1 : ◆TDuorh6/aM - 2017/11/04 16:38:48.14 jWBVa7DyO 1/13


これはミリマスssです

元スレ
野々原茜「ねぇねぇ、しほりんってプロちゃんの事好きなの?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1509781128/

2 : ◆TDuorh6/aM - 2017/11/04 16:39:44.81 jWBVa7DyO 2/13


志保「……は?」

「あれ?違ったの?」

志保「……っはー……」

「すっごーくイラっとくるやれやれ顔だね!広大な心を持つ茜ちゃんじゃなかったら雑誌の角だったよ!」

静香「……え、志保ってプロデューサーの事が好きだったの?」

志保「言ってないんだけど」

「いや言わなくても分かるでしょいつものしほりん見てれば」

静香「そ、そうよね!丸わかりだったわ!志保ってば昔からプロデューサーの事が大好きだったわよね!!」

志保「いや静香と会ってまだ一年経ってないと思うのだけど」

「で、しほりん告白はしないの?」

志保「……ふっ……なんで私が告白しなきゃいけないの?」

「出たーこう言うパターン知ってるよ茜ちゃん!」

静香「え、志保本当にプロデューサーの事が」

「もがみんはちょっと黙ってよーね?」


3 : ◆TDuorh6/aM - 2017/11/04 16:40:29.29 jWBVa7DyO 3/13



志保「プロデューサーさん、ね……前は頼りないと思っていたけど、最近はまぁ……時には頼ってもいいかなとは……」

静香「分かるわ、なんだか頼りなさそうだものね」

志保「…………」ムス

「……しほりん、分かりやすすぎるよ……」

志保「いえ、別に私はなんとも思っていませんから」

「じゃあ例えばだよ?例えばだけどね?もし茜ちゃんがプロちゃんに告白しちゃったとし

志保「ごめんなさい野々原茜さん、うまく聞き取れなかったのでもう一度言ってもらえますか?」

静香「え、野々原さんってプロデューサーの事が好きだったの?」

「……た、例えばだよ?例えば茜ちゃんがプロちゃんに告は

志保「すみません野々原茜さん、もう一度お願いします」

「……ぷ、プロちゃんを食事に誘おうかなーって」

志保「なら何の問題もありません。茜さんが何をしようが、私には止める権利はありませんから」

静香「ねぇ野々原さん、貴女ってプロデューサーの事が」

「……よし!しほりん!!」



4 : ◆TDuorh6/aM - 2017/11/04 16:41:10.90 jWBVa7DyO 4/13



「プロちゃんに!告白してみよう!!」

志保「必要ありません。好意のない告白に意味はあるんですか?」

「じゃあ思い浮かべて見て?プロちゃんに告白されたら?」

志保「……まぁ、万が一にも無いと思いますが、そうなった場合は……そう、ですね……ええと……」

静香「志保が今まで見たこと無い表情してるわね」

「恋する乙女だもんねー」

志保「これに必要事項を記入して貰います」

ピラッ

「……しほりん、これ婚姻届」

静香「え、志保もう結婚できる年齢だったの?!」

志保「な訳ないじゃない。常識的に考えなさい」

「常識って何さ」

志保「二年ほど家宝にするだけです」

5 : ◆TDuorh6/aM - 2017/11/04 16:41:46.42 jWBVa7DyO 5/13



「ってかほら!やっぱりしほりんってプロちゃんの事好きでしょ?!」

志保「いえ、べつに……」

静香「ねぇ志保、貴女なんで婚姻届なんて持ち歩いているの?」

志保「たまたまノートに挟まっていただけよ」

「半分は記入終わってるんだけど」

志保「……ノートに挟まってたから、インクが滲んでしまったんだと思います」

静香「ねぇ志保、なんで婚姻届がノートに挟まっていたのかしら?」

志保「さぁ?誰かがイタズラで挟んだんじゃない?」

「イタズラだとしたらエグ過ぎるよね?!」


6 : ◆TDuorh6/aM - 2017/11/04 16:42:37.58 jWBVa7DyO 6/13




志保「で、他に何かありますか?聞きたいことがないのであれば少しでもレッスンをしたいので」

静香「私は無いわ」

「茜ちゃんもまぁ特にないかなー、止めちゃってごめんね?プロちゃんにレッスンルーム使っていいか聞いといたげる」

プルルルル、プルルルル

ピッ

「しもしもー?プロちゃん?」

志保「はい、プロデューサーの携帯です」

「志保りんがレッスンルーム使いたいってさ」

志保「はい、少しでも出来ないことを無くしたいので」

「とゆーわけでよろしくね!切るよー!」

志保「はい、失礼します」

ピッ


7 : ◆TDuorh6/aM - 2017/11/04 16:43:15.18 jWBVa7DyO 7/13




志保「それでは、聞きたいことが何もなければ私はレッスンルームに」

「待って待って待って!今できた!聞きたいことできた!すっごく気になることができたよ?!」

静香「野々原さん、さっきまで無いって言ってなかったかしら?」

「いやあったでしょ!めっちゃ気になるじゃん聞くべきじゃん!」

志保「……?」

静香「……?」

「しほりん、なんでプロちゃんの携帯持ってたの?」

静香「……確かに、おかしいわね」

志保「……?」

「え、それふつーなの?プロちゃんの携帯持ってる事がしほりん的には当たり前なの?ナチュラルなの?ナチュラルボーンスマホガールなの?!」



8 : ◆TDuorh6/aM - 2017/11/04 16:44:12.88 jWBVa7DyO 8/13




志保「暗証番号が私の誕生日だったので、つい」

「つい」

志保「ちょうど自分のスマホが充電切れかけてたので」

静香「貴女の誕生日って事は……0118?」

志保「そのアナグラムの1810だったわ」

「コロンビアが独立宣言した年じゃん!絶対しほりんの誕生日関係ないって!」

志保「スマホのタイピングが早くなりました」

「しかも0000から試したの?!試行回数1811回目にしてようやくなのについだったの?!その時間で充電器誰かに借りようよ!」

静香「確かにそうね……スマホくらいなら、野々原さんが貸してくれたんじゃない?」

志保「……ふー……」

「何をお前ら何も分かってないな的なやれやれポーズしてるのさ!このコロンビア女!」

静香「って言うか志保、やっぱり貴女はプロデューサーの事が好きなのね?!」

志保「それは違うわ」

「いやかんっぜんにしてるでしょ?ってか実は若干依存気味でしょ?!」

志保「私は独立宣言女ですよ?」

静香「意味がわからないわ」


9 : ◆TDuorh6/aM - 2017/11/04 16:45:14.29 jWBVa7DyO 9/13



ガチャ

P「なー、どっかに俺スマホ忘れてってなかったか?」

志保「はい、プロデューサーさん。忘れない様に気を付けて下さい」

P「いやー、スーツのポケットに入れといた筈なんだけどな」

志保「右側のポッケ、内側に少し穴空いてますから」

P「え、あ、ほんとだ。ありがとな」

志保「仕方ありません、縫っておきますから……はぁ」

P「手を掛けてすまん、助かる」

志保「この後、レッスンルーム使いますから」

P「んじゃほい、鍵」

志保「ありがとうございます。では、言ってらっしゃい」

バタンッ


10 : ◆TDuorh6/aM - 2017/11/04 16:45:49.62 jWBVa7DyO 10/13



「……」

静香「ねぇ志保、なんでプロデューサーのスーツのポケットが破れ掛けてる事知ってたのかしら?」

志保「そんなの、見れば分かる事じゃない」

「いや普通見ないからね?見えないからね?!」

静香「ねぇ志保、なんでプロデューサーのスーツを膝にかけているの?」

志保「そんなの、見れば分かる事じゃない」

「最近寒いからね?冷えるもんね?アイドルは健康が第一だもんね?!分かるかぁ!!」

志保「さて、そろそろ私はレッスンルームに行ってきますから」

静香「せっかくだし、私も少し動いてから帰ろうかしら」

「茜ちゃんもいこっかなー、聞きたいことまだめっちゃあるし!」


11 : ◆TDuorh6/aM - 2017/11/04 16:46:36.24 jWBVa7DyO 11/13




志保「では、行きましょうか」

静香「あら志保、今貴女が持ってるのレッスンルームの鍵じゃないわよね?」

志保「あ、これはプロデューサーさんの家の鍵ね。間違えたわ」

静香「そう、しっかりしなさい」

「いやいやいや!いやいやいやいや!!おっかしいでしょ!」

志保「私だって、時には間違える事もありますから」

「そうじゃなくてね?そっちじゃなくてね?なんでプロちゃんの家の鍵持ってんのってとこだからね?!」

志保「たまたまポケットに入っていただけです」

「たまたま、ポケットに」

静香「あら、その鍵にハートのストラップついてるじゃない」


12 : ◆TDuorh6/aM - 2017/11/04 16:47:19.40 jWBVa7DyO 12/13




静香「ねぇ志保、貴女プロデューサーの事が好きなの?」

志保「いえ、べつに?」

「無理があんだろ!!」


13 : ◆TDuorh6/aM - 2017/11/04 16:48:09.18 jWBVa7DyO 13/13


以上です
お付き合い、ありがとうございました

前作です、よろしければ是非
北沢志保「好きにすればいいじゃないですか」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1509008509/
http://ayame2nd.blog.jp/archives/19670816.html

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