1 : VIPに... - 2013/08/01 01:10:16.43 +7jpOgmAO 1/15


「喉の奥の方がイガイガする…」

「ラジオの収録までに少しでも治ればいいんだけど」ゲホッ

「おはようございまーすっ」ガチャ



2 : VIPに... - 2013/08/01 01:11:30.11 +7jpOgmAO 2/15


春香「あっ 真、おはよう!」

「おはよう、春香」

春香「あ~…、もしかして喉やっちゃった?」

「みたい…」

春香「あっ!それなら私良いもの持ってるよ!」ゴソゴソ

春香「はいっ、マシュマロ」

「マシュマロ?なんで?」

春香「食べて溶けたゼラチンが喉に効くんだって」

「へぇー、知らなかったなぁ… ありがとう」

春香「でも一応ちゃんと薬とか飲まないと… ちょっと探してくぁっ」ドンガラガッシャーン

「あはは…」


3 : VIPに... - 2013/08/01 01:16:48.63 +7jpOgmAO 3/15


亜美「なになに?」

真美「まこちん、ノドが痛いんだってぃ?」

「うわぁ、さすが情報速い」

真美「んっふっふー、大体の状況はハアク済みなのだよ」

亜美「ラジオ出演は我々に任せてくれたまえ」

真美「こんばんは、キューピッドちゃん達」キラッ

亜美「今日は自慢の面白い話で皆をメロメロにさせちゃうよ☆」

「却下。あと地味にパクらないの!」

亜美「えー!!いいアイデアだと思ったのにぃ!」

真美「これなら聞いてる姉ちゃんも兄ちゃんも絶対に喜ぶって!」

「ボクはそういう感じに武勇伝を語ったりするつもりはないの!」

亜美真美「えっ」

「えっ、じゃない」

真美「んもう、仕方ないですなまこまこりんは」

亜美「今日のところはおとなしく引き下がるとしますか」

真美「明日治ってなかったら真美達が代わりに出ちゃうかんねーっ」バタバタバタ…



4 : VIPに... - 2013/08/01 01:18:32.21 +7jpOgmAO 4/15


「あの二人は相変わらずだなぁ…」


貴音「そのようですね」

「うわっ!」

貴音「喉を痛めている、と聞いたのですが… 何か私にできることは」

「あぁー… えっと、何か痛みが軽くなるようなことがあれば」

貴音「らぁめんを食べましょう」

「デスヨネー」

貴音「らぁめんは大きな可能性を秘めているのです。喉の痛みには油が良いと言いますしマシマシを、いざマシマシを」フンスフンス

「え、あ、さすがに収録前は… 失礼しますっ!」ダッ

貴音「なんとっ!?」



5 : VIPに... - 2013/08/01 01:21:25.74 +7jpOgmAO 5/15



「ゲホッ、ゴホッ、はぁ…」

「…真?大丈夫かー?」

「あ、あぁ響、おはよぉう」

「すっごい声裏返ってたな今… 喉でも痛めたの?」

「ちょっとね… ラーメンから逃げてきたのもあるんだけど」

「あー…」

「今日、ラジオの収録なんだけど… 何か治す方法知ってる?」

「そうだな… 今簡単にできるのはアレだな、紅茶に塩入れて飲むやつ。結構効くんだぞ!」

「女子力高いなぁ… 試してみるよ、ありがとう!」

「なんくるないさー」



6 : VIPに... - 2013/08/01 01:22:58.91 +7jpOgmAO 6/15


「紅茶… 紅茶か、あったかなぁ」

雪歩「あ、真ちゃん 喉大丈夫?」

「んー、まあまあかな」

雪歩「風邪かもしれないから気をつけないとダメだよ…?」

「そうだよねー あ、紅茶ある?」

雪歩「紅茶… あ、お塩の?」
「うん、響がそうするといいって」

雪歩「響ちゃん女子力高いなぁ… 今は緑茶しかないんだけど、これも喉にはいいから飲んで 」スッ

「あ、おいしい」ズズ

雪歩「えへへへ」



7 : VIPに... - 2013/08/01 01:24:47.24 +7jpOgmAO 7/15


美希「―あふぅ、お腹すいたの…」

「おはよー」

美希「っ!! たいっへんなの… 真クンの…真クンのカッコいい声がガラガラになってるの…」ガタガタ

「オーバーだなぁ…」

美希「ミキにとっては重大なの!エマージェンシーにも程があるの」

「まぁ一応問題なんだけどね」

美希「さぁ!」

「ん?」

美希「ん?じゃないの!今すぐに寝るの、寝たら大概のことはなおるの」バフッ

「うわー予想通りー」

美希「風邪なんて寝てりゃ治る……の…」zZZ

「…どうしようかコレ」


8 : VIPに... - 2013/08/01 01:27:54.47 +7jpOgmAO 8/15


「あ゛ー…あ~、まだダメかぁ」

律子「アイドルは声が命、普段から気をつけてないと…ホラ」スッ

千早「効くかわからないけど、どうぞ」スッ

「あっ」

律子千早「あ…」

律子「…悪いんだけど、千早から貰ってくれる?もう予備がないのよ」サッ

千早「ごめんなさい、私も少し喉が… 」サッ

律子千早「あっ…」

(仲が良いなぁ)



9 : VIPに... - 2013/08/01 01:29:57.50 +7jpOgmAO 9/15


「結局両方貰っちゃった」

あずさ「おはようございます~」

「あっ、あずささん 今日は早いですね」

あずさ「お昼から収録が入ってるから少し早めに出てきたのよ~ それよりも…、真ちゃん」
「なんですか?」

あずさ「お口はちゃんと閉じて寝なくちゃダメよ~?」

「なっ…!ち、違います、誤解ですって!!」

あずさ「うふふっ♪冗談よ、確か冷蔵庫にゼリーがあったはずだから 喉が痛くても何かお腹に入れてね」

「わあっ!ありがとうございます…」

あずさ「いいのよ~ 真ちゃんもお仕事頑張ってね~」

「はいっ!」


10 : VIPに... - 2013/08/01 01:31:51.84 +7jpOgmAO 10/15


「冷蔵庫、冷蔵庫…と」

やよい「あうぅぅ…」

「やよい?どうしたの」

やよい「はわっ!ま、真さん… えっと、その…あのぅ」

「ボクも手伝えることはするから、話してみて」

やよい「い、伊織ちゃんからプリンを貰ったんですけど、こんなに高いプリン… 食べちゃっていいのかなーって」

「そんな、やよいはいつも頑張ってるんだから たまには贅沢してもいいと思うよ?」

やよい「でも… あ、そうだ!」

やよい「真さんっ!このプリン二人ではんぶんこして食べてくれませんか?」

「えぇっ!?そんな…それはやよいのだし、悪いよ」

やよい「うぅー… どうしてもだめですか…?」

「うっ… わかったよ、でも一番上のサクランボはやよいのだからね?」

やよい「ホントですか? うっうー!ありがとうございますぅ!!」ガルーン

「本当にいいのかなぁ…」


11 : VIPに... - 2013/08/01 01:34:08.71 +7jpOgmAO 11/15


伊織「ちょっと真!」

「あぁ、おはよう伊織」

伊織「っ!? 何よその声」

「喉が痛いんだよ」

伊織「バカは風邪ひかないっていうのは嘘だったのね…」

「ちょっと!それどういう」ゴホッ ゴホッ

「あ゛ぁ~もう…」


12 : VIPに... - 2013/08/01 01:35:55.12 +7jpOgmAO 12/15


伊織「何よ、調子狂うわね… のど飴とかもってないの?」

「さっき律子と千早に貰ったよ、まだ食べてはないけど…」

伊織「それじゃ意味ないじゃない!」

伊織「まったく… 皆アンタのこと心配してるんだから、早く治しなさいよね」

「みんなって伊織も?」

伊織「ばっ… そんなわけないでしょ!?頭までやっちゃったんじゃないの?」

伊織「とにかく!いつも大声でワーワー言ってるやつが静かになって気持ち悪いの!! はちみつレモンくらい恵んであげるから!」

「ホント? ありがとう、伊織!」


13 : VIPに... - 2013/08/01 01:36:39.83 +7jpOgmAO 13/15








伊織「…仕事、頑張ってきなさいよ」ボソッ


14 : VIPに... - 2013/08/01 01:37:46.15 +7jpOgmAO 14/15


「おはようございまーす」ガチャ

「プロデューサーっ!おはようございます!」

「おっ?なんだか機嫌がいいな、何かあったのか?」

「えへへ… 朝から喉が痛くて」

「へっ?」

「まぁまぁ!細かいことはおいといて、今日もじゃんじゃんバリバリ頑張りましょう!!」

「明日も明後日も喉を壊すくらいの勢いで!いってきます!!」

「「「いってらっしゃい」」」






15 : VIPに... - 2013/08/01 01:41:31.94 +7jpOgmAO 15/15

勢いで書ききった

みなさんも夏風邪には十分に気をつけてください


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