1 : ◆UEry/CPoDk - 2017/11/11 19:44:47.44 A/UnXStd0 1/8

ミリマスSS。天空橋朋花様のお誕生日記念です。



元スレ
【ミリマスSS 】聖母のお留守番
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1510397087/

2 : ◆UEry/CPoDk - 2017/11/11 19:46:13.09 A/UnXStd0 2/8

朋花「お疲れ様です、戻りましたよ~」

小鳥「お帰りなさい朋花ちゃん。ごめんなさい、帰ってきたばかりの所で悪いんだけど、ちょっといいかしら?」

朋花「はい、なんでしょう~?」

小鳥「銀行に郵便局に備品の書い足し。外出しなきゃいけない用が溜まっちゃっててね。それで、申し訳ないんだけど。」

朋花「留守番ですか、お引き受け致します。」

小鳥「ありがとう、助かるわ。電話とかは取らなくていいからね。」

朋花「お気を付けて。ですが、お仕事はもう少し計画的にお願いしますね~?」

小鳥「たはは。じゃ、なるべく急いで戻るからね?」


朋花「小鳥さんも大変みたいですね~。ここも劇場と全部まとめてしまえば、もう少し美咲さんあたりと協力出来そうなものなのですけど。

戻った時の為に、珈琲でも準備しておいてあげましょうか。コーヒーメーカーは、と…おや?」




「……」


朋花「おやまあ。聖母たる私を働かせて、ご自分は悠々とソファーでお昼寝ですか。いいご身分ですね~、能天気な寝息まで立てて。」

朋花「……まあいいでしょう。最近お疲れのご様子でしたしね。ふふ、特別ですよ?」


朋花「…特別、か。」

3 : ◆UEry/CPoDk - 2017/11/11 19:48:45.51 A/UnXStd0 3/8

ねえ、プロデューサーさん?



私、初めてだったんですよ?こんなにも、普通の女の子として扱われたのは。

幼い頃から、学校でもどこでも皆に特別扱いされて。

あなたは私達とは違うんだ、特別なんだ。何回、そう言われたか。

窮屈に感じなかったとは言いませんよ? でも、もう慣れました。

だって、私は聖母なのですから。そうでしょう?でなければこんな扱い、受けたりしませんよね。

なのに、あなただけは違いましたね。私の事を、アイドルに憧れる、ごく普通の女の子みたいに話しかけてきて。

初舞台を踏んだ後
『やっとスタートラインに立てたな。だが、まだまだこれからだぞ』
って言われた時は唖然としましたよ。この私が油断するとでも思ってたんでしょうか?


だからつい『プロデューサーさんは、女の子を褒めるのが絶望的にヘタですね~』なんて言ってしまって。うふふ、あの時のあなたの呆気に取られた顔ったらなかったですよ?


不思議なお話じゃありませんか。「崇拝の象徴」であるアイドルになって初めて、普通の女の子になれただなんて。


4 : ◆UEry/CPoDk - 2017/11/11 19:51:39.02 A/UnXStd0 4/8


朋花「…それもこれも、みーんなあなたのせいですよ。分かってますか~?」

だけど。


アイドルを頑張る、皆と同じ存在。そんなふうに扱われるのは、実はとってもとっても嬉しいけれど。


朋花「…もう少し、特別扱いしてくれても、いいんじゃありませんか?」



そう。

他のアイドルの皆と。ううん、どんな女の子達とも違う。




もっともっと特別な。あなたにとってただ一人の、特別な存在に━━



5 : ◆UEry/CPoDk - 2017/11/11 20:01:09.66 A/UnXStd0 5/8

朋花「…なーんて。ふふ、こんな事、誰かに聞かれでもしたら大変ですね?」

小鳥「ただいま。ごめんなさいね朋花ちゃん。あ、そう言えばプロデューサーさんはもう起きてる?」


朋花「お帰りなさい、まだのようですよ。けどいるならいると言っておいて欲しかったですね?」

小鳥「あはは、ごめんごめん。急いでたものだからついね。」

朋花「それにしては、随分早いお帰りでしたね~」

小鳥「そう?1時間近くはかかってるんだけど…」

朋花「…え?」

小鳥「間違いないわ、出たのは2時半くらいだったから。」

朋花(驚きましたね~もうそんなに。という事はつまり、私はそれだけずっと、プロデューサーさんを眺めていたというわけで…)

小鳥「どうかした?」

朋花「何でもないですよ。あ、珈琲でもいかがでしょう?」

小鳥「入れてくれたの?まあ嬉しい、それじゃいただくわ。」

6 : ◆UEry/CPoDk - 2017/11/11 20:04:09.49 A/UnXStd0 6/8


朋花「…困った人ですね~、聖母をここまで油断させるだなんて…おや?」

小鳥「あ、おはようございますプロデューサーさん。朋花ちゃん、戻ってますよ?」

朋花「おはようございます…いつ戻ったか?あなたが呑気にお昼寝してる最中でしたよ、いいご身分ですね~」

小鳥「ちょっと朋花ちゃん、プロデューサーさんはこの所寝不足だったんだから…」

朋花「ふふ、冗談ですよ。はい、珈琲お待たせしました。プロデューサーさんの分もありますからね?」

小鳥「ありがと…って熱っ!?朋花ちゃん、これものすごく熱いわよ?」

朋花「当然ですよ、良い珈琲とは地獄のように熱いものなのですから。」

小鳥「地獄って、なんでまたそんな物騒な…あら、これお砂糖入れたのね。ごめんなさい、私もプロデューサーさんもブラックが好きなのよ。」

朋花「…それがいいんじゃありませんか。」

小鳥「そう?」



―ええ、そうですよ。だって。


良い珈琲とは天使のように潔くて、そして。

7 : ◆UEry/CPoDk - 2017/11/11 20:05:51.07 A/UnXStd0 7/8




恋のように、甘いのです。




8 : ◆UEry/CPoDk - 2017/11/11 20:10:44.64 A/UnXStd0 8/8

おしまい。

見づらい書き方でお目汚し失礼しました。

誕生日演出があるのも残すところあとわずかになってしまいましたが、

引き続き『アイドルマスター ミリオンライブ!』と

『ミリオンライブ ドラマシアター』

をどうぞよろしくお願い致します。

記事をツイートする 記事をはてブする