あやめ2nd

楓「お酒好きをアピールしてきたかいがありました」

Ｐ「そうですねぇ」

楓「ふふっ。でも、おごってもらうのも気を遣ってしまいますから……」

楓「１位になれたら、みなさんで仲良くお酒、飲みたいですね」

Ｐ「いいですね。１位でもおごらず、このまま頑張りましょう！」

楓「……！」ｸﾞｯ

Ｐ「」ｸﾞｯ

ちひろ「息ぴったりですね、お二人」

Ｐ「俺も楓さんに投票したかいがありました」

ちひろ「身内票」

楓「わあ。ふふ、ありがとうございます」

Ｐ「いえいえ」

Ｐ「よし。それじゃあ今日は、お祝いと景気づけに、一杯やりましょう。あ、おごりじゃなく」

楓「ふふ」

楓「はい。ぜひ」

Ｐ「ちひろさんもどうですか？」

ちひろ「遠慮しておきますね」

・・・・


比奈「あ、プロデューサー」

Ｐ「４位だったぞ！すごいな」

比奈「おお……」

比奈「……おお」

Ｐ「おー」

比奈「おー」

Ｐ「はは。もっと素直に喜んだらどうだ？」

比奈「や、喜びより驚きが……。あ、でもあとから喜びが……へへ、えへへ」ﾆﾍﾗ

Ｐ「よかったなー」


ちひろ「なんの話ですか？」

Ｐ「お世話したい！いま一番主夫したいアイドルは？ランキングの途中結果です」

比奈「４位とは恐縮っス」ﾃﾚﾃﾚ

ちひろ「なるほど」

Ｐ「比奈の部屋は掃除のし甲斐があるからなあ」

比奈「恐縮っス」

Ｐ「最近はちゃんと食べてるか？」

比奈「ビタミンならこのあいだもらったサンプルで補給ばっちりっス！」

Ｐ「ビタミンだけかよ」

Ｐ「しょうがないな。また何か作りに行くよ」

比奈「えへへ。ありがとーっス」

ちひろ（もう主夫してる。というかのろけ）

Ｐ「よし。じゃあ帰るか」

Ｐ「あ、というか、ついでにそのまま寄って、ご飯作って行こうか」

比奈「あ、というか送ってくれるんスか？」

Ｐ「今日はもうへとへとなんだろ？話してれば分かるよ」

比奈「……えへへ。その……今日は頑張ったし、順位聞いて、力抜けちゃって……」

Ｐ「そっか」

Ｐ「それならますます、ちゃんとしたご飯食べて、力つけないとな」

Ｐ「まだこれから、後半、頑張らないとな」

比奈「はいっス！」

Ｐ「ちひろさんもどうですか？」

ちひろ「遠慮しておきますね」

・・・・・


仁奈「あっＰ！」

Ｐ「仁奈はその……落ち着いて聞いてくれ」

仁奈「？は、はい」

Ｐ「殿堂入りということで、圏外だ」

仁奈「！？」


ちひろ「なんの話ですか？」

Ｐ「市原仁奈に続け！次に来る着ぐるみもふもふアイドルは！？の途中結果です」

ちひろ「それはそうでしょうね」

仁奈「あー。やっぱり仁奈は入ってねーでごぜーますか……」

Ｐ「残念ながら……」

ちひろ「タイトルに入ってる時点で気がつきません？」

仁奈「仁奈の着ぐるみ力ならわんちゃんと思ったんでやがりますが……」

ちひろ「わんちゃん」

Ｐ「あ、みぎてにわんちゃん♪のフレーズを楓さんが洒落で拾ったことがあって、そのとき覚えたそうです」

ちひろ「解説どうも。あとプロデューサーさんは歌わなくていいです」

仁奈「Ｐと一緒にもふもふタイトル総なめの夢がついえやがりました……くやしいでごぜーます……」

ちひろ「もふもふタイトル」

Ｐ「よしよし」ﾓﾌﾓﾌ

Ｐ「まだ仁奈は若いからな。もっともっと、これからだよ」

Ｐ「一緒に頑張ろう」

仁奈「……んぅ」

仁奈「えへへ。はい！仁奈はだいじょうぶでやがります！」

Ｐ「そっか」

仁奈「はい！」

仁奈「よーし。そうと決まれば、Ｐ！いまから仁奈と新しい着ぐるみ、あ、衣装えらび、付き合ってくれやがりませんか！」

Ｐ「お、よし。行くか買い物、じゃなかった、衣装選び」

ちひろ「いま二人とも言い直しましたよね？」

Ｐ「ちひろさんもどうですか？」

ちひろ「遠慮しておきますね」

仁奈「えへへっ仁奈これからもっともふもふしやがりますよー。たのしみでごぜーます。あ、あと頑張ります！」

ちひろ「付け足しましたね？」

仁奈「てへでごぜーます」

Ｐ「かわいい」

ちひろ「かわいい」

・・・・・


柚「あ、Ｐサン」

Ｐ「５位だ！５位！すごいぞー」

柚「おおっ。これは柚チャンの時代が来たカモっ！？」

Ｐ「柚ブームだ！」

柚「柚ブームだー！」


ちひろ「なんの話ですか？」

Ｐ「ぱっつん前髪パーカーてへぺろアイドルでいま一番いっしょにバドミントンをしたいアイドル！という特集があって」

ちひろ「逆になぜ５位」

Ｐ「その特集をしている雑誌のアイドル総選挙の途中結果です」

ちひろ「あ、なるほど」

柚「ンー。やっぱり、最近ちょっと前髪のびてきたのが敗因かナー」

Ｐ「まあまだ中間発表だからな」

柚「うん」

柚「まあけど、ほらっ。アタシはがんばりすぎないで楽しむ！がまにふぇすとだから！」

Ｐ「ん。そうだな」

ちひろ「素敵なポリシーですね」

柚「へへっ。でしょー」ﾆﾊﾟｰ

ちひろ「マニフェストがあるなんて、なんだか本格的ですね」

柚「だよねっ。あとアタシのマニフェストはー」

柚「バドミントンする！」

ちひろ「宣言」

柚「あんみつ食べたい！」

ちひろ「欲求」

柚「クリスマスは毎年お休み！」

ちひろ「願望」

Ｐ「柚らしいですよね」

ちひろ「それで済ませていいんです？」

柚「てへてへ」

柚「ふふー。ねっ。Ｐサンもクリスマス、毎年お休みがいいよねー♪」

Ｐ「ん、そうだな」

Ｐ「クリスマスは大事な日だもんな」

柚「そうそう♪へへっ、ねっ」

Ｐ「うん」

柚「うんっ」

柚「よしっ。じゃあそのためにも、選挙活動がんばろー」

柚「まずはこーやく実現！Ｐサン、バドミントンしにいこー」

Ｐ「いいぞー」

Ｐ「ちひろさんもどうですか？」

ちひろ「遠慮しておきますね」

Ｐ「そうですか？」

Ｐ「じゃあ、柚、行こうか」

柚「ン！」

柚「じゃあのんびりお散歩しながら公園まで行こっかー」

Ｐ「そうだな」