1 : 以下、名... - 2017/04/05 19:35:25.10 d0+3ClaJO 1/16

(いつもの待ち合わせ場所!)

(おっ、ふたりはもういるね!)

「千歌ちゃん梨子ちゃーん!」

千歌「あっ、曜ちゃん」

梨子「おはよ」

(なら、私のやることはひとつ!)

「おはよーそろー!」バサッ

(秘技!スカートめくりぃぃぃ!)

千歌「…へ?」

「今日は白のフリフリなんだねー」

梨子「…」

相変わらず梨子ちゃんは私をゴミを見るような目で見てきます

2 : 以下、名... - 2017/04/05 19:35:53.26 d0+3ClaJO 2/16

千歌「なっ、な…」ワナワナ

千歌ちゃんは恥ずかしさと怒りで顔が真っ赤!

千歌「曜ちゃんの…」

「次のセリフは!」

「″曜ちゃんの変態!サイテー!″」

千歌「曜ちゃんの変態!サイテー!」

千歌「…?」

「さらに千歌ちゃんは!」

「″なっ、なんでわかったの?″って言う!」

千歌「なっ、なんでわかったの?」

千歌「!!?」

「ふふっ」バァーン!

3 : 以下、名... - 2017/04/05 19:36:28.93 d0+3ClaJO 3/16

千歌「すごいよ、曜ちゃん!」

「へへっ、そうかな?」

千歌「うん!」

「そんなに褒められると照れちゃうなー」

千歌「でもさ、なんで私の言ったことがわかったの?」

千歌「まさか予知能力!?」

「まあ、そんなところかな?」

千歌「おおっ…!」

(漫画でこういうのやってみたから遊びでやってみたけど…)

(まさかうまくいくとは思わなかった!)

(やっぱ私と千歌ちゃんは運命共同体だね!)

梨子「…」

4 : 以下、名... - 2017/04/05 19:37:05.12 d0+3ClaJO 4/16

梨子「ねぇ、曜ちゃん」

「あ?…んん、なに?」

梨子「私にもやってみてくれない?」

(は?)

「えっ、なんで?」

梨子「いやべつに?曜ちゃんのその特技すごいなーって思ったからかな?」

梨子「自信満々だったし、私の言うことも簡単に予想できるでしょ?」

「…」

(…なに言ってんだこいつ)

「えー、ほら、学校行かなきゃだしさ、また今度」

梨子「まさかさっきのは嘘っぱち?」

(あ?)

5 : 以下、名... - 2017/04/05 19:37:34.29 d0+3ClaJO 5/16

梨子「たまたま言ったのが当たったとか?」

梨子「ふふっ、曜ちゃんならありえそうね」

「…」ブチッ

「いいよ!やろう!うん!!いますぐに!!」

千歌「…」スッ

千歌(8時30分…)

梨子「そう…」

「次のセリフは!」バッ

「″曜ちゃんならそう言うと思ったわ″!」ビシッ

梨子「曜ちゃんならそう言うと思ってたわ」

梨子「…!」

「…」ニヤニヤ

梨子「…」イラッ

7 : 以下、名... - 2017/04/05 19:38:10.71 d0+3ClaJO 6/16

「次に梨子ちゃんは″まっ、まぐれよ!″と言う!」

梨子「まっ、まぐれよ!」

梨子「!?」

「″なんで!?こんなのありえない!″」

梨子「なんで!?こんなのありえない!」

梨子「!!?」

「いやー、自分の才能が怖いよ」

梨子「なっ…!」

梨子「この…うぅっ!」ダッ

千歌「梨子ちゃん!?そっち学校とは逆の方向!!」ダッ

(よしっ!梨子ちゃんに勝った!)

(WRYYYYYYYYYY!!!)

8 : 以下、名... - 2017/04/05 19:38:45.39 d0+3ClaJO 7/16

教師「で、あるからしてここは…」

「ふんふーん」コロコロ

(さっきの梨子ちゃんの顔、最高だったなぁ)

(いつも私をゴミ同然に見てるからだよ!ざまーみろ!)

「…」チラッ

梨子「…」カリカリ

(梨子ちゃんを見たらまた思い出してきた…)

(″なんで!?こんなのありえない!″)キリッ

「くっ…ふ、っ、ふふ…」プルプル

梨子「…?」

梨子(またなにか思い出し笑いしてるのかしら)

梨子(……どうせ朝のことを思い出してるんだろうけど)

9 : 以下、名... - 2017/04/05 19:39:16.25 d0+3ClaJO 8/16

(ふぅ…)

(ダメだダメだ…笑いすぎたら先生に怒られる…)

「…」チラッ

千歌「~♪」カキカキ

(ああぁぁ!千歌ちゃんいつ見ても可愛いなぁ!!)

(付き合いたい!あわよくば突き合いたい!)

「…」

(…私ならいけるんじゃないか?)

(幼馴染み歴長いし、スカートめくっても全然怒られないし…)

(嫌なら怒るよね、もしくは絶交)

「…」

(もしかして脈アリ?)

10 : 以下、名... - 2017/04/05 19:39:50.47 d0+3ClaJO 9/16

(うん、よく考えてみよう)

「…」ムムム

(もうかれこれ1000回は千歌ちゃんのパンツを見てきた)

(普通なら絶交だよ、私なら警察に突き出すし)

(でもさ、しかたないんだよ!)

(千歌ちゃんが可愛いのがいけないんだから!)

(私は悪くない!)

(誰だってそーする!私もそーする!)

「…」

(もしかして千歌ちゃんも私にスカートめくられるの嬉しいんじゃ?)

(そうだよ…きっとそうに違いない!)

(嫌なら待ち合わせして私と一緒に学校なんて行かないもんね!!)

11 : 以下、名... - 2017/04/05 19:40:21.01 d0+3ClaJO 10/16

(私は千歌ちゃんが好き!千歌ちゃんは私が好き!)

(これの導き出す答えは…両想い!!)

(きたっ!きたこれ!)

(私たち、とうとう結ばれるんだね!)

(…うん、決めた!)

(今日の放課後、千歌ちゃんに告白しよう!)

(付き合ったらなにしよっかなー?)

(やっぱナニかなー?)

(ちゅーもしたいな…あとデートとか!)

(デートの場所は…遊園地?いや洋服屋とかアクセサリーショップでお揃いのやつとかもいいね!)

(夢がひろがりんぐうううぅぅ!!)

梨子(なんかニヤニヤしてる…)

12 : 以下、名... - 2017/04/05 19:40:55.27 d0+3ClaJO 11/16

放課後

千歌「どうしたの?私だけ残ってだなんて」

「んー、ちょっと伝えたいことがあって、ね」

千歌「伝えたいこと?」

「えっとね…」

『千歌ちゃん!私と付き合いなさい!』ドンッ

(…いや、なんか違う)

『千歌ちゃん…私のこと、あんまり好きじゃないよね…?』(猫なで声)

(違う!これも違う!!)

(じゃあ…)

『私!渡辺曜は!千歌ちゃんのことが…全速前進…ヨーソロー!!』

(これもなんか違ぇよーそろおおおお!!)

13 : 以下、名... - 2017/04/05 19:41:28.39 d0+3ClaJO 12/16

千歌「曜ちゃん…?」

「へっ?あ、まっ、ちょっと待って…」

千歌「??」

(ストレートにいく…?)

(うん、偽るよりはそっちのほうがいいよね…)

「…」ググッ

「……よしっ!」

「千歌ちゃん!」

千歌「?」

「千歌ちゃんのことが好きです!付き合ってください!!」バッ

千歌「…」

千歌「…え?」

14 : 以下、名... - 2017/04/05 19:42:17.36 d0+3ClaJO 13/16

千歌「ほっ、ほんと…?」

「うん…」

「ダメ…かな?」

千歌「えっと…その…」

(顔赤いぞ…これはまさかいけるんじゃ!?)

千歌「うぅ…」グシグシ

「返事、くれる…?」

千歌「…」コクッ

千歌「えっとね…わたし…」

(あっ、これ100%成功するやつだ!)

(やはり、この渡辺曜に″運″は味方してくれているッ!フフフフフフフ!)スッ

「次のセリフは!」バッ

15 : 以下、名... - 2017/04/05 19:42:52.29 d0+3ClaJO 14/16









「″私も曜ちゃんのことが大好き!よろしくね!″」








千歌「ごめんっ!私、梨子ちゃんが好きなの…」








16 : 以下、名... - 2017/04/05 19:43:33.95 d0+3ClaJO 15/16

「…」

「……え?」

「あ、ああ、あの、もう一回言ってくれる?」

千歌「私、梨子ちゃんのことが好きなの…」

千歌「それに、毎日スカートめくる人とは無理…」

「…」

「」

その言葉に曜はひどくショックを受けた

(悪いのは私なのか?)

(私はただ、千歌ちゃんが好きなだけだったのに…)

いくら頭を巡らせても、結論はでなかった

そして曜は 考えることをやめた

おしまい

17 : 以下、名... - 2017/04/05 19:44:10.54 d0+3ClaJO 16/16

″次のセリフは!″と、″考えるのをやめた″を言いたかっだけです

不快に感じた人は大変申し訳ありませんでした

Aqoursの口調って難しいですね

読んでくれた人ありがとうございました

前作↓

穂乃果「えっ、ふたりともクリスマス用事あるの?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1491294274/
http://ayame2nd.blog.jp/archives/14339959.html

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