞ」
……
ニュージェネライブは当然のことながら大成功しました??
……
のぞみ「うっひゃあ!三社合同イベントということもあってかすごい人ですね!」
961P「ええ、とんでもない大規模イベントです」
黒井「ふふん、日本中がこのイベントの話題で持ちきりだ。イベントの成功は決まったようなものだな」
……
春香「いや~すっごい人ですね」
律子「三社のそれぞれのファンがみんなここに来ているからね」
雪歩「な、なんだか緊張しますぅ……」
真「ボクはなんだか燃えてくるなぁ」
バネP「みんな、うちのステージは4時からだ、それまで各自のスケジュールで動いてくれ。俺は責任者として本部にいるからみんなにはついていけないが、頑張ってくれ!」
AS+卯月「はい!」
バネP「卯月はシンデレラプロジェクトのライブにも出てもらうから、765プロのステージでは全体曲での参加のみになるが、頼んだぞ」
卯月「はい!がんばります!」
……
武内P「今日は、シンデレラプロジェクトの集大成となる日です……笑顔で、頑張りましょう」
みんな「はい!」
……
貴音「あなたは宇宙の遠い星よりこの地球へ来ていると聞きましたが……」
菜々「はい!菜々はウサミン星からきたウサミン星人です!」
……
杏「ばかな……この私が……」 智絵里「私このゲームは得意なのに……」
亜美「いえ→い!フルコンボだYo!」 真美「んっふっふ~まだまだ修行がたりないね!」
……
春香「パンダと」 鈴帆「太陽と~」 仁奈「狼の気持ちになるですよ~」
笑美「って太陽の気持ちってなんやねん!」
……
裕子「ムムムーン……サイキック腕相撲です!」ギギギギ
真「……うん、全然負荷がきてないよ」ドォン
幸子「えっ、次ボクがやるんですか!?おかしいですよね!?」
ステージとかはもうアニメ通りで
MJ「……」
部長「どうかね、彼の作り上げた舞踏会は」
MJ「私の思う346ブランドとはやはり異なります」
部長「認められないかね?こういうアイドルの可能性は」
MJ「……」
部長「見に行ってきてはどうかな?たまにはこの城を抜け出して星を見上げるのも悪くはないだろう」
MJ「……そうですね、たまには外で星を見るのも……」
……
MJ「……」
黒井「おや、噂の常務殿ではないか」
MJ「あなたは……黒井社長」
黒井「フッフッフ、あなたのおかげで我社は随分と潤うことができましてね」
MJ「……」
黒井「フン、ジョークはお嫌いかね?……ところで、この舞踏会の結果次第ではどうこうと言っていたようだが」
MJ「そうですね、結果次第ではプロジェクトの存続等を考えると」
黒井「この結果なら考えるまでもなかろうが……もう私の所に来た者たちは返しはしないぞ。……あと、このイベント終了後に人悶着があるだろうな」
MJ「え?それはどういう……」
黒井「それは君のところの問題で、私にどうこう言えることではないのでね。それでは」
MJ「……」
……
MJ「……盛り上がっているようだな」
武内P「美城常務…」
MJ「私は城にふさわしいお姫様を、君は全ての灰かぶりたちの夢を尊重した……平行線だ、私達は……」
武内P「ええ、そうですね……あの、美城常務。このイベントの961プロと765プロとの提携についてですが」
MJ「……その事はもういい」
武内P「いえ、この提携を持ちかけられた時、ある条件を提示されたのです」
MJ「……条件?」
武内P「CPメンバーの961プロへの移籍を」 MJ「は?」
武内P「ですから、CPメンバーの961プロへの移籍を条件とされまして、それを承諾しました」 MJ「え、は?君は何を言っているのだ」
武内P「私は辞める覚悟もできていますし、違約金や賠償も一生かかってでもお支払いいたします」 MJ「ほ、本気か……」
武内P「私は私の信念を貫き通します。それが例え間違っている道だとしても……」 MJ「そうだ、間違っている、今すぐ撤回してこい」
黒井「おやおや、どうしたお二方?何やら揉めているようだが……」 武内P「黒井社長……!」
MJ「ちょうどいいところに。この男に出したという条件のことですが……」 黒井「ああ、あれのことか……嫌だったかな?」
MJ「当然です。勝手にそんなことをされては困りますから」 黒井「ウィごもっとも、だからこうするのはどうかな?」
黒井「君のところのアイドルたちはもう『いらない』から返そう、元々君の城にいた者達も……皆返そうではないか」
武内P「!」 MJ「!そ、それは……」
黒井「そうとも!君の切り捨てた者達はやはり必要だろう?この舞踏会を見ろ!君の甘い思想だけでは成り立たないのがアイドルというものなのだ!」
MJ「……本当に」 武内P「本当ですか!?本当に皆さんを……!」
黒井「フッフッフ、私は嘘はつかない。765プロ以外にはなぁ。どうだ?必要だろう?ん~?」
MJ「間違っていたのは……私なのでしょうね。舞踏会を見ていて確かに心を打たれました。アイドルはブランドなどという型にはまる小さな星ではない……」
黒井「そうだ。アイドルには常に無限の可能性がある。だが、それが正解というのでもない」
武内P「そ、それはどういう……」
黒井「ブランド思想は完全に否定されるものでもない。だが、君の個性を完全に切り捨てるやり方はよろしくない。両立こそが私は必要なものと考える
ま、それが正解とも言いはしないが」
MJ「両立……ですか。……私は個性は切り捨てるものと考えていました……それは今思えば不正解であったようです」
武内P「私も、ブランド思想を完全に悪として見ていたかもしれません……」
黒井「フハハハハ!まあ、発足してたかだか数年程度のアイドル部署なのだ!この961プロや765プロに追いつこうなどとは十年早かろう!
……もっとも、あの前川みく、安部菜々などなど光る個性を磨き、貴様のところのプロジェクトクローネというオヒメサマたちを磨けば?追いすがる程度なら出来るかもなぁ」
バネP「……黒井社長……今、うちのことも……」←たまたま現場も見に来た
黒井「ぬぁっ!?765プロの!……ふ、フン!何のことかな!聞き間違いではないかな!?」
黒井「ええい!とにかくだ。うちにいる346プロのアイドル達をお返しするのはいいが……それではうちは損するばかりだ」
武内P「それは……」 MJ「確かに……」」
バネP「あ、うちの卯月もお返ししましょうか」
黒井「待っていろ。そうだな……この舞踏会の売上を人数比で割り……346プロの取り分のうち、5割を頂こうか?」
MJ「……それでよろしいのですか?」
黒井「フッフッフ、破格すぎたかなぁ?」
バネP「あ、そんじゃあうちは346プロさんから5分程度頂ければ」
黒井「765プロからも条件を出し揃えたぞ?さあ、どうするね?」
MJ「当然、受け入れますとも。大変ありがたい事です」
黒井「……せいぜい、大切にしてやるのだな。次このような扱いをして輝きを曇らせることがあれば、私がしっかり奪い取ってくれる」
MJ「ありがとうございます……」 武内P「本当に、ありがとうございます」
バネP「ははは、俺としてもちょっと面倒みる程度の気分でしたが……邪険に扱われてはこちらも奪っちゃいますよぉ、はははは」
……
みく「黒ちゃん……961のPチャン……今まで、本当に、本当にありがとうございましたにゃ!」
菜々「黒井社長、プロデューサーさん……短い間でしたが、ありがとうございましたぁ!」
その他346プロアイドル「黒井社長!ありがとうございましたぁ!」
黒井「みんな、こちらからも礼を言うぞ。本当にありがとう」
961プロのプロデューサーたち「今までありがとう!向こうでもまた頑張れよ!」(あぁ~346プロのアイドル手放したくねぇよ~)
黒井「君たち、346プロは多分前より居心地のよい場所となっているから安心したまえ。君たちのアイドルとしての大成を心から祈っているよ」
アイドルたち「はい!!」
……
バネP「それじゃあ、卯月!短い間だったけど、ありがとう!」
卯月「はい!私も、突然来て、面倒みてもらって、765プロのアイドルの皆さんにも……!本当に、ありがとうございました!!」
春香「がんばってね!卯月ちゃん!」
千早「向こうでもしっかりね」
美希「ま、卯月ならなんだかんだ大丈夫って思うな」
亜美「そうだね、しまむーなら笑顔パワーで」 真美「ぜーんぶおーるおっけー!だYO!」
真「卯月!また一緒に遊ぼうね!卯月の可愛さ、しっかり見習いたいからね!」
雪歩「卯月ちゃん!またお仕事、一緒にしようね!」
やよい「卯月さん!ハイタッチです!がんばってくださいね!」パァニ
伊織「この伊織ちゃん程じゃないけどアンタも相当すごいアイドルだって思ってるわ。がんばんなさいね」
響「ちょっと寂しいけど……ちばりよー!」
貴音「私も、ここより常に応援しております。一緒に遊んだこと、忘れはしません」
律子「貴方の才能は大したものよ。きっといいアイドルになれるわ」
小鳥「卯月ちゃん!またいつでも遊びに来てね!」
卯月「……!はい!!」
卯月「島村卯月、がんばります!!」
……
みく「たっだいまにゃあ!」 卯月「ただいま!」
CPのみんな「おかえり!!」
武内P「おかえりなさい、前川さん、島村さん」
みく「……そ、それだけかにゃ?」 卯月「そうですよプロデューサーさん、もうちょっと何か……」
武内P「……」首に手を置く
武内P「皆さん……これから、2度と皆さんの笑顔が曇らぬよう……私は全力を尽くします。
これからも、笑顔で頑張りましょう!」
みく「ほんと、そればっかりにゃ」
卯月「でも、プロデューサーさんらしいですね!」
武内P「自分は、そんなに同じことばかり言っていましたか……?」
みく「じ、自覚なしかにゃ」
凛「ふふ、いつも通りだね」
未央「うん!みんな元通りだ!」
みんな「やったあ!」
……
ちひろ「本来なら、今回の業績で専務になれたでしょうね……」
MJ「千川君……これは私の甘さが招いたことだ。これからもっと精進するさ」
ちひろ「これで、まだ私は動きやすいですね……せいぜいがんばってくださいね、常務」ボソ
MJ「?なにか言ったか?」
ちひろ「いえ?何も」
……
黒井「正直勿体なかったな」
961P「ええ……そうですね」
のぞみ「ほんっとうですよぉ!みんな素晴らしいアイドルだったのにぃ!!」
961プロの社員「黒井社長!うちを辞めたアイドルたちが戻ってきました!」
黒井「えっ?なんで?」
961プロのアイドルたち『正直、961プロのこと見直したわー』 『あんなすごいイベントやっちゃうもんね~』
961P「えっとこれは……」
のぞみ「イベントの成功で……みんなうちのことを見直したってことですかね?」
黒井「ウィ、結果オーライ!」
おしまい
37 : 名無しさ... - 2017/12/10 22:12:31 Eo8 33/40
38 : 名無しさ... - 2017/12/10 22:14:13 WwH 34/40良かったらまた961絡みで書いてくれや
良かっただけにもっと見たかった
39 : 名無しさ... - 2017/12/10 22:14:56 Eo8 35/40>>38
961プロそんな詳しないからなぁ……
40 : 名無しさ... - 2017/12/10 22:17:10 WwH 36/40>>39
こう言う感じでええねん
何なら346常務噛ませに今回みたく出演させればええ
41 : 名無しさ... - 2017/12/10 22:18:12 Eo8 37/40>>40
ワイの中の961プロのイメージ
765プロさえ絡まなければ有能かつ性格いい社長が引っ張る大規模アイドルプロダクション
42 : 名無しさ... - 2017/12/10 22:21:49 WwH 38/40>>41
まあ961社長は765芸人させとけばそれっぽくなるしそれでええやろ
手腕は悪くないしゲームだと意外とフランクだし
あと今回のSSで黒井社長がウサミンに会ってた(というか長年のファン?)のは流石に草生えた
>>42
(じつは未プレイでアニメ見て書いたんやで)
ウサミンは悠久の旅人だから黒井社長とも当然会っているやろなぁ
二十年ほど前……
黒井「高木もなかなか良いアイドルに目をつけたな……私も負けてはいられないな
そうだ……!私もスカウトをやってみるか!」
??「ミミンミミン……ミミンミミン……潜入に成功、これより文明レベルをはかる……」
黒井「む?あれは逸材だな!そこの君!君君、君だよ!アイドルに興味はないか!?」
??「ミミンミミン……自然な対応を……わかりました
あ、アイドルとは、なんですか?」
黒井「アイドルとはね!歌い、踊り、笑顔を振りまき人々に喜びを与える素晴らしい仕事だ!……君、名前を教えてはくれないか?」
??「ナナです、ウサミン星第三王女、アヴェ・ナナです
ただいま地球に潜入任務中なのでほかの仕事はできません」
黒井「え?そ、それはひょっとして断りの文句……かな?ぐぬぬ、まあ、しょうがない。名刺を渡しておくよ。アイドルに興味が湧いたらいつでも連絡してくれ!」
ナナ「……名刺?」
時は流れ……
菜々「あ、この名刺……こんなところに……」
ナナは……あの後アイドルというものを調べました……そして、ウサミン星第三王女として地球を調べるという使命を忘れのめり込んでいました……
そうです。いつしかナナはウサミン星繁栄を望むより……トップアイドルにあこがれるようになったのです!!
しかし、当時のナナは連絡手段も持っていなかったし、いつの間にか名刺を無くしてしまったのでアイドルになることはかないませんでした……
菜々「黒井さん……地球で初めて話しかけてくれた人……そして、私を助けてくれた人……本当にありがとうございました……」
……
ウサミン星の王「ナナのDVDとCDは手に入れたか!」
ウサミン星人「はい!ここに!」
王「ナナ……がんばっているな……」ニッコリ
ウサミン星人「ナナ様……応援しております……!!」
……
菜々「へくしょ!……誰か、噂してます?」
おしまい
44 : 名無しさ... - 2017/12/10 22:52:47 WwH 40/40突然SSになる辺りに職人気質を感じる