あやめ2nd

凛「まずはケーキ！」

愛梨「もちろん準備万端です♪」ﾎﾞｲ-ﾝ!!

凛「大きいね」

愛梨「特大サイズですよ♪」

凛「うん…いいなぁ」

愛梨「？」

卯月「凛ちゃん。いまはその話はスルーです。次ですよ、次っ！」

凛「そうだね。お次はパーティルーム！」

みく「飾りはバッチリだにゃ！」

李衣菜「ロックだね！」

卯月「ええ！」

凛「プレゼント！」

みく「猫耳用意したよ！」

李衣菜「なつきちと一緒にレコーディングした『ハッピーバースデートゥーユー』のCD！」

卯月「手作りのキーホルダーです！」

凛「名前入りの高級ボールペン！」

愛梨「明日は私は参加出来ませんが…みんなでケーキを食べてください♪」

凛「うん。忙しいのにありがとう」

愛梨「ううん。未央ちゃんが喜んでくれたら嬉しいなぁ♪」

卯月「絶対喜んでくれますよ！」

みく「だにゃ！」

李衣菜「そのケーキはロックだもん！」

愛梨「はい♪」

凛「そして締めはプロデューサー！」

P「プレゼントにカーディガンを…」

凛「甘いよ！」ｶｯ!!

P「ん？」

卯月「コーヒー牛乳よりも、プリンよりも、とちおとめよりも、チュロスよりも！！！」

みく「甘いにゃっ！！！」

P「え、ダメだった？」

みく「李衣菜ちゃん。判定を！」

李衣菜「ロックじゃないね…」ﾊｧ

P「なんだろう。すごく腹が立つ」

李衣菜「プロデューサー！」

P「なんだよ！」

李衣菜「足りないよ！」

P「何がだよ！」

李衣菜「ロック成分だよ！」

P「意味わかんねーよ！」

凛「プロデューサー」

P「何？」

凛「年に1度の未央の誕生日なんだよ？」

卯月「ええ、誕生日なんです！」

みく「誕生日だにゃ！」

李衣菜「だよ！」

凛「そんなんじゃ未央の記憶に残らないんだよ！！！」

P「何をしろと？」

凛「抱きしめるんだよ！  ハグをするんだよ！！  」

P「！！！」

P「未央をか！」

凛「もちろん！  未央がどんなに恥ずかしがっても問答無用でがっちりホールドしてついでに抱っこまでしてよしよしして思い出を作ってあげてよ！！」

P「そういうことであれば任せろっ！！！  全身全霊をかけて未央をハグし続けてやる！！！」ｶｯ!!

みく「やってやれにゃあっ！！」ﾋｭ-ﾋｭ-!!

李衣菜「ロック！」ｼｬｷ-ﾝ

卯月「ゴーです！」ﾆｺﾆｺ

P「任せろぉぉぉぉ！！！」ｸﾜｯ!!

（次の日）

茜「みなさんっ！！  準備万端ですかーっ！！」ﾎﾞﾝﾊﾞ-

藍子「おー♪」

凛「もちろん！」

卯月「どんとこいです！」

李衣菜「ロックっ！」

みく「にゃぁっ！」

P「任せろぉぉぉぉ！！！」ｸﾜｯ!!

茜「んんっ！！  素晴らしいっ！！！  素晴らしいですみなさん！！！  まるで太陽のように熱く燃えていますねっ！！！！！！  私もついエキサイトしてしまい身体が熱くつい事務所の周りを20周ほどしてしまいました！！！！！！」

茜「それはさておき！！！！  やりますよ！！！  始めますよ！！！  我々の威信にかけて未央ちゃんを幸せな気持ちにしますよっ！！！！！！」

藍子「はい！！！」

卯月「ええ！」

凛「任せて！！」

みく「任せるにゃ！！！」

李衣菜「ロック！！！！」

P「カモンベイビッ！！！！」

茜「では、位置についてくださいっ！！  まもなく未央ちゃんがやって…」

ｶﾁｬ

未央「おはようございまー…」

ﾊﾟ-ﾝ!!  ﾊﾟ-ﾝ!!
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

全員「「「「誕生日おめでとう！！！！」」」

未央「わー…なんか圧がすごい…」

未央「でも、ありがとう♪」

凛「プレゼント砲撃隊！！  構え！！」

ｼｬｷｯ!!

未央「ん？」

茜「ファイアー！！！！！」ﾊﾞ-ﾝ!!

卯月「おめでとうございますっ！！」ｽｯ

凛「おめでとう！！！」ｽｯ

みく「うにゃぁっ！！！」ｽﾎﾟｯ

李衣菜「ロックっ！！！」ﾋﾟｯ

〜♪

藍子「どうぞ♪」ｽｯ

茜「プレゼントですっ！！！！！！！」ｽﾊﾟ-ﾝ!!

未央「おおぅ、勢いが凄い…嬉しいけど」ﾄﾞｯｻﾘ

P「…」ｷﾗ-ﾝ

未央「ところで…プロデューサーは何をくれるのかーーー」

ｽｯ

未央「ん？」

P「誕生日おめでとう！！！」ｷﾞｭ-

未央「ひゃぅーっ！？！？」ﾋﾞｸｩ

P「おめでとう！！！！」ｷﾞｭ-

未央「ち、ちち、ちょっ！？  わ、わかったけど…な、なんでハグ…///」ｱﾀﾌﾀｱﾀﾌﾀ

みく「それはもちろん！！！」

李衣菜「バースデーだからっ！！！」

P「ああ！」ｷﾞｭ-

凛「ヒューヒュー！！」

藍子「ひゅー♪」

P「未央は可愛いなぁ！！  可愛いなぁ！！」ｷﾞｭ-

卯月「可愛いですねっ！！」

藍子「可愛いです！！」

茜「可愛いですっ！！！！！！！」

みく「可愛いにゃぁ！！  みくがつけてあげた猫耳も似合ってるよ！！！」

李衣菜「ロック可愛い！！！」

未央「あぅ…何この羞恥プレイ///」ｶｧｧｧｧｧ

藍子「羞恥プレイってなんです？」

凛「恥ずかしいことを快感に感じることだよ」

藍子「え…」

未央「しぶりん！！！  あーちゃんに変なこと吹き込まないで！！  ニュアンスが違うから！！」

P「さて、ケーキもあるぞ。未央」ｷﾞｭ-

未央「う、うん…///」

卯月「顔真っ赤ですね♪」

みく「心なしか顔がにやけてるにゃ」

凛「藍子。カメラ用意してくれる？」

藍子「もう撮ってます♪」ｶｼｬｶｼｬ

未央「ちょっ！！」

李衣菜「ほら、未央ちゃん。ハグしたままだとケーキ食べられないでしょ。食べさせてあげる」

李衣菜「あーん」

未央「あ、はい。あーん」

ﾊﾟｸｯ
ﾓｸﾞﾓｸﾞ

李衣菜「どう？」

未央「すごく美味しい」

李衣菜「だよねー。愛梨さんのケーキだよ」

未央「納得」

李衣菜「紅茶はどう？」

未央「ありがと。飲みたいな」

李衣菜「はーい」

凛「大変だよ！！！  未央が李衣菜と2人でイチャイチャし始めたよ！！！！」

みく「リーナチャンの女たらしっ！！！！」

李衣菜「うわっ。なんか面倒くさい反応」

卯月「私も未央ちゃんにアーンしたいです♪」

李衣菜「あ、うん。フォークどうぞ」

未央「え、これ私自分で食べられないの？」

卯月「あーん♪」

未央「あーん」

ﾊﾟｸ
ﾓｸﾞﾓｸﾞ

卯月「おいちいでちゅねー♪」

未央「あれこれ私、赤ちゃん扱い？」

卯月「未央ちゃん可愛いです♪」

P「未央は可愛いなぁ！！！」ｷﾞｭ-

未央「あぅ…///」

みく「未央チャンが照れてる姿は可愛いにゃ！！」

藍子「可愛いです！！」ｶｼｬｶｼｬ!!

未央「ち、ちょ…写真を撮らないでよあーちゃん…///」

藍子「えへへ♪  記念です♪」

（しばらくして）

凛「というわけで、未央のバースデーパーティーもいよいよ大詰めとなりました！」

未央「あの。しぶりん」

凛「？」

未央「わ、私はいつまでこのままなのでしょうか…///」

P「…」ｷﾞｭ-

凛「嫌なの？」

未央「嫌ではないけど、嫌とか嬉しいとかそういう問題ではなくてですね…」

凛「プロデューサー。嬉しいってさ」

P「よかったよ」ｷﾞｭ

未央「だから違う…って、もういいや」ﾊｧ

未央「…///」ｷﾞｭｯ

卯月「可愛いです！！」

李衣菜「可愛い！！！」

みく「可愛いにゃぁ！！」

未央「も、もうストップ…顔が赤くなってるし…///」ｱｳｱｳ

P「可愛いぞ。未央」ｷﾞｭ-

未央「…ｱﾘｶﾞﾄ///」ﾌﾟｼｭ-

凛「可愛い！」

未央「…ったくもう///」

P「はい。というわけでパーティーを終わりにします」ｷﾞｭ-

凛「うん。みんな撤収」

みく「はーい」

卯月「はい」

藍子「お片づけを始めましょう」

茜「ですね！！」

李衣菜「私。台所で洗い物するからどんどん食器を運んできてよ」

凛「OK。各自役割分担しながら早く終わらせようか」

全員「「「賛成」」」」

未央「みんな。普通のテンションに戻ったね」

P「パーリーが終わればそんなもんよ」ｷﾞｭ-

未央「ところで、あの」

P「ん？」ｷﾞｭ-

未央「ハグからはいつ解放してもらえるのでしょうか」

P「？」ｷﾞｭ-

未央「いやそこはとぼけなくていいから」

P「もうちょっとだけ。嫌なら離すけど」ｷﾞｭ-

未央「…」

未央「じゃあ…もう少しだけ…♪」

P「はい」ｷﾞｭ-

未央「…♪」ｷﾞｭｯ

P「未央」ｷﾞｭ-

未央「何？」

P「誕生日おめでとう」

未央「…へへっ。ありがとう♪」

終わり