1 : 以下、名... - 2016/03/03 01:57:14.42 wAWn5gl00 1/13モバマスss
地の文、というか飛鳥の一人語り。
かなり短め。すでに書き終えてるものを載せるのですぐに終わります。
自己解釈があるから違和感があるかもしれないのです。
デレステに飛鳥のボイス追加が来たので衝動的に書いたもの。
14歳は正義。
元スレ
二宮飛鳥「儚い僕からの君へ送るありがとう」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1456937834/
僕の命がもし、儚いものだったとして。君は納得できるかい?
この世界に生まれたからには必然の理、なんだと。
辟易とした決まりごとに大人しく従うのは正直に、嫌なことだ。それでも抗うことなんて、出来はしないのだろうね。
僕の為に、誰か涙を流してくれるならそれは些細だけど世界からの、最後で最高の贈り物かもしれない。
君はきっと僕の最期に泣いては、くれないんだろう。だって君は僕が初めてシンパシーを感じた相手、僕を理解ってくれた人だから。
むしろだからこそ僕と同じで君には、泣いて欲しくない。笑って欲しいとも思わない。何も変わらずに僕の、話を聞いて欲しい。
プログラムから外れることなんて土台、無理な話でだから僕はささやかに、世界に反抗を示した。それを受け取ってくれたのがみんなで、君で、本当に嬉しかった。
世界が僕を見捨てたのだと思っていた僕にとって僕が、世界に見切りをつけてしまったんだと気づかせてくれた。だからどんな時にも君には僕の、話を聞いて欲しい。
君の命がもし、儚いものだったとして。僕は納得できないだろう。
泣いてしまうかもしれない。悲しみで言葉も出ないかもしれない。
そんな時でも君は笑って、僕に語るんだよ。世界が素晴らしくなくても、この世界に在る僕、というアイドルが素晴らしいということを。そして“みんな”、というアイドルがもっと素晴らしいことを。世界に見切りをつけるような奴が、現れない為に。
反抗した僕に君は、反抗する。間違いだなんて一度も、君は言わなかったけれど。同じことを考えたことなんて一度も、なかったけれど。
否定するならばその対象をしっかりと理解しなければそれはただの、偏見や駄々であって批判にならないのだと。君は何度も、嫌という程に伝えた。
世界を知らない子供に大きな、ステージという高台を用意してくれた。そこから見えた世界は何故だろうか、とても、とても輝いて見えた。人が煌めいて、見えたんだ。僕という符号が君や、みんなや、ファンそして、世界に組み込まれて別の何かを、創造していく。そう感じられた。
命がもし、儚いものだったとして。世界は何故、そうしたのだろう?
それぞれの命がもし、それぞれの儚さが異なるものだったら、世界は何故、そうしたのだろう?
君は言った。同じものが生き続ける世界には進化はあっても革新は訪れない。それぞれが同じものならば、相互干渉のない、別の変革のない、全てが滞った世界になるからだ。と。
儚いということは、一種の美学なんだろうと、頷くことは出来る。それでも、やはり僕は儚さなど嫌いだ。
でも、儚さが必要だという君のことは、好きだ。
どんなアイドルも、生きているのなら永遠ではない。だからファンは応援するんだ。
燃え上がる一瞬を目にする為に自分たちは、可燃剤となるんだと。
そして、プロデューサーはその可燃剤を使う為に、アイドルに日をつける着火剤なのだと。
火は集まれば強くなり、強い火には多くの可燃剤が訪れまた、火と火が離れてもそれは続いていく。
火は世界を照らす。明るければ明るい程に火は知らなかった世界の姿を見ることができる。
いつか火は消える。それは至極当たり前のこと。だから僕も、儚いものだと認めるしかない。
だからやっぱり、儚さなんで嫌いだ。掴みかけた世界を手放さなければならないから。
それでも、君が消し炭に何か、素敵じゃなくてもいい。ささやかで夢のあるプレゼントをくれるなら僕は、アイドルで在ろうと思う。
それから最後に、こんな僕をアイドルにしてくれて。僕に世界を教えてくれて。僕が僕でいさせてくれて。ありがとう、プロデューサー。
おわり
14 : 以下、名... - 2016/03/03 02:15:02.91 wAWn5gl00 13/13これで終わりとなります。
飛鳥のボイス追加でテンション上がって書いただけなんで、特に意味はなかったんです。
飛鳥Pの皆さんには申し訳ないです。
飛鳥、蘭子、紗南、愛海etc...
やっぱり14歳は正義。