1 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:22:11 o8x 1/37


※イヴといちゃいちゃするだけ。
※鬱展開はありません。

元スレ
【デレマスSS】モバP「ダンボール◯っぱい」イヴ「はい?」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1470255731/

3 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:24:01 o8x 2/37

P「いや、いいよなー。と思って」

イヴ「はぁ。ダンボールおっぱ◯…ってなんですか?
あ。私と初めて会った時のあれですか~?」

P「あー。違う違う。イヴの全裸ダンボールは関係ない。
ほら、ウチのアイドルの…軍曹いるじゃん?」

イヴ「ミリタリーアイドルの大和亜季さんですね~」

P「あいつがさー。この前ダンボール箱を抱えて運んでたんだよ。
あの立派なのを箱の上に乗っけてさ……」

5 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:24:54 o8x 3/37

イヴ「あー……。大体想像はつきます。
男の人……ていうか、Pさんは◯っぱい大好きですよね~。ロリコンなのに」

P「ろ、ロリコンちゃうわ!」

イヴ「ロリコンのくせに」

P「だ、だから違うって!!」

イヴ「ロリコン」

P「…………」

イヴ「…………」

P「…………」

イヴ「ロリコン」

P「…………」

イヴ「…………」

P「イヴさん? なんか怒っていらっしゃいます?」

6 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:25:33 o8x 4/37

イヴ「怒ってませんよ~。スタイル平凡で、Pさんのストライクゾーンである小中学生からも外れてる私なんかが、おこがましくも怒るわけないじゃないですか~」

P「怒ってる怒ってる。めっちゃブッスーって拗ねて、ホッペがこたつの天板の上で潰れてる」

イヴ「あー、こたつはあったかいですね~。誰かさんの冷たさとは対極です~。日本文化の極みですよ~」

P「い、いや。イヴも可愛いよ? スタイルもいいし、綺麗だと思うし」

イヴ「…………」

P「よく寝てよく食べてよく笑う。本当、魅力的だな~。すごく俺好み。うん。素敵だな~」

7 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:26:30 o8x 5/37

イヴ「…………」

P「そもそも、なし崩し的だったとは言え、俺の意思で自分の家にあげ、居候までさせてるんだ。
なんとも思ってない相手にそこまでしないぞ~?」

イヴ「……にへ」

P「って! 誰のストライクゾーンが小中学生やねん!!」

イヴ「このタイミングでですかっ!?」

P「イヴの機嫌が直ってから突っこもうと思ってた!」

イヴ「意外と小賢しいです~! まだ機嫌直ってないからもっと褒めて下さいぃ~!!」

P「小賢しいは言い過ぎじゃない!?」

イヴ「褒めてくれないと、サンタ連脚で攻撃しちゃいますよ~」

P「銀・パツ! 銀・パツ! ナチュラルボーン・銀・パツ! 銀髪万歳!!」

イヴ「褒め方が雑です~!!」

P「こ、こら! こたつの中で暴れるな! ちょっ! お、おいっ! どこ触ってっ……!?
ちくしょう! 俺も反撃するぞっ!?」

イヴ「きゃー♪」

8 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:27:13 o8x 6/37

※ ※ ※ ※ ※

P「…………」

イヴ「…………」

P「いい年して、はしゃぎ過ぎた」

イヴ「…………」

P「ご、ごめんって」

イヴ「Pさんに……あんな所にあんな事をされるなんて……」

P「そ、それは事故で……」

イヴ「もうお嫁にいけません……ううっ」

P「そ、それなら俺が……っはっ!!」

イヴ「にやり」

P「ゆ、誘導尋問とは卑怯なっ!?」

イヴ「もう一声! もう一声で私の機嫌が直っちゃいますよ~」

P「い、言うかっ! ていうか言えるかっ! こんなノリでっ!!」

9 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:27:54 o8x 7/37

イヴ「ん~~?」

P「にやにやすんな! その顔やめろっ!! ……やめて下さいっ!!」

イヴ「え~~?」

P「ば、晩御飯の時間だから! 今日はイヴのリクエスト通り、コタツでおでんだからっ!」

イヴ「ぶ~。食後にデザートも付けてくれたら誤魔化されてあげます。
アイス♪ アイス♪ おこたでアイス♪」

P「……ダッツはないからスーパー◯ップでいいか?」

イヴ「ふふふ~。いいですよ~」

P「…………」

イヴ「?」

P「俺は普通にバニラ。イヴは特別に1.5の方にしてやるな」

イヴ「食後にラーメンは要らないですよ!?」

10 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:28:31 o8x 8/37

※ ※ ※ ※ ※

P「話は戻るけどさ。良いよね。ダンボール◯っぱい」

イヴ「戻すんですか。懲りませんね~」

P「いつぞのみやびぃの◯っぱい牛乳も素晴らしかった」

イヴ「字面が最悪です~。私以外にこんな話振ったら、普通にセクハラで訴えられますよ~」

P「俺はイヴを信じてるから! イヴの愛と器の大きさを信じてるから!」

イヴ「……な、なら仕方ないですね~」////

P「……ちょっと心配になるくらい、ちょろいな」

イヴ「ブリッツェンやありすちゃんにもよく言われます~」

P「後者には反論してもいいと思うぞ」

イヴ「ブリッツェンには突っ込まないんですか~?」

P「最近は俺も普通に会話できるようになってきたからな。あいつがああ見えて理知的で常識的なのは、よく知ってる」

11 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:30:21 o8x 9/37

イヴ「なんだか私よりも信頼されてるような~」

P「最近のあいつ、うちの経営にまで口出しするようになってきたからな」

イヴ「ええっ!?」

P「イヴの受け取ってる給金の8割くらいは経営コンサルタント、ブリッツェンの稼ぎだぞ」

イヴ「なんか最近、妙に多いなと思ってました~」

12 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:30:59 o8x 10/37

P「あいつと仁奈がいなくたったら、うちの経営の舵取りヤバいかもなぁ」

イヴ「9歳児に何をさせてるんですか!?」

P「カリスマ社長の気持ちになるですよ!」

イヴ「そんな無茶な!」

P「お。そうこうしているうちに、おでんが温まったぞ~。ほら」

イヴ「わぁ~。いいですね~、水蒸気が吹き出す土鍋。そして中にいっぱい、たっぷりのおでん!」

P「俺が言うのもなんだが、切り替え早いな」

イヴ「そうですか? 細かいことを気にしてたらこのプロダクションで働いていけませんよ~?」

P「ん。まぁな。
……よし。俺がよそってやろう。ちくわ、たまご、こんにゃく。うーん。あと何が欲しい?」

イヴ「だいこん! 出汁の染みたダイコンを!」

P「うぃ。スジ肉もあるけど、食う?」

イヴ「食う! 食います! 食べます!」

13 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:31:34 o8x 11/37

P「イヴは好き嫌いしないよな~。よし。とりあえずこれで……。ん?
……イヴさん? そのポーズは一体?」

イヴ「あーん。です。あーん。食べさせて下さい♪」

P「…………」

イヴ「あーん」

P「……そっか。イヴもそっち路線希望か~」

イヴ「はっ!? 殺気? ち、違いますよ! 某幸子ちゃんとか某菜々さんみたいな路線を期待してる訳ではないですよ!?」

P「よーし。口を開けろ~。行くぞ~」

イヴ「ああっ!? あからさまに軌道がおかしいですっ!? そっちは頬っぺたです!
いけません!! あ、あ、ああっ!?」

P「なんてな」

イヴ「はむ? ふひゅ」

P「食べ物でふざけたり遊んだりしちゃダメだよな」

イヴ「ひくわれす。おいひぃ~」

P「ん。美味いか。それは良かった」

イヴ「むぐむぐ。ところでPさん」

14 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:32:09 o8x 12/37

P「なんだ?」

イヴ「なんで私にチクワを咥えさせる時に薄眼だったんですか~?」

P「別に深い意味はない」

イヴ「? そうですか~」

P「残りは自分で食えよ? 俺も食いたいし」

イヴ「食べさせ合いっこします~?」

P「遠慮しておく」

イヴ「え~っ。クールです~」

P「そういうお前はpassionなんだよな。なんとなく見た目はcoolっぽいけど」

イヴ「ん? 褒めてますか?」

P「貶してはいない」

イヴ「……そういえば話題の亜季さんはcoolなんですよね~。なんとなく彼女こそpassionぽいですけど~」

P「あれもイマイチ基準がよく分からんからな。自己申告で強引に押し通した娘もいるみたいだし」

15 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:32:42 o8x 13/37

イヴ「ふーん。はい。あーん」

P「だからいいって。……はむ」

イヴ「雛鳥に餌を与える親の気分です~」

P「……その喩えはどうなんだ?」

イヴ「さてさて。どんどんいきますよ~」

P「だから……。はむ」

イヴ「ちゃんとふーふーしてるから、熱くないですよね~」

P「……おう」

イヴ「次は私にお願いします~」

P「…………」

16 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:33:06 o8x 14/37

※ ※ ※ ※ ※

イヴ「ご馳走様でした。心も身体もぽかぽかです~」

P「結構食ったな。残りは明日食えばいいだろう。すぐ無くなりそうだ」

イヴ「あー。お腹いっぱいで、おこたでぬくぬく。しゃーわせです~」

P「……そっか。食器洗ってくる。アイスはしばらく待ってろ」

17 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:33:32 o8x 15/37

イヴ「はい~。あー。Pさんは良いお嫁さんになりそうですね~」

P「はいはい」

イヴ「いってらっしゃ~い」

イヴ「…………」

イヴ「…………」

イヴ「……よし」

※ ※ ※ ※ ※

18 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:34:28 o8x 16/37

P「後片付け終わり、っと。お待たせ~。
バニラとチョコと味噌、どれがいい?」

イヴ「バニラで! いややっぱりチョコで! いやいやもう2人で半分こにしません?」

P「スルーされた……。って……いや、待て、待て待て、お前……なんで裸なの?」

イヴ「あれ? あんまり驚きませんね」

P「驚いてるよ! けど唐突過ぎてリアクションに困ってるんだよ!」

イヴ「ちなみに裸とは言っても、全裸ではありませんよ! 私の一張羅! みかんのダンボール箱装備です~!」

P「見たらわかるけどね! なんで!? この僅か10分でキミに何があったの!?」

イヴ「全裸にダンボール! 下には何も身につけていません!
いわば真・ダンボール◯っぱいと言えるのではないでしょうか!!」

P「頭おかしい!!」

19 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:35:08 o8x 17/37

イヴ「本家ダンボーラーとしては、にわかダンボーラーなんかに負けていられません。
どうですか~? 元祖ダンボールアイドル、イヴ・サンタクロースの艶姿は~。ぐっときません?」

P「艶姿というか、アレな姿というか……。
もう、ただの痴女じゃね?
つーか、それ! 亜季に対抗意識燃やしてやってんのかよ!」

イヴ「……チ、チラッ」

P「こ、こら! そんなキワどいことするんじゃありません!」

イヴ「けど目は逸らさないんですね~」

P「そ、そんな破廉恥なことをする子にはアイスあげませんよ!」

イヴ「って、そんな前屈みで言われても~」

P「そういう自分だって真っ赤じゃないか! 恥ずかしいならやめろよ!!」

イヴ「ま、前は大丈夫だったんですけどね~。なんか久々にやったらすごく恥ずかしいです~。
どうしてでしょうか~?」

20 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:35:42 o8x 18/37

P「し、知るかっ!!
って、ズレてるズレてる!! もうちょっとしっかり隠せ!!」

イヴ「えっ!? あわわわ!」

ビリッ。

イヴ「!!」

P「おおっ!!」

イヴ「きゃあああぁぁぁっ!?」

※ ※ ※ ※ ※

21 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:36:20 o8x 19/37

イヴ「ううう……もうお嫁にいけません。パート2」

P「意外と余裕ありそうだな。ていうか全裸にダンボール羽織って、下半身inこたつって、すげー絵面だな」

イヴ「余裕なんてないですよ~。う~。責任とって下さいね~?」

P「関係ないけど、子どもの頃、よくコタツに潜って遊んで怒られたよな~。ふと童心にかえりたくなった」

イヴ「邪な心しか感じられないんですが~」

P「潜っちゃダメ?」

イヴ「ダメです」

P「残念。……ほらチョコ半分食ったからバニラ寄越せ」

イヴ「はい~。どうぞどうぞ」

P「……なんか半分以上減ってる気がする」

イヴ「気のせいですよ~。あ、Pさんは半分以上残してくれてますね。やさし~♪」

P「……気のせいだよ」

22 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:36:52 o8x 20/37

イヴ「おいひ~れす~」

P「なんか七海みたいになってるぞ。……俺も食うか……」

イヴ「これって間接キスでしょうか~?」

P「……余計なことは言わない」

イヴ「え~?」

P「あんまそんな事ばっか言ってると、間接じゃなくて直接で塞ぐぞコラ」

イヴ「きゃー♪ 怖いっ♪」

P「…………」

P「…………」

23 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:37:27 o8x 21/37

P「そういえばさ」

イヴ「はい?」

P「なんとなーく、思い出したんだけど。イヴって週末とかオフの日、不意にふらっと居なくなるよな?」

イヴ「……そうですかね~?」

P「うん。たまに……っていうか、ちょくちょくとな。なんとなーく、気になった。
どこ行ってんのかなーって。
いや、まぁ、言いたくなかったら言わなくてもいいんだけどな。うん。
気になんないし。ちょっとしか気になんないし」

イヴ「あ~~……。うん。…….あれ?」

P「?」

イヴ「もしかしてブリッツェンに何か聞きました?」

P「ナ、ナニモキイテナイヨ……」

イヴ「も~。ブリッツェンもお人好しですね~」

P「人?」

24 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:37:58 o8x 22/37

イヴ「いえ~。基本的には趣味のお散歩なんですよ~」

P「趣味……ああ、煙突探し、だっけ?」

イヴ「はい~。最近は数が減ってきてなかなか見つからないんですけどね~。
時間がある時は電車かブリッツェンで、ちょっと遠出して古い町並みを探索してみたりしてます~。にっぽん観光です~」

P「ふーん……」

イヴ「だから別に、他の男の人と逢いびきとかしちゃってる訳じゃないですよ~?
間接なキスとか間接じゃない方のキスとかしてませんから安心して下さい♪」

P「そ、そんな心配しとらへんわっ!」

イヴ「なぜ関西弁……。動揺してるPさん、ちょっと可愛い……」

P「か、可愛くにゃんてにゃい!!」

イヴ「あ、みくにゃんはいいです」

P「え? 酷くない?」

イヴ「いや~。成人男性の猫語はちょっと……あばたもエクボでも辛いです~」

P「……だよね!!」

イヴ「そんな訳で、急にいなくなったりはしないので、心配しなくても大丈夫ですよ~」

P「……そっか」

25 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:38:30 o8x 23/37

イヴ「こ、これは否定しないんですね」////

P「…………」

イヴ「…………」

P「…………」

イヴ「あー……あと……白状しますと、煙突探しついでに、ちょっとした別の探し物を……ですかね~」

P「……ブリッツェンもそんな感じのことを言ってた。イヴがずっと何かを探してるって……」

イヴ「そこまで言っちゃってましたか~。ていうかそこまで意思疎通できるんですか~」

P「まーな。お節介かもしれないが……なにを探してるんだ?」

イヴ「う~ん。実はですね……探し物。2つあるんですけど、一つは……指輪なんです~」

P「ゆ、指輪……」

26 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:39:08 o8x 24/37

イヴ「Pさんと初めて会った時、私、追い剥ぎに遭って身ぐるみ剥がされちゃってたじゃないですか~」

P「……おう」

イヴ「その時、身に付けてたものの一つだったんですよ~。
それ以外のもの……お洋服とかは、皆さんのご厚意もあって、おさがりで間に合わせたり、あらためて手に入れたりできたんですが、
それだけは……その指輪だけは大切なものだったので、できれば取り戻したいな~って」

P「た、大切なもの……あれかな? む、昔…の男から貰ったとか、そういう……」

イヴ「あれ? よく分かりましたね~」

P「ふ、ふーん……。ほーん」

イヴ「煙突探しの道すがら近隣の質屋さんとかを覗いてるんですけどね~。
やっぱり難しいです。なかなか見つかりません……」

P「な、なるほどね~。ふーん。な、なるほどねー」

イヴ「どうしたんですか、Pさん? 壊れかけのレディオみたいになってますけど~」

P「ひ、比喩が色々おかしい」

27 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:39:33 o8x 25/37

イヴ「あ、あともう一つの探し物は……アレですかね~」

P「ぐっ。あ、アレとは何かな?(震え声)」

イヴ「それほど焦ってはいないんですけど~。良い物件はないかな~って。一人暮らし向けの~。
Pさん優しいので、つい甘えがちですが、いつまでもご迷惑をお掛けし続けるのもどうかな~と」

P「…………」

イヴ「Pさん?」

P「…………」

28 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:40:15 o8x 26/37

P「…………」

P「…………」

イヴ「……し、死んでる!」

P「い、生きとるわっ!! かろうじてっ!!」

イヴ「良かったです~。どうしたんですか急に動かなくなって。顔色悪いですよ~?」

P「…………」

P「イヴ!」

がしっ!

イヴ「は、はい! あ、あの身を乗り出して肩をつ、掴まれると……」

P「あと半年!!」

イヴ「はい?」

P「いや、あと半年足らず、数ヶ月でお前の誕生日だよな!」

イヴ「は、はぁ。そうですね?」

29 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:40:49 o8x 27/37

P「そ、その時に……その時までに……」

イヴ「……?」

P「その時までに、お前のその指輪が見つからなかったら、見つけられなかったら……俺が新しい指輪を買う!
買って、贈ってやる!
は、20歳の誕生日プレゼントだっ!!」

イヴ「ええっ!?」

P「だ、だからその……そ、そういうことだ! そういう意味だ!
拒否権はないっ! 拒否しないで下さいっ!」

イヴ「なんで肝心なところで気弱になっちゃうんですか」

P「ヘタレだからだっ!!」

イヴ「お、男らしいっ……!!」

P「いや、そうか?」

イヴ「えへへ。でも分かりました。Pさんがそう言うなら、楽しみに待ってますね♪」

P「お、おう。よし!」

イヴ「ふふ。Pさんからの贈り物ですか~。私サンタクロースですけど、いつも以上にクリスマスが楽しみです~」

P「う、うむ。ちゃんと宝石業界の口車に乗って給料3ヶ月分貯め込むから期待しておけ!」

イヴ「はい~。嬉しいです~。やっぱり、お爺様の指輪は幸運の御守りだったんですね~♪」

30 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:41:32 o8x 28/37


P「……ん?」

イヴ「う? どうしました?」

P「……おじいさんってナニ?」

イヴ「私のお爺様。私が旅立つ時、御守りにってあの指輪をくれたサンタクロースの長老のお爺様です~。
しばらく会えてないんですけどね~。元気にしてるかな~?」

P「…………」

イヴ「………?」

P「…………」

P「だ、騙された……」

イヴ「Pさん!? ど、どうしたんですか!?
て、ていうか!! 私の両肩掴んだままの体勢で崩れ落ちられると、む、胸に、私の胸にっ!!」

31 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:42:05 o8x 29/37


P「…………」

P「……へっ?」

どさっ!!

イヴ「…………」

P「…………」

イヴ(ダンボールしか着てない姿で押し倒されました……いや、それすらもはだけて、もはや……)

P(目の前にはほぼ全裸の少女。
プロポーズ紛いの言葉を告げて早々、押し倒してしまいました……)

イヴP(こ、これはもう……)

32 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:42:34 o8x 30/37


イヴ「Pさん……」

P「い、イヴ……!!」

イヴ「わ、私……」

P「だ、大丈夫だ。優しくする。大切にするから……!」

イヴ「P……さん」

ガラッ!!

まゆ「そ、そこまでですっ!!」

P「!?」

イヴ「!?」

34 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:43:23 o8x 31/37

佐久間まゆ「突撃どころが分からずに、つい押入れの中で見入ってしまいました!!
けど、ここまでです!!
ストップ! あーるじゅーはち展開!!
正妻乱入です!!」

P「ま、まゆ。お、おまっ!?」

イヴ「な、ななな……!?」

まゆ「まゆだけじゃありませんよ。ほら、茹でダコだかベニテングダケだかみたいになってる輝子ちゃんもいるんです!
教育上良くない展開は断固としてストップ! めっ!です!」

星輝子「ふ、ふひ。……お布団、敷く……、し、敷きます……ね? フ、フヒッ」

まゆ「ほら! 顔真っ赤で半分泣いちゃってるじゃないですかぁ!
あ。輝子ちゃん。枕は3つでお願いしますね」

P「参加する気満々じゃねーか!! いや、しねーよ!? そもそもしねーけどさ!!」

イヴ「あ。しないんですね…….」

P「イヴさんっ!?」

36 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:44:16 o8x 32/37


まゆ「あと、この部屋寒すぎません!? 押入れの中でお布団にくるまってて、それでも凍えそうだったんですけど?」

P「イヴが真夏にコタツが恋しくなったとか言い出したからさ……」

まゆ「クーラー全力稼働!! そしてコタツ!! そしてアイスクリーム!! 地球の敵!!
というかPさん、イヴさんに甘過ぎですよぉ」

P「それはちょっぴり自覚してる」

イヴ「真夏のイヴって、なんだか素敵な語感ですね~。まるで映画のタイトルみたいです~」

P「……今度菜々の番組、ウサミン ラジオメビウスにゲストで呼ばれてるから、そこでその話題を振ってやれ。喜ぶぞ。たぶん」

イヴ「? はい~。分かりました~」

輝子「フヒ。鬼畜の所業……」

37 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:44:48 o8x 33/37


イヴ「あ。そう言えば~」

P「ん? どうした?」

イヴ「これ、どうしますか~?」

ばさっ!

P「これって何だ? なんでコタツの布団なんかまくりあげて……って、乃々っ!?」

乃々「こひゅ~。こひゅ~」

イヴ「あ。やっぱり気付いてなかったんですね。ずっと潜んでましたよ。こたつの中に」

乃々「こひゅ~。かひゅ~。Pさんに……蹴られたんですけど……。
Pさんが他の女とイチャつきながら、もりくぼを足蹴にしたんですけど……」

39 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:45:58 o8x 34/37


P「泣いて笑って干からびかけてるじゃねーか! 全身から色んな汁が出てるぞ、森久保ぉっ!!」

まゆ「乃々ちゃん、Pさんにいっぱい蹴られて嬉しそうですねぇ」ジェラ

P「そこも嫉妬しない! 誰かー!誰か水を! 水を持ってきて!!
乃々が死んじゃう!! ポカ◯とかアクエリア◯とか塩分補給もできる奴なら、なお良し!!」

イヴ「料理酒を持って来ました~!」

P「なぜそれを選んだ却下ぁ!」

まゆ「お鍋に昨日のカレーがありましまた!」

P「ほぼ固形じゃねーか! トドメ刺す気か却下っ!!」

輝子「フ、フヒ。ちょうどイイのがあった……。これを飲ませよう」

P「おお! よし。でかした! 乃々! 死ぬな! これを飲めっ!!」

乃々「ごぶ。ごぼ。ごぼべっ!! げぶばっ!! けぼぉっ!!」

乃々「飲めるかぁっ!! なんですけどっ!!?」


スーパーカッ◯1.5 味噌くぼエンド

40 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:46:33 o8x 35/37


※ ※ ※ ※ ※

おまけ

ブリッツェン(ああ、暑い。Pの奴を焚きつけたけど、上手くいったかな。まったく、世話が焼ける二人だ)

市原仁奈「きっと大丈夫でごぜーますよ」

ブリッツェン(そうだと良いがな……。
いや、しかし、本当に……ふぅ あっつい)

その後、本気を出したまゆが芳乃と茄子さんに協力を要請。僅か2日でイヴの指輪を探し出して来るが、それによってヘタレPの贈り物の約束が無効になったかどうなったかは不明である。

おしまい。

41 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:47:21 o8x 36/37


関係者ないですが友人にフィリピーナの母と5人の女兄弟ができたそうです。
国際結婚ってすごい。

お目汚し失礼しました。

42 : 名無しさ... - 2016/08/04 05:55:13 o8x 37/37

関連

【デレマスSS】モバP「ただいまー」まゆ「お帰りなさい。Pさん」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1459359717/
http://ayame2nd.blog.jp/archives/2257893.html

【デレマスSS】乃々「もりくぼ、Pさんに騙されたいみたいなんです」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1460499710/
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【デレマスSS】美優「仁奈ちゃんがママって呼んでくれないんです」乃々「はぁ……」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1461437696/
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【デレマスSS】あやめ「別れましょう」忍「……」乃々「……」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1469042828/
http://ayame2nd.blog.jp/archives/19107260.html

【デレマスSS】仁奈「Pを寝取られたでごぜーます」まゆ「!?」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1463033961/
http://ayame2nd.blog.jp/archives/19113614.html


今回はたぶん森久保ルートとは少しだけ違う世界線だったのではないかと思います。

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