1 : 以下、名... - 2017/07/11 23:55:53.24 aDNto5bpO 1/331
最初に…
①μ´s×Aqours
②本編とは全く関係のない自己満足な内容(無駄に設定も付けてる)
③役柄上、登場が少ないキャラがいる
苦手な方はブラウザバック推奨です。
それでも構わないという方はよろしくです。
それでは、うみかな姉妹始まります。
元スレ
海未「もしも私が姉で」果南「私が妹なら!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1499784953/
海未「もしも私が姉で」果南「私が妹なら!」2スレ目
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1499795663/
海未「果南?」
果南「ん?どしたの、海未姉?」
海未「親戚の娘さんが遊びに来るらしいですよ」
果南「ほんと!?楽しみだな~!あっ、てことは私にとっては妹が出来るって感じかな?」ワクワク
海未「果南ったら…うふふ♪そうなるといいですね!」
果南「うん!」ニコッ
ピンポーン♪
果南「あ、来たみたい!迎えてあげよっか、行こう、海未姉!」ギュッ
海未「引っ張らなくても自分で行きますよ、もう」クスッ
「こんにちはー!」×2
果南「こんにちは♪うわぁ、可愛い?」
海未「これは否定できませんね!お二人のお名前教えてくれますか?」ニコニコ
果南「(あ、海未姉もデレデレだ)」
ほのか(5)「ほのかはほのかだよ!」
ちか(4)「ほのちゃんのいもーとのちか!」
果南「穂乃果ちゃんと千歌ちゃんだね?私は果南だよ?よろしくね!で、こっちが…」
海未「海未です!よろしくお願いします!」
ほのか「果南お姉ちゃんに、海未お姉ちゃんだね!よろしくー!」ニコッ
ちか「えと、えと…果南おねーちゃと海未おねーちゃ!」フンス
果南「」ズキューン
果南「そうだよ~♪果南お姉ちゃんだよ~♪ほら、おいで~!ハグしたげる!」バッ
↑完全にリミッターが外れた
ほのか「わーーー!」ダイブ!
ちか「やーーー!」ダイブ!
果南「はい、ぎゅー!!!よーし、このまま果南お姉ちゃん号発進だよ~!」タタッ
ほのちか「うわぁぁぁい!」
海未「あらあら…あっ!おば様!こんにちは!」
ほのママ「こんにちは!ごめんね海未ちゃん…海未ちゃんたちのご両親との2泊3日旅行でウチの娘たちを任せちゃって…」
海未「いえいえ!お父様とお母様には久しぶりに羽を伸ばしてもらいたかったので!」
ほのママ「ありがとね!やんちゃな子たちだけど決して悪い子じゃないからよろしくね!」
海未「はい、任せてください!では、大人の皆さんで楽しんできてください!」
ほのママ「はーい!行ってきます!」
ガララッ…
海未「さて、果南は居間の方に行きましたね…私も行きましょう」テクテク
果南「そ~れ!ぐるぐる~!」
ほのか「果南お姉ちゃん力持ち~!」
ちか「ちからもち~!」
海未「こ、こら果南!危ないですよ!」
果南「あっ…ごめん」シュン
海未「全く…大丈夫でしたか、二人とも?」
ほのちか「………」
ほのちか「むーっ!」
ほのか「なんでやめさせたの!」
ちか「やめさせたの!」
海未「えっ?」
ほのか「海未お姉ちゃんは妹なんだから果南お姉ちゃんいじめちゃダメ!」
ちか「そーだ!そーだ!」
海未「私が…妹?穂乃果ちゃん?千歌ちゃん?なんでそう思ったのですか?」ワナワナ
ほのか「だって、海未お姉ちゃん果南お姉ちゃんより背ちっちゃいもん!」
ちか「ちっちゃいもん!ちっちゃいもん!」
ほのか「あと、おっぱいもちっちゃいもん!ひんぬー!ひんぬー!」
ちか「ひんぬー!ひんぬー!」
海未「………」プルプル
果南「あわわわ!」
ちか「ほのちゃん?ひんぬーってなに?」
ほのか「え?ほのかもわかんない!」
ほのちか「あはははは!」
海未「ふっ…ふふ……ふふふふふ」
海未「どうせ、私は見た目も心もお子さまですよ…あっ、お子さまに言われたら元も子もないですかね…ふふ」イジイジ
ほのか「あれ?海未お姉ちゃん?」タタッ
ちか「どこかいたいの?ちか、いたいのとんでけしたげるよ!」ナデナデ
海未「子どもの純粋さが眩しい…決して悪気があって言ってたはずないのに怒ろうとしていた自分が恥ずかしいですぅ…」
果南「………」
果南「穂乃果ちゃん?千歌ちゃん?」
ほのちか「なーに?」クルッ
果南「海未お姉ちゃんはね…」ハグッ
海未「か、果南?///」
果南「果南お姉ちゃんのすごく優しくて、カッコよくて、すご~~~っく大好きなお姉ちゃんなんだよ?」ニコッ
海未「うぅ///」
ほのちか「えっ!?」
ほのか「じゃあ、海未お姉ちゃんがお姉ちゃんで…」
ちか「果南おねーちゃがいもーと?」
うみかな「はい/うん!」
ほのか「………」ストン
ほのか「………ぐすっ」
うみかな「えっ?」
ほのか「ほのか、海未お姉ちゃんにイヤなこと言っちゃった…ほ、ほのか、悪い子だ…うぅ」
ちか「ほのちゃん?なんでないてるの?やだ、ないちゃやだ…うぅ」
ほのちか「うわ~~~~~ん!!!」
果南「ど、どうしよ海未姉?」アセアセ
海未「………ふふふ」ホノカギュッ
ほのか「ほぇっ?」グズッ
海未「穂乃果?あなたはなぜ泣いたのですか?」
ほのか「だ、だって海未お姉ちゃんにイヤなこと言ったもん…ほのか悪い子だもん…」
海未「いいえ。あなたは優しい子ですよ。だって自分が悪いと思って私のために泣いてくれたんですから、ね?」ナデナデ
ほのか「ほんとに?海未お姉ちゃん怒ってない?」ゴシゴシ
海未「怒ってなんかいませんよ、むしろそんな優しい心を持った穂乃果のことが大好きになりましたよ!」ニコッ
ほのか「…えへへ」
ほのか「ほのかも海未お姉ちゃん大好き!」ギュー
海未「わわっ!もう穂乃果ったら…」ナデナデ
ほのか「えへへ♪」
果南「むーっ…」ムスー
ちか「ほのちゃん、わらった!ほら、果南おねーちゃ!…果南おねーちゃ?」ジー
果南「あ、ううん!何もないよ千歌ちゃん!良かったね!」
ちか「うん♪」
果南「(海未姉をちっちゃい子に取られて嫉妬しちゃうなんて…私どんだけ海未姉のこと好きなんだよぉ…うぅ///)」
海未「果南?顔が赤いですけど大丈夫ですか?」
果南「あ、いや!///なんでもない!なんでもない!」ブンブン
海未「はあ…」キョトン
果南「そ、それより穂乃果ちゃん!千歌ちゃん!お姉ちゃんたちと遊ぶよ!」
ほのちか「おー!」
_____
駆け込み!うみかな劇場
『目覚め』
果南「海未姉…」
海未「はい、なんですか?」
果南「ヤバい、ヤバいって!お姉ちゃんってヤバ過ぎるって!」
海未「そんなことですか?何を今さら」ドヤァ
果南「しょうがないじゃん…私下の子いないんだし…」ブー
海未「ふむ…ならば!こ、こほん…」
果南「な、なによ?」
海未「果南お姉ちゃん?お姉ちゃんは私の事好き?」ウワメ
果南「なっ!?///」ボフッ
海未「な~んて…あれ?」キョトン
果南「………」ボー
海未「お~い、かな~ん?聞こえてますか?………お姉ちゃん?」ボソッ
果南「はっ!う、ううう海未?お姉ちゃんがハグしてあげよっか?(混乱)」ハアハア
海未「ていっ!」チョップ!
果南「あだっ!…あれ?私は、えーと…」
海未「(妹の事が少し心配になってきてしまいました…)」
_____
夕方
ほのちか「あっ」グー
海未「あら?お腹空いちゃいましたか?」
ほのちか「うん」コクン
果南「じゃご飯にしよっか!」
台所
果南「うむ、出汁は大丈夫だ!」ナベフタシメ
果南「にしても…」
果南「(お姉ちゃんと呼ばれるのがこんなにむず痒くて心地よいものだったなんてな~、なんでもしてあげたくなっちゃうな!)」コトコト
海未「果南!何を作りましょうか?炒飯…やはり炒飯でしょうか?」フンス
果南「(海未姉もいつもあんな感情を私に対して感じてくれてるのかな?だったら…うれしいな!)」フツフツ
ほのか「海未お姉ちゃん!何作るの?ほのか、お手伝いしたい!」
ちか「ちかも!ちかも!」
海未「まあ!偉いですね!じゃあ卵を一人二個ずつボールに割って入れてくれますか?」
果南「(待って!てことは私が『お姉ちゃん』て呼ぶ時めちゃくちゃ聞き分けが良かったのって…。やば!そう分かったらめっちゃ恥ずかしくなってきたし!///)」グツグツ
ほのか「できたよ!ほら見てみて!」
ちか「ちかもできた!」
海未「ありがとうございます!では出来たら呼びますので居間でテレビでも見ててくださいね!」
ほのちか「はーい!」
海未「はい!良いお返事です!」
果南「(今度からはちゃんと考えて『お姉ちゃん』って呼ぼう。卑怯に使うのはなんかやだし!よしそうしよう!)」ブクブク
海未「ちょ、ちょっと果南!!!」
果南「えっ!?あっ、やば!」ガシッ
海未「待ちなさい!かな…」
果南「あっつ!」パッ
海未「もうバカ!何してるんですか!見せなさい!」テヲトリ
果南「いや、こんなの軽いやけどだから平気だって海未姉…」
海未「ダメです!氷袋作ってきますから安静にしていなさい!」
果南「でも…」
海未「い、い、で、す、ね?」スッ
果南「ごめん…」ウケトリ
海未「分かればいいのです!後は私が作りますから、ね?」
果南「あのぉ…」
海未「はい?」クルッ
果南「ありがと、お姉ちゃん///」
海未「……ええ!お姉ちゃんとして当然のことですよ!」ニコッ
果南「(ほんと敵わないな、お姉ちゃんにはさ…)」
ガチャッ
果南「はぁ…」
ほのちか「あっ!」
ほのか「ご飯できたの?」
ちか「ご飯!ご飯!」
果南「もう少しでできるから待っててね?」
ほのちか「はーい!」
ちか「あれ?果南おねーちゃ、手ケガしたの?」ジー
果南「あ、いや…ちょっとドジっちゃってね、でもだいじょ…」アハハ
ほのか「ほのかがいたいのとんでけしてあげるよ!」タタッ
ちか「ダメぇ!ちかが果南おねーちゃにいたいのとんでけしたげるの!」タタッ
果南「わわっ!二人とも!?」アタフタ
ほのか「うーん…じゃあ二人でいたいのとんでけしよ!」
ちか「わかった!よーっし!」
ほのちか「いたいのいたいのとんでけぇ~♪いたいのいたいのとんでけぇ~♪」
果南「うふふ♪二人のおかげで果南お姉ちゃん元気が出てきたよ?ありがと~♪」ニコッ
ほのちか「えへへ~♪」
_____
駆け込み!うみかな劇場
『手遅れ』
ほのちか「いたいのいたいのとんでけぇ~♪いたいのいたいのとんでけぇ~♪」
ドアの隙間から…
海未「………」ジー
海未「(ご飯ができましたから呼びに来たのですが…ああ!なんて可愛いのでしょう!ですが…)」
果南「ありがと~♪」ニコッ
海未「(まだお姉ちゃんという立場に慣れきれてない我が妹はなんですか!天使ですか?天使なんですか!?)」
海未「(にしても穂乃果たちを見ていると私たちが穂乃果たちくらいの時を思い出しますね…)」
~~~
かなん(5)「お姉ちゃんと一緒じゃなきゃやだー!!!一緒がいいのー!!!」ウワーン
うみ(7)「かなん?あなたならひとりでも大丈夫!お豆腐と牛乳を買ってくればいいだけだよ!」
かなん「かなん、お姉ちゃんいないと無理だもん!絶対無理だもん!」グズッ
うみ「じゃあ、ちゃんと買って来れたらお姉ちゃんがなんでもしてあげるよ?」
かなん「なんでも?ほんとに?」グスッ
うみ「うん!なんでも!」
かなん「じゃあ、ぎゅー!ってして!いっぱいいっぱい!」
うみ「いいよ!いっぱいぎゅーってしてあげるよ!」
~~~
海未「(なにかある度にハグしてあげていたら果南はハグ好きになっていましたね…まあ要するに…)」
海未「私の妹が可愛いすぎてしょうがないです!」キャー
_____
果南「そろそろできたかも!ご飯食べに行こっか?」
ほのちか「わーい!」
ガチャッ
果南「あっ、海未姉!呼びに…」
海未「私の妹が可愛いすぎてしょうがないです!」キャー
果南「なっ///」
海未「ああ!私の天使ですね!ご飯できたから呼びに来ましたよ?」
果南「ありがと…じゃなくて!///いきなりなんなのさ!?」
海未「私の考えがまとまった結果、私の妹はやはり天使だという結論に至ったまでですが?」
果南「なっ、なっ!?///」
ほのか「あはははは!果南お姉ちゃん顔真っ赤っか!トマトみたいだ!」
ちか「とまと!とまと!」
海未「トマトみたいですねぇ!」ニコッ
果南「だー!///もう!!……決めた」
海未「はい?」
果南「海未姉の炒飯だけケチャップかけまくって真っ赤っかなケチャップライスにしてやる…してやるんだからーーー!」ダッ
ほのか「かけっこ?ならほのか負けないよ!いっとうしょうだよー!」テテッ
ちか「ほのちゃん、果南おねーちゃまってよーーー!」テテテッ
海未「ちょ、ちょっと果南?それ地味に嫌なんですけど!待ちなさーい!!!」タタッ
リビング
海未の炒飯「バカ!」ケチャップ文字
海未「私何か悪いことしました…?」
果南「…穂乃果ちゃん、千歌ちゃん美味しい?」ニコッ
ほのちか「おいし~♪」ニコッ
果南「そう?良かった!豚汁もおかわりあるからいっぱい食べてね!」
ほのか「ほのかおかわり!」バッ
ちか「ちかも!」バッ
果南「お!良い食べっぷりだね!いっぱい食べて大きくならないとね?」
ほのちか「はーい!」
果南「うふふ♪はいどうぞ!」コトッ
ほのちか「わーい!」
海未「あのぉ…」
果南「あー…二人とも可愛いなぁー」
海未「あのぉ~~~!」
果南「ほんとに妹になればいいのに!」
海未「あのぉ~~~~~!!!」グスッ
※しばらく姉妹バカ同士のどうでもいい喧嘩が続きます。ご了承ください。
果南「なに?海未姉?ケチャップまだかけて欲しいの?」ニコッ
海未「違います!というか地味に無視しないでください!泣きますよ!」グスンッ
果南「もう泣いてるじゃん…。前にも言ったでしょ?あんまり恥ずかしいこと言わないでってさ!」
海未「私も言いました!事実なのですから仕方ないと!第一にあなたが可愛いのが悪いんです!」スクッ
果南「だ、か、ら!///そういうのをやめてって言ってるの!学校でも色んな人に言ってるでしょ!?」スクッ
海未「当然です!自慢の妹の話をすることの何がいけないのですか!?」
果南「海未姉は学校じゃそれなりの有名人なの!憧れる先輩No.1なんだよ!」
海未「なっ///し、知りません!そんなこと!私は日々をただ真剣に過ごしているだけです!」
果南「だったらイメージを崩さないためにも私の話はあまり話さな…「拒否します!」食いぎみで言わないでよ!」
海未「はぁ…」
海未「果南?もう一度言いますよ?」キリッ
果南「なによ…?」
海未「私が皆さんからそう思われていることはとても嬉しく思います」
海未「しかし、逆に言えばそんな私があなたを本気で自慢しているのです…。なぜだか分かりますか?」
果南「なんで…?」
海未「それはですね………
紛れもない事実だからです!!!」
果南「結局それじゃんかぁ!!!」
ワーワーギャーギャー…
しばらくして…
果南「はぁ…はぁ…」
海未「はぁ…はぁ…」
ほのか「お話終わった?」
ちか「おわった?」
海未「いえ…今日という今日は自覚させてやるんです!」
果南「私だって引かないよ!海未姉の足は引っ張りたくないもん!」
ほのか「う~ん…」
ちか「ほのちゃん…?」
ほのか「ほのか難しいことわかんないけどさ…お姉ちゃんたちはほのかにとってはすっごい優しくてカッコいいお姉ちゃんだよ!」ニコッ
うみかな「えっ」
ちか「ちかも海未おねーちゃも果南おねーちゃもだいすき♪」ニコッ
うみかな「…」
海未「そうですね…。果南?」
果南「海未姉…」
海未「先程は少し取り乱しました、すみません」ペコッ
果南「そ、そんな!やめてよ!」
海未「あなたは私の足を引っ張りたくない、そう言いましたね?」
果南「うん」
海未「私もあなたに恥じない姉であるよう心がけているんです。皆さんからどう思われようと関係ありません」
海未「私はあなたの前に立って手を取って共に進みたいのです。言ってる意味、分かりますよね?」ニギッ
果南「…」
海未「果南?」
果南「あー、もう…!」ハグッ
果南「お姉ちゃんはずるいよ…そうやっていっつも私を無理矢理納得させてさ、ほんとに………バカ…」
海未「うふふ♪」ナデナデ
ほのちか「えへへ♪」
ほのか「でさ…」
海未「はい…?」
ほのか「お姉ちゃんたちいつご飯食べるの?」
うみかな「あっ」
※冷めた炒飯と豚汁はうみかな姉妹が美味しくいただきました。
_____
駆け込み!う…ほのちか劇場
『リスペクト』
ほのか「ちかちゃん?」
ちか「ほのちゃん…」
ほのか「さっきは取り乱して…?ごめん」ペコッ
ちか「そんなぁ!」
ほのか「ほのかの足を引っ張りたくないって言ったよね?」
ちか「こう?」アシガシッグイッ
ほのか「わわ!違う違う!とにかくほのかもちかちゃんと手を繋ぎたいんだ!そして~~~?」ウデパッ
ちか「ふぇ?」キョトン
ほのか「さぁ、ちかちゃん!」パッ
ちか「あ!……やーー!」ドーン!
ほのか「ぐふっ!」
ほのか「ちかちゃんはほんとにズル…いんだか……ら……」チーン
ちか「あれ?」
うみかな「やめなさ~い!///」
_____
寝室
果南「これでよしっ!っと」
海未「久しぶりにお布団を並べて寝られますね!」ワクワク
ほのか「ほのかは海未お姉ちゃんと一緒に寝る!」ギュー
ちか「ちかは果南おねーちゃ!」ギュー
海未「はいはい!じゃ電気消しますよ?」パッ
果南「おやすみ♪」
ほのちか「おやすみなさ~い!」
………
果南「………んっ」パチッ
ほのか「ぐー…ぐー…」
ちか「すー…すー…」
海未「………」zzz
果南「うふふ♪」テクテク
果南「ほんといつも私を困らせてさ…ちょっとは私の身にもなってよ…」ツンッ
海未「んぅ…」
果南「手を取って一緒にか…。私、お姉ちゃんの隣にいても変じゃないかな?」ボソッ
果南「お姉ちゃんの自慢の妹でいられているかな?」ボソッ
果南「お姉ちゃんがどれだけ私を好きでいてくれているかは分かるよ?だけどさ…」ボソッ
果南「私が私をちゃんと認めるまでもう少し待っててね?」ボソッ
海未「………」
海未「待っていますよ…いつまでも…」
果南「えっ///海未姉起きて…!?」
海未「すー…すー…」
果南「なんだ…寝言か、びっくりさせないでよ…もう」
海未「だから…」
果南「ん?」
海未「姉妹水入らずで背中洗いっこしましょ~…ぐへへ…」
果南「ふんっ!///」枕バンッ
海未「んがっ!?敵襲?敵襲でふか!?」
ほのか「どしたの~?」ウツラウツラ
果南「穂乃果ちゃん?こっちで千歌ちゃんと果南お姉ちゃんと一緒に寝よーね?」
ほのか「うん~」ウツラウツラ
ちか「すー…すー…」
海未「………」zzz←顔に枕乗せたまま
果南「………バカ姉///」ボソッ
二日目・朝
(・8・)チュンチュン
果南「んー…」
トントントン…
果南「あっ」ガバッ
ほのちか「すー…」zzz
ガチャッ
果南「おはよ!ごめんね海未姉、朝ごはん先に作らせちゃって…」
海未「おはようございます!いえ、ただ早く目を覚ましただけですので大丈夫ですよ…。よし、もうできますね」ニコニコッ
果南「お皿出しとくね?」
海未「ありがとうございます!」
ガチャッ
ほのか「おはよー…」ゴシゴシ
ちか「はよー…ふぁー」
海未「おはようございます、二人とも!ご飯できてますよ!」
ほのちか「ふぁーい…」
海未「しっかり食べましょうね!今日は出かけますよ!」
果南「えっ?どこ行くの?」
海未「…遊園地アタックです!!!」
ほのちかなん「遊園地!?」ガバッ
果南「あっ///」
海未「うふふ」ニコニコ
ほのか「ゆ、遊園地?ほんとに?」
海未「ええ、ほんとですよ!」
ちか「わーい!遊園地ー!」
海未「ご飯をいっぱい食べていっぱい遊びましょう!」
ほのちか「おー!」
海未「果南お姉ちゃんもね?」ニコッ
果南「ふ、ふんっ///」
_____
駆け込み!うみかな劇場
『かんらんしゃ』
~~~
かなん(6)「お姉ちゃん…?どこ…?お母さん…お父さん…」グスッ
かなん「かなん、一人はやだよぉ…!怖いよぉ…!うっ、ぐすっ、うぅ…」グスンッ
かなん「こんなになるなら遊園地なんか嫌いだよぉ…お姉ちゃーん…」グスッ
「かなーん?どこー?かなーーーん?」
かなん「あっ、お姉ちゃん…お姉ちゃ~~~ん!!!」テテッ
うみ(8)「かなん…!?かなん!」パッ
かなん「お、おね、お姉ちゃん…ぐすっ、怖かったよぉ…」ギュー
うみ「もう…心配かけて!良かった…良かったよぉ…」ギュー
「果南!」「果南ちゃん…良かった…」グスッ
うみ「お父さん、お母さん!かなんいたよ!」
かなん「お父さーん、お母さーん!ごめんなさーい!」テテッ
観覧車
かなん「うぅ…」シュンッ
うみ「ほら見て、かなん!お父さんたちがあんなに小さいよ!…かなん?」
かなん「お姉ちゃん…かなんのこと怒ってない?」
うみ「…」テクテク
かなん「お姉ちゃん?」
うみ「怒ってないよ、私はかなんが無事でいてくれただけで良いの」ギュー
うみ「だからね、かなん?」
かなん「なぁに?」
うみ「これからは何があってもお姉ちゃんが絶対守ってあげる!約束!」スッ
かなん「…」
かなん「うん!」ニコッ
~~~
果南「(あんな出来事忘れるはずないし、私が遊園地の観覧車が大好きになったのもそれがきっかけなんだよなぁ…)」モグモグ
海未「さぁ、腹が減っては戦は出来ぬ!ですよ!よく噛んで食べて栄養補給です!」
ほのちか「おー!」
果南「(本人は覚えてるか分からないけど…でもあの時の海未姉…カッコ良かったなぁ…)」ズー
海未「あ、果南?味噌汁おかわりいりますか?」
果南「あ、うん!貰う~」スッ
果南「(ま、覚えてなくても私がしっかり覚えてるんだからいいけどね…)」
海未「あ、そういえば果南?」クルッ
果南「なに?」
海未「また、観覧車…一緒に乗りましょうね?うふふ♪」ニコッ
果南「!」
果南「(もう…ほんと私のお姉ちゃんはズルいんだから…はぁ…)」
果南「………バカ姉///」ボソッ
_____
遊園地
果南「やってきました!」
ほのちか「ゆうえんち~♪」
海未「ここも久しぶりですね!昔よりももっと楽しめそうです!」
果南「よぉし!穂乃果ちゃん、千歌ちゃん!今日は遊びまくるよー!」
ほのか「ほのかジェットコースター乗りたい!ビューンって!」ワクワク
ちか「ちかはメリーゴーランドにのりたい!お馬さんにのるの!」ワクワク
海未「意見が分かれましたね…。ならそれぞれで分かれて遊びましょうか」
果南「じゃあ、海未姉?あれで勝負して決めない?」ユビサシッ
海未「あれですか…!いいでしょう!可愛い妹でも容赦はしませんよ?」バチバチ
果南「望むところだよ…!」バチバチ
ほのちか「お~!?」キラキラ
ゴーカート場
係員「さぁ、なんとなんと!続いてのレースは姉妹対決だー!」
ほのか「海未お姉ちゃんがんばれー!」
ちか「果南おねーちゃー!」ブンブン
係員「あ~♪可愛い声援もありまして私も心が潤っております~♪」
果南「私の周りには恥を知らない人しか集まらないのかな…///」
海未「燃えてきました!」フンス
係員「ルールは簡単!コースを3周するだけのシンプルなルールだ!実況解説は…私がさせていただきます!よろしくー!」
観衆「わー!!!」
果南「な、なんでこんなに人がいるの?」
海未「あら?アクセルとブレーキどちらでしたっけ?」アタフタ
ほのちか「がんばれー!!!」
うみかな「…」キリッ
係員「両者準備は整ったようです…!それでは参ります!」
係員「3!」
観衆「2!」
ほのちか「1!」
うみかな「GO!」
ハイライト
果南「インコースいただきっ!」ブーン
海未「なっ!?」
………
海未「えいっ!えいっ!」ブンッ
果南「甲羅!?」キキー
………
果南「力が湧いてくる…!」キラキラ
海未「それは駄目でしょう!」
………
海未「最終コーナーもらいました!」
果南「……」キリッ
海未「なんか顔が昔テイストですけど!?」
果南「……もらったぁ!!!」ギュイーン!
海未「どこの頭文字さんですかぁ!?」
………
果南「勝ち~♪」
海未「不覚っ…!」グッ
ほのか「ドンマイ海未お姉ちゃん」ナデナデ
海未「ほ、ほにょかぁぁぁ!」
ちか「果南おねーちゃカッコ良かった!」
果南「ほんと?ありがとー♪」ニコッ
果南「てか、今思ったけど勝負あんまり意味なかったね」
海未「いえ!こういう時はノリが大事です!久々な真剣勝負楽しかったですよ?」ニコッ
果南「そう?私も楽しかった♪」ニコッ
果南「じゃあ、私千歌ちゃんと回るね?」
ちか「てつなぐー♪」ギュー
果南「はいは~い♪」ギュッ
海未「じゃ、私は穂乃果と回りますね!」
ほのか「あいさー!」ギュー
海未「うふふ♪じゃ、午前中は別行動でお昼に合流しましょうか?」
果南「おっけー!りょうかい♪」
海未「あ、果南?」
果南「ん?」
海未「迷子にならないようにね?」ニコッ
果南「もう!///行くよ千歌ちゃん!」テクテク
ちか「ほのちゃん、海未おねーちゃバイバーイ!」テクテク
ほのか「また後でね~!」フリフリ
海未「それじゃ私たちも行きましょうか!」
ほのか「うん!」
~ちかなんside~
メリーゴーランド ~♪
果南「さて、どのお馬さんに乗る?」
ちか「うーん…あ!あれ!あれ!」ユビサシッ
果南「えっ?あれって…アルパカ?」
ちか「あのおうまさんがいい!もふもふのやつ!もふもふ!」ワクワク
果南「そ、そう?じゃ、私は隣のお馬さんに……」ソデギュッ
ちか「ダメ!果南おねーちゃもいっしょにのるの!のるのー!」グイー
果南「えっ?二人はさすがにちょっと…(さ、さすがにアルパカに乗るのはなぁ)」チラッ
係員「お客様!安心してください!二人でも……大丈夫ですよ!」ニカッ!
果南「は、はぁ…」
ちか「わーい!」
ガタンッ
係員「それではメリーゴーランド始まります!しっかりとポールをつかんで落ちないようにしてくださいね?」
係員「参りまーす………HEY!」ニカッ ~♪
果南「なにそれ!?」
ちか「うわーい!」キャッキャ
果南「まあ…千歌ちゃんが楽しそうで良か…」
アルパカ「ふぇぇぇぇぇ!!!」
果南「なっ!?」ビクッ
係員「安心してください!仕様です!」ニカッ
ちか「お馬さんないたよ!あれ?お馬さんはヒヒーンじゃなかったっけ?」
客「ママー!あれ鳴いたよー!」ユビサシッ
客「そうね!乗ってる子たちも可愛らしいわねぇ!」
客「あー、白馬の騎士ならぬ白パカの天使ね!いいわ~!」
果南「///」ウツムキ
アルパカ「ふぇぇぇぇぇ!!!」
果南「鳴くなぁぁぁ!!!///」
ちか「あはははは!」キャッキャ
~ほのうみside~
ジェットコースター乗り場
海未「………」ゲッソリ
ほのか「もう一回!もう一回乗ろ!」グイー
海未「か、かな~~~ん!!!」
数十分前…
海未「ジェットコースターも久しぶりですね!楽しみです!」ワクワク
ほのか「ほのかも楽しみ~♪」
海未「あ、私たちの番ですよ!」
ガチャンッ
係員「それではジェットコースター『サンシャイン』発車します!」
ガッガッガッガッ…
海未「穂乃果怖くはないですか?」
ほのか「ううん!むしろ楽しい!」
海未「良かったです!あ、来ますよ…!」
ゴーーー!!!
きゃーっ!!………
………
海未「楽しかったですね!」
ほのか「海未お姉ちゃん!ほのかもう一回乗りたい!」
海未「そうですか!じゃあもう一回乗りましょうか!」
ほのか「うん!」
ゴーーー!!!
きゃーっ!!………
………
海未「ふぅ…さて次はどれに」
ほのか「もう一回乗りたい!もう一回!」グイー
海未「そ、そうですか?じゃあ…」
ゴーーー!!!
きゃーっ!!………
………
ほのか「もう一回!」
海未「……はい」
ゴーーー!!!
きゃーっ!!………
………
ほのか「もう一回♪」
海未「………」
ゴーーー!!!
きゃーっ!!………う…
………
ほのか「もう
ゴーーー!!!
きゃーっ!!………うみ…
………
ほゴーーー!!!
きゃーっ!!………うみゅう~( ;∀;)…
………現在に至る
ほのか「もういっ…あれ海未お姉ちゃん?」
海未「か、かなん…」チーン
ほのか「あれ?」
お昼
ちか「あのね、ちかね!もふもふのお馬さんにのったの!あと、あとね!『ふぇぇぇぇぇ!』ってないたの!」フンス
ほのか「ほのかはジェットコースターいっぱい乗ったよ!すっごく速くて楽しかった!何回でも乗れるなぁ!」フンス
ほのちか「えへへ♪」キャッキャ
果南「…」ボー
海未「うみゅ……」グッタリ
果南「大丈夫、海未姉…?」
海未「子どもの元気に圧倒されたよぉ…」
果南「(相当参ってるなぁ…)」
海未「いえ!」キリッ
果南「お、復活した」
海未「まだこれからです!まだ楽しみますよ!遊園地アタックで………す」
果南「あれ?海未姉どしたの?」
海未「私は何も見ていません。見ていないんです」メソラシッ
果南「だからな「いいですか、皆さん!!!私たちはファンとして本気の応援をするのですわぁぁぁ!!!!」にを…」
ほのちか「?」キョトン
特設ステージ前
ダイヤ(17)「いいですか、皆さん!!!私たちはファンとして本気の応援をするのですわぁぁぁ!!!」
ファン「おーーー!!!」
花陽(16)「お、おーーー!」
ダイヤ「それでは各自ライブ開始までウォームアップと水分補給を行ってください!」
ファン「はい!」
ダイヤ「解散!」
花陽「ダイヤ先輩お疲れさまです!今日も楽しみですね!」
ダイヤ「花陽さん…!ええ!あの天使たちに会えるのがどんなに嬉しいか…むっ?」ジッ
海未「………」メソラシッ
ダイヤ「………」
花陽「ん?あれって…」
ダイヤ「海未すぅぅあああああんんん!!!」ダダダダダ!
花陽「ぴゃあ!?」
ダダダダダ!
果南「なんかダイヤさん凄い勢いでこっちに来てるけど!?」
海未「知りません知りません知りません…」
ダイヤ「海未さん!今!なぜ!目をそらしたのですか!?」
海未「どちら様ですか?私は今愛する妹と親戚の娘さんに囲まれてキャッキャウフフしてるんです。早々にお引き取りください」ペコッ
ダイヤ「あなたは鬼ですか!?私が一人っ子だと言うことを知りながら妹、さらには親戚の娘さんですって?羨ましぃぃぃ!!!」キー!
海未「はーはっはっは!何とでも言いなさい!私の妹は日本、いえ世界一なんです!どんだけ羨んでも渡しません!」ドヤァ
果南「ちょ///海未姉もダイヤさんもそこまで!「みんな~!」あ、花陽さん!」
花陽「ふぅ…ふぅ、ダイヤ先輩急に走り出すから…あ!海未先輩こんにちはです!」
海未「こんにちは、花陽。すみませんね、ウチのバカお嬢様が迷惑をかけて…」ペコッ
ダイヤ「誰がバカですか!誰が!…まあ良いですわ!今日はこの後…でへへ」ニヤニヤ
海未「気持ち悪いです」
ダイヤ「余計なお世話ですわ!」
果南「お二人は今日はなんでここに?」
ダイヤ「ふふ…それは!『Ablaze´Rabbits』のミニライブのためですわ!」
花陽「はい!」コクンコクン
うみかな「Ablaze´Rabbits?」
海未「存じ上げないのですが…」
果南「あはは…」
ダイぱな「………」
ダイぱな「はぁーーーーー!?」クワッ
ダイヤ「呆れましたわ…花陽さん!」
花陽「はい!Ablaze´Rabbitsとは彗星の如く現れた『今を光り輝くウサギたち』という意味が込められた現役高校一年生二人組によるアイドルユニットです!」スラスラ
花陽「一人は『矢澤にこ』ちゃん!持ち味の天使の笑顔と小悪魔な仕草がたまらない完璧なアイドルです!彼女はアイドルになるために生まれてきたと言っても過言ではありません!そして…」フンス
ダイヤ「もう一人が『黒澤ルビィ』ちゃん!少しおどおどした姿は守りたくなります。ですが歌い出すと一変、可憐な声で私たちを包んでくれるのですわ!それに私と同じ名字…あの子はきっと私の妹なのですわ…!」キラキラ
海未「妹をこじらせすぎです…」メソラシッ
ダイヤ「と、とにかくそんな二人が!」
ダイぱな「Ablaze´Rabbitsです!」
うみかな「は、はぁ…」ヒキッ
花陽「そして私たちファンはAblaze´Rabbitsの頭文字のARの間に愛という意味と私という意味を込めて『I』を入れて…」
ダイヤ「『AIR』もといエアーとして活動していますわ!意味は『二人と一緒の空気を!』ですわ!」
※ユニットの設定から細かい部分までガチで考えました。AIRは「消える飛行機雲~♪」とは無関係です。バカは作者です、海未ちゃん。
うみかな「へ、へぇ…」ヒキッ
ダイヤ「ですから…」
ピンポンパンポーン~♪
放送「まもなく、中央広場特設ステージにて『Ablaze´Rabbits』によるミニライブが始まります。ご覧の方は…」
ダイヤ「いけませんわ!花陽さん!行きますわよ!学校で覚えておきなさい、海未さん!では!」ダッ
花陽「あ、ちょっと!?そ、それでは皆さんこれで!待ってよ~ダイヤせんぱ~い!」タタッ
うみかな「………」ボー
ほのか「なんか凄いお姉ちゃんたちだったね?海未お姉ちゃんのお友だち?」
海未「腐れ縁です!果南を羨ましがってちょっかいばかりかけてきて!」
ちか「果南おねーちゃいじめられてるの?」
海未「そうです!全くもう!」プンスコ
果南「あーもう!違うからいじめられてないから!ただの先輩だからぁぁぁ!!!」
_____
駆け込み!ダ
ダイヤ「タイトルなど、どぅおーでもいいですわぁぁぁ!皆さん行きますわよぉ!」
花陽「はい!」フンス
エアー「おー!!!」
~♪
ワーーー!キャーーー!
にこ(15)「みなさ~ん、こんにちは~~~♪」
エアー「こんにちはーーー!」
にこ「今日もみんな元気だね!いつもの行くよ~♪せーの…!」
にこ「にっこにっこにー!」ニコッ
エアー「にっこにっこにー!」ニコッ
にこ「ありがと~♪今日も笑顔でにっこにっこにーなにこにーをよろしく!」ニコッ
エアー「わーーー!!!」
ルビィ(15)「…」
にこ「ほら、ルビィちゃん!」
ルビィ「えと、も、盛り上がってましゅかぁ?…あ、噛んじゃった///」
エアー「気にしないよー!」「がんばれー!」「ルビィちゃーん!ここですわー!」
ルビィ「ありがとうございます!今日もにこちゃんとみんなと頑張ルビィ!」
エアー「頑張「頑張ルビィィィ!!!」!」
ルビィ「わわっ!あっ、いつもの綺麗なお姉さん!ありがとう♪」ニコッ
ダイヤ「はっ!?ルビィちゃんが私に向かって笑顔を…うっ」バタン
花陽「えっ!ちょっとダイヤ先輩?せんぱ~~~い!!!」
_____
そして、時間は過ぎて…
夕方
果南「遊んだね~!」ノビー
ほのか「四人でのジェットコースター楽しかった!」
ちか「おばけやしきはちょっとこわかったけどおねーちゃたちがいたからだいじょうぶだった!」
海未「うふふ♪良かったです!では…」ミアゲ
海未「果南、行きましょうか?」ギュッ
果南「うん!」ニコッ
ほのちか「?」
観覧車・ゴンドラ内
ほのちか「うわぁ!」キラキラ
ほのか「ほら見て、ちかちゃん!みんながありさんみたいだよ!」
ちか「うわぁ!おーい!」ブンブン
果南「可愛いな~♪」ニヤニヤ
海未「あなたも変わらないくらい…いえ!それ以上でしたよ!」
果南「もう…///」カタニモタレ
海未「おや?やけに素直に甘えてきますね?嬉しいかぎりですがね!」ニコッ
果南「ほんと調子良いんだから…。ねぇ、お姉ちゃん?」
海未「…何ですか?」
果南「これからも…さ」
果南「私を…守ってくれる?///」
海未「そんなの…」ギュッ
海未「当たり前です。あなたがいるから私は頑張れるんです。共に…進みましょう」ニコッ
果南「…うんっ!」ニコッ
ちか「ほぇーーー…」ジーッ
うみかな「あっ」パッ
ちか「おねーちゃたちはちゅーするの?しないの?」キョトン
うみかな「なっ?///」
ほのか「そだね!さっきのフンイキはちゅーする感じだね!ちゅーする時のお父さんとお母さんに似てた!」
果南「無い無い無い無い!絶対無い!///」
海未「無いのですか?」ガーン
果南「無いよ!///女同士のうえに姉妹だよ、私たち!?」
海未「殿方に捧ぐものとは違います!分かっていますとも!逆に言えば女同士ならノーカンです!姉妹ということでさらに倍です!」
果南「そ、そっか///…ってなるかぁぁぁ!!!」
海未「来るべき時のための練習です!さあ!お姉ちゃんは準備万端ですよ?」メトジッ
果南「目を閉じるなぁぁぁ!!!」
ほのちか「ちゅーう!ちゅーう!ちゅーう!」
果南「煽るなぁぁぁ!!!もーう!観覧車早く終わってよ~~~!」
ガタンゴトンッ…
ほのちか「すー…」zzz
海未「さすがに遊び疲れちゃいましたか、楽しんでくれたなら良かったです……ね」カタニコツンッ
果南「すー…すー…」
海未「あらあら…」ニコッ
果南「…お姉ちゃん…どこ…?かなん……ひとりは………やだよ……」ボソッ
海未「………ふふふ」ニコッ
海未「大丈夫、お姉ちゃんがそばにいるよ?」
果南「…えへへ♪……お姉ちゃん………すー…すー…」
海未「よしよし…」ナデナデ
海未「寝顔を撮ってやります……でへへ」ニヤニヤ
園田家
ほのちか「ただいま~!」テテッ
海未「しっかり手洗いうがいをするのですよ~?」
ほのちか「はーい!」テテテッ
海未「さあ、夕飯の準備を…」
果南「海未姉待って!」
海未「果南?どうしました?」
果南「さっきは電車で寝ちゃってごめん。海未姉も疲れてたのに…」
海未「良いのですよ!むしろ可愛い妹たちの寝顔が見れて役得でしたよ!」ニコッ
海未「(それに可愛い寝言も聞けましたしね、うふふ♪)」
果南「もう…。まあ昨日あまり作るの手伝えなかったし今日は私が作るよ!」
海未「いーえ!一緒に作ります!果南と夕飯作りたいのでお供させてください」ニコッ
果南「言っても聞かないよねぇ…。はいはい!始めるよ!」
海未「了解です♪」
………
ほのちか「ごちそうさま~!」
うみかな「お粗末様です!」
海未「さて、今日は私が千歌とお風呂に入りましょうか!」
果南「うん、お願い!」
ほのか「えー!」
ちか「えー!」
ほのか「今日はみんな一緒に入りたい!」
ちか「ちかもちかも!」
海未「………!」ビクッ
果南「え!?さ、さすがに四人入るのはキツいんじゃないかな~?」
果南「(昨日の夜中の海未姉の寝言のこともあるしなぁ…)」
ほのか「えー!ほのか背中洗いっこしたいのに~!むーっ!」プクー
ちか「むーっ!」プクー
海未「……!!!」ビクッ
果南「うーん…」ニガワライ
ほのちか「一緒に入りたい~!」
果南「ははは…。あれ海未姉?」
海未「…」キリッ
海未「…入りましょう!」
果南「(やっぱりかよ…!)」
ほのちか「お~!」キラキラ
海未「こんなに可愛らしい子たちが必死に頼んでいるんです!答えなくては園田家の長女の名がすたります!」ドーン!
果南「……ほんとうは?」
海未「果南と一緒にお風呂に入れるまたとない機会をみすみす逃す訳にはいかないでしょう?お互い成長して入ることはなくなりましたが姉妹水入らず背中洗いっこしたいんです!」
果南「欲望に素直すぎるよ!///むしろもう清々しいよ!!!」
ほのちか「ちゅーう!ちゅーう!ちゅーう!」
果南「今その煽りはいらない!!!」
海未「…」
果南「くちびるをつき出して目を閉じるなぁぁぁ!!!二回目だよ!?」
海未「いや、そろそろ天丼なるものが必要かと思いまして…てへっ♪」ペロッ
ほのちか「てへっ♪」ペロッ
果南「ほら、いらないことするから変なこと覚えたじゃんかぁ!」
海未「果南!」
果南「うっ」タジッ
ほのか「果南お姉ちゃん!」
果南「うぅっ」タジタジッ
ちか「果南おねーちゃ、いっしょにはいろ?」
果南「………だー!もう!入ればいいんでしょ!入れば!海未姉はこれっきりだからね!」
ほのうみちか「ばんざーい!ばんざーい!ばんざーーーい!」ワー
果南「ふ、ふん///」
_____
駆け込み!うみかな劇場
『妹のキョウイ』
風呂場
ほのちか「わーい!」テテッ
海未「………」ジー
果南「もう!走ったら危ないよ!………海未姉、何ジロジロ見てるの?」ジトー
海未「い、いえ!懐かしいなと思っただけです!」アセアセ
果南「変なトコ触ったりしたら…。ひっぱたくからね?」ニコッ
海未「は、はい!心得ました!」
海未「(果南の笑顔が最近お母様に似てきましたね…)」
果南「もう……」スルッ
海未「(そういえば…)」
~~~
ある日の登校中…
果南(13)「ん?あれ?」
海未(15)「果南どうしました?忘れ物でもしましたか?」
果南「いや、なんか…変な圧迫感があるというかなんというか…うーん」
海未「な、なんですって?いつ頃からなんですか?他に悪いところは?救急車呼びますか?人工呼吸しますか?」
果南「だ、大丈夫だって!最後の方意味わかんないし…。だいたい中学入ってちょっとしてからかな?」
海未「ま、まさか好きな殿方が!?誰ですか?私がぶったぎります!我が愛する妹を奪うなら私が全力を持って阻止します!」
果南「ち、違う///そんなヤツいないから!もう!……そういえば水泳の時にはあまり圧迫感がないな、なんでだろ?」
海未「え……果南?あなた今、ブ…上の下着って…?」
果南「えっ?海未姉のお下がりだけど?」
海未「………」
果南「海未姉?」キョトン
海未「果南……今度の休みに買い物行きましょう……はい」
果南「海未姉と買い物?行く行く!」ニコッ
~~~
海未「(思えばあの頃から果南のおっ…胸は私を徐々に追い抜いていきましたね……)」
果南「……はぁ」ポヨン
海未「…」
海未「…」ムネサワリ
海未「なぜですかぁぁぁ!!!」グスッ
海未「ふんっ!」モミッ!
果南「はにゃっ!?///」
海未「どうして…どうして……あ」モミモミモッ!
果南「………///」キッ
果南「う~み~ね~え~?」ギラッ
海未「(オワリマシター)」アハハ
_____
海未「……痛いでふ」ヒリヒリ
ちか「海未おねーちゃ、ほっぺまっか」
ほのか「今日は海未お姉ちゃんがトマトみたいだね!」
果南「そうだね~♪バランス悪いし反対側も赤くしようか?」ニコッ
海未「すみませんすみませんすみません…。決して下心があった訳じゃないんですぅ…全て私が悪いんですぅ…許してくださいぃ」ドゲザ-
果南「あ、いや別に土下座まですることはないっていうか…私はそんな姿見たぶくぶく…」
ほのか「ぶくぶく…」
ちか「海未おねーちゃ、せなかせなか!」
海未「あ、はいすみません…」
ちか「ごーし、ごーし♪」
ちか「きもちぃ?」
海未「はい♪気持ちいいですよ!千歌は洗うのが上手ですね?」
ちか「えへへ♪」
ほのか「ほのかも一緒にやるー!」ザバーン
ちか「うん♪せーの…」
ほのちか「ごーしごし♪ごーしごし♪」
海未「お?二人とも上手ですよ~」
果南「ぶくぶくぶく…」ジー
海未「…」チラッ
果南「はっ!?///ふんっ!」プイッ
海未「うぅ…」シュンッ
ちか「はい!つぎは果南おねーちゃがごしごしするばん!」
果南「あ、そう?じゃ、海未姉が湯船に…」
ちか「ううん、果南おねーちゃが海未おねーちゃをごしごしするの!」スッ
うみかな「えっ?///」
ほのか「ほのかたちはほのかたちで!お姉ちゃんたちはお姉ちゃんたちでやるの!」
果南「えっ、でも…」
海未「…」
海未「さすがにスペースがせまくなるので私はもう二人に洗ってもらいましたし湯船につかりますよ」ニコッ
ほのちか「え~?」
海未「ですから果南代わりましょう」
果南「あーもう…」
海未「果南早く「座って!」…はい?」
果南「いいから座りなさい!」
海未「は、はぁ…」ポスンッ
果南「…」ゴシゴシッ
海未「あの、果南…?」
果南「……さっきはごめん、思いっきりはたいちゃって…」ゴシゴシ
海未「悪いのは私ですよ、なんで果南が「わかってる!」……果南?」
果南「でも…違うの。私、海未姉みたいに落ち着きないし、すぐ手が出ちゃうし。海未姉は私にいたずらするけどそれだけ私のこと気にしてくれてるんだなってわかってる」ゴシゴシ
果南「だけど私は意地張ってばかりでさ、素直に自分の気持ちを海未姉にぶつけられてるのか不安になって」スッ
果南「だからさ、お姉ちゃん…いつもありがとう」ボソッ
海未「うふふ♪まあキツいのはさっきいただきましたがね?」
果南「茶化さないでよぉ///結構恥ずかしいんだか…ら…?」
ほのか「ちかちゃん、お風呂に入ろう!」
ちか「うん!」ザバーン
海未「………///」ミミマッカ
果南「おやおやぁ~?お姉ちゃんなんで赤くなってるのかなん?」ニヤニヤ
海未「し、知りません///熱のせいです!いやぁ暑いですねぇ!」プイッ
果南「ほんとに~?」カオノゾキ
海未「や、やめてください!///」ドンッ
果南「わっ?ちょ!?」ツルッ
海未「えっ?果南?…きゃっ!」ドテーン
ほのちか「お~!?」
果南「いてて…ごめん海未姉、だいじょ、って、えっ///」床ドーン!
海未「…」
果南「(なんでこんな状況になるのよ!と、とにかく早く起きないと!)」
果南「ご、ごめん!すぐ退くから…」ガシッ
海未「…か、かなん?///」トローン
果南「(うわ…海未姉色っぽい……じゃなくて!いやいやいや!あり得ない!あり得ないから!…で、でも)」ブンブン
果南「海未姉…(えっ?ちょ?私何しようとしてるの?なんで顔近づけてんのさ!)」グィー
ほのちか「お~~~!?」フンス
果南「んっ…(あー!もうどうにでもなれぇ~~~!!!///)」
海未「………かなん、私…
………限界です」ガクッ
果南「えっ?海未姉?ちょっと?」ペチペチ
海未「きゅ~…」チーン
果南「なんなのさ~~~~~!!!/////」
リビング
ほのか「アイス美味しい~♪」
ちか「おいしい~♪」
海未「…」←のぼせて真っ赤になり冷たいタオル顔に乗せてる人
果南「///」←色んな意味で熱暴走して冷たいタオルで顔を隠してる人
海未「はっ!?」タオルオチ
果南「あ、うみねえおきたの?だいじょうぶ?」カオカクシ
海未「はい………ってあなたこそ大丈夫ですか?顔が見えないのですが」
果南「きにしないでおねがい」カオカクシ
海未「にしても…私にとっては凄く嬉しい出来事があったような…なかったような…果南なにかしりま」
果南「ふんっ!///」バチィン!
海未「理不尽!?」
ほのか「結局両方真っ赤だね!あはは!」
ちか「とまと!とまと!」
果南「海未姉のバァーカ!バァーーーカーーー!!!/////」ダッ
こんなドタバタした日々もついに…
翌日
ほのか「…」
ちか「…」
ほのママ「ありがとね!海未ちゃん、果南ちゃん!ほんとに助かったわ」ニコッ
海未「とんでもないです!お利口で私たちも安心でした!」
果南「むしろお礼を言うのはこちらです!私にとっては妹ができたみたいですごく楽しかったです!」ニコッ
ほのママ「あらそう?それは良かったわ!それじゃ主人を車に待たせてるからおいとまさせてもらうわ!ご両親にもよろしくね?」
うみかな「はい!」
ほのママ「それじゃ………ほら、あなたたちもお姉ちゃんたちにバイバイしなさい?」フタリオシ
ほのか「…」ウツムキ
ちか「…」ウツムキ
果南「あれ?どうしたのか…わっ!?」シャガミ
ほのちか「…」ギュー
果南「二人とも…?」
ほのか「…やだ」ボソッ
果南「えっ?」
ほのか「やだぁ!やだやだやだやだやだやだぁ!!!」グスッ
ちか「うわぁぁぁぁん!!!」グスッ
果南「穂乃果ちゃん…千歌ちゃん…」ギュー
ほのか「ほのか…おね、お姉ちゃんたちと離れたくないもん!ずっと……ずっと一緒にいたいもん!」グスンッ
ちか「やだぁぁぁぁ!!!いっしょにいるのぉぉぉ!!!」ウワーン
ほのママ「あらあら…」ホロッ
果南「…」
果南「こーら!泣かないの!可愛い顔が台無しだよ?ほら、穂乃果ちゃん?千歌ちゃんも!笑顔、笑顔!」ニコッ
ほのか「ぐすっ、果南、お姉ちゃんはさびしくないのぉ?ほのかはやだよぉ…」グスッ
果南「そりゃ寂しいよ?だけど…う、海未姉?」ポスンッ
海未「ですが、これからずっと会えなくなるわけではないでしょう?」
ちか「ほんとぉ?」グスッ
海未「はい!それに私たちは離れていてもあなたたち二人のお姉ちゃんですよ!」ナデナデ
ほのちか「…」ゴシゴシ
ほのちか「うん!!!」
海未「はい!いい返事です!」
果南「また今度いっぱい遊ぼう!ね?」
ほのちか「うん!!!」
バタンッ ウイーン…
ほのママ「二人とも本当にありがとう!うちにも遊びに来てね?最高のおもてなしをさせてもらうわ!」ニコッ
海未「はい!ぜひ!」
ほのか「またね!絶対だよ!絶対!」
ちか「ぜったい!」
果南「うん!絶対会おうね!」
ほのちか「バイバーーーイ!!!」
ブーンッ…
うみかな「…」フリフリ
海未「行っちゃいましたね…果南……」
果南「…」ウツムキ
海未「よく……頑張りましたね?」ギュッ
果南「くっ、ぐすっ、うぅ……」
海未「…」ナデナデ
果南「も、もっと一緒に、いたかったよぉ…もっと遊んであげたかったよぉ…もっとおしゃべりしたかったよぉ…」グスンッ
海未「もう…ほんとに『意地っ張り』なんですから果南は」グスッ
果南「うわぁぁぁぁん!」
彼女たちにとって二人は
とても大きな存在になりました
そして…
数日後
海未「よし!準備はできましたか?果南?」
果南「待って海未姉!今行く!」
海未「焦って転けないようにしてくださいね!…おや?」
果南「そんなに子どもじゃないって!…どしたの?」
海未「うふふ♪お手紙です!」スッ
果南「あっ…!」
ほのか『またいっぱいあそぼーね!ぜったい!』
ちか『うみおねーさゃ、かなんおねーさゃ!だいすき!』
果南「もう、ほんとに…」グスッ
海未「…うふふ♪写真付きですね?私たちも送りましょうか?」
果南「うん、そだね!今から撮る?」
海未「いえ!とびっきりのがあるんですよ!見てください!」スッ
果南「へっ…?なっ!?///」
海未「可愛いでしょう!仲良しな姉妹の写真です!」キャー
果南「ちょ?それいつ撮ったの?」ワタワタ
海未「この前の遊園地の帰りですが?」
果南「ダメ!///普通のでいいから携帯渡せ、バカ姉!」
海未「無駄です!すでにコピーおよび保存もバッチリです!早速お母様に相談せねば!お母様~?」ダッ
果南「あ、ちょ?待てー!バカ姉ぇぇぇーーー!!!」ダダッ
うみかな姉妹ほのちか姉妹編 終
海未「よし…、では行きましょうか、果南!」
果南「ちょーちょー!海未姉!お弁当!」スッ
海未「あら?……あっ、ありがとうございます!いやぁ、果南に渡して自分の分を忘れるとは…」ウフフ
果南「しっかりしてよー…さ、行こ♪」タタッ
果南「でさぁ………「おーーーい!!!」タタッ あっ!」クルッ
海未「うふふ♪いつも元気ですね!」ニコッ
曜(16)「果南ちゃん!海未先輩!ヨーーーソローーー!!!」ビシッ
果南「曜先輩!おはようございます!」ペコッ
曜「もう!私なんかにかしこまらなくていーよ!敬語も別に…」
果南「ダメです!同じ水泳部所属である私が、エース小泉曜先輩に失礼な態度なんて…無理です!」フンス
曜「あんまりフルネームで呼んでほしくないかな~…ちっちゃいよー…」
海未「果南がまるで私ですね!…あ、あー、それより曜?」チョイチョイ
曜「はい?」チカヅキ
海未「果南のスク水の写真の件なのですが…どんな感じで?」ボソッ
曜「心配しなさんな、海未の姉御~♪…バッチリ編集中ですよ…!」ブイッ!
海未「うふふ…任せましたよ?」スッ
曜「もちろんです!」ガシッ
よううみ「あはははは!」
果南「ん?……あ、曜先輩!そういえば花陽さんは?」
曜「え?かよちゃんなら…あ、来た来た!おーい!かよちゃーん!」ブンブンッ
花陽「はぁ…はぁ…曜ちゃん…速いよぉ、あ!海未先輩、果南ちゃんおはよう!……ふぅ」
果南「花陽さん…?だいぶ息上がってますけど大丈夫ですか?」セナカサスリ
花陽「ありがとぉ、果南ちゃん…うん、だいぶ落ち着いてきたよ!」フンス
曜「ごめん、かよちゃん…二人の姿が見えたから、つい…」シュン
花陽「いいの、いいの!花陽が体力ないのがダメなんだから」アハハ
海未「ほんと見た目はそっくりなのに、性格も身体能力は正反対ですね」
ようぱな「いやぁ、あはは…」
海未「こういう所は双子らしいですね!可愛らしいです!」
ようぱな「そ、そんな…///」ブンブンッ
果南「見事なシンクロ率…!凄い…!」
海未「ですね!さて、時間も良いですし皆さんそろそろ行きましょうか?」
ようかなぱな「はーい!」
_____
駆け込み!ようぱな劇場
『天然姉妹』
曜「もう!かよちゃん!ご飯できてるから起きてってばー!……えーい!」ダキツキ
花陽「お米が……ぴゃあああああ!!?」
曜「あはは~!かよちゃんおはヨーソロー!…あ、かよちゃんあったかい…」モギュー
花陽「あ、曜ちゃん!…ごめんねー、また起こしてもらって…」
曜「いいの!こうやってかよちゃんに抱きついて起こすのが私の日課なのだ!」ギュー
花陽「ぴゃ!も、もう!花陽もえーい!」ギュー
ようぱな「あはははは♪」
………
???「じゃあ、お母さんはお仕事行くので戸締まりはよろしくねぇ~♪」
曜「了解であります!」ビシッ
花陽「気を付けてね!」
曜「よし…かよちゃん!ご飯とぱ「ご飯で!」…だよねー!」
曜「はい、どうぞ!」コトッ
花陽「ありがとぉ、曜ちゃん!では…」
ようぱな「いただきまーす!」パンッ
花陽「んーっ!今日もご飯がおいしいです!お味噌汁に卵焼きにおしんこ…これぞ日本人の朝食です!」モグモグ
曜「あのぉ…かよちゃん?」
花陽「どうしたの?」モグモグ
曜「今日は私がお米炊いたんだけど大丈夫だったかな?」モジモジ
花陽「これ、曜ちゃんが炊いたのぉ!?お母さんにもひけを取らない腕前だよ!」フンス
曜「わーい!良かったぁ!かよちゃん大好きぃ!」ギュー
花陽「もう!ご飯の時は……えへへ♪」
_____
学校・玄関
キャーソノダシマイヨ キョウモフツクシイ…
果南「はうぅ///」
海未「今日も騒がしいですね?誰か有名人でも来るんでしょうか?」キョトン
ようぱな「(やっぱり無自覚なんだ…)」
海未「まあ、いいです!………果南!なにかあったらすぐにお姉ちゃんに言うのですよ!どこからでも駆けつけますから!」ガシッ
キャー ウミセンパイダイタン! カナンチャンカワイイ!
果南「だからぁ!///人前で平気でこんなことするなぁ!!!」パシッ
果南「んにゃぁぁぁあああ!///」ダダッ
海未「あ……行ってしまいました…ぐすっ」
ようぱな「(そして妹に弱すぎる…)」
海未「私も行きますね…それでは…」トボトボ
曜「あ、はい!ヨーソロー!」
花陽「大丈夫かな…じゃ、私たちも行こっか、曜ちゃん!」
曜「うん!」
三年生教室
海未「はぁ…」トボトボ
ダイヤ「来ましたわね…!海未さん!先日はよくも…あら?」
海未「ああ、ダイヤですか?すみませんがおバカさんを相手してる暇はないんです…」
ダイヤ「ちょ…あの、海未さぁん?」
海未「はぁ…」ポスンッ
???「おはよ、海未ちゃん!どうしたの?浮かない表情だけど何かあったの?」
ダイヤ「な、何かあったのですか?」ワタワタ
海未「聞いてくださいよ!果南に嫌われてしまいましたぁ!」グスッ
ダイヤ「はぁ…いつものことですか」
梨子(17)「まあまあダイヤちゃん!海未ちゃんも困ってるみたいだし話くらい聞いてあげようよ!ね?」
海未「梨子ぉ、あなたは優しいですね!どこかの腐れ縁おバカお嬢様とはえらい違いです」チラッ
ダイヤ「はぁ!?私がいつ聞かないと言いましたか?」
海未「あ、まだいたんですか?大丈夫ですよ、梨子に話を聞いてもらうので」
ダイヤ「ぬぅわんですってぇ?」バチバチ
海未「なんですか?やりますか?」バチバチ
梨子「ストップストップ!もう!すぐ喧嘩になるんだから、めっ!だよ!」プンプン
ダイうみ「(毎度のことですが言動がいちいち可愛い…)」
梨子「もう!聞いてますかぁ?」プクー
???「ほらぁ!席着きなさい!ホームルーム始めるわよ!」
海未「あ、真姫先生おはようございます」ペコッ
真姫(28)「おはよ、海未!はい!早く席に着かないと遅刻にしちゃうわよ!」
三年生「はーい!」
一年生教室
果南「海未姉ってば…もうちょっと周りに意識配ってよ、ほんと…はぁ」トボトボ
???「相変わらず朝から騒がしい姉妹ね」ウフフ
果南「あっ、ヨハネ!やっほ♪」ニヤニヤ
善子(15)「やめてぇ~!!!思い出させないで~!!!」ゴロゴロ
果南「冗談、冗談!おは善子!」
善子「なんか、それも腹立つわね…。まあ、幼なじみの身ということで許してあげるわ!」
果南「はいはい!善子ちゃんは優しいね~」
善子「ちょっと果南!調子に乗るのも大概に…「調子に乗ってるのは…」あだだだだっ!?」
???「どっちずらぁ?」アイアンクロー
果南「あ、花丸先生!おはようございます!」
花丸(26)「おはよー♪……善子ちゃん?みんなの通り道で騒いじゃダメず……ら!」ガシィ
善子「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい~~~!!!」グスッ
花丸「もう…」テハナシ
花丸「いつも言ってるでしょ?ふざけたらお仕置きするよって!善子ちゃん怒られすぎだよ?もう!」プンスコ
善子「…いたい」シクシク
花丸「されたくなかったらちゃんとしなきゃだよ?さもないと真姫先生に…」
善子「あわわわわ!?ダメ!姉さんには言っちゃダメ!…です」
↑この姉さん呼びは近所付き合いの結果です。
花丸「だったら他の人の迷惑にならないようにちゃんとするんだよ!」ムッ
善子「はい~…」
果南「あはは…」ニガワライ
二年生教室
曜「とうちゃーく♪」ニコッ
花陽「みんなおはよ♪」
オハヨー コイズミシマイトウジョウダネ
???「小泉姉妹捕獲にゃ~!」ガシッ
花陽「ぴゃあ!?」
曜「よっ、と!甘いですよぉ、てか語尾語尾」
凛(28)「あ!気が緩むとつい…さすが曜ちゃん!良い感してるよ!」ニコッ
曜「凛ちゃんせんせに言われるなら自信つくなー!ありがとうございます!」ビシッ
花陽「り、凛先生!放してぇ!」ジタバタ
凛「あ、ごめん!かよちん!忘れてた」パッ
花陽「ふぅ…びっくりさせないでくださいよぉ、凛先生…」
凛「ごめん、ごめん!さ、ホームルーム始めるよぉ!」
_____
駆け込み!まきりんまる劇場
『クセ』
休み時間
真姫「また善子が迷惑かけてない?」
花丸「特にないですよ!大丈夫ずら!」
凛「花丸先生、方言出ちゃってるよ!」
花丸「はっ!」クチオサエ
真姫「あんたも時々『にゃー』って言っちゃうでしょ?」クルクル
凛「私は半分諦めています!」フンス
花丸「真姫先輩も相変わらず髪の毛くるくるしてますよ?」ニヤニヤ
真姫「いやっ///これは…その…別にいいじゃない!それとここではちゃんと先生と呼びなさい!」
花丸「はーい!真姫先生♪」
真姫「もう///」クルクル
凛「私も自分のこと名前で言ってたから直したけど、染み付いたクセはなかなか取れないものだねー、感慨深いにゃ~」フンス
花丸「そうずら♪そうずら♪」
真姫「ま、次の時間もお互い頑張りましょ!」
_____
ある日の三年教室・休み時間
ダイヤ「あの、梨子さん?」
梨子「ん?どうしたの?」
ダイヤ「いつも私と海未さんの喧嘩を止めていただいてありがとうございます」ペコッ
梨子「そ、そんな!私は二人が喧嘩してるのを見たくないだけだから!ね?」
ダイヤ「そう言っていただけるとありがたいです…そ、それで少し相談がありまして…」
梨子「うふふ…♪海未ちゃんとの仲についてのことでしょ?」チラッ
海未「…」カキカキ
ダイヤ「は、はい…」
梨子「ほんと似た者同士…」クスッ
ダイヤ「ん?何かおっしゃりました?」キョトン
梨子「ううん♪じゃ、話聞かせて?」
………
梨子「なるほどぉ…普通に仲良く海未ちゃんと話したいってことだね?」ニコッ
ダイヤ「い、いやそこまでとは…///でもアイドルの話とかを海未さんと…いや!それじゃ海未さんがつまらなくなるんじゃ?しかし…」
梨子「………うふふ♪」クスッ
~~~
その日の別の休み時間…
海未『あの~梨子?折り入って相談があるのですが』
梨子『相談?どうしたの?』
海未『えと、その…』チラッチラッ
梨子『ん?』チラッ
ダイヤ『あ、あれ?なんで答えが合いませんの?あれ?』アセアセ
梨子『あ~、うふふ♪』ニコッ
海未『な、なんですか?』ムッ
梨子『もしかしてダイヤちゃんとのことだったりする?』
海未『なっ///梨子…あ、あなたはエスパーか何かですか?』
梨子『違うって!もーう、海未ちゃん?視線でバレバレだよ?』
海未『なんと…!///』
梨子『まあまあ…それより!ダイヤちゃんと何かあったの?』
海未『は、はい…実はこの前ダイヤから、私は一番の親友ですと言ってくれたんです』
梨子『うわぁ…!良かったじゃない!あれっ…?でもそれと何が関係が?』
海未『じ、実は私、家族以外にそこまで踏み込んできてくれた人はいなかったもので…』
海未『慣れていなかったといいますか…つい舞い上がってしまって失言を…。そこからは売り言葉に買い言葉でいつも通り…』シュン
梨子『あちゃ~…』ニガワライ
海未『なんとか謝ろうとしようにも結局梨子に頼る形になってしまい…。いつもすみません、梨子』ペコッ
梨子『いいのいいの!…よーっし、梨子ちゃんにまっかせなさーい!』ウデマクリ♪
海未『梨子…?恥ずかしくないですか?』
梨子『すごく恥ずかしいです…///(モ○お姉さんみたくはいかないな、やっぱり…)』
~~~
ダイヤ「でも、やっぱり…」ボソボソッ
梨子「ダイヤちゃん大丈夫!梨子ちゃんにまっかせなさーい!」ウデマクリ♪
ダイヤ「梨子さん…」
梨子「…ふんっ!///」フンス
ダイヤ「………私一人っ子ですし、別に心はぴょんぴょんいたしませんよ?」クスッ
梨子「あ、あは///あはははは///(知ってた~!けどなんだろう、この負けた感…)」
_____
駆け込み!まきりんまる劇場
『関わり』
凛「あれ?私たちまた短編枠?」
花丸「あはは…実際教師と生徒との関わりって自分の授業、LH、部活くらいしかありませんもんね…」ニガワライ
凛「確かに休み時間のだいたいは次の授業の準備とかで自分の持ち場の教室と授業の場所の往復で終わっちゃうもんね!」ウンウン
真姫「妙に現実味あるわね、無駄に…」クルクル
花丸「あと生徒と関わる機会はたまたま休日に会うかずら…です!」
凛「田舎だったらだいたいそれなりのデパートに行けば3~4割くらいの確率で会えるにゃ…ですにゃ!」
真姫「どこ情報よ、それ…てか語尾どうにかしなさいよ!凛は意味ないし!」クルクル
凛「くるくる巻き真姫先生に言われても…ぷふっ!」
花丸「ぷふっ!」
真姫「なっ///」パッ
凛「さーて!次の授業頑張りますか~!」
花丸「はーい!」
ガラッ
真姫「………」
真姫「芸術系の科目て授業少ないのよね…」シュン
_____
二年教室・昼休み
梨子「失礼しまーす!」
曜「あ、梨子先輩!ヨーソロー!」ビシッ
梨子「ヨーソロー♪曜ちゃん!」ニコッ
梨子「花陽ちゃんいるかな?」
曜「かよちゃんなら…あっ!かよちゃ~~~ん!」
花陽「はふっ…今日曜ちゃんが炊いてくれたお米のおにぎり…!美味しいです!」モグモグ
梨子「あ、お昼ご飯中かな?」
曜「あれはおやつです♪」ニコッ
梨子「へぇ~……えっ!?」
花陽「はふはふっ…ん?あっ、曜ちゃん!どうしたの?」
曜「ごめんね!おにぎり食べてる途中に…梨子先輩が用事があるって!」
花陽「梨子先輩が…?あ、梨子先輩!こんにちはです!」ペコッ
梨子「こんにちは!突然ごめんね!実は少し聞きたいことがあって…」
花陽「聞きたいこと?」キョトン
梨子「…って感じな状況でダイヤちゃんと仲良い花陽ちゃんと協力したいなって…昼休み全部使っちゃうかもだけど、いいかな?」
花陽「そんなことが…はい!私なんかでいいならぜひ!」フンス
梨子「ありがと♪じゃ、曜ちゃん!少しお姉さんお借りするね!」
曜「了解であります!先輩たちの友情ヨーソローに期待しております!」ビシッ
梨子「うん♪じゃあね!」
花陽「行ってくるねぇ!じゃ、どこでお話しましょうか?」
梨子「ごめん!その前にもう一人いいかな?」
花陽「ん?」キョトン
_____
駆け込み!まきり
凛「ええ!?また凛たちぃ?」ムスッ
真姫「もうツッコまないわ…」
花丸「あはは…」ニガワライ
凛「むしゃくしゃするしラーメンでも食べます!」ペリペリ
真姫「あっ!またカップラーメン!もう!あまりカップラーメンばかりじゃダメって言ったでしょ?」
凛「だって楽だし美味しいし…。美味しいものの気持ちは丸ちゃん先生も分かるよね?」
花丸「な、なんかマルちゃん製○みたい…。まあ私は麺類は苦手だけどその気持ちは分かりますよ」
凛「だよね!やっぱ「ですが!」…にゃ!?」
花丸「やっぱり健康には気を使った方が良いと思います!」フンス
凛「…じゃあその袋に入った大量のパンはどう説明するんですか?丸ちゃん先生?」ジトッ
花丸「こ、これは実家のばあちゃんが送ってきたもので、食べないともったいないし」アセアセ
凛「はっはー!横暴ずら!横暴ずら!」
花丸「もう!取らないで!」
真姫「なんだろう…この不毛なやり取り…」
真姫「ま、いいわ!私もトマトでも食べるか………………………にゃ///」
りんまる「!?」
真姫「な、なによ?そんな流れな気がしたのよ!悪い?///」
りんまる「それは………ちょっと寒くないかにゃ(ずら)?」
真姫「ぬぅわんでよ!///」ガバッ
_____
一年教室
花陽「え、えーと…あっ!果南ちゃーん!」
果南「ん?あっ、花陽さん!どうしたんですか?」タタッ
花陽「ごめんね!今時間大丈夫かな?」
果南「お昼も食べたし今はなにかする訳でもないし大丈夫ですよ!」ニコッ
花陽「良かったぁ…!」
果南「いえいえ♪…そっちの方は?」チラッ
梨子「あ、はじめましてだね?私は海未ちゃんと同じクラスの「先輩!」ガシッ …あれ?なんか手握られちゃった?」
果南「姉がいつも変なこと言ってませんか?迷惑かけてませんか?いやかけてますよね?とにかくごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」ペコペコッ
梨子「あわわわわ!か、果南ちゃん落ち着いて!別に迷惑なんてかけられてないから!」
果南「ほ、ほんとですか?良かったぁ…「でも…♪」…はい?」
梨子「みんな知ってるのは海未ちゃんは果南ちゃんが大好きってことだよ?」ウィンク♪
果南「なっ?なっ!?///………………ああ、もう!バカ姉ぇぇぇぇぇ!!!///」
その頃三年教室では…
海未「はっ!今果南の声がしませんでしたか!?」
ダイヤ「はぁ?何を言ってますの?一年教室とここは階も違ううえに場所的にも遠い場所ですわ!ありえません!」
海未「何同じ指摘を2回も繰り返しているのですか?やはりバカですか?」
ダイヤ「なんですっ………あ、いや、その、えーと………すみません」シュン
海未「あっ!………い、いえ、あの、えっと………私こそすみません」シュン
ダイうみ「………」
ダイうみ「(き、気まずい…)」
戻りまして…
果南「すみません、取り乱しました…///はうぅ………///」
花陽「あ、あはは…果南ちゃんも大変だね」
梨子「でも、海未ちゃんの言ってたことにも納得したわ!果南ちゃん可愛い♪」
果南「も、もう!先輩!///」
梨子「ごめんごめん!自己紹介がうやむやになっちゃったね!改めまして、三年生の桜内梨子です!よろしくね♪」ニコッ
果南「あ、はい!私はご存じの通り、園田海未の妹の園田果南です!こちらこそよろしくお願いします!」ペコッ
梨子「うん、よろしく!(『一年生の』じゃなくて『園田海未の妹』って付ける辺り、果南ちゃんも海未ちゃんが大好きなんだな、ほんとこの姉妹は…うふふ♪)」ニコニコ
果南「あれ?梨子さん?どうかしましたか?」
梨子「ううん、何も!それで相談なんだけどね………」
………
果南「…なるほど!だから最近時々シュンとしてたんだ…。分かりました!私もダイヤさんには海未姉ともっと仲良くしてもらいたいですし、ぜひ協力させてください!」
梨子「ありがと♪じゃあ、早速中庭に行って会議しましょうか!」
かなぱな「はーい!」
三年教室
海未「………」
ダイヤ「………」
ダイうみ「あの………」
海未「だ、ダイヤから先にどうぞ!」アセアセ
ダイヤ「い、いえ!海未さんからおっしゃってくださいな!」アセアセ
ダイうみ「………」
ダイうみ「(梨子(さん)、早く帰って来てください………)」
中庭
果南「頑固な二人を…」
花陽「素直にさせるには…ですか」
梨子「あ、やっぱり二人って似てるよね!」
果南「ですよね!なんか変なとこで見栄張っちゃったりとか…!」
花陽「無駄に負けず嫌いなところとか…!」
梨子「あと、いざ自分のことを褒められると慣れてなくて舞い上がっちゃうとことかね♪」
かなぱな「あー!分かります!」ウンウン
梨子「まあ、今回のも海未ちゃんが照れ隠しでダイヤちゃんに強く言っちゃったのが原因なんだけどね」ニガワライ
果南「ほんと海未姉がすみません…。ダイヤさんにも申し訳ない…」
梨子「でもね、この問題協力してって言ったけど簡単に解決しそうなんだ!」ニコッ
花陽「へっ!?そうなんですか?」
梨子「実はね…」
三年教室
ダイヤ「いやぁ、梨子さん帰ってきませんわね…」
海未「そうですね…用事と言っていましたが…手伝えることなら協力しますのに…」
ダイヤ「ですわね…」
ダイうみ「………」
ダイうみ「(会話が続かない…)」
果南「海未姉が梨子さんに相談して…」
花陽「ダイヤ先輩も梨子先輩を頼った…」
梨子「つまり…」
かなりこぱな「似た者同士!」
果南「あはは!おかしい!おんなじ日におんなじ人におんなじ相談をするなんて…うふふ」
花陽「やっぱりお互いのことが大好きなんですね!」ニコッ
梨子「そうだね!私は二人と知り合ったのは二年生の時だけど、二人は一年でお互いを本音でぶつかり合える関係になれてたんだよね!」
梨子「私もあの二人の輪に入りたくて一緒にいるようになったけど、やっぱり私はまだあの二人のようにはなれてないのかなって思ってたり…ね?」ニガワライ
果南「そんなことはありえないと思いますよ?梨子さん!」ニコッ
花陽「は、花陽もそう思います!」
梨子「そ、そうかな?」
果南「海未姉はほんとに信頼できる人しかこんな相談するはずありませんし!」
花陽「ダイヤ先輩も簡単に自分の弱味を見せる人じゃないと思います!」
梨子「ありがとう♪…って海未ちゃんたちの問題の相談のはずが私の相談になっちゃってたね!ごめんね?」
果南「いえいえ!梨子さんにも海未姉と仲良くしてもらいたいですし!それに思い付いちゃいました、解決方法!」
花陽「ほ、ほんとに?」
果南「はい!ずばりですね…」
梨子「(うふふ♪ほんと海未ちゃんとダイヤちゃんは良い妹と後輩を持ってるなぁ…羨ましくなっちゃうな)」ニコニコ
果南「ちょっと梨子さん?ちゃんと聞いていますかぁ?」プンスコ
梨子「ごめんごめん!えーと…」
_____
駆け込み!ダイうみりこ劇場
『桜と共に』
春
梨子(16)「(うわぁ、一年の頃仲良かった子と離れちゃったよ…今年からどうしよ…)」
「あなたは相変わらず分からず屋ですね!うちの妹は渡さないと前も言ったでしょう!?」
「うるさいですわ!あんな姉に純粋な子他にいないでしょう!?家に来て貰いたいのは当たり前のことですわ!」
※高校に入るまで果南ちゃんは海未ちゃんに従順でした。
梨子「(二人とも綺麗な人だな…ってなんか空気が?)」
海未(16)「はぁ…やはり金持ちお嬢様ではうちの妹の良さは理解しきれてないようですね…。素直なだけがあの子の良さじゃないのですよぉ!」
ダイヤ(16)「そんなの一緒に過ごすうちに分かってきますわ!私は…とにかく妹が欲しいんです!よこしなさい!」
海未「まず、常識というものを知ってからにしてくれませんか?まあ、知ったとしても私の可愛い可愛い妹は絶対に渡しませんがね!」
ダイヤ「なんですってぇ…カッチーンですわ!表へ出なさいな!」
海未「望むところですよ!!!」バチバチ
ダイヤ「はっ…今に見てなさいな!穴があったらはまりたい結果にしてやりますわ!」バチバチ
梨子「(うわぁ…喧嘩のレベルひくっ!それにはまりたいじゃなくて入りたいだし…。でも)」
ダイうみ「むーっ!」バチバチ
梨子「(あの二人と仲良くなれたら、きっと楽しいだろうな…)」
ビュオオオ!
梨子「ひゃっ?………あ、桜…!」
梨子「(新しい出会いを感じさせるシチュエーション…!アニメ脳な私が言うのもあれだけど、とあるクノイチさんみたく言えば当たって砕けてしゃーんなろー!だよ!…よし!)」
梨子「あ、あの…!」
_____
三年教室
ダイヤ「………」ソワソワ
海未「………」ソワソワ
ガラッ
梨子「よし!間に合った♪あ、海未ちゃん、ダイヤちゃん喧嘩しなかったかな?…ってあれ?二人とも?」
ダイヤ「梨子さぁん…」
海未「梨子ぉ…」
梨子「(なんか相当気遣いあった感じだな~?ここでお互いのことをバラしても解決だけどせっかく果南ちゃんが考えてくれたんだし…!)」
梨子「よし…!二人とも!」
ダイうみ「?」
梨子「放課後三人で遊びに行こっ♪」ニコッ
カラオケ店
~♪
梨子「アル晴レタ日ノ事~♪魔法以上のユカイが♪…」ノリノリ
ダイヤ「…やけにテンション高いですわね、梨子さん…。あ!Ablaze´Rabbitsの新曲入ってますわぁ!えい!」ピッ!
海未「そうですね…。というか、送ったならデンモク貸してください!」
ダイヤ「いや、ほかにアブラビの曲が入ってるか確認を…」
海未「もう!別にあとでも構わないでしょう?貸しなさい…!」グイッ
ダイヤ「あ、今動かさないで…あっ」ピッ
~♪演奏中止
梨子「嬉しさを集めよう♪かんた………」
ダイうみ「あっ…!」
梨子「…せっかく良い感じに乗れてたのに、点数だって狙ってたのに、私の心もユカイだったのに」ウツムキ
ダイヤ「い、いや違うんです!海未さんが無理矢理私からデンモクを奪おうとしたから…」
海未「はぁ!?元はと言えばあなたが曲を決めたのに私に渡さなかったのが一番悪いんでしょう!?」
梨子「…」プルプル
ダイヤ「なんですってぇ?」
海未「なんですかぁ?」
梨子「もう…うるさいうるさいうるさーーーい!!!」キーン
ダイうみ「!?」ビクッ
梨子「ふんっ!」ウバイトリ ピッ!
ダイうみ「あっ…」
割込転送 次曲
娘○スペシャルサービスメドレー(特盛り)
~♪
梨子「黙って私の歌を聞けぇぇぇ!!!」
ダイヤ「わ、私が歌う番だったのに…」シュン
海未「というか、フリータイムでもないのに長い曲入れないでくださいよ!」
梨子「星を廻せ♪世界の真ん中で~♪…」
海未「梨子ぉぉぉ!!!」
………
ダイうみ「…」グッタリ
梨子「いやぁ楽しかったなぁ♪」ツヤツヤ
ダイヤ「それは良かったですわ…」
海未「全くです…」
梨子「ん?」ニコッ
ダイうみ「(笑顔が可愛いのに……怖い…!)」
梨子「ま、いいや!さっ、次行こっ!」ギュッ
ダイヤ「わわっ!じ、自分で歩けますって!」
海未「おっとと!急かさないでくださいよ!」
梨子「知らない~♪」タタッ
ダイうみ「うわわわわ!」タタタッ
ゲームセンター
海未「うみゅう…」ジー
ジンベエ「…」
梨子「あともう少しなのに取れないね」ニガワライ
ダイヤ「あんなものそのまま買えばいいじゃないですか…」
海未「はぁ、これだから金持ちは…。こうやって自分で頑張って取るからこそ意義があるんですよ!」
ダイヤ「ふむ…ちょっと退きなさい!」
海未「な、何するんですか!?」
ダイヤ「…」チャリン
ウィーン………ガチッ………ボトッ
海未「あっ!」
ダイヤ「…取れましたわよ」スッ
海未「えっ?くれるのですか?」
ダイヤ「か、勘違いしないでください!///これは…貸しです!ちゃんと利子付けて返してもらいますわ!」
梨子「ダイヤちゃんったら…」ニコッ
ダイヤ「ふ、ふん///」プイッ
海未「あ、ありがとうございます…」ウケトリ
ジンベエ「…」
海未「うふふ♪一生大切にしますね…」ボソッ
ダイヤ「はい?何か言いましたか?」
海未「利子がつく前に借りを返そうと言っただけです!…あっ!ペンギンがいますね!あれなら簡単に取れそうです!」
ダイヤ「あ、ちょっと…!」
梨子「うんうん!」ニコニコ
海未「あ、梨子は隣のカワウソにしましょう!まとめてアタックです!」
梨子「うんうん!…ってなんでカワウソ!?」
公園・夕方
海未「ふぅ~…久々にこんなに遊びましたね」
ダイヤ「そうですわね…心なしか時が経つのも早かった気がしますわ」
梨子「そうだね」ニコッ
海未「それでは…」スタッ
ダイヤ「帰りましょうか…」スタッ
梨子「(確かに楽しかった…でもこれじゃ変わらない!だから…!)」
梨子「ま、待って!」
ダイうみ「?」クルッ
梨子「二人は…さ、まだお互いのこと、ただの腐れ縁って思ってる?」
ダイヤ「そ、それは…」チラッ
海未「いや、そのぉ…」チラッ
梨子「ふぅ…あのね?私ね、初めて会った時から二人が羨ましかったんだ!お互いをさらけ出してぶつかってさ!」
梨子「私もそんな二人と一緒にいられたらほんとに楽しいだろうなってね!だから勇気を出して声をかけたの!」
ダイヤ「梨子さん…」
梨子「そしたらさ…ほんとに世界が変わったの!確かに一年の時の友だちとも仲良くしてるよ!でも、ね…!」
梨子「二人は私にとってとっても大きい存在になったの!海未ちゃんとダイヤさんがお互いを思うようにさ!」
梨子「同じことを悩んで同じことを私に相談してさ、ほんと似た者同士なんだから!」クスッ
梨子「けど、同時に怖くなったの…私は二人にとってどんな人なんだろって、ただの一人の友人に過ぎないのかなって」
海未「り、梨子、そんなことは…!」
梨子「うん、分かってるよ!二人に限ってそんなことあるはずない!けど自信のない私に勇気をください!」
ダイうみ「…」
果南『さっきの梨子さんの話で気付きました!簡単なことです!梨子さんもその悩みに巻き込まれたらいいんですよ!』ニコッ
梨子「私も…二人の大切な……あなたたちがお互いにすれ違っている親友という立場の人間ですか?」
ダイヤ「…」
海未「…」
梨子「どう、なのかな?」ニコッ
ダイヤ「そんなの…」ギュー
海未「当たり前じゃないですか…」ギュー
ダイうみ「大切な親友に決まっています」
梨子「…」プルプル
ダイヤ「り、梨子さん?」
海未「どうしましたか?嫌でしたか?」アワアワ
梨子「うぅ…よがった……よかっだよぉ」グスッ
梨子「えぐっ……うわぁぁぁん!」ボロボロ
ダイヤ「ちょ、梨子さん、ここ公園で…」アタフタ
海未「り、りこぉ…す、ずびません~」グスッ
ダイヤ「う、海未さんまで…やめてくださいよぉ…そんなの……卑怯…ですわ」グスッ
梨子「(人目もはばからず私たちは泣き続けたけど、私たちはやっと次のステージに進めた気がします!)」
梨子「(果南ちゃん…!花陽ちゃん…!私の話聞いてくれてありがとね!私、ちゃんと二人の大切な存在になれてたよ!)」
梨子「海未ちゃん?ダイヤちゃん?」グスンッ
海未「ぐすっ……はい!」ニコッ
ダイヤ「なんでしょうか…?」クスッ
梨子「二人とも…!大好きだよ!」ニコッ
園田家
海未「ただいま戻りました!」
シーン
海未「あら?果南は帰っているはずですが…」
果南「おかえり」ムスー
海未「きゃっ!?そんな隅っこで体操座りして…」ギュー
果南「別にぃ~…そのぬいぐるみは?」
海未「これですか?これは私たちの友情の証です!」ニコッ
果南「へぇ~、あっそ、良かったね」ムスー
海未「あれ?あの……果南?」
果南「疲れてるでしょ?お母さんがご飯作ってくれてるから先にお風呂入っちゃいなよ」
海未「は、はぁ…」
海未「(なぜか知りませんが…果南怒ってませんか?まあ、お風呂に入ってから聞いてみましょうか)」
お風呂場
海未「ふぅ…」
海未「(二人の大切な親友ができました!これからもずっと仲良しでいたいですね!)」
ガラッ
果南「…」
海未「へっ?果南?私とはもう一緒にお風呂に入らないのでは?いや!私は嬉しいですけども!」
果南「…」バシャーン
海未「あの、果南?」
果南「…あっち向いて」
海未「はい?」
果南「いいから!あっち向いて!」
海未「ひ、ひゃい!」クルッ
果南「…」ザバーン
海未「…」ソワソワ
果南「…」セナカモタレ
海未「か、果南?」
果南「…」
果南「まずはお悩みが解決しておめでと、梨子さんから聞いた」
海未「梨子?なぜ果南が梨子のことを?」
果南「まあいいから!…私から見ても最近の海未姉あからさまに元気ない時あったし」
海未「…バレてましたか、さすが果南です」
果南「あのね、お姉ちゃん…?」
海未「…はい」
果南「確かに私はお姉ちゃんの妹で梨子さんやダイヤさんが知らないお姉ちゃんを知ってる」
果南「でも同時に私が知らないお姉ちゃんを二人は知ってる、当たり前だけどね」
海未「…ええ」ニコ
果南「私が知ってるお姉ちゃんはどんなことがあっても私を守ってくれるって言ってくれた、でもさ…」
果南「頼りないかもしれないけど、私だってお姉ちゃんを守りたい、力になりたい、励ましたい…」
海未「果南…」
果南「見苦しいよね…?普段お姉ちゃんに対してツンケンしてるくせに、いざお姉ちゃんを取られたら嫉妬心全開にしてさ…」
果南「ほんと自分が嫌になる…。身勝手で、いつまでたってもお姉ちゃんに迷惑かけてばっかな私が…」シュン
海未「…」
海未「はぁ…。ほんと姉妹ですね、私たち」ギュー
果南「お姉ちゃん…?」
海未「私も人のこと言えませんが、考えすぎですよ、果南?」
海未「果南が言ったようにダイヤや梨子しか知らない私の一面を二人は知っているかもしれません」
果南「うん…」
海未「でも、だからなんですか?私があなたをないがしろにすると思いますか?するはずがありません!」フンス
果南「もう…お姉ちゃんたら」クスッ
海未「ですからあなたはあなたらしく、私のことを見守っていてください。変わらない今の優しいあなたが私は大好きなのですから」ギュッ
果南「うん…ありがとお姉ちゃん……私もお姉ちゃんが大好き」ウデギュッ
登校中・朝
ダイヤ「梨子さんもっとこっちに寄ってください!」グイッ
梨子「え、えっとぉ…」テテッ
海未「いえ、梨子!こっちです!」グイッ
梨子「あ、あのぉ…!」テテテッ
ダイヤ「なんですか、海未さん?私の親友の梨子さんを取らないでいただけますか?」
海未「はっ!何を世迷い言を…。ダイヤこそ私の『大』親友の梨子を横取りしないでいただけますかね~?」
梨子「ちょ、ちょっと二人とも~!」アタフタ
ダイうみ「もう!はっきりしてください!」
梨子「え、えぇ~?これじゃ本末転倒だよ~」
ワイワイ ギャーギャー
曜「おー!見事な友情…ヨーソロー!!!」
花陽「よ、良かったのかな?あれで…」
果南「いいんじゃないですか?だってほら…」
ダイヤ「ちょ、海未さん?やめてください!外してください!///」
海未「うふふ♪ポニーテールにしてやりました!」フンス
梨子「あはは!ダイヤちゃん似合ってるよ?」
果南「あんなに楽しそうですし」クスッ
曜「おやおや~?大好きなお姉ちゃんが取られて悔しくないのかなん?」ニヨニヨ
花陽「もう!曜ちゃん!」プンスコ
果南「良いんです!……お姉ちゃんからはしっかり気持ちを伝えてもらったから」ボソッ
ようぱな「ん?」キョトン
果南「さ、行きましょう!」ニコッ
うみかな姉妹学校編 前編 終
とある日の朝
善子「あー!もう!うるさいっ!」
真姫「なんですって?」
善子「何よ!いつもいつも私のこととやかく言ってさ!」
真姫「だいたい!あんた成績最近全然上がってないじゃない?」
善子「今その話は関係ないでしょ?」
真姫「それに急に芝居じみた話し方をするのも直らないし…まだ抜けきってないんじゃないの?」
善子「」プチン
真姫「あっ、いや!今のはちがくて…あの「悪かったわね!!!」……よ、善子」
善子「あー!あーーー!そうよ!まだ完全に抜けきってないかもね!悪い!?」
善子「いちいち、ただの近所に住む『お姉さん』が面倒見ることじゃないでしょ!?」ジワッ
真姫「よ、善子…」アセアセ
善子「うっさい!うっさい!だいたいほんとの姉でもないくせにいちいちうるさいのよ!バカーーー!!!」ダッ
真姫「ち、ちょっと…!」アセアセ
善子「…」ピタッ
善子「姉さんにだけは…言われたく……なかった………!」グスッ
真姫「ま、待って!善子!……善子ぉぉぉ!」
学校・職員室
真姫「…」ポケー
凛「おっはよーございまーっす!」ガラッ
オハヨウゴザイマス! リンセンセイオハヨ!
凛「ふぅー…あ、真姫先生おはよ!」
真姫「…」ボー
凛「あれ?真姫ちゃん?」
花丸「おはようございます!…真姫先生、来たときからずっとこんな感じなんです」
凛「あれまー…おーい!真姫ちゃん?おーい!聞こえてますか~?」ブンブン
真姫「はっ!よ、善子!?」ガバッ
花丸「へっ?善子ちゃん…?」キョトン
凛「なんかあったの?」
真姫「い、いや!何にもないわ!ほ、ほら!朝礼始まるし行くわよ!」スクッ
りんまる「…」
ガララッ
凛「あちゃー…マルちゃん?」ボソッ
花丸「はい、凛先輩…。ちょっと善子ちゃん探ってみますね」ボソッ
一年教室
善子「…」ムスー
果南「おはヨハネー!」ニコッ
善子「…おはよ」
果南「あれ…?よ、善子?どしたの?」
善子「…別に~」
果南「(明らかに機嫌悪いよね、これ…)」
果南「も、もう!あんたと私の仲じゃん!ほ~ら、この果南ちゃんに言ってみて?」
善子「…誰にも言わない?絶対?」
果南「うんうん!(えっ?そんな深刻な話なの?)」
花丸「ちょーっと待つずらぁ!!!」ズイッ
よしかな「わっ!?」
花丸「その話、先生も混ぜてもらいたいな?」
果南「えっ?よ、善子!どうす「…ダメ」…へっ?」
善子「ふんっ!」ガシッ
果南「えっ!?」ウデツカマレ
善子「絶対ダメェェェェェ!!!」ダダッ
果南「わわっ!」テテッ
花丸「あ、ちょっと!朝礼はじま…コラァ~~~!!!」
三年教室
ガラッ
海未「あ、真姫先生おはようございます!」
真姫「おはよ、それじゃ今日は教科書の…」
ダイヤ「せ、先生?朝礼は…?」
真姫「あ!///ごめ…えと、えーと…出欠の確認を………」アタフタ
梨子「せ、先生?」
真姫「園田…田上…田中…辻…津島……津島?」
梨子「先生?このクラスに津島って子はいませんけど…」
真姫「はっ!///ごめんなさい!次は…」アタフタ
海未「…ちょいちょい、ダイヤ!」ボソッ
ダイヤ「…なんですの?こんな時に」ボソッ
海未「先生、今日はどこかおかしくありませんか?」ボソッ
ダイヤ「そうですわね…何かあったのでしょうか?」ボソッ
海未「おそらく…それに…」チラッ
梨子「…」コクン
海未「梨子も感づいているみたいです。次の休み時間声をかけてみましょう」ボソッ
ダイヤ「そうですわね…気になりますし」ボソッ
真姫「あれ?…あれ!?///」アタフタ
ダイうみりこ「…」ジー
_____
駆け込み!よしまき劇場
『素直な心』
真姫「(私ったら…どんだけ善子のこと気になってるのよ!)」
真姫「(でも、今回悪いのは完全に私…)」
真姫「(あの頃よりは素直になったはずなのになぁ…私………)」
~~~
よしこ(5)「真姫ちゃ~ん!とうっ!」ガバッ
真姫(18)「ちょっとぉ!?善子?やめなさいってば!」
よしこ「やだ!真姫ちゃんが私にぎゅーってしてくれるまで放さないもん!」ギュー
真姫「い、いやよ!///なんでそんなこと…あっ、ちがくて…」
よしこ「真姫ちゃん…私とぎゅーってするのやなの…?」ジワッ
真姫「も、もう!///してあげてもいいけど一つ条件があるわ!」プイッ
よしこ「条件…?」
真姫「私のことをおね…『姉さん』と呼びなさい!///そした「姉さん!」ら…」
よしこ「…!」キラキラ
真姫「あーもう!///ほら来なさい!」パッ
よしこ「わーい!姉さん大好きー!」ギュー
~~~
真姫「(ほんとは『真姫お姉ちゃん』って呼んで欲しかったのにまた変な意地張って…)」
真姫「(ダメだな…私……)」
_____
休み時間
真姫「じゃあ、各自教室に戻ってー!」
海未「あの、真姫先生?」
真姫「あら?どうしたの?」
ダイヤ「どうしたもこうしたもないですわ!先生!どこか具合でも悪いのでは?」
真姫「そ、そんなことないに決まってるじゃない?」アセアセ
梨子「でも、授業の途中明らかにピアノの旋律がぶれてましたよ?先生らしくないです!」
ダイうみ「(それは全くわからなかった…)」
真姫「…はぁ、やっぱり梨子にはバレちゃったか」
ダイうみ「(いえ、他のとこでもバレバレですけれど!?)」
真姫「実は…「ま、真姫先生!」あら?」
花丸「よ、善子ちゃんが…!」ハアハア
真姫「えっ?よ、善子に何かあったの?」
花丸「…授業…サボりました」
真姫「…」
海未「ま、真姫先生?」
花丸「あ、あと…果南ちゃんも」
海未「…」
ダイヤ「あ、ダメですわ…これ」
梨子「あはは…」ニガワライ
真姫「…海未?別れて探すわよ、見つけたら」
海未「…ええ、まとめてお説教タイムです」
ガラッ
うみまき「うぉぉぉぉぉ!!!」ドドドドド!
ダイヤ「勢いはありますがスゴくきれいなはや歩きですわ」
花丸「廊下は走っちゃだめずら!」ニコッ
梨子「さて、ダイヤちゃん私たちも手伝おっか?」
ダイヤ「仕方ないですわね、あくまで先生のためですからね!」
梨子「はいはい♪」
_____
駆け込み!かなよし劇場
『張り合い』
~~~
かなん(5)「みてみて~善子ちゃん!おっきいお山できたよ!」
よしこ(5)「あまいわね!かなん!わたしのほうにはスコップをさしてあくせんとをつけてるから、わたしの山のほうがカッコいい!」キメッ
かなん「え~!じゃ、かなんはお山にもよういれてかわいくするもん!」カキカキ
よしこ「こっちなんかきのえださしてさらにつよそうにするんだから!」グサッ
かなん「むう…じゃお絵かきもするもん!ふんふふ~ん♪」
よしこ「…よし!トンネルもできたわ!これでかんせ…」グシャ
かなん「あ、くずれちゃったね…よしこちゃんのお山…」
よしこ「ふ、ふん!わたしのセンスにこの山がたえなかっただけよ!…なにかいてるの、それ?」
かなん「これ?かなんとお姉ちゃん!」フンス
よしこ「お姉ちゃんいたわね、かなん…でもわたしには姉さんがいるわ!」フンス
かなん「姉さん?お姉ちゃんじゃなくて?」
よしこ「ちかくにすんでる人よ!むかしからなかよしなの!なまえは真姫ちゃん!」
かなん「へぇ~!」
よしこ「姉さんはすごいのよ!わたしがしらないこといっぱいしってるの!」
かなん「お姉ちゃんだってかなんがしらないことしってるもん!」
よしこ「それにピアノだってひけるんだから!」
かなん「お姉ちゃんけんどうつよいもん!」
よしこ「おとなのみりょく?っていうかカッコいいもん!」
かなん「お姉ちゃんもカッコいいもん!」
かなよし「むぅー!ふんっ!」プイッ
~~~
果南「あはは…」
善子「ちょっと聞いてるの果南?」
果南「聞いてる、聞いてるから~」
_____
屋上
果南「つまり、真姫先生と喧嘩したからイライラしていて」
果南「けど、自分もキツいこと言ったから謝りたい」
果南「でも、また会ったら素直になれずに喧嘩しちゃいそうだからどうにかしなさいと?」
善子「聞いてないようでちゃんと聞いてたのね…ま、ずばりそういうことよ!」
果南「それよりもだよ…どうしてくれんのさ!一時間目サボっちゃったじゃん!」
善子「別にいいじゃん、一時間くらい…。てかそれよりってどういうことよ!」
果南「ああ、ヤバい…海未姉にバレたら怒られる、こういうことにはシビアだから絶対キレる…ああ!やだ~!」ソワソワ
善子「…あんた相変わらず姉中心ね」クスッ
果南「うっさい!バカ!」
善子「なんですってぇ?」
ガチャッ
かなよし「!?」ビクッ
???「ここには…あっ!」クルッ
果南「あ!梨子さん!」
梨子「屋上にいたんだ!もう!二人ともおサボりはダメだよ?」プンプン
善子「うぅ…///」←果南の後ろに隠れる
梨子「あれ?えと、善子ちゃんだよね?」
果南「あ、すみません…。この子極度の人見知りでして…」
梨子「そうなんだ…。ふぅ、じゃ果南ちゃん?おサボりには理由があるんだよね?教えてくれないかな?大丈夫!海未ちゃんにもなんとか言ってあげるから!」
果南「り、梨子さん!」キラキラ
善子「…」ヒョコッ
梨子「もちろん善子ちゃんもね!」ニコッ
善子「ひ、ひゃいっ!///」
それから…
梨子「…ていうことらしいです!だから先生も海未ちゃんもそんなに怒らないであげてください」ペコッ
かなよし「すみません…」ペコッ
海未「ま、まあ!私は果南が訳もなく授業をサボるなどあり得ないと思っていましたがね!ましてや幼なじみの悩みを解決しようとする…素晴らしいではないですか!」
果南「あはは…」ニガワライ
果南以外「(姉バカすぎる…)」
真姫「善子…」
善子「ね、姉さん…」
真姫「サボるなんて…ほんとに…」
善子「むっ…!」
真姫「でも…」
真姫「朝はごめんなさい…完全に大人げなかったわ」ペコッ
善子「そ、そんな!私が姉さんに勝手に反抗しただけで…。姉さんが言ってることは正しいんだし悪いのは私よ…ごめんなさい!」ペコッ
真姫「でも…」
善子「いや、だから…」
梨子「はい!」パンッ
よしまき「!?」
梨子「お互いの気持ちが伝わったならそれでよし!おしまいです♪」
ガチャッ
ダイヤ「み、みなさん!」ハアハア
梨子「あれダイヤちゃんどうしたの?」
ダイヤ「どうしたの?じゃないですわ!もう…」
キーンコーンカーンコーン…
全員「あっ」
とりあえず解決!
とある日の日本圏内上空
???「ん~♪もうそろそろ着く頃かしら~?」
???「そうね♪日本は初めてだっけ?」
???「生まれは日本だけどすぐに海外に出ちゃったから!と~ってもシャイニーな気分よ!」
???「ハラショー!とっても良いところよ!」
???「楽しみだわ♪」
中庭・放課後
善子「り、梨子さん!」
梨子「どうしたのかな?急に呼び出して…」
善子「あ、あの…その…」モジモジ
梨子「ん?」
善子「わ、私の…!」
善子「お姉ちゃんになってください!」
梨子「…」
善子「うぅ///」
梨子「えぇ~~~~~!?」
梨子「そ、それはマリア様が見ちゃってますよみたいな関係でしょうか?」
善子「あ、いや!ちがくて!…確かに梨子さんを『お姉さま!』なんて呼べたら素敵ですけど…ってそういうのじゃない!//」
梨子「じ、じゃあどういう感じでお姉ちゃんなのかな?」ドキドキ
善子「ひ、ひゃい!//私、果南や姉さん…真姫先生たちくらいしかちゃんと話せる人いなくて…すごい人見知りですし…でも!」
善子「梨子さんにこの前助けてもらってから梨子さんのことが気になり出して、学校でも見かけたら声かけようとしてたんですけど勇気でなくて…」
善子「でもでも!梨子さんと姉さんが楽しそうに話してるの見てたりして、私も梨子さんと仲良くしたいって!それに趣味も合いそうだし…」
梨子「…!」ドキドキ
善子「お姉ちゃんっていうのもほんとのお姉ちゃんって訳じゃなくて姉妹みたいな距離感でいたいというかなんというか…//」モジモジ
梨子「つ、つまり私と後輩、先輩の関係じゃなく友だち以上姉妹未満な関係になりたいと言うことですか?//」ドキドキ
善子「迷惑…ですか?///」ウワメ
梨子「はうっ!//」ズキューン
梨子「(後輩からこれだけ親しみを持たれたの初めてだよ!善子ちゃん可愛いよ、善子ちゃん!//)」
善子「うぅ…//」ウツムキ
梨子「というか、端から見たら告白みたいだね?これ?」ウフフ
善子「えっ!?///いや、私は!//」アタフタ
梨子「いいよ!善子ちゃんのお姉ちゃんみたいな人になってあげる!」ニコッ
善子「あっ!…梨子さん!」モギュ
梨子「わわっ!//…もう、えい♪」ギュ
善子「えへへ♪」ニコッ
翌日・三年教室・昼休み
梨子「…という訳でお姉ちゃんになっちゃいました!」ニコッ
ダイうみ「…」ボー
梨子「それでね!その後、善子ちゃんと一緒にアニメ○トに行って、お互いに好きなアニメを紹介しあったりして、それから「ちょ、ちょっとお待ちください!」…むぅ!せっかく人が話してるのに~!」プクー
海未「えと、なんです?善子が梨子の妹になったとは一体どういう…!」
梨子「妹じゃなくて、妹『みたいなもの』だよ!…妹じゃなくて!妹『みたいなもの』だよ!!!大事なことなので2回言いました!」
海未「なぜでしょう…?今日の梨子は思いっきりほっぺを引っ張りたい気分です…!」イライラ
梨子「ほうひいははらひっふぁうおはやへへー!!!」訳・そう言いながら引っ張るのはやめてー!!!
海未「はっ!ついっ♪」ニコッ
梨子「もぉ~…」ヒリヒリ
ダイヤ「…梨子さん?」
梨子「ん?どしたの?ダイヤちゃ…ん?」
ダイヤ「あなた…!」ゴゴゴゴゴ
ダイヤ「私が妹という存在に憧れる一人娘ということを知りながら…こんな、こんな!」ウルッ
海未「泣くほどですか」
梨子「だって、よっちゃん可愛いし?…あ、今のは昨日の夜、善子ちゃんと仲良くなるために考えたニックネームでね?それで…」
海未「まあ、気持ちは分からなくもないですが…付き合いましょうダイヤ?」
ダイヤ「え、ええ…」
梨子「…あー!早くよっちゃんって呼んであげたいなぁ♪」ニッコリ
海未「きっと善子も喜びますよ!」ニコッ
ダイヤ「…」
うみりこ「うふふ♪」
ダイヤ「(姉バカが増えましたわ…)」
一年教室・同時刻
果南「ふ~ん…良かったじゃん!」ニコッ
善子「ええ!梨子さん優しいんだぁ!しかもアニメの好みも近くてさ!今度、お互いのお気に入りを一気見するんだぁ!」ニコニコ
果南「(こんなに笑顔な善子久々に見た気がする…)」
善子「…あれ、どうかした?」キョトン
果南「ううん!善子、楽しそうで良かったな~ってさ!」ニコッ
善子「そ、そう?//梨子さんのおかげかな?」
果南「でも…ま、いっか!」
善子「ん?なに?」
果南「気にしないで!あんまたいしたことじゃないから!」
善子「う、うん…」
果南「(真姫さんはこのこと知ってるのかなぁ…。真姫さんも善子のこと大好きだけどツンツンしちゃうとこあるし…。梨子さんとも仲良いしゴタゴタしなきゃいいけど…)」
果南「ああ、ここじゃ真姫先生か…」ボソッ
善子「姉さん?姉さんがどうしたの?」
果南「えっ!?あ、いや…真姫先生って相変わらず綺麗だなぁって思って!」アセアセ
善子「そりゃ!私の自慢の姉さんだもん!近所に住んでるだけとか関係ないし!昔っから姉さん綺麗で最終的には優しいもん!」フンス
果南「それを素直に本人に伝えればお互いより親密になれると思うけどな~」
善子「だ、だって…!恥ずかしいし//」
果南「うふふ♪」
果南「(ま、二人とも褒められるの慣れてないし似たような反応しちゃうしね!そんなとこは姉妹『みたい』って言えるかな?)」ニコニコ
_____
駆け込み!うみかな劇場
『そんな日常』
園田家・縁側
海未「ふぅ…、良い天気ですね~」
果南「お茶を飲みながら縁側で『良い天気ですね~』なんて、おばあちゃんみたいだよ、海未姉?」ニヤニヤ
海未「なっ!//別に構わないでしょう!あったかくて気持ちいいのは確かなんですから!」
果南「ま、そだけどね~……ところで海未姉?」
海未「はい、なんですか?」キョトン
果南「え、えーと…//」モジモジ
海未「?」
果南「久しぶりに…。お姉ちゃんに膝枕してほしいなー…なんて//」
海未「ふふ♪もちろん良いですよ!さ、おいで果南?」ポンポン
果南「うん!えへへ♪」ポスン
海未「急にどうしたの?甘えてくるなんてめずらしいよね?」ナデナデ
果南「お姉ちゃんだって敬語じゃなくなってるじゃん」クスッ
海未「果南だって甘えたりしたい時は『お姉ちゃん』って呼ぶでしょ?」クスッ
うみかな「うふふ♪」
海未「でも、ほんとにどうしたの?」
果南「なんか最近善子が梨子さんと仲良くなって『姉さんとは別でもう一人のお姉ちゃんみたいな人!』なんて言って梨子さんとの話聞いてたらさ…自然に」ニコッ
海未「そういえば梨子も言ってたな~…歳上としては妹に甘えられるのは最高に嬉しいことだからね」ニコッ
果南「…もし、私が甘えなくなって冷たくなったら?」
海未「死にます」
果南「あはは♪じゃあ、お姉ちゃんに甘えたい時はちゃんと甘えないとね」クスッ
海未「そうしてくれると嬉しいな♪」ニコッ
うみかな「うふふ♪」ニコニコ
そんなにちじ…←巻き戻し
海未姉の内心(最初以外内心のみ)
海未「ふふ♪もちろん良いですよ!さ、おいで果南?(あー!果南!可愛い、可愛いですよ!さあ、お姉ちゃんの膝にカモンです!)」ポンポン
果南「うん!えへへ♪」ポスン
海未「(この時々甘えてくる時の『お姉ちゃん…?』の破壊力たるや…我が妹ながら恐ろしいですね…。今日も果南の髪はつやつやで撫でていて心地よいですね)」ナデナデ
果南「お姉ちゃんだって敬語じゃなくなってるじゃん」クスッ
海未「(それは!こんなに可愛い妹の前で敬語を使うのなんてもったいないですからね!果南だけの特別ですよ!)」クスッ
うみかな「うふふ♪」
海未「(でも、急に甘えてきたのはどうしたのでしょうか?なにかあったのでしょうか!大丈夫!なんだってお姉ちゃんにお任せです!)」
果南「なんか最近善子が梨子さんと仲良くなって『姉さんとは別でもう一人のお姉ちゃんみたいな人!』なんて言って梨子さんとの話聞いてたらさ…自然に」ニコッ
海未「(梨子が言ってた善子の件ですか…。にしてもそのことを聞いて私に甘えたがるなんてこの子はなんなのですか!天使ですか!)」ニコッ
果南「…もし、私が甘えなくなって冷たくなったら?」
海未「死にます(死にます)」
果南「あはは♪じゃあ、お姉ちゃんに甘えたい時はちゃんと甘えないとね」クスッ
海未「(いえ、もう死んでもいいんじゃないでしょうか?…いや、ダメです!これからも果南とキャッキャウフフな日常を送っていくんです!)」ニコッ
うみかな「うふふ♪」ニコニコ
………
海未「うへへ、果南…」ナデナデ
果南「(とか、考えてるんだろうなぁ…筒抜けだよ、お姉ちゃん!)」クスッ
そんな日常…
_____
週末・二年教室・帰りのホームルーム
凛「はい!連絡事項は以上です!じゃ、日直の人、号令!」
曜「はい!起立、礼!」
凛「おつかれさ…にゃーーーーー!!!」
花陽「ぴゃーーーーー!!?」
クラス「!?」ビクッ
凛「こ、こほん!大事なこと忘れてた、来週からこのクラスに転校生が来ますので!」
クラス「転校生!?」
凛「お楽しみに!」
三年教室・同時刻
真姫「後は「にゃーーーーー!!!」…凛先生には後で説教が必要ね、ったく!」
クラス「あはは…」ニガワライ
梨子「それで真姫先生?後はって…?」
真姫「あ、ごめんね?…来週からこのクラスに転校生が来ることになったわ!楽しみにしておきなさい!」ニコッ
クラス「おお!」ガヤッ
真姫「それじゃ、今日はここまで!解散!」
帰り道
曜「うーん…。今日と合わせて土日も部活なしかぁ…」トボトボ
果南「ですねぇ…。まさか校内の清掃が入るなんて…」トボトボ
花陽「まあまあ、二人とも元気出して!業者さんも頑張って学校を綺麗にしてくれるから!」
海未「そうです!なんなら走りますか?」
ようかな「…走る」
海未「じゃ、曜にはまた連絡しますね?」
曜「はい!よろしくです!」ニコッ
ダイヤ「にしても、三年生で編入してくるとは…相当頭が良いのですね…」
梨子「そういうことだよね?どんな子が入ってくるのかなぁ?」ワクワク
善子「へぇ~!転校生が来るんですね!あ!転校生と言えば今期の…」
梨子「あー!見てる見てる!面白いよね!私はあのキャラが好きで…」
よしりこ「あはは♪」ニコニコ
海未「仲が良さそうで何よりですね」ニコッ
ダイヤ「…羨ましい」
花陽「だ、ダイヤ先輩!花陽がいますよ!」
ダイヤ「は、花陽さーん!」モギュ
花陽「ぴゃっ!?//」
曜「そいえば、私たちのクラスにも編入してくる子がいるんだよね」
果南「そうなんですか?同じ時期に転校生か…姉妹かな?」
海未「ま、来週になってみれば分かりますよ?そろそろ別れ道です!皆さん!お気をつけて!」
園田家
ガラガラッ
果南「ただいま~」
海未「ただいま帰りました」
???「あ!海未ちゃん、果南ちゃんお帰り!」
果南「うん!母さん!」
海未「お母様?知らない靴があるんですが…。誰か来ているのですか?」
希(37)「そやね…。ちょーっと二人にはびっくりするニュースかもしれんね?」ニコッ
うみかな「?」キョトン
???「初めまして!シャイニー☆」
一方小泉家…
ガチャッ
ようぱな「ただいま~」
???「お帰り~♪」
曜「あ!お母さーん!」ギュッ
花陽「ちょ、曜ちゃん!お母さん今日はお仕事早く終わったんだ?」
ことり(36)「うん♪二人に久しぶりにお帰り言いたかったしね?後、用事もあって…」
ようぱな「用事?」
ことり「うふふ♪こっちにどーぞー!」
???「二人とも久しぶりね!会いたかったわ!」
ようぱな「あー!」キラキラ
鞠莉(16)「今日からここ、園田のお家にお世話になるマリ・オハ…じゃなかった!小原鞠莉です!よろしく!」ニコッ
絵里(17)「曜?花陽?大きくなったわね!またあなたたちと一緒に過ごせることになったわ!よろしくね?」ウィンク
うみかな「…」ポケー
うみかな「ええぇぇぇ~~~!!?」
鞠莉「うふふ☆」
曜「絵里ちゃーん!」モギュ
花陽「久しぶりです!」モギュ
絵里「もう…甘えんぼは変わってないわね」クスッ
園田家
希「海未ちゃ~ん?果南ちゃ~ん?お~い?」
うみかな「はっ!」
海未「えと?つまり、鞠莉さん?…はなんなのですか?」
鞠莉「私?私はイタリア系アメリカ人のハーフでぇーす!」ニコッ
果南「へぇ~…じゃなくて!なんでウチに来たの?」
鞠莉「それは…」
うみかな「それは…?」
鞠莉「たまたまでぇーす!シャイニー☆」
うみかな「(どうなるんだろう…)」
希「あんな?鞠莉ちゃん日本には小さい頃は住んでたんやけど、すぐ海外に出ちゃったから知らないことだらけなんよ!」
希「やから、古くから続いてるこの園田家で預かることになったんよ!」
海未「お、お父様は?」
希「あの人なら二つ返事でオッケーや言うたよ?むしろ日本の良さを知ってもらいたいって乗り気やったね!」
果南「お父さんならそうだよね…」アハハ
鞠莉「ま、なんとかなるわよ!よろしくね!えーと…?」
海未「あ、これは失礼しました!園田家長女の海未と申します!」ペコッ
果南「妹の果南です!よろしくお願いします!」ペコッ
鞠莉「おお!これがお辞儀っていうものね!サッカーチームのインテルにいる日本人選手がしていたわね!」
鞠莉「あ、歳は16歳よ!よろしく!」ペコッ
希「ふふ♪一年生から三年生まで揃っちゃったね?楽しくなりそうやん!」ニコッ
鞠莉「果南と海未…さん!」
海未「外国では名前のみで年齢関係なく呼び合いますよね?別に無理に敬語を使おうとしなくても大丈夫ですよ!」ニコッ
鞠莉「でも、あなたは敬語を使ってるのに私が使わないのは…」
海未「別に私の敬語は癖みたいなものですし、気にしないでください!それにありのままのあなたと私も仲良くなりたいですよ、鞠莉?」ニコッ
鞠莉「…ありがとう、海未♪私、あなたのこと大好きになれそうだわ!」ギュッ
海未「わわっ//びっくりしまし…」
鞠莉「えいっ!」ホッペチュ
海未「…た」ボー
果南「えっ…」カチーン
希「あっ、やば…」
鞠莉「うふふ♪」ニコッ
海未「な、ななななな、何を///」アワアワ
鞠莉「何って友好のハグとキスだけど?外国じゃ挨拶みたいなものだよ?」キョトン
果南「…」プルプル
希「あちゃ~…(果南ちゃん、海未ちゃんのこと大好きやもんな~…もしかしたらヤバいかもしれんなぁ)」ニガワライ
海未「ここは日本で「鞠莉さん?」ニコニコ …か、果南?笑顔が怖いのですが」アセアセ
希「(ウチも怒った時あんな感じやってあの人も言ってたなぁ…果南ちゃんウチより怖いかもしれん…)」ニガワライ
鞠莉「ん~?どうしたの果南?」キョトン
果南「あ?」ニコッ
のぞうみ「ひぃ!?」ビクッ
鞠莉「わ、私なんか悪いことした~?」アセアセ
果南「ふ、ふ~ん…?」ニコニコ
海未「ち、ちょ!お母様?あんな果南私初めて見たんですけど?」コソコソッ
希「う、海未ちゃんが見てないならウチが見たことあるわけないやん?」コソコソッ
海未「原因はなんなのですか?鞠莉が単純に気に入らないのでしょうか?」コソコソッ
希「えー…(この子、自分は果南ちゃんに対して好き好きしとるくせに、果南ちゃんからの好意の振り幅全然把握してへん!あの様子だと…)」
鞠莉「か、果南もしてほしかった?そう?そうなの?」アセアセ
果南「少し黙ってくれませんか?」ニコッ
希「(海未ちゃん以上にシスコンやろ!別に仲良くしてくれるんはえーけど、あれはアカンて!病ん病ん♪とまでは行かないけど嫉妬心強すぎやて!)」アセアセ
希「(んで、当の原因の本人は…)」チラチラ
海未「か、果南おち、落ち着いて…」アワアワ
希「これやもんなぁ~…」ハァ
希「しょうがないな~…海未ちゃん?こっちに来てや?」ヒラヒラ
海未「は、はい?なんですか?」アセアセ
希「普段通り、『果南ちゃん』の海未ちゃんで接してあげてみて?それで大丈夫やと思うから!」ニコッ
海未「は、はぁ…では」
果南「…」イライラ
鞠莉「えと、えーと…」アセアセ
海未「果南!それ以上そんな態度取ってるとお姉ちゃんもさすがに怒るよ!」ムッ
果南「…え?」キョトン
海未「(これで良いのでしょうか?)」
果南「や、やだぁ!お姉ちゃんに嫌われるのはやだよぉ!」ギュッ
海未「おっと!…もう、鞠莉も日本には慣れてないんだからおおめに見なきゃダメだよ?」
果南「う、うん!」
希「ふぅ…」
鞠莉「…はーん?」ニヤニヤ
鞠莉「かなぁん?あなた海未にラブだから私に嫉妬ファイヤーしちゃったのね?ごめんね!」
果南「///」ボフッ
海未「か、果南が嫉妬?//」
果南「ま、鞠莉さん?//」
鞠莉「んー、なに?果南?」ニコッ
果南「私は…あなたが……!」
果南「だいっっきらいです!!!///」キッ
鞠莉「むー、果南は頑固ねぇ~!一筋縄じゃ行かなそうだなぁ…」ニガワライ
果南「あ、あと!//」グイッ
海未「わわっ!?」
果南「お姉ちゃんは私の!私のなんだからね!絶対に渡さないんだから!///」ギュー
鞠莉「(これはこれからの生活…退屈することはなさそうね?でも、ちゃんと果南と仲良くなりたいし…。ま、気楽にやってこっと!)」ニヤニヤ
希「ほんとどうなるんやろ、これ…」
海未「(果南が私をそこまで思ってくれていたなんて…はともかく!//これからどうなるんでしょうか…)」ニガワライ
その夜の夕飯…
果南「はい!お姉ちゃん!あーん!」ニコッ
海未「あ、あーん…」モグモグ
果南「美味しい?」ニコッ
海未「ごくんっ…。ええ、美味しいですよ」ニコッ
果南「えへへ♪」
希「作ったんウチなんやけど…。鞠莉ちゃん、箸は大丈夫?」
鞠莉「ええ!ここに来るまでに練習はしてきたけど…これを日常的に使うなんて凄いわ!」
希「そやね~!慣れてくと思うし大丈夫!」ニコッ
海未「にしてもですね…」
果南「ん?」ズイッ
鞠莉「What?」ズイッ
海未「二人とも近くないですか?」ニガワライ
かなまり「気のせい気のせい♪」
果南「はっ!…真似しないでくれますか、鞠莉さん?」バチバチ
鞠莉「偶然でしょ?私だって海未にあーん!ってしてあげたいんだから近くてもいいでしょ、果南?」バチバチ
果南「箸まだ慣れてないですよね?無理しなくてもいいですよ?私がお姉ちゃんにちゃんと!食べさせてあげますから!」バチバチ
鞠莉「わお?果南は意地っ張りね~?ま、そんなことマリーは気にしないんだけどね」バチバチ
海未「あの私を挟んでケンカは…」アセアセ
果南「お姉ちゃん!」
鞠莉「海未ぃ!」
かなまり「あーん!」ズイッ
海未「ち、ちょっと待って………」ビクビク
希「海未ちゃん頑張り…」ニガワライ
希さん見守る中
うみかな…まり!生活スタート!
一方小泉家は…
絵里「ハラショー!やはり日本のお米は違うわね!」
ことり「良かったぁ♪おかわりもあるからいっぱい食べてね?」ニコッ
絵里「はい!ありがとうございます!」
曜「にしても、絵里ちゃん日本語上手になったね!昔は片言が目立ったのに!」
花陽「んぐんぐ…、って言っても絵里ちゃんだもんね!で片付いちゃいそう!」ニコッ
絵里「そ、そんなことは…でも、花陽たちともっと仲良くなるために勉強頑張ったのは確かよ?」
曜「スゴいな~!私は体を動かすくらいしか取り柄がないしな~」ニガワライ
花陽「私は、お米とアイドルのことなら負けることはないんだけどな~」ニガワライ
絵里「もう…曜は確かに運動できるけど曜にはそれ以外にも良いところなんてたくさんあるわ!例えば、物怖じしない性格やとびきりな笑顔とかね?」ニコッ
絵里「それに、花陽だって誰にでも親切で優しくて、好きなものに熱心だったり、それってとっても素敵なことよ?」ニコッ
ようぱな「絵里ちゃん…」キラキラ
絵里「おっと!抱きついてくるのはご飯が終わってからね!」
曜「あはは、やっぱり絵里ちゃんには敵わないや!」
花陽「そうだね!」
ことり「うふふ♪二人にとってはお姉ちゃんみたいな存在だね、絵里ちゃんは!」ニコッ
曜「絵里ちゃんが…」
花陽「私たちの…」
ようぱな「お姉ちゃん…」
絵里「私は全然構わないわよ?」ウィンク
曜「じゃあ、これからは…」
花陽「お姉ちゃんって呼びますね!」
絵里「ハラショー!二人も可愛い妹ができてとっても嬉しいわ!」ニコッ
ようぱな「えへへ♪」ニコニコッ
ことり「良かったね♪」
ことり「(あっちは大丈夫かなぁ…)」
果南「むぅ…!」バチバチ
鞠莉「うふふ…!」バチバチ
海未「げふっ…」
希「海未ちゃん胃薬飲む?」アセアセ
※大丈夫…じゃないです。
_____
駆け込み!ことのぞ劇場
『出発親交♪』
プルルルル…
希『はいはーい、園田ですが?』
ことり「はぁい♪希ちゃんこんばんは♪」
希『ことりちゃんとの電話は命懸けやね。脳がとろけるわ!』
ことり「もーう、やめてください!…そちらの様子はどうですか~?」
希『それがな~…『きゃあああああ!?』『鞠莉さん!?お姉ちゃんの背中を流すのは私です!』『これは譲れないわ!裸の付き合いとして親交を深めるべきよ!』…あはは』
ことり「…大変そうだね」ニガワライ
希『ちょ~っと自己紹介の時にトラブってな、上手くいけばえ~んやけど…。そっちは…って聞くだけ野暮かな?』
ことり「うん♪昔から知り合いだし、絵里ちゃんのことお姉ちゃんって!すっごく仲良くて安心してるよ~」
希『え~な~!ま、ウチとしてはある意味楽しみでもあるんやけどね?にしし♪』
ことり「ほどほどにだよ?「お母さ~ん?」…はーい♪」
ことり「それじゃ、呼んでるしそろそろ切るね?」
希『ほいほーい!また、今度時間空いたらお茶でも行こーや!』
ことり「うん♪また連絡するね♪それじゃ!」
ピッ
ことり「ん~~~!」ノビー
ことり「さて、これから楽しくなりそうだね」
_____
翌日・三年教室
ウワァ、カミキレイ! ガイコクジンカナ?
真姫「はい、静かに!絢瀬さん自己紹介を」
絵里「はい!転校してきました絢瀬絵里です!外国人というかクォーターです!これから宜しくお願いします!」ペコッ
パチパチパチ…!
真姫「ありがと!じゃ、席は…梨子の隣ね!梨子~?」
梨子「あ、はーい!」テアゲ
絵里「よいしょっと…えーっと梨子さんだっけ?よろしくね!」ウィンク
梨子「こちらこそ!」ニコッ
二年教室
凛「という訳で転校生の「シャイニーーー!!!」
鞠莉「はじめまして!ハーフで金髪、明るさが持ち味の小原鞠莉です!今は園田家でお世話になってます!よろしくー☆」ニコッ
凛「…です!みんな仲良くね!」
曜「めっちゃアグレッシブな人だな~!仲良くなれそう!」
花陽「園田家?朝から果南ちゃんが機嫌悪そうだったけど…。何かあったのかな?」
一年教室
果南「…むぅー!」イライラ
善子「か、果南さ~ん?朝から機嫌悪いけど何かあったんでしょうか~?」ビクビク
果南「…別に!」プイッ
善子「(こんな果南見たことないんだけど…。いや一回あったなぁ、昔、姉さんの自慢し合いで海未さんをバカにしちゃった時だっけ…)」
~~~
よしこ「あはははは…は?」ビクッ
かなん「ふ~ん?ふ~ん?そうなんだ~?」ユラユラ
よしこ「あ、ごめん、いまのはじょうだ…」
かなん「うふふふふ…」ニコニコッ
よしこ「んぎゃあああああ!?」
~~~
善子「(あれ以来、海未さんのことを変に言うことは無くなったわね…)」
果南「…ま、気が向いたら話すよ、善子にはね?」ボソッ
善子「はいはーい、期待せずに待ってるわよー」
三年教室・休み時間
海未「うみゅう…」
ダイヤ「少しだらけすぎではないですか?」
海未「いえ、この土日でごっそり体力を持っていかれまして…」ダラー
ダイヤ「確か、曜さんたちとランニングをすると言っていましたね?それですか?」
海未「いえ、ランニングなんて疲れに入りません…原因は…」
???「鞠莉は迷惑かけてないかしら?園田さん…だったわよね?」
海未「あ、あなたは…!」ミアゲ
海未「確か、転校生の…」
絵里「絢瀬絵里よ!絵里で構わないわ!」ニコッ
海未「失礼、だらしない姿を…!私は園田海未と申します!私も海未で構いませんよ」ニコッ
ダイヤ「私は黒澤ダイヤですわ!ダイヤと気軽に呼んでくださいな」ニコッ
絵里「よろしくね、海未、ダイヤ!」ウィンク
梨子「あ、みんな集まってる!私も混ぜて!」
海未「梨子!もちろんですよ!」
絵里「三人は仲良しなのね!」
ダイヤ「ま、まあ…」プイッ
梨子「大切で大好きな友だちだもんね!」ニコッ
海未「はい、私の大切な友人たちです」ニコッ
ダイヤ「うぅ…//いつも平気でそんな恥ずかしい台詞を…//」
絵里「親友…なのね!ハラショー!」ニコッ
梨子「えへへ♪…それよりなんの話をしてたのかな?」
海未「あ、そうです!絵里は鞠莉を知ってるのですか?」
ダイりこ「鞠莉?」キョトン
絵里「もちろん!私の友人よ!」
ダイヤ「すみません…。鞠莉さん?ですか?どなたなのですか?」
海未「あ、説明がまだでしたね…」
絵里「私から説明するわ!鞠莉は…」
梨子「…なるほど!つまり、絵里ちゃんは花陽ちゃんたちのところに、鞠莉ちゃんは海未ちゃんたちのところにホームステイしているってことだね!」
ダイヤ「国籍も違うのに知り合えるなんて運命としか…」
絵里「出会いはたまたまかもしれないけどあの子と出会えたことは本当に嬉しいことよ!」
絵里「ただ、パワフルすぎるところもあったりするんだけどね…」ニガワライ
海未「はい、そのせいで今家は…」
絵里「なんか…ごめんね海未?」
海未「いえ、嫌な訳ではないんです!むしろ問題は別にあるというか…私がもたないというか…」
ダイヤ「知りたいですが…詳しい話は昼休みですわね?」
海未「そうしましょう」
二年教室・休み時間
曜「へぇ~!じゃ、鞠莉ちゃんはおね…絵里ちゃんと知り合いなんだ!」
鞠莉「いぇ~す♪私のベストフレンドよ!」
花陽「今は海未先輩たちのお家にいるんだっけ?仲良くできてる?」
鞠莉「もっちろん!…って言いたいとこだけどちょっと果南とは…」ニガワライ
曜「何かあったの…?」
鞠莉「う~ん、口では説明しづらいし昼休みに実践してあげるわ!」ニコッ
ようぱな「ん?」キョトン
一年教室・授業中
花丸「はい!この時作者は…」
果南「これが終われば昼休み…これが終われば昼休み…これが終われば昼休み…」ブツブツ
善子「ちょっ、果南!授業中よ!」コソコソッ
果南「鞠莉さんより先に…鞠莉さんより先に…鞠莉さんより先に…」ブツブツ
善子「ま、鞠莉さん?」コソコソッ
花丸「じゃあ、作者が何をうったえかけているのかを…松浦さん、お願いします!」
果南「負けない…負けない…負けない…」ブツブツ
善子「か、果南!」アセアセ
花丸「ま、松浦さん?作者の意図を…」
果南「お姉ちゃんは絶対に渡さない!!!…ってあれ?///」
花丸「ずら?」キョトン
善子「ふっ!」クスッ
クラスメイト「!?」
果南「あ、つまり!姉を取られまいと必死に…ってちがくて!//えーっと///」ペラペラ
花丸「か、果南ちゃ…松浦さん落ち着いて、先生待つから」アセアセ
果南「すみません、すみません//」ジーッ
善子「ふぅ…」チラッ
生徒1「果南ちゃん…今お姉ちゃんって!海未さんのことだよね?」コソコソッ
生徒2「だよね!普段は海未姉だからね…。うわぁ、ギャップが…良い!」コソコソッ
生徒3「松浦さん…恐ろしい子」コソッ
コソコソッ コソコソッ
善子「(果南、ドンマイ…。あんたクラスじゃかなり人気者…って言うのは愚問ね、南無三)」ナムー
果南「えーっと//さ、作者は…!///」アタフタ
クラスメイト「(ずっと見てたい…)」
※その日から果南ちゃんはクラスメイトと前よりも仲良くなりました。よっちゃんも何かと一緒にいたので友だち増えました。
三年教室・昼休み
ダイヤ「さて、ご飯も食べましたし…」
梨子「お話しましょうか!」
絵里「ハラショー!」
海未「絵里?使い方合ってます、それ?」
絵里「何事も勢いが肝心よ!」キリッ
海未「そ、そうですか…」
ダイヤ「海未さん!早く聞かせていただけませんか?」ソワソワ
梨子「うふふ、ダイヤちゃんは海未ちゃんのことが心配なんだね?素直じゃないんだから」ニコッ
ダイヤ「なっ?//」
海未「ダイヤ…!」キラキラ
ダイヤ「ふ、ふんっ!//」プイッ
海未「ありがとうございます!…まあ、くだらないで片付くかもしれませんが実は「シャイニィィィーーー☆」
鞠莉「海未!会いに来たわよ!…あっ!エリー!ちゃお~♪」
絵里「鞠莉!」ニコッ
海未「ま、鞠莉?」アセアセ
ダイヤ「この方が…」
梨子「鞠莉ちゃん?…ってあれ?花陽ちゃんに曜ちゃん?どうしたの?」
曜「先輩方、ヨーソローであります!」ビシッ
花陽「こんにちはです!」ペコッ
花陽「私たち、鞠莉ちゃんが果南ちゃんとあまり仲良くないからって言われて…」
曜「理由は話すより見た方が早いって言うから来た次第であります!…あっ!」
絵里「花陽に曜じゃない!」ニコッ
ようぱな「お姉ちゃん!」タタッ
絵里「おっとと…びっくりしちゃうじゃないの!もう!」ナデナデ
ようぱな「えへへ♪」
ダイヤ「…」
梨子「ダイヤちゃん?」
ダイヤ「私の…私の……ポジションって」
ガララッ!
果南「鞠莉さん!」
善子「ま、待ってよ、果南…あ、梨子さん!」
梨子「よっちゃんたちも来た!」キラキラ
海未「あわわわわ!」アタフタ
ダイヤ「なんか、私だけ置いてかれてるような…」ρ(тωт`) イジイジ
花陽「ダイヤ先輩!?」アセアセ
果南「おね…海未姉、大丈夫?何もされてない?」
善子「(さすがにおさえたか…)」
鞠莉「は~い、果南?調子はいかがかしら?」
果南「ええ、おかげさまで…」ニコッ
海未「果南?鞠莉?昨日も一昨日も言ったでしょう?喧嘩は…」アセアセ
鞠莉「相変わらず海未ラブね、果南?でも私だって海未と仲良くなりたいの?別に構わないでしょう?」バチバチ
果南「鞠莉さんはスキンシップが過剰なんです!海未姉にストレスがたまったらどう責任取ってくれるんですか?」バチバチ
鞠莉「ええ、もちろん取ってあげるわ!な・ん・で・も♪海未が望むことならなんでもしてあげるわ!」ウィンク
果南「なっ!?」
海未「あの、二人とも…」アセアセ
絵里「ま、鞠莉…」
4人以外「(なぜ煽るんだろう…)」ボー
ダイヤ「ふっ…また歳下に好かれてるんですか、海未さん…」ジトー
梨子「だ、ダイヤちゃん…」ニガワライ
果南「…」プツン
鞠莉「さあ!海未!私が「…るもん」ボソ
鞠莉「What?」キョトン
海未「か、果南?」
果南「わ、私だって、お姉ちゃんのためならなんでもできるもん!!!///」
しーん………ざわざわざわざわ!!!
イマ、ソノダサンノイモウトサン! オネエチャンッテ...キャー!!
鞠莉「…にゅふふ♪」ニヤニヤ
果南「………………………あ//」
善子「ふっw」プルプル
曜「ついに…」
花陽「爆発しちゃった…かな?」ニガワライ
ダイヤ「ひ、久しぶりに果南さんのお姉ちゃん呼び聞きましたわ…。羨ましい」
絵里「あの子、海未の妹?」キョトン
梨子「(い、今さら?)あはは、でも、可愛いな!…ってあれ?海未ちゃん?」
海未「…」ポケー
ダイヤ「ちょっと海未さん?愛すべき妹さんがピンチですよ?…って聞こえてますか?」
海未「………………………ぐはっ///」バタンッ
うみかなえり以外「(えー…)」
絵里「ち、ちょっと海未?大丈夫?」タタッ
果南「お、おねえ…海未姉!」タタッ
海未「か、かなんがなんでも…えへへ」ウワゴト
絵里「気絶してるわね…幸せそうに…」
果南「あああああああ!!!もう!!!///私、海未姉を保健室に連れていきますから!//道を開けてください!!!//」←海未をおんぶ
梨子「お、お願いね果南ちゃん…」ニガワライ
ダイヤ「アホですわ…」
曜「大丈夫?てつだ「大丈夫です!!!」…よ、よーそろ」
花陽「あはは…」ニガワライ
善子「ぷぷぷ!果南ちゃん!お姉ちゃんをしっかり連れてくのよ~!」
果南「…」ピタッ
善子「へっ?」
果南「うふふ♪善子ちゃん?後で『お話』しようね?…逃がさないから」ニコニコ
うみかなえりまり以外「!?」ゾワッ
ガララッ…ピシャッ
善子「…」ヘタッ
ようぱな「…」善子の肩ポン
善子「…」クルッ
ようぱな「頑張って♪」ニコッ
善子「ひどっ!…り、梨子さん!」クルッ
梨子「こ、今回は助けられないかなぁ」アハハ
善子「梨子さぁぁぁん!…じゃあ、ダイヤさん!お願いします!」
ダイヤ「じゃあとはなんですか!でも、助けたいのは山々ですが…すみません…(か、果南さんのあんな顔と気迫初めて見ましたわ)」ガクガク
善子「もう!このポンコツお嬢様~!」ブワッ
ダイヤ「なんですってぇ~!?」
梨子「あわわわわ!ダイヤちゃんもよっちゃんも落ち着いて~!」アタフタ
ギャーギャー
絵里「ん?」←現状を上手く把握できてない
鞠莉「……はい♪」パンッ
鞠莉「花陽!曜!これが私と果南が仲良くない理由よ!シャイニー!!!」ニカッ
しーん…
花陽「なんでこんな大々的な伝え方しちゃったのぉぉぉ!!?」
鞠莉「ギャラリーが多い方が盛り上がるでしょう?」ニコッ
曜「こ、これが土日続いたの?」アセアセ
鞠莉「ええ…!まさにデッド・オア・アライブな熾烈な戦いだったわ…!」
_____
駆け込み!園田家劇場
『だってギルティ終わらない♪』
のぞこと電話中より
希「それがな~…「きゃあああああ!!?」
お風呂場
海未「ま、鞠莉?何してるんですか?」
鞠莉「もちろん!一緒にバスタイムするために来たのよ!背中も流したげるわ!」
ガララッ
果南「鞠莉さん!?…お姉ちゃんの背中を流すのは私です!どいてください!」ヌギヌギッ
海未「ちょ!//果南!?//」アタフタ
鞠莉「これは譲れないわ!裸の付き合いとして親交を深めるべきよ!」
海未「ちょっと二人とも!」アタフタ
果南「まだ日本のお風呂の使い方や洗い方を理解してないし、第一お姉ちゃんへの力加減とか知らないでしょう?ここは熟知している妹に任せるべきです!」バチバチ
鞠莉「いーえ!慣れてないからこそ挑戦!それに日本の流儀もちゃんと勉強してるわ!果南は私にレクチャーしてくれたらいいのよ!妹として!」バチバチ
海未「あのぉ…(果南、熟知してるんですね//)」
かなまり「むぅーっ!」バチバチ
ガララッ
園田父「~♪、…」ピタッ
うみかなまり「あっ…///」←ドア開きっぱなし
園田父「…!//」アタフタ
鞠莉「あ、あー!お、お世話になります!小原鞠莉でぇーす!///」ペコッ
園田父「…」ペコッ
園田父「!?」ビクッ
希「…あなた?」ニコニコ
園田父「…!」アタフタ
希「言い訳はそれだけですか?中の確認とか普通にできますよね?」ニコニコ
園田父「…」アセアセ
希「ごめんね、みんな!でも、もう遅いし静かに入ってね?」ニコニコ
うみかなまり「は、はい…」ビクビク
希「うふふ♪じゃあ、あなた!あっちで私とお話しましょうか?」ウデガシッ
園田父「…」ガクガク
希「ゆっくり入っててね!ゆっくり♪」ニコニコ
ピシャッ
鞠莉「え、えーとぉ…」
うみかな「」ガタガタ
鞠莉「Oh…」
海未の部屋・就寝前
海未「これから大丈夫なんでしょうか…。後、お父様は大丈夫でしょうか…」
ガラッ
鞠莉「シャ…シャイニー」ボソッ
海未「鞠莉!?何を?」
鞠莉「それは一緒に寝るためよ??」
海未「えーっと…」アセアセ
ガラッ
果南「う、海未姉…今日は一緒に……鞠莉さん…?」ピタッ
↑枕を抱き締めて来てる
鞠莉「にゅふ♪海未との添い寝権は先に頂いたわ!」ギュー
海未「わぶっ!?」
果南「ふんっ!」←枕投げ
鞠莉「アウチ!?」パッ ←顔面受け
海未「ぷはっ…わぶっ!?」
果南「お姉ちゃんは私と寝るんです!」ギュー
海未「か、果南!?//」
鞠莉「むぅーっ!」ムスー
ゴタゴタした結果…
海未「…」
果南「すぅ…すぅ……お姉ちゃん…」←海未の右側の腕ギュー
鞠莉「zzz…二人と仲良く……」←海未の左側の腕ギュー
海未「……寝れない」
_____
鞠莉「…って感じでお風呂やあーん!や添い寝とか海未のためにバトルしてたわ!」
絵里「ハラショー!楽しそうね!」ニコッ
えりまり以外「(園田家修羅場じゃん…!)」
ダイヤ「海未さんは恋愛ゲームの主人公かなにかですか…」ハァ
鞠莉「シャイニーーー!!!」ニカッ
果南「しっかりしてよぉ、海未姉!」タタッ
海未「えへへ…かなんが……なんでも」ウワゴト
果南「バカ姉ぇぇぇぇぇ!!!///」ダダダッ
※よっちゃんは無事『お話』を乗り越えられたみたいです。まあ小一時間「ヨハァ…」しか喋れなかったみたいですけど…。
とある日の屋上
ダイヤ「花陽さん?共に跳んでくれますか?」
花陽「ダイヤ先輩…。はい」コクリ
ダイヤ「ああ…懐かしいですわ。あなたと出会った日のことが…」
花陽「そうですね。あの時、ダイヤ先輩と出会えて本当に良かったです」
ダイヤ「共に笑い、共に泣き、共に応援し…」
花陽「私たちの想いはずっとひとつでした…」
ダイヤ「…参りましょうか」
花陽「…はい」
ダイぱな「Ablaze´Rabbits ばんz」
海未「何をしているんですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ドカーン
ダイぱな「ぴぎゃ/ぴゃあああああ!!?」ビクッ
………
海未「全く…」ハァ
ダイぱな「す、すみません…」
絵里「朝から様子おかしかったから気になってたんだけど…」
曜「かよちゃんなんかあったの?」
花陽「そ、それは…」
海未「なんです!?あんなバカなことをしようとしてたんです!しっかりと説明をしてください、二人とも!」
ダイヤ「…したんです」ボソッ
絵里「え?何?」
ダイヤ「ぐすっ…」ブワッ
曜「え!?」
ダイヤ「か…解散じだんでず…」
絵里「な、何が?」
花陽「あ、あぶ…」
曜「あぶ?」
花陽「Ablaze´Rabbits が…解散しぢゃったんだよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」ボロボロ
ダイぱな「うわーん!」ボロボロ
曜「え?嘘!?」スマホスッ
絵里「……ねぇ、海未?」コソッ
海未「はい?」コソッ
絵里「Ablaze´Rabbits って何?」コソッ
海未「確か、二人が大好きな現役高校生アイドルユニットだったはずです。かなり、二人とも入れ込んでいたのでこの様子も納得かと」コソッ
絵里「なるほど…わかったわ。海未ありがと」
海未「はい」
曜「あ、ほんとだ…。『通っている学校と事務所でいざこざがあってユニットは解散。矢澤にこと黒澤ルビィは転校を余儀なくされ、資金援助もなくなりアイドルを辞める』か…。」
ダイヤ「私たちはあの子たちの笑顔を見たくて日々頑張って参りました…」
花陽「だけど、もう二人の顔も歌も聞けないんだって思うと…うぅ」
絵里「よしよし」ナデナデ
海未「…」
ダイヤ「すみません、私情で軽率な行動を取ってしまって…」
海未「構いません。ゆっくり気持ちを整理していきましょう?」ニコッ
ダイヤ「馬鹿にされないのですか?」
海未「人の好きなものを咎めるほど私も悪ではありません。あなたがあの二人を好いていたことは知っていましたから」
ダイヤ「海未さん…!」
海未「危ないラビッツさんに悪いです!」
ダイヤ「Ablaze´Rabbits ですわぁぁぁぁぁ!」
園田家・夕飯
海未「…という事がありまして」
鞠莉「ふーん?かよっちが元気なかったのはそういうことだったんだ~!」
鞠莉「あ!希ママ、おかわりデース♪」スッ
希「はーい!」ニコッ
希「にしても、そのお友だちは大丈夫なん?」
海未「とりあえず表向きには…。しかし、かなりダメージはあるかと」
果南「二人とも大好きだったもんね?」
果南「あと鞠莉さん、海未姉に近い」
希「鞠莉ちゃんおかわりね!あと果南ちゃんは落ち着き?」
果南「むぅ…」
鞠莉「ありがと♪」ウケトリ
鞠莉「か、果南?私、ちょっと海未に近かったかしら?」アセアセ
果南「へ?」ポカン
鞠莉「え?」
果南「あ、いや、その…なんでもない//」プイッ
鞠莉「(にゅふ♪少しずつ果南とも仲良くならなくちゃだしね?ちょっと態度変えるだけでこうなるんだもの、可愛い!)」
海未「まあ…少し様子を見てあげようと思います」
鞠莉「私もかよっちを元気付けてあげるわ!」
希「そうしたりや!」ニコッ
園田父「…!」コクコク
果南「あ、お父さん!醤油取って!」
園田父「…」ホラヨ
果南「ありがと~♪」ニコッ
園田父「//」テレテレ
希「(やっぱこの人はこの子らの親なんやな♪いつまでも娘に優しいあんたでおってな?でも、あんま娘にデレデレしとったらウチも妬くよ?ほとほどにな♪)」ニコッ
Ablaze´Rabbits 解散からしばらくして…
昼休み
梨子「さて…と」
梨子「じゃあ私、よっちゃんとお昼食べてくるね?」
海未「わかりました!果南もいればよろしく言っておいてください!」
梨子「はーい♪」ガララッ
梨子「よっちゃんとおっひる~♪」ルンルン
花丸「あ!梨子ちゃん!」ニコッ
梨子「花丸先生!こんにちは!」ペコッ
花丸「梨子ちゃんは今からお昼ご飯?」
梨子「はい、後輩と食べるんです♪」
花丸「もしかして…善子ちゃん?」
梨子「そうです!」
花丸「最近、仲良いもんね~?中庭で食べてるの時々見たし~」
梨子「可愛い後輩であり同志です!」
花丸「同志?」
梨子「こ、こちらの話です///」
梨子「それより花丸先生はなんで机を運んでいるんですか?」
花丸「これ?…んー」
梨子「?」
花丸「ま、いっか」
花丸「まだ秘密だから…耳貸して?」
梨子「あ、はい」
花丸「実は…転校生が来るんだ」コソッ
梨子「て、転校生!?一年生の所にも!?」
花丸「しーっ!」
梨子「あ、すみません…」
花丸「大丈夫大丈夫!とにかくまだ秘密だから言わないでね?」
梨子「わかりました…」
善子「あ!梨子さ…げっ!花丸先生…」
花丸「げっ!…ずら?」フリカエリ
善子「すみません!違く…てててててて!?」
花丸「善子ちゃんは先生を怒らせるのが大好きずらね~?」アイアンクロー
善子「り、梨子さ~ん!」ナミダメ
梨子「先生に迷惑は…めっ!だよ?」ニコッ
花丸「そうずら~♪」ニコニコ
善子「ごめんなさ~い!」ジタバタ
中庭
善子「いてて…」ヒリヒリ
梨子「よっちゃんは花丸先生と仲良いね?」
善子「ど、どこが!?…ですか」
梨子「うふふ♪」
善子「むぅーっ!」プクー
善子「そういえば梨子さん、花丸先生と何話してたんですか?」
梨子「えっとね~」ズイッ
善子「へ?」
梨子「許せ、よっちゃん。また今度だ」トンッ
善子「うわっ…と。梨子さん、好きですよね~、お兄さんの方」アハハ
梨子「あんなお兄さん…完璧だわ!」フンス
梨子「ま、今度ってよりもう少しで分かると思うから私からは言いません!」ニコッ
善子「ふーん…ま、楽しみにしておきます!」
善子「あ!そいえば今期のアニメは…」
梨子「私はね~…」
ワカルー! サスガデス!
一年教室
花丸「はーい!最後に皆さんにお知らせがありまーす!」
花丸「このクラスになんと転校生が来ます!」
オー! ドンナコ-?
花丸「それは来てからのお楽しみ…ずら!」ニコッ
花丸「じゃ、今日はおしまい!」
オツカレサマデシタ-!
善子「梨子さんが言ってたのこれか…」
果南「転校生…か、なんかトラウマ」ニガワライ
善子「ふふ、トラウマってマリーさん?」
果南「うっ」
善子「前、色々話したけど普通に面白い人じゃない?」
果南「まあ…分かるんだけど。最近なんか張り合いなくてさ」
善子「良いことじゃない?要するにあの時みたいな痴話喧嘩してないんでしょ?」ニヤニヤ
果南「痴話喧嘩とかじゃないから!お姉ちゃんをかけた…あっ///」
カナンサンマタ… カワイイ! カエルマエニイイモノキケタ!
果南「はぅぅ…///」
善子「あんた最近は普通にそう呼ぶ時増えたわよね?」クスクス
果南「うっさい…//全部鞠莉さんが悪い!//」
善子「ま、頑張んなさい♪」ニコッ
果南「もう…//」
果南「(今さら鞠莉さんと仲良くなんて…鞠莉さんに失礼じゃないかな…)」
_____
駆け込み!うみかなまり劇場
『意地と維持』
帰り道
海未「ほう…果南のクラスにも転校生がくるんですか」
果南「みたいだね。転校生か~」チラッ
鞠莉「ちょ!なんでこっち見たのかな~ん?」
果南「私の名前で遊ばないでください!」
鞠莉「あ…ごめん」シュン
果南「え」
海未「ちょっと果南?鞠莉に対しての態度、いい加減変えませんか?」
鞠莉「いいの、海未!果南は悪くないわ!私が原因なんだし…ね?」
海未「そうですか…?」
果南「(これだよ!最近なんか鞠莉さん私に対して態度変えすぎじゃない?なんか裏がありそうなんだけどな~…)」ウーン
鞠莉「(困ってる困ってる♪この姉妹はイジりがいがあるわね!次は果南と仲良くなって海未を嫉妬ファイヤーに…にゅふふ♪)」←裏がありました。
海未「二人して急に黙るのは寂しいのでやめてください…」
_____
そして…
一年教室
花丸「予告したように転校生を紹介します!」
花丸「あ、でも…驚かないでね?騒がないでね?」
花丸「じゃ、どうぞ入ってー!」
ガララッ!
???「はーい、失礼しまーす?」
???「し、失礼しましゅ!…噛んじゃった」
果南「あれ?あの二人どこかで…」
善子「いやいやいや!気付きなさいよ!あの二人は…!」
にこ(15)「皆さ~ん?おはようございま~す♪永遠のアイドル…のつもりな矢澤にこです♪」
ルビィ(15)「は、初めまして!黒澤ルビィって言います!気にせずに仲良くしてね?」ニコッ
クラス「…」シーン
クラス「きゃああああああああ!!!」
ルビィ「ぴぎゃあああああああ!!?」
にこ「みんな元気にこ~♪」
花丸「し、静かに…」
ワーワー!……!?
花丸「…」ニコニコ
花丸「静かに…ずら?」ニコッ
シーン…
善子「さすがね…」
果南「あはは…」ニガワライ
花丸「はい、静かになりましたね?もう!静かにって言ったのに!」プンスコ
花丸「じゃ、二人には…矢澤さんは津島さんの隣の席、黒澤さんは松浦さんの隣に座ってください!」
※ルビィ 果南 善子 にこって感じです。
にこルビ「はい!」
にこ「よろしくね♪」
善子「え、えぇ、よろしく」
ルビィ「よろしくお願いしましゅ!」ペコッ
果南「噛んじゃってるよ?よろしく♪」ニコッ
ルビィ「あぅ…//ま、また噛んじゃったよ…えへへ♪(優しそうな人で良かった!)」ニコッ
果南「(また何か起こりそうだな~、いや起こるな間違いなく…)」ニガワライ
屋上・昼休み
ダイヤ「やはり、私たちは…」
花陽「そうですね…」
ダイぱな「Ablaze´Rabbits ばんz」
海未「なぜなんですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」ドカーン
ダイぱな「ぴぎゃ/ぴゃああああああ!!?」
曜「かよちゃん…」ニガワライ
絵里「海未は今日も元気ね、ハラショー♪」
………
海未「今回ばかりは訳が分かりませんよ!?」
曜「朝から転校生の話で持ちきりだもんね?嬉しい通り越して最高なんじゃ…?」
ダイヤ「あなたたちは分かっておりませんわ」
花陽「そうです!」
絵里「今度は何を分からせてくれるのかしら?楽しみだわ♪」ワクワク
海未「絵里…」
海未「また聞きますけど説明してください!」
ダイヤ「…恐れ多いからですわ」
花陽「うんうん!」コクコク
うみえりよう「は?」
曜「ごめん…私も分かんない。普通、大好きな存在が近くにいるならテンション上がらないかな?」
花陽「曜ちゃん?違うよ?確かに、喜ぶ人もいるよ多少は…」
うみえりよう「(そんな反応二人だけかと…)」
花陽「私たちはね、壊したくないの!汚したくないの!あの二人を!あの二人が織り成す世界を!」ビシッ
曜「えぇ…」ヒキッ
花陽「曜ちゃん!?」
曜「ちょっと…さすがの曜ちゃんも…ひきます」
ダイヤ「とにかくダメなんですの!仮に二人と私たちが会おうものなら…」
絵里「どうなるの?」
ダイヤ「気絶します!」ドヤァ
海未「いや、威張ることじゃないです」
ダイヤ「と、とにかく!私たち二人はあの子たちと接触することは…」
ガチャッ
果南「ほい!ここが屋上だよ!」
善子「ま、普通のだけどね?」
にこ「広いにこ~…あれれ?」
ルビィ「前の学校じゃ上がれなかっ…た」キョトン
果南「あれ?海未姉、曜先輩!」
善子「絵里さん、花陽さん、ダイヤさん、こんちわです!」
ダイヤ「」
花陽「」
にこ「あ~!あなたたちは!」ダダダダダッ
ルビィ「あ…あ……ああ!!!」キラキラ
海未「あ、ちょっとお待ちを…」
にこ「いっっっつもにこたちを応援してくれてた二人じゃないですか!嘘~♪こんな所で会えるなんて~♪」ニコッ
ダイヤ「」
花陽「」
にこ「も~!ここではリボンの色からして先輩方でしょ?後輩をいじめちゃダメですよ~♪」
曜「あ、あのね?にこ…ちゃんだよね?」アセアセ
にこ「あ、はい!そうです~♪」
曜「この二人ね?ついさっきまでにこちゃんとルビィちゃんに自分たちは会っちゃいけないとか言っててね?」
にこ「えぇ!?どうして?」
海未「二人の世界を汚したくないとかで…」
にこ「…」
にこ「ふーん…なら、いっか」スッ
海未「(雰囲気が変わった…?)」
にこ「はぁ…疲れた。もう辞めたのに演じるのはしんどいわ…ったく」
ダイヤ「」←もはや驚きの連続で
花陽「」←対応が追い付かない
ルビィ「あ、素のにこちゃんだ」
善子「…やっぱりね」
果南「気付いてたの?」
善子「まあ…ね」
果南「そっか…!だって善子は『堕天使ヨハネ』だもんね!」ニコッ
善子「や~め~ろ~~~!!!///」
にこ「幻滅した?」
花陽「い、いえ…仕事だったんだし…」
にこ「余計なこと気にしないでいいのよ!あなたたちはファンで私たちは私たちだっただけなんだから!」
ダイヤ「で、ですが…」
にこ「それにもう、私たちも縛られない普通の学生になれるの!そこまで大切に想ってくれてるあなたたちには嘘偽りのない私たちでいたいの!」
花陽「でも、ただのファンであった私たちにそんな対応をしてくれるなんて…」
ルビィ「ルビィ覚えてるよ?」
ダイヤ「ルビィちゃん…!」
ルビィ「まだルビィたちがかけだしだった時からいてくれて、最後までステージの一番前で二人が応援してくれてたこと!」ニコッ
花陽「う、嘘…」
にこ「ほんとよ?最初のステージは10人いるかいないかで…泣きそうになった」
ルビィ「でも、チラホラ散らばるお客さんとは別で、二人が一番前で応援してくれたこと。しっかり覚えてる!」
にこ「私たちの最後はあっけなかったけど、いつも助かってたのは確かよ?ありがと」テヲサシノベ
花陽「は、はい!」アクシュ!
ルビィ「あの…あのあのあの!!」
ダイヤ「ひ、ひゃい!」
ルビィ「ステージでは勢いで綺麗なお姉さんって呼んじゃいましたけど…」
ダイヤ「い、い、いつでしたっけ?」
花陽「た、多分、海未さんたちと遊園地で会った時じゃないですか?気絶しちゃった時ですよ!」
ダイヤ「あ、ああ!あの時!」アセアセ
ダイヤ「そ、それがどうされましたか?」
ルビィ「も、ももも、もし良かったらなんですけど…」
ルビィ「お、『お姉ちゃん』って呼んでもいいですか!!!」
ダイヤ「」
ルビィ「ルビィ!一人っ子で!優しいお姉ちゃんに憧れてて!いつもルビィを応援してくれてたあなたになら…!」
ダイヤ「」
海未「る、ルビィさん?やめてください!ダイヤが死んでしまいます!」
ルビィ「え?」
花陽「あわわわわ」
にこ「どういうこと?」
曜「た、確かダイヤさんも一人っ子で…」
善子「妹に憧れがあって…」
果南「私を奪おうとしてたぐらい…」
絵里「…どういうこと?」
えりダイルビ以外「」ガクッ
絵里「あれ?」キョトン
海未「妹への執着が強いんです!…って、あれ?ダイヤ?」
ダイヤ「」ガクッ
~ダイヤ脳内劇場~
私の太陽…
ルビィ『Ablaze´Rabbits の黒澤ルビィでしゅ…あはは、噛んじゃった///』
私の憧れ…
ルビィ『ちょっとにこちゃ…あだっ!?痛いよ~』ウルウル
私の応援したい人…
ルビィ『がんばルビィ♪』ニコッ
私の想いが届かないと思った人…
ルビィ『皆さんと…お別れです……』グスッ
私の…
ルビィ『お、お姉ちゃんって呼んでもいいですか!!!』
~~~
ダイヤ「ふんっ!」ダンッ
海未「耐えた!?」
ダイヤ「る、ルビィちゃん?」
ルビィ「は、はい!」
ダイヤ「私で…構わないんですか?」
ルビィ「ルビィなんかで良ければ…」
ダイヤ「じ、じゃあ…」ウデヒロゲ
ルビィ「あっ…!えへへ♪」モギュッ
にこ「良かったわね、ルビィ?夢が叶ってさ」
ルビィ「うん♪」
果南「衝撃しかないよ…」
海未「はい…」
花陽「私たちの決意があっという間にぶち壊されて超展開しちゃって、てんやわんやですぅ」
絵里「ハッピーエンドね♪」
曜「丸く収まった…のかな?」
善子「だと良いんだけど…」
ルビィ「えへへ♪…ってあれ?ダイヤお姉ちゃん?」
ダイヤ「」←幸せな顔をして気絶
ルビィ「お姉ちゃぁぁぁぁぁん!!?」
海未「今からまた大変そうです…」
果南「そだね~?でも、さ?」ニコッ
海未「えぇ…」ニコッ
海未「良かったですね、ダイヤ?」ニコッ
_____
駆け込み!にこぱな劇場
『鷹はやはり鷹を産む』
にこ「という訳であんたたちの前では素の私でいかせてもらうわね?」
花陽「うふふ♪みんなが知らないにこちゃんをいつでも見れるんだね?」←圧倒的落ち着きを手に入れた人
にこ「てか、先輩だけどこんな感じでかまわないの?」
花陽「にこちゃんの素がそれなんでしょ?だったらそのままて平気だよ?」
にこ「あんがと…。てか、あんたさっきまでと大違いね?自分で言うのもなんだけど、この前まではアイドルとファンって立場だったのよ?」
花陽「確かに最初は驚いちゃったけど慣れちゃった♪」
にこ「凄いわね?そういえば、あのあなたに似てる子は?」
花陽「曜ちゃん?私の双子の妹だよ!」
にこ「似てるわけだわ…」
花陽「曜ちゃんも物怖じしないし…お母さん譲りかな?」
にこ「なかなかなママンね?」
花陽「自慢のお母さんです♪」ニコッ
ことり「くちゅんっ!う~!風邪かな~?」
_____
園田家
希「そっか~♪びっくりな事も起こるもんやな~!アイドルさんが転校生!」
海未「あの後のダイヤはめんどくさい…かと思いきや」
ダイヤ『ルビィちゃんに幻滅されないように精進しますわ!梨子さん!勉強を見てくださいませんか?』←忘れがちですがおバカです。
果南「良い変化じゃない?」
鞠莉「かよっちも元気になって良かった!私も二人と話してみたいわ!」
海未「鞠莉なら…特に問題ないですかね?」クスッ
果南「ね?」ニコッ
鞠莉「二人してなんだその態度は~!こうなったら~…えーい!」ガバッ
果南「また海未姉に…え!?//」
鞠莉「かなぁん♪」ハグッ
海未「あらあら♪」
果南「ちょっ!?//いきなり何するんですか、鞠莉さん!//」
鞠莉「だって、私!海未も果南も大好きなんだも~ん♪」ニコッ
鞠莉「(そろそろ海未も嫉妬ファイヤー…を?)」
海未「♪」クスクス
果南「お、お姉ちゃ~ん!」
海未「それではルビィみたいですよ?」
鞠莉「ん~?ま、いっか!」ニコッ
果南「は、離れろ~!//」
鞠莉「放さな~い♪」ニコッ
海未「こっちも進歩かな…?」ボソッ
希「楽しそうやん!ウチも混ぜて~♪」
果南「母さん!?」
園田父「…!」ソワソワ
果南「父さんはダメ!///」
園田父「…」シュン
海未「少しずつ変わっていきますね!もう少しで夏ですか…何が待っているでしょうね?」ニコッ
うみかな姉妹学校編 後編 終
その後の…
園田家
果南「ん~…」ゴロゴロ
果南「(暇だな~。今日は母さんと父さんはお出かけしてるし、鞠莉さんは曜先輩と花陽さんと遊びに行ってるし…)」
果南「あ~…」ゴロゴロ
海未「………」
海未「(果南が目に見えて暇を持て余していますね。お姉ちゃんがいますよ!お姉ちゃんが!)」
果南「…!」チラッ
海未「!」キラキラ
果南「暇だな~…」ゴロゴロ
海未「」
海未「かなぁぁぁぁぁん!!!」ガバッ
果南「ちょっ!いきなり何?…うわぁぁぁぁぁ!!?」ビクッ
………
果南「…」ペラッ
海未「…」ワナワナ ←軽くあしらわれてショック
果南「ふわぁ…暇」
海未「(おかしい…!おかしいです!あの…あの果南が私を邪険にするなんて…)」アセアセ
海未「(ちょっと前まではそこの縁側で…)」
果南『海未姉?膝枕…してくれないかな?//』
↑姉フィルター込
海未「(…って感じで二人きりならではの姉妹ラブラブな甘い休日を過ごしていたじゃないですか!)」
海未「(む?ちょっと前までは…?)」
海未「はっ!」
鞠莉『シャイニー☆』ウィンクバチコーン☆
海未「(今さら気づきましたよ…)」クッ…
海未「(鞠莉が来てから果南は振り回されてばかりだったから刺激が足りないのでは!?)」
海未「(そういえば最近では…)」ウーン
鞠莉『かなぁん♪ハグ~♪』モギュー
果南『ちょっ!いきなりびっくりするじゃないですか!もう!』
鞠莉『気にしない♪気にしない♪』
果南『強引なんだから…鞠莉さんは』ムゥ
海未「(あなた方始めは、犬猿の仲、水と油っていうくらい敵対していましたよね?)」ジーッ
海未「(鞠莉は何かを狙っているように果南にちょっかいをかけているのは分かっていましたから目を瞑っていましたが…)」ウンウン
海未「(はっ!?ま、まさか…鞠莉の本当のねらいは…!)」ピクッ
海未「姉の立場…!?」ボソッ
※違います。
果南「ん?」チラッ
海未「(くっ…油断していました。初対面でなぜかああなってしまったから、私には仲良くなるためのきっかけ作りかと…。策士です)」ムムム
↑原因は自分にあると気づいてない人
海未「(おのれ…、あのシャイニー猫口金髪っ娘め!)」キッ
鞠莉「は…は…、はっっっっっくし!!!」
曜「大丈夫?風邪?」
鞠莉「Don't worry!平気よ!」ニコッ
花陽「ほんと?じゃ次はどこいこっか?」
鞠莉「(なんか面白いことが私の関係ないとこで起こってる気がしまーす…)」
海未「(帰って来たら説教です!)」プンプン
↑鞠莉ちゃん、期せずして海未姉嫉妬ファイヤー作戦が成功。
果南「…」プルプル
少し戻りまして…
果南「…」ペラッ
海未「…」ワナワナ
果南「ふわぁ…暇」チラッ
果南「(うふふ♪こういう暇なときは海未姉をいじるに限るよね?)」
海未「…」アセアセ
果南「(ショック受けてるのが顔に出まくりだよ?海未姉は隠し事は下手だもんね?)」
海未「…!」
果南「(なんか考え出したかな?ちょっと観察してよっかな?)」
海未「はっ!」
果南「(ん?)」
海未「…」クッ…
果南「(なんか握りこぶし作ってくやしがってる?もしかして私がわざと無視してるのバレちゃったのかな?)」
海未「…」ウーン
果南「(あれ?また考え出した?…っていうか、ぷぷっ!海未姉ってばコロコロ表情変えて面白いな~♪)」クスクス
海未「…」ジーッ
果南「(こ、こっち睨んでる!?やっぱり怒らせちゃったかな?)」ヒヤヒヤ
海未「…」ウンウン
果南「(ん?なんか納得したの?しょうがないと取ったのでしょうか、お姉さま…)」
海未「…!」ピクッ
海未「姉の立場…!?」ボソッ
果南「ん?」チラッ
果南「(あ、これ多分私関係ない!海未姉のいつもの百面相思考だ!)」
果南「(これしてる時はだいたい、ど~~~うでもいいことを真剣に考えてるんだよね?)」
海未「…」ムムム
果南「(姉の立場とか言ってたよね?呟いたつもりなんだろうけど丸聞こえだよ…)」
果南「(今回もどうせ海未姉の一人相撲なんだろうな~…)」
海未「…!」キッ
果南「(なんかそう分かったら…あ、ヤバい。お、可笑しい!海未姉面白い…!)」プルプル
海未「…!」プンプン
↑妹にすらもてあそばれる姉がこの人です。
果南「…」プルプル
果南「(せっかくだし…ちょっと遊んでみようかなん?)」
海未「さて…」
果南「…」スクッ
海未「あら?果南どうしましたか?」
果南「…」ファサッ ←ポニテを解放。
海未「へ?急に髪を下ろしてどうしたんです、果南?」キョトン
果南「お姉さま…?」ウルウル
海未「なっ!?///」ビクッ
果南「お姉さま!」ハグゥ
海未「か、果南さん?//どうされたんでしょうか?///」アセアセ
果南「うっ…妹を『さん』呼ばわりなんて…。そんな他人行儀な呼び方、果南…傷ついてしまいます…」
海未「か、果南?ちょっとお遊びが過ぎませんか?お姉ちゃんをバカにしす…あれ?」パッ
果南「あ?」キッ
海未「へ?」
果南「ちっ…!察しがいい姉貴を持つと肩身がせめぇんだよ、ちくしょー…」キッ
海未「あ、あれ…果南?」ガシッ
果南「気安くさわんじゃねぇ!」パシッ
海未「ふぇっ?」ウルウル
果南「…」クルッ
海未「ひぃっ!?ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい!」
果南「ねぇ~?お姉ちゃ~ん?」プワプワ
海未「なっ!?」
果南「ぎゅーっ?」モギュー
海未「へ!?はい!?」アセアセ
果南「ねぇ?お姉ちゃん?」
海未「は、はい…」
果南「お姉ちゃんは私のこと………好き?」
海未「へ?」
果南「好 き ?」ズイッ
海未「え、えぇ!もちろん!」アセアセ
果南「ほんと?私もお姉ちゃんだ~い好き?」
果南「…でも」
海未「え」
果南「最近、お姉ちゃんダイヤさんと梨子さんたちとずっと一緒にいるよね~そりゃそうだよね?仲良しこよしの大親友だもんね一緒にカラオケ行ったりゲームセンター行ったり帰りにクレープ買ったりお揃いのぬいぐるみを持ったり楽しそうだよねそりゃそっか大大だ~い好きな親友さんだもんね私妬いちゃうな~お姉ちゃんは私だけのものなのに…ねぇ?守ってくれるって言ったよね?ずっとずっと私を…私だけを守ってくれるって言ったよね?嘘だったの?ねぇ、嘘だったの?いつも私だけを見てくれていたあの眼差しは嘘だったの?私が大切じゃないの?大切だよね?そうだよね?そうだって言ってよ!ほら!ほらほらほら!お姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃん!!!!!」
海未「あ…あ……ああ」ウルウル
果南「…」
果南「はい♪」パンッ
海未「ひぃ!?」ジョワッ
果南「どうだった?私の役者っぷり!結構自信あったんだけ…あれ、なんか温かい」ピチャッ
海未「うぇ…うっ、うう……うぇ」ウルウル
果南「え?嘘…海未姉!?」
海未「かなんがぁ…かなんがぁぁぁぁ!」グスッ
果南「う、嘘だよね!?海未姉がおもr」
海未「うわぁぁぁぁぁん!!!」ボロボロ
↑もうなんか散々な姉。
果南「ご、ごめん!からかいすぎた!からかいすぎたからぁ!」アセアセ
海未「かな、かなんがぁ、わだじのかわいいいもうとがこわれましたぁぁぁぁ!!」ボロボロ
果南「いや!今の海未姉の方がダメだから!早く拭くものを…」
ガララッ
希「ただいま~♪」
園田父「…」カエッタゾ
鞠莉「バッタリ会って一緒に帰宅でーす!」
果南「え?嘘?まずいまずいまずい!!!」
海未「かなぁぁぁぁぁん!!!」ボロボロ
果南「あああああ!!!海未姉ごめんなさぁぁぁぁぁい!!!」アタフタ
その後、海未ちゃんが
しばらく口を聞いてくれなくなり
果南ちゃんが機嫌を取るために
これでもかと甘えまくるのはまた別の話…
おわり
577 : 以下、名... - 2017/07/12 04:03:28.36 +0rPjtuiO 331/331
ほんとにおしまいです。
こういう状況にしてしまったので
自分はまだまだだと感じました、当たり前ですが。
過去作さらしときます。
美渡「こらー!バカチカー!!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1498050360/
http://ayame2nd.blog.jp/archives/16677776.html
梨子「歩こう、一緒に」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1497106366/
http://ayame2nd.blog.jp/archives/16359841.html
千歌「愛哀傘」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1498315159/
http://ayame2nd.blog.jp/archives/16763785.html
みなさんお疲れ様。