あやめ2nd

P「カップ焼きそばを買ってきたぞ」

P「塩とソース２つずつ買ってきたけど、俺塩食べたいからそれ以外を適当に分けてくれ」

P「じゃ、俺はちひろさんに呼ばれてるから先食べてて」

沙紀「じゃあまずどう分けるかっすけど」

加蓮・奏「塩」

加蓮・奏「」ｱｧﾝ?

加蓮・奏「」ﾊｧ-ﾔﾚﾔﾚ

沙紀「アタシは別にどっちでもいっすよ」

加蓮・奏「じゃんけんぽん！」ｶﾚﾝｸﾞ- ｶﾅﾃﾞﾊﾟ-

奏「勝ったわ」ﾄﾞﾔｯ

加蓮「負けた…」

沙紀(アイドルとは思えない力のこもりすぎなじゃんけんっすね…)

奏「まずお湯を沸かすわ」

加蓮「給湯室でティ○ァール借りてきた！」

奏「！」ﾃﾞｶｼﾀ!

沙紀(ここは彼岸島っすか…。ていうかファンが見たら「速水奏はそんなこと言わない！！」って卒倒しそうっすね)

ティ○ァール「沸いたよ」ｶﾁｯ

沙紀「誰だ今の」

奏「まず、中の袋を全て出して、かやくだけ投入して、お湯を注ぐわ」

加蓮「あっ」ｿ-ｽ ＼ﾏﾀﾞﾊﾔｲﾖ／

奏「間抜けがする初歩的なミスね」

加蓮「」ｼｮﾎﾞﾝ

沙紀「たかがソース先入れ如きで辛辣っすね！」

奏「何を言っているのかしら。世界焼きそば湯切り選手権でそんなミスをする選手はいないわよ」

沙紀「そんな選手権があってたまるかっす！」

ヘレン「呼んだかしら」ｶﾞﾁｬ

沙紀「呼んでないっす！」

ヘレン「そう」ﾊﾞﾀﾝ

タイマー「できたよ」ﾋﾟﾋﾟｯ

沙紀「だから誰だ今の」

奏「さぁ、湯切りよ」

奏「見ていなさい！第三四六回世界カップ焼きそば湯切り選手権優勝者の湯切りの腕前を！」

のあ「説明するわ」ﾃﾝｼﾞｮｳｶﾊﾟ-

沙紀「！？」

のあ「湯切り選手権とは！『YuGiRi』姿の美しさを競い合う大会で、年6回お盆と年末に開催されているわ」

比奈「ちなみにコ○ケと被ってるッス」ｶﾞﾁｬ

沙紀「その情報いるっすか！？」

のあ「『YuGiRi』とは、湯切りの美しさを評価する芸術点と、湯切りの基本的な作法を評価する基礎点の合計で競われる競技のことよ」

のあ「そして、そこにいる速水奏は、その湯切り選手権で並み居る猛者たちを下し、栄えある優勝を手にした最高の湯切ラーよ」

奏「そう！私にはカップ焼きそばにソースを先入れしてしまうという初歩的なミスは起こりえないわ！見ていなさい！私の湯切りの腕前を！」

奏「あっ」ﾀﾞﾊﾞｧ

加蓮「湯ww切wwりwwのww腕wwはww世ww界ww一ww」(諦めて麺を啜る音

奏「不覚…」ｼｮﾎﾞﾝ

のあ「チャンピオンでもミスをすることがある。『YuGiRi』…、奥が深い…」

沙紀「まったく、何バカなことやってるんすかね…」ﾌﾀｶﾊﾟ-

ホッカホカのかやく袋「やあ」

沙紀「」

塩見周子「お腹すいたーん」

周子「と、いうことで夜食を作りたいと思います」

＼ガチャ／

冷蔵庫「」ﾅﾆﾓﾅｲﾖ

周子「何もないかー」ﾊﾞﾀﾝ

周子「嘘つけ卵あるやんけ」ﾊﾞ-ﾝ!

冷蔵庫「」ｽﾐﾏｾﾝｳｿﾂｷﾏｼﾀ

周子「わかればよろしい」ﾊﾞﾀﾝ

周子「さて、夜食作りを再開しましょう」

周子「ここに取り出したるは、醤油、卵、そしてホカホカのご飯」

周子「完璧な布陣」

周子「まずはご飯の真ん中にお箸で穴を作ります」

周子「そしてゴミ箱を近くに寄せて、卵を割る準備をします」

周子「さて、いよいよ本日のメインステージ」

周子「卵を割ります」

周子「周子さん第一投目投げましたー」ﾊﾟｶﾝ

卵黄「」ｱ-→ゴミ箱
卵白「」ｳﾜ-→ゴミ箱

殻「そんなこともあるさ」

周子「」